かっぱblog

鍼治療のことや日々のことなどを書いてます。

今になって

2022年05月06日 | 鍼治療

鍼治療に関して以前考えていた(悩んでいた)ことを全く気にしなくなっていることに自分で驚くことがある。

最近だと『片側か両側か』問題。

 

自負が先生に学び始めたころ、両側のツボに同じように鍼をするのがよいか片側のツボにのみ鍼をするのがよいか考えていた。

鍼には様々な流派がありそれぞれ考え方がある。

自分は先生に学び始める前にいくつか勉強会に参加していたこともあり、この刺さない鍼の場合はどちらがよいのか先生に質問したことがあった。

先生の答えは詳しくは書かないが、基本的に「場合によって使い分け」でいくつかのパターンを教えて下さった。

また、自分や家族が先生の施術を受ける時や勉強会で先生が鍼をする時などに記録をつけて、より詳細なパターンを把握していった。

その後はそれに沿って行っていった。

それで結果が出ていたので、様々な本を読んで理由を考えたりしたものだった。

 

今では片側か両側かを全く意識しなくなったけれど、先生のルールに基本的に沿っていることは変わりない。

変わったのは自分自身とツボとの関係性だと思う。

以前はツボを感じ取れなかったからまず頭で考えてやらないといけなかった。
(鍼をした後の結果の検証は脈などでしていた)

しかし今は必要なツボに必要なだけ鍼をする。

ある意味とてもシンプルで楽だ。

多分、先生も自分に聞かれた時にそう言いたかったのではないかと思う。

もしくは「分かるようになるまで修行しろ」とか。

先生はお金の対価として鍼術を教えていたわけではないし、団体とかマニュアルとか認定証とかを作ってお金を得ていたわけでもないので尚更だ。

こと細かく何か正解を教えるのでもなく、自分で調べ確かめつつ進んでいくように導かれたのだな、と今になって思う。

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
« 欲求 | トップ | 久しぶりの連絡 »

コメントを投稿

鍼治療」カテゴリの最新記事