Decca Decolaがお嫁入り

やっとこさ入手したDecca Decolaの整備記録

BMW X1 E84 トラブル(3) またオイル漏れと水漏れと空気漏れ

2023-10-18 12:52:59 | BMW E84 X1

 朝エンジンをかけるとすぐに「クーラントレベル低下アラート」が出た。昨年のラジエーターホース破損以来でリザーバータンクを開けてチェックするとやはり減少している。とりあえず水を入れると1L程度入る。これはトラブル発生か、、。しかしどこから漏れたか探してみるもわからない。急いでいたのでペットボトルの水を積み込んで出かけて帰りに薄めるタイプのクーラントを買ってきた。その後も水位のチェックをするが少しずつ下がっているような、、しかし蒸気や匂い、目視など漏れの探索をするも異常はみつからない。

 昨年のディーラーで行ったオイル交換時に指摘されたオイルフィルターハウジングからのオイル漏れ対策で1年近く前に同部位のガスケットを交換した。しかし交換直後からオイルの滲みはあり気になっていた。今回改めて覗いてみるとやはり滲んで滴っている。せっかく綺麗なエンジンルームだったのに何が原因だろう?新しいガスケットに問題があったのだろうか?それとも取り付け時にゴミを噛み込んだか?(直後にやり直しはしている)液ガスはなるべく使いたくないがどうしてもダメなら仕方ないかもしれない。その前にもう一度ガスケットを交換してみよう。今度はちょっと高めの別のメーカー(いずれも純正品ではない)のを注文した。

 

 

 右が今回注文したもの。二つ並べてみると今回の方が高さが(厚みが)ある。ガスケットの問題を疑っていたのでこれは期待が持てそう。

 交換してエンジンかけてしばらく見ていたが今度は大丈夫そう。しばらく走ってみないとなんとも言えないがオイルストーンで平面を出した方がいいのだろうか?などと思っていたのでこのまま改善してほしい。ある程度予想はしていたが製品によって微妙にサイズが異なるのはやはり困ったものだ。純正部品を使うのが安心なのは分かっているが。。

 

キンモクセイのいい香り。剪定サボってちょっと大きくなりすぎ。

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。

後日談1

 少し遠出の機会があったので帰ってから水位とオイル漏れをチェックした。水位は出かける前と比べると僅かに下がっている。オイルも少し滲んでいるような気がする。。と何とも中途半端な結果となった。走行直後でクーラントが漏れていれば湯気が上がっているはずだがその気配はない。オイルの滲みは隙間にあったオイルかもしれず少なくとも滴り落ちるようなことはない。また時間を空けてチェックします。

 

後日談2

 今年の2月初めに左後ろタイヤの空気圧不足のアラートが出たことは以前に書いた。空気を補充しアラートをリセットしてからも度々空気圧を測っていたのだがその後も少しずつだが減っているようだが目視ではわからない。最初にアラートが出てから7ヶ月経過した今回たまたま遠出する事になり高速のICに入る前に給油に寄ったセルフGSで若い女性店員さんに「タイヤ圧を測りましょうか?」と声をかけられた。高速走行する前なのでこれ幸いにとお願いするとやはり左後ろが他よりも若干低い値になっている。アラートは出ていなかったが3ヶ月ほど車には乗っていない間にやはり低下していた。「タイヤ点検は時間もかからないからしますか?」との申し出を受けてお願いした。リフトアップして石鹸液をかけながら見ていくと溝に針金が刺さっていてこれか!と思われたが抜いても空気漏れはなくこの場所ではない。さらに丹念に見ていくとホントに僅かだが泡が発生しているところがあり目出たく発見となりさすがにタイヤマイスター(お店に掲示あり)だ。パンク修理するか結構すり減っていたタイヤを交換するか迷ったが今回は修理をお願いした。ただし修理直後は高速走行は避けた方が良いのと同じ部位からの漏れがあれば諦めて交換になる旨の説明があった。紅葉見物は変更して近所の大きな神社の参拝に切り替えた。帰宅後に見るとオイルフィルターハウジングからのオイル漏れは完全に治まっていたが運転後のクーラント臭はあってやはりどこからか漏れている可能性が高い。毎回ボンネットを開けて見ているが目視ではなかなか見つけられない。パンクしたまま高速に乗らなくて良かったのだがクーラントも何とかしなくてはならない。今日行ったところは厄除けの寺社なのでしっかりとお参りしてきた。

 名物のあんころ餅

 翌日「今日こそはクーラントが減る原因を着きとめる!」という固い決意で(?)ボンネットを開けた。関係ないだろうけど掃除を兼ねて周りから攻めていこう。。まず8mm ボルト6本はずしてエアコンフィルターボックス内の汚れ具合を確認する。そういえばフィルターは購入以来交換したことがないがまあまあだったので周辺を掃除してまた閉じる。次はエアーフィルター、netの解説と随分異なる構造でボルトやトルクスネジをはずしてアクセスしたがこちらも大丈夫そう。いずれも簡単に交換できずこれは素人の整備を拒んでいるのだろうか?トルクスレンチを持っていないレベルの人は触らずにディーラーに行ってください、、という事かもしれない。エアーフィルターボックスをはずすと視界が広がる。

