《ニュース》

太陽活動が特に活発な時期に入っているなかで、大規模な「太陽フレア」が頻発していることが、世界を騒がせています。

 

《詳細》

太陽フレアとは、太陽表面で起きる巨大な爆発現象のこと。太陽からは常時、電気を帯びた高エネルギー粒子などが放出されていますが(太陽風)、これが特に大規模に吹き飛ばされ、地球に大量に到達します(太陽嵐)。GPSや通信、人工衛星、電力網などに障害を及ぼすこともあり、太陽フレアが発生すると世界的に緊張が走ります。

 

太陽は、11年周期で活動が激しくなったり穏やかになったりすることが知られています。現在は、そのピーク(極大期)に近づいていると言われています。こうしたなかで太陽フレアも起きやすくなり、近日、最大規模に分類される「Xクラス」の爆発が何度も発生しています。

 

通信等への被害が警戒される一方、放たれた高エネルギー粒子で発生するオーロラが、日本国内でも観測され、話題を呼びました。

 

太陽活動は来年にピークを迎えるとも予想されます。それにつれて、太陽フレアも規模や頻度を増すと指摘されています。