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トランプは孤立主義者ではない 中国はトランプ復活を恐れる 2024.04.29

2024年05月01日 05時58分20秒 | 日記

トランプは孤立主義者ではない 中国はトランプ復活を恐れる

<picture>トランプは孤立主義者ではない 中国はトランプ復活を恐れる</picture>

 
写真:AFP/アフロ、AP/アフロ

2024年6月号記事

 

トランプは孤立主義者ではない

 

中国はトランプ復活を恐れる

 

 

トランプ再登板で、世界はどう変わるのか。

 

 

「トランプ前米大統領が返り咲けば、他国の紛争に介入せず、同盟国を守らないという孤立主義に走り、世界は無秩序になる」

トランプ氏が米大統領選に当選する可能性が高まるのにつれ、そうした見方が反比例するように広がっている。

同氏が2月に「相応の軍事費を負担しないNATO(北大西洋条約機構)加盟国は守らない」と述べたことが拍車をかけた。

これはNATOを見捨てるという趣旨ではなかったが、批判の声が特にヨーロッパから津波のように押し寄せた。

トランプ氏が掲げる「アメリカ・ファースト」が"自己中心主義"というイメージも重なって、「内向きの孤立主義外交を取る」という見方はもっともらしく聞こえる。そして消去法で、「バイデン米大統領の方がマシだ」と主張する流れが起きている。

 

 
次ページからのポイント(有料記事)

"孤立主義"なのにトランプ氏は対中強硬の矛盾

トランプ氏は中国に核恫喝し台湾侵攻を防ぐ

ついに「停戦派」がウクライナの多数を占めた

ロシアと組まなければ中国の独裁政権を追い込めない

会社経営者ならトランプ氏が理解できる/元陸上自衛隊・小平学校副校長 矢野 義昭氏 INTERVIEW


群馬県が「生活保護のしおり」から「脱却促す記述」を削除 他者や国家への強い依存心は「地獄への道」になる 2024.04.30

2024年05月01日 05時56分44秒 | 日記

群馬県が「生活保護のしおり」から「脱却促す記述」を削除 他者や国家への強い依存心は「地獄への道」になる

<picture>群馬県が「生活保護のしおり」から「脱却促す記述」を削除 他者や国家への強い依存心は「地獄への道」になる</picture>

 

《ニュース》

群馬県が生活保護の利用を案内するしおりを大幅改定し、生活保護からの脱却を促すような記述を削除していたことを、29日付毎日新聞電子版が報じました。

 

《詳細》

群馬県のしおりでは、改定前、生活保護について「一日も早く自分たちの力で暮らしていけるように、また、毎日の暮らしに"はり"を持っていただけるように手助けをする制度」と説明していました。

 

この文言について、2023年に桐生市が生活保護費の一部を支給しなかった問題について調査する団体が、「『早く抜け出せ、利用は悪だ』と言わんばかりだ」と指摘。県はこの箇所を削除し、改定後は、「自立」には、自分の収入で生活する経済的自立だけでなく、社会的なつながりを持つ「社会生活」の自立や、心身が健康な「日常生活」の自立があり、利用者に合わせて支援するとしています。

 

また、受給できる費用として、病院に通うための交通費や、住宅の敷金、介護のための住宅改修や福祉用品代、高校のクラブ費を新たに追加しています。生命保険は「原則解約」としていましたが、保険料が少額であれば維持を認めると追加。自動車の保有は「原則認められない」から、障害者であることなど保有を認める条件を追加しました。

 

12日付東京新聞電子版は栃木県内の市区町村について、沼田、安中、富岡の3市で生活保護の情報が市のWebサイトに掲載されていないと報道。また、サイト上に生活保護が国民の権利であることを明記していない市区町村が複数あると、やや告発型の報道をしています。


台湾有事でネットが使えないリスク - ニッポンの新常識 軍事学入門 47 2024.04.29

2024年05月01日 05時54分59秒 | 日記

台湾有事でネットが使えないリスク - ニッポンの新常識 軍事学入門 47

<picture>台湾有事でネットが使えないリスク - ニッポンの新常識 軍事学入門 47</picture>

 

2024年6月号記事

 

 

ニッポンの新常識

 

 

軍事学入門 47

 

台湾有事でネットが使えないリスク

 

世界の流れを正しく理解するための、「教養としての軍事学」をお届けする。

 

 

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情報安全保障研究所 首席研究員

 

山崎 文明

 

(やまさき・ふみあき)1955年、大阪府生まれ。大手外資系の会計監査法人などのシステム監査に携わり、情報セキュリティに関する政府関連委員会の委員を歴任し、現職。共著に、『2023年台湾封鎖』(宝島社)など。

インターネットを含む国際通信の約99%が、海の底に敷設されている通信ケーブルを使って行われています(2019年時点)。

「海底ケーブル」を経由した通信の代表例は、貿易の決済や海外送金を支える国際金融ネットワーク「SWIFT(国際銀行間通信協会)」や航空券の予約システム、海外にサーバーを置いているITサービス(例えばクラウド)であり、それらは現代社会に密接に関係しています。

 

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海底ケーブルの敷設状況(画像は米調査会社テレジオグラフィーのHPより)。

釈量子の志士奮迅 [第135回] - 「祈りの国」をかけた価値観の戦い ──米大統領選、そして日本 2024.04.29

2024年05月01日 05時50分59秒 | 日記

釈量子の志士奮迅 [第135回] - 「祈りの国」をかけた価値観の戦い ──米大統領選、そして日本

 

2024年6月号記事

幸福実現党 党首

 

釈量子の志士奮迅

第135回

 

 

釈党首

 

 

幸福実現党 党首

 

釈 量子

 