 普段は掃除できないところを綺麗にしながら頭を突っ込んでラジエーターを裏から覗くと『漏れがある!』ようやく問題の部位を特定できた。わずかに漏れたクーラントを上方へたどると以前私が交換したアッパーラジエーターホースのジョイント部あたりにたどり着く。早速ロックを外してホースを引き抜いてラジエーター側とホースのジョイント部を確認するが特に傷みは認められない。だが再度はめ込むと最初に苦労して嵌め込んだ時に比べてかなり緩い。クーラントを補充してしばらく観察する事にしたがまた漏れるようであればシーリング剤を塗るなどの対策をするか違う製品に交換することになる。ただでさえ外すのに苦労する部位なので接着性のあるものはできれば避けたい。とにかく原因部位がわかってホッとした(とこの時は思っていた)。

 しかし接続し直してしばらく走ってみたがもれは止まらない。ゴミを噛んでいたわけではなさそう。次の一手は、、

 

 姑息な対応が続きます。ジョイント部の構造はホースの内側に大きなOリングがあってそこに向かってラジエーターの突起部が刺さる。Oリングは特に傷はなさそうだったがとにかく接続が緩いのではないかと思う。Oリング交換もありだと思うが余っていたバスコークをラジエーター側に塗って押し込んだ。完全硬化しないのでホースの脱着も可能だと思う。しばらく放置しておきましょう、、ところがやはり滴り落ちる。

漏れの水量もしだいに増えている。もう一度漏れている所をしっかり観察してみよう。照明と鏡で撮影

 残念ながら漏れている部位はホースとラジエーターのジョイント部ではなくラジエーターの突起の付け根からだった。プラスチックがひび割れたらしくラジエーター交換になります。早まってラジエーターホースを買い換えなくて良かったがバスコークを塗ったのは余計だった。netでBMW X1 E84のラジエーターの脱着のレポートもあったがオルタネーター同様にここはプロにお願いしようと思います。早速連絡して入庫しラジエーターの手配もおねがいした。素人の試行錯誤でバスコークを塗ったままという気まずさもあって経緯を説明した。代車も用意してもらいここ数日の悩みからようやく解放されて気分が軽くなった。

 

 2週間ぶりに修理から帰ってきた。修理内容はラジエーター(社外品)交換 ラジエーターアッパーホース(純正)交換 ウォーターホースOリング交換 クーラント補充 という内容だった。実はロワーホースも交換予定で取り寄せたのだが温度センサーが取り付けられる部分のサイズが異なり販売元からセンサー交換を勧められたらしいが今回はホースの再使用になった。こういった経緯やエアー抜きに手間取ったりで修理に思いのほか時間を要したらしい。費用は70600円(税別)うち技術料は18000円とのことで代車も用意していただき非常に助かった。久しぶりにハンドルを握ったが剛性感が高く運転のしやすさをあらためて実感した。走行距離は11万キロほどでまだまだ頑張って走れると思います。

 高価なBMW純正オイルは1L売りしているがこれを使ってオイル交換すれば費用が高額になるのは当然と言える。BMW車のオイル交換は走行20000km以上ということになっていてこれについては色々と意見がある。安い低品質のオイルを頻繁に交換する方が良いという話もよく聞く。しかし一応メーカーの指示ということでこれを遵守すれば良いのではないだろうか。オイル量は直接見ることはできず画面に表示されるのだが適正範囲内ではあったが作業の関係で少なめだったので継ぎ足すことにして注文して実行した。オイルフィルターハウジングからのオイル漏れはガスケットを交換してからは全く起こらなくなった。

 

 久しぶりの紅葉見物はこの車を入手した2年前以来。すでに県北は雪の便りでしまなみ海道通って四国の雲辺寺ロープウェイで標高660mに。帰りは瀬戸大橋を通っての300kmの道のりだったが晴天に恵まれました。

 

 お読みいただきありがとうございました。

 

 後日談

 2ヶ月程して1泊のドライブ旅行に出かけた。400km走行し何事もなく帰宅したと思っていたが数日後にオイル量減少アラートが点灯した。表示では下限量でボンネットをあけて確認するとたしかに漏れている。場所はやはりオイルフィルターハウジングから。以前ガスケットを交換した時に取り付けボルト3本のうち1本を破断させた事は以前に書いた。破断部分だけステンレスボルトと交換して(それも5mm短いありあわせのもの)その後は問題は出なかったのだが今回また振り出しに戻ってしまった。

 ボルトが緩んだかと思い早速確認するがそうではなさそう、しかし何か気になる感触がある。外してみると

この2本のM6x35mmボルトは前回破断しなかった純正品。しかしナットを入れてみると2本とも途中で止まってしまい破断寸前の状態まで変形していた。これでは適切な固定はできず振動で緩んだと思われた。やはり無理なトルクで3本とも損傷していたことになる。

 純正部品を入手するのが正しいが今回もホームセンターのステンレスボルトM5x35mmで固定して前回購入していた純正オイルを補充した。取り付けトルクは相変わらず不明だが10N・mくらいという記事があったので参考にさせていただきます。しばらく様子を見て大丈夫そうならエンジンルームの掃除を行います。

