昨日よく鍼をしている方に、いつものように手の甲や手首に鍼をしたところ、指の力が抜けていった。
「今日はよく手を使いましたか?」
と尋ねると、
「仕事で多くの書類を整理して疲れた」
とのこと。
なるほど。
書類の整理だったから指だけが反応したのか。
PC作業で疲れている場合、たいてい手首や肩も反応(動いたり)して調整される。
(その方も普段はそう)
イライラしながらやっていた後などは口元も動いたりする。
未消化の緊張(滞り)が解ける時にそういうことが起きる。
興味深いことに、というか当然というか、経絡のラインに沿って反応が出ることが多い。
そういった緊張が多く長く溜まると痛みや動作の制限になるし、様々な影響が出てくる。
そこまでいくと解いていくのに時間がかかる。
また、強い刺激治療に慣れていたり、シップを貼ってたりすると最初は反応が出にくかったりする。
それでも続けていくと様々な反応(プロセス)を経て解けていく。