(しゃく・りょうこ) 1969年、東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒。大手企業勤務を経て、幸福の科学に入局。本誌編集部、常務理事などを歴任。2013年7月から現職。
釈量子のブログはこちらでご覧になれます。
https://shaku-ryoko.net/

 

「祈りの国」をかけた価値観の戦い

 

米大統領選、そして日本

 

 

 

キリスト教圏にとって最も大切な日の一つである「イースター(復活祭)」をめぐり、アメリカ大統領選におけるバイデン陣営とトランプ陣営との間に、激しい論争が巻き起こりました。

原因は、バイデン氏が3月31日の「国際トランスジェンダー認知の日」に合わせ、性的少数者の権利を呼びかける声明を出したこと。これがイースター・サンデーと被ってしまい、共和党陣営が猛反発しました。性的マイノリティの問題は、キリスト教の教義に背くものであるため、「キリスト教への冒涜」「意図的な宗教攻撃」といった批判が噴出したのです。トランプ氏もバイデン氏の軽率さを批判し、「クリスチャン認知の日」をつくり対抗すると宣言しています。

この論争は、現在行われている大統領選が「アメリカとはどういう国なのか」をかけた「精神的な戦い」であるということを象徴しています。

 

 

トランプ聖書の真意とは

もう一つ、注目の出来事がありました。トランプ氏がイースターを前に、聖書の発刊を発表したのです。表題に「アメリカに神の祝福を」とある同書は、従来の聖書に加え、アメリカ合衆国憲法や独立宣言などが記されたもの。日本では米民主党系メディアの横流しで「金儲けだ」とする批判的な報道が多いですが、トランプ氏の狙いはそうしたレベルの話ではありません。

これは大統領選の真の争点に迫るものであり、トランプ氏自身がこう説明しています。

「宗教とキリスト教はこの国で失われている最大のものです。(中略)それがこの国がおかしくなっている最大の原因の一つであると考えます。(中略)この聖書はアメリカに取り戻すべきもの、この国を再び偉大にするのは宗教であることを思い出させてくれます。(中略)私たちは再びアメリカを祈る国にする(Make America Pray Again)必要があるのです」

ここで言う「祈り」とは、日本で多い御利益信仰とは違います。「謙虚さと感謝の気持ちを持って、神の摂理の保護への確固たる信頼」(*1)を表明するという、「公的な祈り」です。そもそもアメリカ建国の歴史は、ピューリタン(清教徒)が新大陸で神の国を建設しようとしたことから始まります。1776年の「独立宣言」にも、すべての人間は「創造主によって、生命、自由、および幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられている」と記され、この精神が何世代にもわたり語り継がれてきたのです。

トランプ氏も何度も「自由は政府からではなく、神から与えられた。その基盤の上にこの国は成り立っている」と語り続け、その信仰の原点に立って今、バイデン政権の行き過ぎたリベラル的方針で分断された国を、一つにしようとしているのです。

これは私たち幸福実現党にとっても、活動の原点にある重要な考え方です。大川隆法・党総裁はこう語っています。

神に対して祈ることを当たり前とする国が多数決を取ったら、神様の心に近づこうとするのは当然のことではありませんか。だからこそ、人間がつくった法律以上の、道徳律の高い政治が実現できるのです。したがって、私は、この信仰の世界を自由と民主に取り込んでいくことは、非常に大事なことだと思っています。これが、日本の未来です。世界の未来です。こうあらねばなりません!」(*2)

(*1)2020年「国家祈りの日に関する宣言」
(*2)『自由・民主・信仰の世界』(幸福の科学出版)

 

 

立党15周年の原点回帰へ

今春、幸福実現党は立党15周年を迎えました。振り返るほどに、混迷する情勢の中、2009年の立党が日本と世界を救おうとする神の慈悲そのものであったことを痛感します。創立者である大川総裁への限りない感謝を捧げるとともに、これまでご支援下さった全ての皆様に厚く御礼申し上げます。

このたび党より、『幸福実現党 立党の原点』を上梓いたします(下)。救世の志を改めて見つめ、真なる宗教立国を成し遂げる志を綴らせていただきました。本書を機に、どうか大川総裁の著書をお読みいただき、この叡智の言葉の上に未来が築かれていくことを実感していただきたいと切に願います。これからも未来を切り拓くために戦い続けます。今後もどうぞよろしくお願いいたします。

 


 

 

新刊

 

 

幸福実現党-立党の原点

 

『幸福実現党 立党の原点』

幸福実現党 編 幸福実現党刊

幸福の科学出版にて購入

Amazonにて購入


新・過去世物語 アナザーストーリー 空海からユングへ その魂は後世の人々に何を遺し、伝えようとしたのか 2024.04.29

2024年04月30日 05時17分54秒 | 日記

新・過去世物語 アナザーストーリー 空海からユングへ その魂は後世の人々に何を遺し、伝えようとしたのか

<picture>新・過去世物語 アナザーストーリー 空海からユングへ その魂は後世の人々に何を遺し、伝えようとしたのか</picture>

 
イラスト:菊池としを

日本の平安時代初期に活躍した弘法大師・空海(774~835年)の魂は、その後、19世紀後半のスイスに生まれ、精神科医・心理学者のカール・グスタフ・ユング(1875~1961年)として活躍した(「ユングの過去世 心の奥に広がる「光」を求めて - 新 過去世物語 人は生まれ変わる」)。

 

興味深いのは、この魂が、「神」という存在をどのように感じていたのか、という点だ。

 

 

「眼が太陽の光を認めるように、心は神を認める」

まず、ユングはその著作で、太陽の光が眼に視界を与えるのと同じように、神は人間の心に働きかけると記す。

 