 

 ところが一向にオイル漏れは改善しない。今度はオイルフィルターを抜き取ってからハウジングを外そうをしたが手持ちの工具がインテークカバーに当たって蓋の周囲にかからない。しかたないので工具を削って適合させフィルターを取り出してから作業した。本体のネジ穴の深さは純正ボルトを締め込んだ場合ほとんど余らないことがわかった。ひょっとすると同じ35mmでもワッシャーの厚みなどの関係で底に当たっているのかもしれない。締め込み量を確認して大丈夫そうなので30mmに変更して様子を見ることにします。

 残念ながらオイル漏れは続いていて周囲までとばっちっている。30mmのボルト周囲からも漏れているのでガスケットが機能していない。次の一手を考えましょう。 

BMW X1 E84 トラブル(3.1) まだまだ続くよオイル漏れ に続きます。


DIYで断熱、防音工事

2023-10-16 17:35:03 | 日記

 、、そんな大そうな話ではなくサッシ窓をDIYで二重にしようという目論み。現在あるアルミサッシの窓の内側に新たに窓を設置して断熱と防音を期待するもので最近テレビCMでもよく見かける。商品はいろいろあると思うが選択したのは「LIXIL インプラス」でまさに窓の内側に窓をプラスするというもの。

 インプラスは窓サッシメーカー「LIXIL」の室内用のリフォーム窓サッシです。
今ある窓の内側に、新たに窓を取り付けて二重構造にして窓の気密を上げ、外窓とインプラスの間に新たな空気層を作ることで、防音効果、断熱・省エネ効果を飛躍的にアップさせる商品です。(広告より)

 

 DIYで設置可能なのはレールなど枠が樹脂製品で(アルミ製品もある)少々の寸法誤差を吸収できるためで4ピースに分かれている枠は既設の窓枠(木部)にねじ止めする。すべて注文生産なので一番大切なのは現状を正確に測定することで実際に行ってみるとこんな基本的な作業でも結構難しい。レーザー光を利用して正確に測る手段もあるかと思うが(本当にそんな装置が欲しくなる)物差しや巻尺で測定した。対角線の長さも必要なのは窓枠が歪んでいる時は設置前に修正しておかないと取り付けることができずそのための確認(対角線の長さの差が3mm以内でなくてはならない)。ただし若干の測定誤差を見込んでいてまた実際の製品はわずかに小さくカットされている。これは大きすぎて嵌まらないという状態を絶対に生じさせない配慮と思う。すべてオーダーなので返品はできない。隙間が空いた時は塞ぐ製品まで用意してあるらしい。業者に取り付けてもらうことももちろんできるがせっかくDIYを謳っているので是非自分でやってみよう。実際に販売された80%はDIYで取り付けられているらしい。

 注文したのは4月なのだがエコ補助金対象なのか注文が殺到していて納品まで3ヶ月かかるという。その間に足を怪我してしまい品物は到着したのだがそれどころで無くなってしまった。10月になって最近はちょっとづつ動けるようになってきたのでそろそろ作業にかかろうと思い立った。荷物は大小2個口で片方にレールが入っている。注意書きに直射日光にあたると歪むので注意!とあったのだが迂闊にも箱から出して窓際にレールを置いていたため少し歪んでしまった。ねじ止めすれば平らになる程度だがこんなデリケートな材質で窓枠として大丈夫か?少し心配になった。

 

 この出窓の内側に取り付けます。念入りに掃除してまず両端の縦の部分を取り付ける。2mmのドリルで下穴を開けて付属のネジで固定するが電動ドライバードリルは2台あると便利。取り付ける位置だが木製の枠の幅があるので自由度は高いかと思っていたが既設のサッシ窓と干渉しないようにと探ってみると枠の一番内側しかないことがわかった。この木枠がしっかりしていない場合はサッシを支えられないので補強工事が必要だが今回はゆがみもなく大丈夫。木枠の端をガイドにして取り付けた。

 両側に縦枠を固定したら次に下のレール、次に上のレールの取り付け

  

 縦枠の上下端にウレタンのパーツがあるので傷めないようにしながら樹脂レールをたわませてはめ込むのだがこのあたりが樹脂レールならではの作業。下のレールの方がやりやすいので先に行う事でコツが掴めるかもしれない。はめ込んだら直線になるように気をつけながらしっかり押し付けてねじ止め。下レールは樹脂ワッシャーを入れてネジ止めする。少々の誤差は端のウレタンパーツ部分で吸収されるのだがDIYでできるという商品開発が成功した要因はこの部分だと思います。

 

これで枠の取り付けが完了した。ここまで掃除を除いて30分。

 窓は重いのでカミさんに手伝ってもらって

  

なかなか入らないと思ったら上下逆だったりして、、お約束の勘違いを経てはめ込んだ。サッシが外れて落下する事故が一番心配だが上レールに十分はまっているかのチェック(説明書の図)。レールとの関係は横から見てもしっかりわかります。微調整可能。

