かっぱblog

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ふと考えると

2019年04月29日 | 鍼治療

開業してからずっと刺さない皮膚への鍼だけをやっている。

同業者からは「格好つけている」などと言われることもあった。

自分としては長年いろいろと受けてきた中でそれ(その先生の施術)が最も効いたから、もう少し言えば感動したから、それを学んでやっているというシンプルなことだ。

なぜそういった変化が起きるのか興味が出て、技術を学び皮膚や心身について自分なりにいろいろ調べていくのに伴なって納得が深まっていった。

(鍼灸学校を卒業する時点では心から学びたいと感じる施術方法がなかったのでやめようかと考えていた)

 

 

自分にとっては自然なことだったのだが、ふと考えると、ここの鍼を受ける方は多分珍しい部類だと思う。

「すぐ治る」とか宣伝するわけでもなく、「難病が治った」「一回でこんなに変化が出た」とか患者の声を載せるわけでもなく、「○○の役員(理事)」などといった肩書きもない。

 

ホームページには自分が鍼治療で何を目的としているか、その手段としてどのような施術をしているか、施術によってどういったことが起きてくるか(プロセス)、などを主に書いている。

そして、

「症状が慢性的で根が深ければ基本的に回復にも時間がかかる」

とも書いているので、

「手っ取り早くスッキリしたい」

という方からはまず依頼はない。

(以前、看板を出していた頃はそういう人が飛び込みで来たので看板は出さないことにした。)

 

それでもここの鍼を受ける方がいるというのはありがたいことだと改めて思う。

 

 

 

 

 

 

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