「心の神に対する関係は、眼の太陽に対する関係のごときものである。眼が太陽の光を認めるように、心は神を認めるのだ」「神は到る所でみずからを示し給うが人間の心だけは例外であると主張するとしたら、これこそ瀆神と称すべきものではなかろうか」(『心理学と錬金術I』人文書院)

 

キリスト教徒の中には、「神から送られた夢」などは存在しえないと指摘する人もいたが、夢判断を行っていたユングは、様々な不可知の現象を通して、神が人の「心」を目覚めさせようとしていると訴え、「心」において神や仏といった「絶対者」を直覚しようと、新しい心理学をつくっていった。

 

 

「仏の世界に入っていった向こうには、霊界の太陽のように輝いている存在がある」

大川隆法・幸福の科学総裁の霊言で、ユングの霊はこのように語っている。

 

悟りを得ることによって、『成仏の世界』、つまり、『仏の世界』に入っていって、仏の世界に入っていった向こうには、『霊界の太陽のように輝いている存在』がある」ということですよ』(『「ユング心理学」を宗教分析する』)

 

そして、ユングの霊は、空海が「『大日信仰』みたいなものを持っておられた」ことに言及し、「『地球上の各地にある大日信仰みたいなものの意味するところを、どういうかたちで、この地上に降ろしていくか』というかねえ。まあ、そのようなところは、大事な部分ではありますよね」とも述べている。

 

空海の過去世を持つユングもまた、異なる形で大日如来(毘盧遮那仏)の御心を伝えようとしていたようにも見える。

 

空海は、「迷いの霧を除いて日の光を見ると、そこには無尽の宝がある」と説き、心の中に秘された「宝」を用いて、自他ともに日々に新生すべきだと説いた(霧を褰(かか)げて光を見るに無尽の宝あり。自他受用(じゅゆう)して日に弥々(いよいよ)、新ならん『秘蔵宝鑰』)。

 

霊査に基づいて、2人の人生やその思想を見て行くと、多くの共通点があることに気づかされる。

 

 

「空海の偉さは、大衆救済の心を失わなかったこと」

前回の本欄「新・過去世物語 アナザーストーリー 平安時代を代表する宗教家、空海と最澄の違い 『仏性があれば、みな仏様になれる』のか?」では、空海と最澄の違いを論じたが、空海の慈悲は、同時代に生きる衆生にも向けられていた。

 

空海は真言密教の第八祖として高野山に総本山を開くとともに、各地で偉業を成し遂げていく。その仕事の一つひとつには、一切衆生救済という仏の願いが込められていた。

 

大川総裁は、次のように指摘する。


「見せたいものを見せる」という呪術の本質と呪い返しを描いた映画「陰陽師0」(高間智生氏寄稿) 2024.04.28

2024年04月29日 05時14分58秒 | 日記

「見せたいものを見せる」という呪術の本質と呪い返しを描いた映画「陰陽師0」(高間智生氏寄稿)

<picture>「見せたいものを見せる」という呪術の本質と呪い返しを描いた映画「陰陽師0」(高間智生氏寄稿)</picture>

 

 

全国公開中

 

 

《本記事のポイント》

  • 呪いとは"見せたいもの"を見せる術
  • 呪いを破る方法としての心の鏡を丁寧にふき取る仏教・八正道の「正思」
  • この世で「恨み心」を遺した人も「神」にまつり上げる日本神道の問題点

 

 

平安時代に実在した陰陽師・安倍晴明の活躍を描いたベストセラー小説「陰陽師」シリーズを原作に、晴明が陰陽師になる前の物語を、原作者・夢枕獏の全面協力のもと完全オリジナルストーリーで映画化。

 

平安時代は、呪いや祟りから都を守る陰陽師の学び舎であり行政機関でもある「陰陽寮」が政治の中心となっていた。

 

青年・安倍晴明は天才と呼ばれるほどの呪術の才能をもっていたが、陰陽師になる意欲も興味もない人嫌いの変わり者だった。

 

ある日、彼は貴族の源博雅から、皇族の徽子女王を襲う怪奇現象の解明を頼まれる。衝突しながらもともに真相を追う晴明と博雅は、ある若者が変死したことをきっかけに、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀に巻き込まれていく。

 

若き日の安倍晴明を山崎賢人、源博雅を染谷将太、徽子女王を奈緒が演じる。「アンフェア」シリーズの佐藤嗣麻子が監督・脚本を手がけ、作家・加門七海が呪術監修を担当している。

 

 

呪いとは"見せたいもの"を見せる術

陰陽師というと、かつて野村万斎氏主演でヒットした映画作品が思い出され、式神や鬼をイメージしがちだが、今回の映画「陰陽師0」では、そのどちらも登場しない。

 

映画の冒頭では、まだ陰陽寮で学ぶ学生である安倍晴明が、外出先のお寺の軒先で「そこの庭にいる蛙を呪術で殺してみろ」とけしかけられる。

 

そこで晴明は木の葉を取って呪文を唱えて飛ばし、葉がカエルの背中に舞い落ちると同時にカエルが破裂死するという術を見せて驚かせる。その後で種明かしをするのだが、実は蛙は死んでおらず、「死んだように見せたい」という自分の狙いを、トリックを使って人々に見せたのだとしていた。

 

もちろん、安倍晴明は本当の霊能者ではあるのだが、"呪いとは、呪われる側に、見せたいものを見せる術である"という、呪いの本質が今回は中心テーマに据えられている。

 

つまり、呪われる者の「心を支配する」ことが呪いなのだという。これは、呪いの核心を突いた考えだろう。

 

 

呪いを破る方法としての心の鏡を丁寧にふき取る仏教・八正道の「正思」

こうした呪いを返す方法とは何か。今回の映画では、自分が持っている執着に気づき、手放すことが描かれている。

 