外から外されないようにシンプルなストッパーを固定する。

    

 

 

 この可撤式の棚は数年前に余っていた棚板でDIYしたもので結構重量物を置いていますが歪まない。ただし耐地震性は皆無。今回開封から完成するまで60分ほど、その後梱包材やゴミを処分するのに20分。この時間はちょっとした組み立て家具よりも短いかもしれない。断熱効果はまだ不明だが二重のサッシ(内側だけペアガラス)を閉じると静寂感が増したのがはっきりとわかる。(騒音測定器もあるが面倒なので感覚のみ)受注生産の価格は86,000円でこれは安いと感じる。

 16年使ったエアコンが故障して明日は交換作業です。長かった暑い夏もようやく終わったと思ったらすぐに暖房の季節となりあらためてエアコンが動いているのが一年の半分以上になっていると気づく。年間の電気代のことを考えると断熱は重要でまた内外からの騒音を遮断する役割にも期待は大きい。音響や楽器を趣味にしている場合には外への音漏れに非常に気を使う。注文から納品までの期間が長かったことや予想外の怪我で取り付けは遅れたが思い切って実行してよかったと思います。築35年ほど経っている家だが窓は歪んでなかったのが分かったのも良かった。

 立派な柿をたくさん頂いたので干し柿にしました。数えたら150個ほどある。雨が大敵で数年前に適切な対応ができなくて全滅させたことがある。豊穣の秋の風景。

 

 

 

 お読みいただきありがとうございました。

 

 後日談1

 翌朝エアコンの交換に業者の方が来られた。

 

 近所の量販店で買おうと出かけた時に勧められたのは最安値の製品で1年型落ちのもの。即決せずに帰ってこの量販店のwebサイトを見ると今年の製品でも同規模でそれよりも10万円ほど安いものが複数ある。もう一度お店に行って尋ねるとnetと実店舗で扱う商品は異なり注文はnetで直接行ってほしいとの事。取り付けは量販店直属もしくは委託された業者が行う。『店舗での購入とその後の扱いが異なるのか?』『消費電力は差があるのか?』と尋ねたが「変わらない」ということで10万円の差は大きいのでnet注文した。確かに購入履歴一覧では同じように登録されていた。価格差は何を意味しているのかわからないが当日は量販店の車で担当の方が来られて1時間15分ほどで完了した。商品代金の他に撤去費用5500円(これは注文時に先払い)、処分費用として2090円(これは当日現金)かかる。エアコンの撤去と処分は無料というチラシが入ることがあり以前利用したことがあるが自分で頑張って取り外しても回収時期が合わないといつまでも撤去されたエアコンが居座る。今回はガスが抜けたエアコンだったが怪我の関係もあり自分で行う元気もなくここは素直に引き取ってもらった。この大きさのエアコンでは自動内部清掃は標準装備らしいが溜まったゴミは季節ごとくらいには捨てて掃除してほしいとのこと。今回壊れたエアコンは特に室外機の扱いがよくなかった(雨があたったり)反省がある。養生して今度はなるべく長い間何事もなく働いてほしいと思う。

 

 後日談2

 10日ほどで干し柿が食べごろになって取り込んだ。

あまり乾燥しすぎると固くなって歯が悪い年寄りには食べづらくなる。このくらいがちょうど良かった。途中数時間だけ雨が降ったが雨風を避けるために吊り下げの棒に巻きつけたりした。ちょっと種が多いがとても甘い。冷凍にしたが手土産に持参したりであっというまに無くなりそう。

 

 

 

 


Thorens TD184 について

2023-10-07 23:12:18 | Thorens

 5年ほど前にこのブログでThorens TD134とTD184のメンテナンスの記事を書いた。それからも何台か修理、メンテナンスをする機会があったが最近は手軽に入手できる状態の良いものが少なくなっていると感じる。今回久しぶりに縁あってTD184の修理をすることになった。今まで見た中でも外観は非常に良好なのだが不動なので部品採りにとの説明。

 確かに通電しても動作しない。早速開けてみるとモーターが配線されておらず取り外してみると

   

 やはり巻線が断線している。以前描いた巻線のメモ書きを見ながら確認すると2個あるうちの一方のコイルは無事だがもう一方は黄-黒-赤の導通がない。僅かに黄-緑(200Ω 350mH)だけが導通している。ネジも替わっていたり(元々のネジ溝が破損していて非常に残念)引き出し線も繋がれているなどかなり苦労した跡が認められる。コイルを交換するか解いて巻き直す選択もあると思うがコイルを取り出すにはコアを分解する必要がある。モーターを海外オークションで検索すると出品はあるのだが少し前ならプレーヤー本体が手に入るような値つけに驚いた。Thorens製品全体が高騰しているようでこれは世界的にアナログ回帰している影響なのだろうか?

