かっぱblog

鍼治療のことや日々のことなどを書いてます。

ふと考えると

2019年04月29日 | 鍼治療

開業してからずっと刺さない皮膚への鍼だけをやっている。

同業者からは「格好つけている」などと言われることもあった。

自分としては長年いろいろと受けてきた中でそれ(その先生の施術)が最も効いたから、もう少し言えば感動したから、それを学んでやっているというシンプルなことだ。

なぜそういった変化が起きるのか興味が出て、技術を学び皮膚や心身について自分なりにいろいろ調べていくのに伴なって納得が深まっていった。

(鍼灸学校を卒業する時点では心から学びたいと感じる施術方法がなかったのでやめようかと考えていた)

 

 

自分にとっては自然なことだったのだが、ふと考えると、ここの鍼を受ける方は多分珍しい部類だと思う。

「すぐ治る」とか宣伝するわけでもなく、「難病が治った」「一回でこんなに変化が出た」とか患者の声を載せるわけでもなく、「○○の役員(理事)」などといった肩書きもない。

 

ホームページには自分が鍼治療で何を目的としているか、その手段としてどのような施術をしているか、施術によってどういったことが起きてくるか(プロセス)、などを主に書いている。

そして、

「症状が慢性的で根が深ければ基本的に回復にも時間がかかる」

とも書いているので、

「手っ取り早くスッキリしたい」

という方からはまず依頼はない。

(以前、看板を出していた頃はそういう人が飛び込みで来たので看板は出さないことにした。)

 

それでもここの鍼を受ける方がいるというのはありがたいことだと改めて思う。

 

 

 

 

 

 

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感謝

2019年04月17日 | 日記

こないだ、10年近くにわたり毎週自分の鍼を受けて下さった方の葬儀に参列してきた。

途中何度か入院されたりしながらも鍼を続けて下さった。

エネルギッシュに生きられたと思う。

とても多くの、そして大切なことを学ばせて頂いた。

 

 

宇多田ヒカル - 花束を君に

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2019年04月11日 | 日記

 

こないだ子供の靴下に小さく穴が開いているのを見つけた。

「穴があいていることに気づいたらちゃんと言わないと。他の人達に見られたら恥ずかしいよ。」

と注意すると、

「学校では上履きを履いているから見られないよ」

というので、

「脱ぐ時もあるんじゃないの?」

と言うと、

「別に他人が見てどう思っても自分がよければいいよ。」

と返してきたので、自分が素で

「まぁそれは確かにそうだなー。」

と納得したら、

「えー!そうなの?」

と逆に驚かれた。

 



後で妻に聞いたら子供は単に靴下の穴に気づいていなかっただけで、それを自分に注意されちょっとムッとなって反抗的に答えただけらしい。

靴下は妻が直すか捨てるかするみたいで、子供は恥ずかしくないなどとは思っていなかったよう。

 

このタイプの自分への反抗はたぶん暖簾に腕押しになるので、これから本格的に思春期(反抗期)に突入しても言われることはなさそうだ。

 

 

 

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衝撃

2019年04月08日 | 日記

こないだ子供を迎えに行ったら少し前に一輪車に乗っていて転んだとのこと。

後ろに進む練習をしていて落ちたらしく、手足をぶつけたようで、肘の辺りにほんの少し出血をしていた。

すでに傷口を水で洗って砂を落としていて、本人は「大丈夫、問題ない」と言っていた。

自分も確認したが、特に問題はなさそうだった。

 

夜、子供が寝る前に鍼をした。

いつもは、たとえば手が疲れている時は、大体うつらうつらしてきて手がピクピクっと動く。

それで疲れや緊張が解けて、そのまま眠りにつく。

 

その日は身体がいつもとかなり異なる状態だった。

手足が大きく強く動くし、お腹もよく動いた。

そしてストンと寝た。

やはり一輪車から落ちたことでビックリしたのと身体への衝撃が大きかったのだと思った。

翌日もお腹はまだ本調子ではなかったようだが、まずまず元気だった。

結局、全体が整うまで2,3日かかった。

 

 

自分は鍼師なのでこういう場合も子供に鍼(もちろん刺さない)をする。

しかし鍼でなくても子供がぶつかったり落ちたりした時は怪我の処置(薬を塗ったり絆創膏を貼ったり)だけでなく、寝る前に親が「手当て」をするとよいと思う。

(多分、慣れない人が下手に小児はりをするよりも確実だろうと思う)

 

子供の身体に残った緊張は早めに解いてあげた方がいい。

やるのとやらないのとでは正確な比較はできないが、やはり異なると思う。

そして身体に直接的な衝撃を受けた時だけでなく、精神的な衝撃(ショック)を受けた時も同じだ。

 

 

 

 

 

 

 

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散歩

2019年04月05日 | 日記

大野極楽寺公園を一人で散歩。

桜が満開でとても気持ちよい一日。

 

子供が保育園に入る前は桜が咲く今の時期に週に何度も来ていたものだった。

その頃はここで桜を見ると、学生時代を過ごした京都の桜を懐かしく思い出していた。

でも今は、特に一人で来ると、子供が小さかった頃にこの公園で遊んだことを思い出すようになった。

また一緒に来ようと思う。

 

 

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