本作では、晴明は幻術にかけられ、幼い頃、父親と母親が殺された、その殺害の現場に立たされる。

 

そして両親を殺した相手を見つけ、怒りに燃え、復讐として切りかかっていく。しかし、その途中で、これは幻術であり、自分を破滅させる策略であるのだと気づき、寸前で思い止まる。

 

そして、自分の心の中にくすぶっていた怒りを鎮めていった。それは、この怒り、復讐の思いが、呪いに取り込まれる「きっかけ」になっていることに気づいたからだろう。

 

これは仏教的に言うと、八正道のなかの「正思」「正しく思う」に当たると言える。

 

心を鏡に譬えると、毎日降りかかってくる小さな埃や砂つぶなどを、丁寧にふき取っていくことである。

 

心に積もって鏡を曇らせる埃とは、「貪欲な思い」や「虚栄心」、「人を見下す心」、「復讐したいと思う恨み心」などである。

 

こうした埃が積もって、心の鏡が何も映さなくなると、自分を見守っている守護・指導霊の警告が聞こえなくなってしまう。良心の呵責を感じなくなり、これが心の迷いを引き起こし、呪いに引っかかる原因となるのである。

 

 

この世で「恨み心」を遺した人も「神」にまつり上げる日本神道の問題点

映画のクライマックスは、晴明が平安時代最大の怨霊とされる菅原道真の霊を呼び出すところだ。しかし、この設定には、霊的真実から見ると少し無理があるようだ。

 

菅原道真は平安時代の貴族で、九州の大宰府に左遷され、その恨みで平安時代最大の怨霊になったとされるが、実は現代に宮澤喜一氏として転生したとされている。

 

この宮澤氏が首相になったあたりから、日本の景気が急に腰折れして、何かもののけに取り憑かれたかのように、三十年以上日本景気が低迷した。

 

また宮澤内閣の官房長官・河野洋平氏が出した河野談話は、国民に対して、いわれなき自虐史観を押しつけ、歴史認識を大きく誤らせた。

 

宮澤氏は、「戦後日本の高度成長のピリオドを打った人の一人」であり、やはり祟り神であったと言える。

 

こうした怨霊を神として祭り上げることは、日本神道の問題点の一つで、大川総裁の著書『人格をつくる言葉』には「日本神道の問題点は、この世で偉い人を『神』にし、この世で『恨み心』を遺した人も『神』にまつり上げることである」とある。道真は、やはり陰陽師の"武器"にはなり得ない。

 

因みに、夢枕獏氏原作の陰陽師シリーズは中国でも映像化されている。唯物論・無神論の共産主義の独裁専制国家で、言論の自由がなく、監視と検閲が支配する国でも、陰陽師を映画化している。

 

その理由は、資本家も妖怪や魔物も、人々を苦しめる存在としては、同類だと考えているのかもしれない。しかし、大川総裁は『呪いについて』のまえがきで「『共産主義』の発生そのものが、呪いである」とも指摘している。

 

真の陰陽師とは、単なる超能力者ではない。人間の心が生み出す想念やビジョンの善悪、白黒を見分ける、霊的な裏打ちのある智慧を持った宗教家である。このことを忘れてはならないだろう。

 

『陰陽師0』

【公開日】
全国公開中
【スタッフ】
監督・脚本:佐藤嗣麻子
【出演】
山崎賢人 染谷将太 奈緒ほか
【配給等】
配給:ワーナー・ブラザース映画
【その他】
2024年 | 日本 | 113分

【関連書籍】

人格をつくる言葉

 

『人格をつくる言葉』

大川隆法著 幸福の科学出版

幸福の科学出版にて購入

Amazonにて購入

 

 

【関連記事】

【高間智生氏寄稿】映画レビュー

過去記事一覧はこちら


優しすぎる社会の危うさ 「ザ・リバティ」6月号(4月30日発売) 2024.04.27

2024年04月28日 05時34分33秒 | 日記

優しすぎる社会の危うさ 「ザ・リバティ」6月号(4月30日発売)

<picture>優しすぎる社会の危うさ 「ザ・リバティ」6月号(4月30日発売)</picture>

 

コロナ、少子化、物価上昇──。新たな社会問題が持ち上がるたびに、政府は新たな「バラマキメニュー」を次々と打ち出してきた。政府予算は6年連続で100兆円を突破し、社会保障費は過去最大を更新。まさに"福祉狂奏曲"とも言える現状を如実に反映している。

 

新たな政策メニューを見ても、「児童手当の所得制限を撤廃」「未就園児は全戸訪問して、困りごとを支援」といった、まるで"箸の上げ下げ"まで支えるかのような社会になろうとしている。これは財政の問題だけでなく、「自助の精神」を損なうなど、闇の本質はずっと根深い。「優しすぎる社会」の「厳しすぎる現実」に、今こそ目を向けるべきだ。

 

 

【特集】優しすぎる社会の危うさ

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今年度だけで! こんなに増えた"優しい政策"

 

「優しすぎる生活保護」は社会復帰を妨げる──茨城県古河市議会議員 古川かずみ

  • 立ち直れなかった青年/マルチーズを飼いながらの受給!?