 このモーターはコイル1とコイル2の同色の引き出し線どうしを接続することで3種類の電圧に対応している。黒-黒(100V-120V)、黄-黄(125V-150V)、緑-緑(200V-250V)ACは2ヶ所の赤に接続される。現在生きている巻線は黄-緑だけなのでこの部分の巻線でモーターを動かしてみましょう。緑どうしを接続して黄にACを加えてみる。スライダックで電圧を上げていくと

 

 回転を確認した。この接続(もともと設定されていない)は電圧による区分では丁度100Vくらいではないかと思うがこのまま軸受を整備して電圧を調整して使用することはできるだろうか。軸受を非分解で洗浄して古いオイルを洗い流して新たなオイルを注入した。これでラフに組み立てて電圧を変化させながら回転数を測定してみるとやはり電圧を上げるにつれて回転数が上がる。60Hzのインダクションモーターの回転数は1800rpmだが実際には少し低くなる。この差を「すべり」といい以前数台のThorensのE50モーターを整備した時に採ったデータでは1700rpmを切るほど低い値だとターンテーブルの回転が定速に達しないことがあったのでこの辺りを参考にどの程度の電圧にするか決める。100V時では写真のように1735rpmだった。発熱はあるが常識的な範囲(?)ではないかと思う。供給する電圧は100Vが具合が良いのでつい甘い判断になってしまいそう。

 しかし60分ほど無負荷で回転させて表面温度を測定すると最高で51°Cでちょっと高い。以前のデータ収集でも50°Cは越えなかったので100V駆動は無理があるかもしれない。モーターが冷えてからこんどは電圧を86Vに落として測定すると回転数は1720rpmでほとんど変わらず温度も60分で49°Cだったのでこの辺りが一応の目明日になりそう。ただし負荷を加えると状況は変わるので実際に搭載してみましょう。

 本体に搭載してベルトを掛けようとしたが伸びていて60Hzの小さなプーリーは空回りする。ゴムベルトも寿命が尽きていてもちろん交換だがテスト用にとりあえず再生する。まず10mmほど切り詰めて

   

オープンテープをつなぐみたいに重ねて斜めにカットして瞬間接着剤で繋いで回転させる。ストロボで様子を見ると86Vでは定速に達しない。100Vでもストロボが遅い方向に少し流れたが5分ほどで若干だが余裕ができた。各部未整備だがこの状況だと100Vはかけないと稼働は難しいようだ。心配していた温度上昇は通気が良かったのか60分経過でも40°C前半と少なかった。

 モーター以外だがセミオート機能に問題がありそうだ。アームのリフトのボタンを押す部分に変形があり無理な力が加わったらしく不動。

  TD184はTD134やTD224と比べるとより繊細な機構でTD224のように駆動モーターの動力は使わず人力とアームだけでメカニズムをコントロールする。アームの横方向の動きでロックを外したりするのだがこれはレコードの溝に対しては側圧がかかるため針圧の軽いハイコンプライアンスのカートリッジでは再生に支障が出る。このアームにクリスタルカートリッジが組み込まれた電蓄もありこれが本来の姿かもしれない。TD135MKⅡは軽針圧にも使えるアームをして搭載しているが過去使用してみてオート機能には支障が出た。この製品は10inchと12inchのターンテーブル2種類があり10inch版はなぜTD134MKⅡとしなかったのだろうと思う。EL104ショートアームは単品としても販売されていてTD124と組み合わせた場合もあった。トーンアームとしての性能には特筆する点は何もないと思われるがデザインが優れているということで人気があったのかもしれない。しかしTD184やTD134のような10inchのターンテーブルとの組み合わせが一番バランスが取れていて美しいと思っています。

 変形していたパーツの形態を修正しセミオート時にアームの降りる位置を調整し(アームの根元にある調節ネジで行う)、適当な重りをシェルに固定して欠品だったターンテーブルの軸に固定されているピアノ線を他から移植して一応動作するようになった。各部を清掃しグリスとオイルで潤滑、整備する。モーターの固定ネジは残念ながらISOネジに替わっていたので改めてタップでネジ穴を切って、またネジの長さを切って揃えて適合させた。ネジ頭はプラスだが美しくないのでドリルに咥えて回転させてヤスリで形態を修正しネジ頭に錆止めのクリア塗料を塗布した。このモーターはいずれ本体もしくはコイルの交換になるかと思うがそれまでは使えるだけ使っていきたい。モーターは100V専用とし電圧変更のパネルをパスして配線した。

 

これで消費電力をテーブルタップで見ると

100V 60Hzで11W。TD134で同様に測定すると8Wなので若干大きい。同じ負荷をかけて同じ動作なら3Wロスしているということになるかもしれない。これをどう評価するかだがやはり発熱の様子を測定比較することが一番現実的かと思う。

 ケース(台)を仕立てます。なぜか合板をくり抜いた残骸があったのでこれを生かす。ホームセンターで15mm厚の南洋材と桧の三角材を買ってきました。残骸のボードをカットしてそれに合わせてカットする。なるべく大きくしたくないのでギリギリに。

 

三角材を接着して組み立てる。

 

角はこんな感じ。丸く加工します。

 

カットはカッターで、軍手は必需。その後#60のサンドペーパーでザクザク削る。

 

    

これで本体を載せてみる

 

 

 角のRは本体に合わせて削り込んで同心円状にするか楔のような角木を生かした方がいいか迷っています。もう少し縦横サイズを小さくするには上板はこれ以上小さくできないのでサスペンション受けはケースの内部に材を渡して穴を開けることになる。仕上げはつき板+オイル塗布をよく行うが白木がきれいなのでこのままクリア塗装でも良いかもしれない。また考えましょう。

 Thorensの象徴みたいなマッシュルーム型インシュレータですが最近では10000円以下では入手できなくなりました。純正ではなくレプリカでも同様で困ったものです。製品ごとの優劣はあるようだがとにかく高すぎる。細かな違いを気にする人は純正品を探せばいいと思いますが何とか工夫して代用できないかと以前からいろいろ試してきました。金属スプリングも試したが金属同士が擦れたりする感覚があまり好きではありません。またThorens電蓄でも廉価にするためかマッシュルームを使っていないものもある。

 今回も使ったのはホームセンターで随分前に買ってあったウレタンスポンジ(正式名称はわからない)

  

正方形に切って2つ重ねて接着剤か両面テープで固定して真ん中にハンダゴテで穴あけてハサミで角落として丸くして完成。実際に装着してみると

 

 いい感じの動き。水平の調節は4ヶ所にあるディスクを回す。この個体は足を短くカットされていたのだが特に問題ない。隣の純正マッシュルームのTD184と挙動を比較しても区別がつかないくらいだが(こちらのマッシュルームの素性はわからない)どうしても気になればその時に交換しましょう。またゴムベルトを新品に交換したら回転が少し速くなって余裕が生まれた。やはりベルトも古くなると硬化が進み抵抗となって回転に影響する。

 結局クリアラッカー塗りました。底には小さいゴム足をねじ止めしています。

  

 まだ音出しはしていないが一区切りにしたいと思います。TD184はセミオートの特徴としてレコード演奏終了時(ピックアップが最内周に到達もしくはSTOPレバーを押した時)にアームが持ち上がり、モーターの回転が止まり、アイドラーがターンテーブルから離れて変形を防ぐという非常に優れた機構を持っています。外国の古い公衆電話のダイヤルのような操作もなかなか面白い。アームの側方にかかるストレスはTD134と同等でとても合理的でまたBL104トーンアームと10inchターンテーブルとの組み合わせも美しく使っていても非常に楽しく満足度の高いレコードプレーヤーだと思います。

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。

後日談1

 接続して音出ししてみました。

 

 カートリッジはShure M3D  プリアンプはmarantz #7c  メインアンプは浅野勇氏製作PX4s  スピーカーはランドセル箱に入ったWE755A  ソースはunivercity street/竹内まりや(1979) 

 #7cは久々の登場だったので最初はガタピシ言ってましたがしばらくすると落ち着いた。100Vでターンテーブルは最初から定速運転で時間と共にさらに安定してワウ・フラッターとも十分実用になりそう。普段はCDやnetで聴くことが多いが久々のアナログ再生は、、思っていた以上にそれも鳥肌が立つくらいに感動した。こんなに再生音楽に引き込まれたのはいつ以来だろうかと思ったほど。日々音楽は垂れ流し状態で聞こえてくるのだがいったい何が違うのだろう。デジタルがダメでアナログが良いというわけではないのはわかっている。古いレコードなのでところどころで傷みがあってちょっと心もとなく聞こえる時がありそれゆえ少し緊張、集中しながら聴いている。うまく奏でてくれている時は安堵し幸せな気持ちになる。アナログ再生は不完全さゆえに惹きつけられるのかもしれない。モーターのON,OFF時に大きなノイズが発生するので見るとノイズキャンセラーが入っていない。早速注文して取り付けたらノイズは消えてくれた。実は他ではこのノイズがなかなか消えなくて困ったことがあったのであまり期待していなかったので良かったです。カートリッジはShure M3Dを新たに入手した。1959年に発売されたShure初のステレオカートリッジですがとても気に入っています。針圧が5gくらいはかけられるのでオート動作するプレーヤーにはよく適合する。近年は交換針と共に高騰して手を出しづらくなりました。

 

 TD184は針圧はもとよりオートスタート時に針の降りる位置、レコードに降りていく時のスピード、演奏終了時のリフトアップの高さなどが細かく調整できるし調整方法も分かりやすい。直径の小さな軽量ターンテーブルなので厳密な音楽再生(なんだそれ)には不利には違いない。ターンテーブルからはみ出したペラペラな(場合によっては波打っている)部分、LPレコードの最も音質に有利な場所にゆっくりと降りていく針。音の細かい部分にこだわりたい人はこんな変わり種を使わなくても良いと思う。でも楽しく気楽にたまにはちょっと格調高く音楽を聴きたい人には是非勧めたいプレーヤーだ。それでもサイモンとガーファンクル「明日にかける橋」のエンディングで伸ばされた弦楽器の音がワウワウしないくらいの基本性能は欲しいしそのために必要な手入れは行っておきたい。