 

"優しい学校"が自立できない子供を量産している

  • 将来の夢は"生活保護"という子供
  • 寄り添うだけが優しさではない

 

福祉・教育・税金 頑張らない人が得をする社会でいいのか──教育評論家 森口朗

  • 生き様が悪い人になぜお金を渡す?
  • 生活保護家族が別々に住むワケ
  • 差が開かないように英語はカタカナで教える愚かさ

 

「福祉思想」は、姿を変えた「共産主義」

  • 教育無償化の始祖はマルクス
  • 共産主義も過度の福祉主義も正体は「呪い」
  • 「保育園落ちた日本死ね」も呪いの呪文か
  • 政府の借金1200兆円は自公政権維持の"コスト" 弱い心につけ込む政治の悪質さ

 

「優しすぎる社会は地獄への道でもある」 死後に待つ衝撃の世界とは

  • 畜生道に餓鬼道、阿修羅道に通じる
  • 行き過ぎた福祉の本質は「奪う愛」

 

福祉国家の行き着く先は「監視社会」と「強制収容所」

  • AIで不正受給者を予測
  • マイナポータルに「密告窓口」がつく日!?
  • 全国民の所得・資産が一括検索できるサイト
  • 政府に"飼われる"国民の不幸
  • 「心では中国を理想化している」

 

自助の精神が後退すると「地球人口は必ず減少し始める」

 

信仰と自助論から社会を立て直す

 

 

【特集】トランプは孤立主義者ではない 中国はトランプ復活を恐れる

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11月に控えたアメリカ大統領選挙。トランプ前大統領の「復活」が近づくにつれ、「トランプ氏は他国の紛争に介入しない」「"自己中心的"なアメリカ・ファーストで、同盟国を守らず孤立主義に走る」「そして、世界は無秩序になる」といった見方が広がっている。

 

しかし、トランプ前政権の外交は決して支離滅裂なものではなく、ましてや孤立主義でもない。トランプ政権の外交政策は今も昔も一貫する。それは、「中国の覇権を阻止し、アメリカを再び建て直す」ことである。

 

「孤立主義」という言葉遊び

  • "孤立主義"なのにトランプ氏は対中強硬の矛盾

 

トランプ氏は中国に核恫喝し台湾侵攻を防ぐ

  • トランプ氏は数千発の核で中国を脅し、紛争を抑止したい

 

ついに「停戦派」がウクライナの多数を占めた

  • ロシアと組まなければ中国の独裁政権を追い込めない

 

トランプ氏は中国の天敵

  • トランプ氏は、すべてのエネルギーを中国対策に集中させる

 

会社経営者ならトランプ氏が理解できる──元陸上自衛隊・小平学校副校長 矢野 義昭

 

 

本誌では他にも、以下のような記事を掲載している。

 

天狗型光明思想 vs. 本物の発展思考

  • 因果の理法に則った血のにじむような努力
  • 失敗から目をそらさない/諫言を受け入れる謙虚な姿勢
  • 燃えるような情熱は利他の心から
  • 神仏に近づいていく生き方が真の「発展」

 

 

【インタビュー】再分配をやめないと日本円は暴落する 円安思考と保護主義では日本は復活できない

  • トランプ前大統領の経済顧問 アーサー・B.ラッファー博士

 

 

【地域シリーズ 長野】真なる仏教精神を長野から世界へ

 

 

障害者の内面はなぜこれほどまでに豊かなのか―抑圧下にある障害者の現実―

  • 障害者の内面の豊かさと美しさに接して 障害者には言葉がある──國學院大學教授 柴田保之

 

 

果たし切れなかった「もう一つの使命」──ヘレン・ケラーは「霊界の真相」を伝えたかった

 

 

【ニッポンの新常識・軍事学入門】

  • 台湾有事でネットが使えないリスク 情報安全保障研究所 首席研究員 山崎文明

 

 

【宇宙人最深ファイルSPECIAL

  • 50年代の米SF小説に見る地球侵略の「あり得るストーリー」に迫る

 

 

【大川隆法・未来への羅針盤】

  • 傷つきすぎるのも自分に対する甘さである(前編)

中国軍の弱点をさらけ出した軍ナンバー3の発言【澁谷司──中国包囲網の現在地】 2024.04.27

2024年04月28日 05時33分24秒 | 日記

中国軍の弱点をさらけ出した軍ナンバー3の発言【澁谷司──中国包囲網の現在地】

<picture>中国軍の弱点をさらけ出した軍ナンバー3の発言【澁谷司──中国包囲網の現在地】</picture>

 

 

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アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師

澁谷 司

 

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

 

すでに旧聞に属するが、中国の全人代期間中の3月9日、何衛東(か・えいとう)中央軍事委員会副主席は「軍内部の『偽りの戦闘能力』を取り締まる」「腐敗と闘い続け、形式主義と官僚主義に断固として取り組む」と述べた(*1)。

 

何衛東は、軍トップの習近平・同委員会主席、張又侠・同副主席に次ぐナンバー3である。だが、張又侠は失脚した李尚福国防相のかつての上司だった事もあり、腐敗が噂されている。そのため現在、何衛東が実質的ナンバー2だという。

 

解放軍内の"腐敗"が盛んに伝えられる一方、何衛東は、軍の「偽りの戦闘能力」の取り締まりを叫び、解放軍の致命的な欠点を暴露している。現在、この「偽りの戦闘能力」という言葉は中国国内において"センシティブなワード"になった。中国問題を追うジャーナリストたちは、さまざまなメディアで「何衛東」「偽りの戦闘能力」という言葉をキーワード検索したが、関連報道を見つけることができなかったという。

 

「偽りの戦闘能力」を指摘した何衛東の発言に関しては、公式メディアでは報道されていない。開催された会議で同氏が議長を務めたというニュースだけで、そこで行われた演説の内容については一言も触れられていない。何衛東の発言が、何か解放軍の「偽りの戦闘能力」に関する不都合な真実をリークしたものであったからだろう。

(*1) 2024年3月18日付『万維ビデオ』

 

 