電子楽譜入門

2023-10-07 22:58:19 | ガジェット

 電子楽譜は急速に浸透した。かなり以前からアイディアはあったように思うが普及の要因として大画面で鮮明な画面のタブレットが登場したこと、撮影によるスキャン技術の進歩、流行に敏感な世代が取り入れ始めたこと、が挙げられると思う。紙の楽譜はフレキシブルなので少量であればちょっとしたスペースに詰め込むことができるのに比べて大型のタブレットは嵩張る上に重く現場でトラブルを発生する危険もありそれなりのリスクもある。一方で大量の嵩張る楽譜を保存できる、楽譜を探す手間がなくなる、楽譜の忘れ物がなくなる、セットリストを組めるので楽譜の管理が格段に楽になる、などメリットは多々あり一過性の流行ではないことは確実だ。導入に伴う出費は痛いがそろそろ取り入れようと重い腰を上げた。

 まず必要なもの筆頭の大画面タブレット、これは12.9inch iPad Pro 一択なのだが歴史があり現在は第6世代。新品はなかなか高価でもし挫折したら、、と考えるとやはり躊躇する。実は随分前のiOS8.3時代に一度iPadを購入したことがあったのだがiOSに馴染むことができず常用できなかった過去がある。電子楽譜の黎明期にA4見開きの専用タブレットが発売されたのだが専用品で高価だったこともあって普及しなかった。電子楽譜のためにiPadを購入したがやっぱり使いこなすことができなかった時の保険として楽譜として使えなくても普通にタブレットとして使えるじゃないか、、という安心感は大きい。それにしても新品は手が届かない。iPad Pro 12.9inchは特に第3世代から仕様が大きく変わったらしくそれ以降に絞って中古を探していた。各世代ごとの価格の差ははっきりしていて出物はほとんどない。いつまで迷っていても先に進めないので決心して選択したのはひとつ前の第5世代128GB。次の必需品はApple Pencilまたは互換製品、これも対応しているiPadを確認する(といっても2世代しかない)。そして譜面台に載せて使うことが多いと思うがこの高さから落下することを想定して画面保護フィルムや保護ケース(有効か否かは実際に落下しないとわからない)。ページめくりのためのフットスイッチ、これは活用できるようになってからにしよう(まだグダグダ言ってる、、)。

 ソフトウェアは定番があるらしく電子楽譜アプリPiascoreとスキャンソフトEvernotr Scannable 、これらは無料でappで入手できる。解説HPやyoutube動画もあり使用にあたってはほとんど困ることはない。特に便利に感じたのはスキャンソフトはタブレットを楽譜にかざすだけで自動的にシャッターが切れるので(タブレットを両手で持ちながら空いている指でシャッターボタンを押すのは至難の業)読み込みは非常にスピーディーに行うことができる。そしてスキャンソフト上で体裁を整えて一曲分の楽譜データとしてPiascoreに送ると電子楽譜アプリ上でリストに加わる。これらの作業はソフトを跨いでいるにも関わらず殆どシームレスで行うことができる。気をつけないといけないのはPiascoreで扱うファイルはPDFだけなのでもし他から画像データとして受け取る場合にはPDFに変換しないと読み込むことができない。この裏技まで紹介されていた。またスコアのネーミングも検索しやすいように最初三文字を仮名にしておくなどのノウハウは現場で鍛えられていることを感じさせる。

 

 実際に使ってみるとスムーズに行うことはできる。ただ品位の高いスコアを表示するにはそれなりの工夫が必要と思う。五線譜は横の直線なので画面が歪んでいるととても気になる。カメラで撮影するときにいかに歪みなくスピーディーに行えるかにかかっている。実は楽譜を「スキャナーで読み込むのではなくカメラで撮影する」というのもポイントで1ページごとにスキャナーで読み込んでいたのでは時間と手間がかかりすぎてここまでの普及は難しかったと思う。高性能のカメラも電子楽譜が普及するための後押しとなった。高品位に撮影するには楽譜を透明な板で押さえつけて平らにする、カメラ(タブレット)を一定の高さで固定するスタンド、適切な照明、などが必要になる。これについてもHPや動画でいろいろ工夫したことが紹介されているがちょっと大変そうでさてどうするかな、、。

 これは以前使っていたプリンター複合機の部品だが綺麗な透明のアクリル板なので捨てないでおいたもの。適当に重量もあるのでこれでA4までの原稿を抑え込むことができるが照明を工夫しないと写真のようにライトが映り込む。そうなると原稿の一部が消えてしまう。

 何曲か読み込むうちにちょっとくらい歪んでいても読めればいいかもしれない、、。と思うようになってきた。完璧に読み込むにはスキャナの出番だが時間がかかりとても使う気がしない。そういえば多くの楽譜をコピーするのもかなり面倒だったし時間がかかった。(反面紙を選ぶなどの工夫をしてオリジナルと見分けがつかないような不正コピー(!)ができた時は嬉しかった)タブレットのカメラを使うことで現場でスコアを撮影してその場で電子楽譜化することも容易にできる。PDF化することの補正は十分行われて画質を高める必要はあまり感じない。(ずぼら警報発動中)

 便利だったのは保護シートにオマケで付いていた軸が凹んだタッチペン。

 売り物にならないのでオマケになったと思うが編集時の切り抜きの範囲指定やページめくりなど数が多い場合には指を使うよりも格段に楽でこれは必需品になった。

 実際に使ってみるとやはりページめくりペダルは欲しい。1ページ表示ではめくりも頻繁なのは当たり前だ。私は白内障手術を受けた緑内障患者なのだがこのサイズでも十分に識別できて紙の楽譜との違和感も少ない。紙楽譜の時は照明が必需だったが電子楽譜では逆にライトが写り込んで見にくいことがある(これは画面保護ガラスシートの関係もあるかもしれない)ので照明を必要としない。レティナディスプレイのバックライトで浮かび上がる五線譜は美しくてなるほど急速に普及した理由も理解できた。

 ダウンロードなど紙楽譜以外の入手も今後は増えそうだがしばらくは教則本や紙楽譜との併用が続くと思う。紙楽譜に書き込まれたデータはとても貴重だが書き込みすぎると見難くなってしまう。基本的な書き込みが済んだらその後は電子楽譜にしてそこに書き込もうか、、などいろいろと工夫することになりそうです。

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。

その後1

 画面を叩くとメニューが横と下に現れるのだがちょっと字が小さくて見にくい。

横メニュー

    

でもこの5つの項目は役立つものばかり。メトロノームとレコーダーは畳んでおけば楽譜が見えにくくなることもない。既存のアプリのようだがレコーダーだけ課金(900円)が必要。単体のチューナー、メトロノーム、レコーダーも要らなくなった。

 下メニューでは書き込み用のパレットが現れる。またページめくりの項目で表情を読み取ってめくる機能があるらしいがこれはちょっと不安だし演奏しながら変顔やウインクは勘弁して欲しい。それよりも縦にゆっくりとスクロールする機能が選択できてテンポが一定の曲などは非常に便利でもちろんスクロールのスピードも調節できる(数値の記入もできるが調節バーはもう少し長い方細かな設定がやりやすい)。演奏家の動画でいつまでたってもページめくりしていない(ペダルも踏まない)のがあって不思議だったのだがこの機能を使っているのかもしれない。

 

その後2

 ケースなどと一緒に注文していたフットスイッチがようやく届いた。

SKY TURNERという名前でワンフットスイッチ。通常は「めくりともどりの2スイッチ」なのだがスイッチの位置を確認しないと踏み間違いをしてしまいそうなのと1600円(送料込み)という安価にひかれた。Blue toothで40時間稼働、めくりは1回、もどりは2回踏む。たとえページに渡る繰り返し指示の楽譜でも指示されたページを並べるので演奏中は戻ることはほとんどない。欠点はスイッチ音が大きいことらしく交換も考えていたがそんなに気にならなかった。小さいので足元に置き忘れそう。紛失注意!

 

雑記1

 骨折の手術からもう少しで4ヶ月、最近は近所の丘を歩いたりのリハビリを続けている。当然釣りも行くことができなかったが先日誘われて河口の砂地にハゼ釣りに出かけた。竿は延べ竿、リール竿両方持っていったが延べ竿が使いやすそう。途中で砂虫200円分、そしてまだ暑いので腰に巻くタイプのライフジャケットを購入して向かった。

 早々に雨が降ってきて釣果はこれだけ、天ぷらで食べました。ファミリーフィッシングには最適なエリアで連休なので多くの釣り人で賑わってました。アウトドアにはいい季節。

雑記2

 エアコンが壊れました。近くの量販店で2007年に購入したらしい(お店に履歴があった)。この盛夏にはずいぶん無理をしたのでそのツケが回ってきた。早速修理をお願いしたが室外機はあまりにも汚いのでパネルをはずして掃除した。

 

症状は運転開始して30分から1時間でストップするというもの。しばらくは弱いながらも冷気は出ていたように思うがそのうち全く冷えなくなった。運転ランプが点滅して異常を知らせるがリモコンを操作するとエラーコードが出る。それによると冷媒が抜けている様子で電源プラグを抜くとリセットされる。修理は最初は量販店からそしてメーカーのサービスを手配してもらい再度診断してもらった。

 

 冷媒漏れは室内機からだそうで(このタイプの室外機からの漏れは非常に少ないのだそうです)部品も供給体制にある。修理費用は部品代金、交換費用、冷媒代金を合計すると多分8万円くらいとのこと。同程度の規模の新品のエアコンは20万円ほどで購入できること、このエアコンを購入してから16年経過していること、新しいエアコンは電気代が年間で5000円程度は安くなるとの説明があり修理をせずに交換することにした。実は最初からそのつもりだったが一応診てもらってからにしたのはもしかしたら些細な修理で復活しないかという淡い期待があったこと、最近は涼しくてエアコンのいらない季節だからそうあせって対応しなくても済んだことから。これが盛夏だったら1日も我慢はできなかっただろうと思う。もっともエアコンの取り付けは混み合っている時期は1ヶ月先みたいな告知もあったので盛夏の故障では修理一択だったかもしれない。(それも繁忙期のメーカーサービスがすぐに来てくれるかもわからない)でも今はなるべく安売りの時期を狙って購入しようと目論んでいます。2回の出張診断代金もサービスしてもらったし修理を考えるとやっぱり近所のお店からにしようかな。