「偽りの戦闘能力」とは訓練や兵器性能の偽装・誇張か


中国政府系企業が脳インプラント技術をサルで実証と発表 目指す軍事利用、「脳」に狙いを定める中国 2024.04.26

2024年04月27日 05時38分28秒 | 日記

中国政府系企業が脳インプラント技術をサルで実証と発表 目指す軍事利用、「脳」に狙いを定める中国

<picture>中国政府系企業が脳インプラント技術をサルで実証と発表 目指す軍事利用、「脳」に狙いを定める中国</picture>

 

《ニュース》

中国政府系の企業が、脳に埋め込んで機械と接続するチップを発表しました。サルの脳に移植した実験では、「意思」だけでロボットアームを動かせたといいます。

 

《詳細》

中国では、これまでに人間の脳に直接作用するブレイン・マシン・インターフェイス(BMI)の開発が進められてきました。医療用のリハビリなどへの応用が期待されるとして、これまでに複数の大学などで、羊やサルなどヒト以外の哺乳類の脳内にセンサーを移植し、脳波を取得する実験が成功しています。

 

このほど北京で行われたハイテク関連フォーラムでは、北京芯智達神経技術が、開発した「ニューサイバー」と呼ばれるチップをサルの脳に移植したところ、「意思」だけでロボットアームを動かせたと発表しています。

 

開発は同社が独立して行ってきたもので、国営新華社通信は、中国初の「高性能侵入式」脳装置にあたると報じています。なお、同社の支配株主は北京市政府の国有資産監督当局であり、政府系企業に当たります(25日付ロイター)。


また地震! ──茨城北部でM5.0 今年の地震は例年の"4倍ペース" 2024.04.25

2024年04月26日 05時32分29秒 | 日記

また地震! ──茨城北部でM5.0 今年の地震は例年の"4倍ペース"

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2024年に発生した震度4以上の地震の分布(気象庁HPより)。

《ニュース》

茨城県北部で24日夜、マグニチュード5.0の地震が発生しました。今年は元日の能登半島地震に始まり、3月には茨城県南部で、4月に入ってからは岩手県沖、宮崎県沖、高知県沖などにおいて、比較的大規模な地震が続いています。

 

「全国的に地震活動が活発化しているのではないか」「南海トラフ地震など、大規模な地震の前兆なのではないか」といった不安の声も出ています。

 

《詳細》

気象庁のデータベースによれば、2024年に起きた震度4以上を観測した地震は、4月22日時点で88回を数えます。

 

これは例年に比べてどれほどのペースなのでしょうか。

 

震度4以上の地震が「通年」で何回発生したかをさかのぼると、23年で「41回」、22年で「51回」、21年で「54回」、20年で「45回」、19年で「40回」です。つまり、4月末と言う年の半分も経っていない時点において、すでに例年の倍近く発生していることになり、"ざっと4倍ペース"と言うことができます。

 

もちろん、能登半島での群発地震(余震)が数を稼いでいる面もありますが、同地域でのケースを差し引いたとしても、この8年間で最大の回数となっています。

 

なお、隣国の台湾においてもマグニチュード6を超える大地震が頻発していますが、少し広い範囲で見ても、地震の回数は増えています。

 

地震多発地帯である環太平洋の、日本列島や台湾などを含む西側で発生した、マグニチュード6以上の地震は、この1年間で「101回」に及び、12年間で最多となっています。その回数も近年、段々に増えており、その"ボルテージ"は上がっているようにも見えます(*)。

 

「日本やアジアで地震が増えている」という感覚を持っている人は多いでしょうが、統計的にもその通りであることが分かります。

(*)米地質調査所(USGS)データベースより編集部調査。東経90度(インドネシアジャワ島沖)から西経160度(ハワイ付近)までの間に限った範囲でカウント。

全国744の自治体が2050年までに「消滅する可能性がある」 少子化対策だけでなく、"自治体が多い問題"も議論すべき 2024.04.25

2024年04月26日 05時31分29秒 | 日記

全国744の自治体が2050年までに「消滅する可能性がある」 少子化対策だけでなく、"自治体が多い問題"も議論すべき

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《ニュース》

民間研究機関の「人口戦略会議」が24日、全国の市町村の40%以上に当たる744の自治体で、2050年までに20代から30代の若年女性人口が半減し、「消滅の可能性がある」と分析した報告書を公表しました。

 

《詳細》

「少子化の基調は全く変わっていない」と指摘する本報告書は、国立社会保障・人口問題研究所の推計をもとに、全国の自治体を4つに分類しました。20代~30代の若年女性人口が2020年から50年までに半減する市区町村を「消滅可能性自治体」と定義。これに当てはまる自治体は東北地方が165で最も多く、北海道117、中部109と続きました。

 

また、人口が現在増えていても、出生率が非常に低く、他の地域からの人口流入に依存する25市区町村を「ブラックホール型自治体」に分類。東京都新宿区や千葉県浦安市などを挙げています。

 

今回の報告書では、全国の自治体が少子化対策を行っているものの、移住の促進などを進めた結果、自治体同士で若年人口の奪い合いが起きていると指摘。「日本全体の人口減少の基調を変える効果は乏しい」としています。


米がウクライナ支援600億ドルを含む緊急予算案を可決 戦局を変えず、戦争を泥沼化させるだけ 2024.04.24

2024年04月25日 05時43分15秒 | 日記

米がウクライナ支援600億ドルを含む緊急予算案を可決 戦局を変えず、戦争を泥沼化させるだけ

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《ニュース》

米上院議会は23日(現地時間)、ウクライナへの608億ドル(約9兆4000億円)の支援を含む追加予算案を賛成多数で可決しました。

 

《詳細》

今回の法案は、ウクライナ支援に608億ドル、イスラエルへの軍事支援やパレスチナ自治区ガザ地区への人道支援に計264億ドル(約4兆円)、台湾への軍事支援などに計81億ドル(1兆2000億円)を計上した、総額953億ドル(約14兆7500億円)の緊急予算案です。

 

緊急予算はバイデン米大統領の意向を受けた民主党が昨年10月から下院議会に提出していましたが、下院で多数を占める共和党の反対で採決の目途が立たず、論争が続いていました。

 

そうした中、マイク・ジョンソン下院議長(共和党)が民主党の要求に妥協したことで、一部の共和党議員から解任動議を突き付けられる事態にまで発展しています。ただ、ウクライナ支援の一部を無償ではなく、「融資」にすべきというトランプ前大統領の主張を取り入れるなどの配慮もあり、20日に下院議会で賛成多数で可決されました。

 

そしてこのほど上院議会でも可決され、バイデン氏の署名を経て24日に成立することになります。

 

ウクライナ支援については、すでにウクライナに供与された武器・弾薬の補充などが含まれています。また、支援のうち経済分野の95億ドル(約1兆5000億円)は「融資」となりました。これは前述のトランプ氏の主張を踏まえたものと見られています。そのほか、ウクライナを支援するためにロシアが保有するドル資産の没収も認められました。

 

ウクライナのゼレンスキー大統領はSNSで、「この採決は民主主義を導き、自由世界のリーダーであるアメリカの役割を強化する」と投稿しました。一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は、ウクライナ支援は被害と死者をさらに増やすことになると指摘。凍結ロシア資産の没収にも反発し、報復措置を取ることになると述べています。


イギリスで安楽死を認める法律制定の機運が高まり、世論調査でも賛成が75% 医学だけでは考慮されない「死後の魂の苦しみ」という観点 2024.04.23

2024年04月24日 05時33分10秒 | 日記

イギリスで安楽死を認める法律制定の機運が高まり、世論調査でも賛成が75% 医学だけでは考慮されない「死後の魂の苦しみ」という観点

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《ニュース》

イギリスでは、回復の見込みのない終末期の患者に、安楽死を認める法律制定への機運が高まっています。このほど行われた世論調査では、末期患者の自殺ほう助である「死のほう助」を合法化することに賛成する人が7割を超えています。

 

《詳細》

イギリスではマン島、ジャージー、スコットランドで、終末期の患者に「死のほう助」を認める法案の導入の検討が行われています。スコットランド議会では3月、リアム・マッカーサー氏が法案を提出。患者が進行性の末期疾患を患っていること、医師2人が自ら死を選択できる精神状態にあると診断していること、強制の懸念がないことを条件とするものです。

 

英国議会でも、労働党党首のキア・スターマー氏が、今年後半に想定されている総選挙で労働党が勝利した場合は、「死のほう助」を合法化するかどうかについて国会議員に自由投票の機会を与えると発言。スナク首相も、議会が法律改正を決定した場合には、保守党政権として変更手続きを進めていくと言及しています。

 

世論調査でも、「死のほう助」を支持する国民の増加がみられます。調査機関オピニウムの調査では、法案導入に賛成したのは英国全体で75%となりました。選挙区ごとの調査では、すべての選挙区で賛成が過半数となり、8割を超えた選挙区も目立っています。

 

また、YouGovの調査でも、末期患者の「死のほう助」を認めてよいと回答したのは70%となりました。また、末期ではないが不治の病を抱える患者の「死のほう助」についても、44%が認めてよいと回答しています。

 

一方、この法案が制定されれば、末期患者に家族の負担になるのを止めるよう、安楽死を選ぶことへの圧力が高まる、という反対意見もあります。元パラリンピック陸上金メダル選手のタニー・グレイ・トンプソン氏は、「死ぬ権利」が「死ぬ義務」になると懸念を表明しています。


イスラエルvs. イラン危機 米民主党政権時代には戦争が起きやすい【HSU河田成治氏寄稿】(Part 2) 2024.04.20

2024年04月23日 05時27分31秒 | 日記

イスラエルvs. イラン危機 米民主党政権時代には戦争が起きやすい【HSU河田成治氏寄稿】(Part 2)

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《本記事のポイント》

  • イスラエルはイランの核開発を熟知
  • 現在行われている反撃が限定的な理由
  • イランの核開発が焦点となる

 

元航空自衛官

河田 成治

河田 成治
プロフィール
(かわだ・せいじ)1967年、岐阜県生まれ。防衛大学校を卒業後、航空自衛隊にパイロットとして従事。現在は、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)の未来創造学部で、安全保障や国際政治学を教えている。

イタリアで行われたG7=主要7か国の外相会合が閉幕。共同声明ではイスラエルを攻撃したイランを「最も強い言葉で非難する」とし、「イスラエルがイランに対し反撃に出た」と報じられた状況を踏まえ、「すべての当事者にさらなる緊張の高まりを避けるよう求める」と強調しました。

 

イラン側は3機のドローンを撃墜し被害はないと発表していました。一方でアメリカABCテレビは19日、アメリカ政府高官の情報として、イスラエル軍がイランの防空レーダーを標的にしてイラン国外から戦闘機で3発のミサイルを発射したと伝えました。

 

防空レーダーはイスファハンにある核施設の防護に関わっていると見られ、レーダーがどの程度の被害を受け破壊されたのかについての、評価が続いているとしています。

 

 

イスラエルはイランの核開発を熟知

今後焦点となるのは、イスラエルがイランの核開発をどう止めるか、です。

 

イギリスに籍を置くアラブ系のエラフ・ニュースは、西側の安全保障担当の情報筋の話として、イスラエルはイランの「機密施設」を攻撃するパイロットを訓練しており、イランの核開発計画を熟知している可能性があると報じています(*1)。

 

さらに同紙は、アメリカは「イスラエルを支持し続ける」とし、「この任務に必要なすべての支援、武器、装備を提供する」、「バイデン米大統領はネタニヤフ首相に、アメリカは『あらゆる状況において』、イスラエルを支持する」と保証した、と情報筋は付け加えたと述べています。

 

なお、イスラエル軍の重要攻撃目標とされているイランの核施設は、ナタンツ・ウラン濃縮施設、アラク重水炉、イスファハン・ウラン転換施設の3ヶ所です(下図は日本原子力研究開発機構より(*2))。ただしイランの核関連施設のすべてが攻撃対象となる可能性はあります。

 

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加えてアメリカ国内でも、バイデン政権の「イスラエルの報復に参加することはない」との姿勢に、一部の米議員や元政府高官から批判の声が上がっています。下院情報委員会のターナー委員長は、バイデン政権の発言は「間違っている」とし、「紛争はすでにエスカレートしている。政権はそれに対応する必要があると述べています」(*3)。

(*1)Elaph(2024.4.9)
(*2)日本原子力研究開発機構
(*3)BBC(2024.4.15)

 

 

現在行われている反撃が限定的な理由

今後の展開によっては、今後広く中東を巻き込んだ戦争に発展する可能性があります。

 

イランのモハマド・バゲリ参謀総長は、イスラエルによるイランの攻撃によっては、イスラエルに報復すると警告しており、イラン側の対応は「13日のミサイル攻撃をはるかに超える規模」になるだろうと述べました。

 

18日にイランは、イランの核施設を攻撃した場合、報復としてイスラエルの核施設を標的にすると脅しました(*4)。

 

さらにイスラエルがイランに大攻撃を仕掛けた場合、レバノンのヒズボラから弾道ミサイルが一斉発射される可能性があります。

 

ヒズボラは十数万発のロケット弾とミサイルを保有しているといわれ、その多くはイスラエル全土を射程に収める精密誘導ミサイルです。

 

これら精密誘導ミサイルがイスラエルの軍事施設やインフラなどの重要拠点へ向けて大量に発射された場合、イスラエルがすべてを撃ち落とすのは不可能でしょう。イスラエルはヒズボラからの攻撃も想定しなければならないのです。

 

今回のイランの弾道ミサイル等の迎撃について、イスラエル元参謀総長経済顧問のラム・アミナチ大佐は、一晩の防衛に40~50億シェケル(約1600億円)の費用がかかったと見積もりました。一方で、イランがこの攻撃に投じた経済的コストははるかに少なく、「イスラエルのコストの10%にも満たない」と指摘しています(*5)。

 

イスラエルにはヒズボラが発射する十数万発ものミサイルを防ぐ能力はないでしょう。米軍が協力したとしても防ぎきれるとは思えず、また米軍の戦費も巨額になるでしょう。米軍は現在、イエメン・フーシのミサイルから紅海の安全を守るなどの目的で艦隊を派遣していますが、これまでに10億ドル(約1500億円)かかったとデル・トロ米海軍長官が報告しています(*6)。

 

イスラエルの今後の軍事作戦は、それ自体が予測不可能な中東での大戦争となる可能性があるばかりか、結果的にアメリカを大きく巻き込み、中東に米軍を張り付けにし、また台湾有事に取っておくべき貴重なミサイルを激しく消耗することになる可能性が高いでしょう。

(*4)THE TIMES OF ISRAEL(2024.4.18)
(*5)ISRAEL NATIONAL NEWS(2024.4.14)
(*6)BREAKING DEFENSE(2024.4.16)

 

 

イスラエルの置かれた複雑な状況

中東各国の事情から鑑みれば、イスラエルは厳しい環境に置かれています。

 

ミドル・イースト・アイ(Middle East Eye)によれば、米当局者は「湾岸アラブ諸国(サウジアラビア、UAE、オマーン、クウェート)は、イスラエルとともにアメリカが湾岸諸国の領土を攻撃に利用しないようワシントンに通告した」とのことです(*7)。これには基地使用や領空の飛行が含まれるものと思われます。

 

これまで中東ではアメリカの影響力が強く、サウジやイラクなどの湾岸諸国は米軍の軍事行動を支援してきましたが、現在の湾岸諸国はイランとの戦いに巻き込まれないように、慎重に距離を置いているようです。例えばサウジは、アメリカが呼びかけた紅海の安全を守る有志連合への参加を拒否しています。報道によればペルシャ湾諸国は、これまで地域全体に数万人のアメリカ軍の駐留を認める基地協定を結んできましたが、今後は拒否する可能性を精査し始めたともいいます(*8)。

(*7)Middle East Eye(2024.4.13)
(*8)Tasnim News(2024.4.13)

 

イランの核開発が焦点となる

大川隆法・幸福の科学総裁は、イスラエル・アメリカvs. イランの戦争は、イランの核濃縮次第だとして2021年12月14日に開催されたエル・カンターレ祭で、こう警鐘を鳴らしていました。

 

イランも核兵器をつくるのを、急ぐのをやめてください。つくったらイラクと同じ運命が待っています。もうすぐです。だからやめてください。イスラエルとイランが核兵器持ったら、生き残るのはイスラエルです。イランはなくなります。だから、私の言葉を聞いて、踏みとどまってください。西洋化してください。民主化を入れてください。それが生き延びる道です!

 

イスラエルは、「敵国が核兵器を保有しようとしている場合には、イスラエルは先制攻撃によって核保有能力を破壊する」戦略であるベギン・ドクトリンという安全保障上の抑止戦略を有しています。

 

また大川総裁は、アメリカは民主党政権時代に戦争が起きやすいことを著書『法哲学入門』で、こう指摘しています。

 

民主党政権のときには弱腰で、宥和政策を採ることが多いので、相手を増長させ、その結果、相手が軍事的に大きくなってきて侵略などを始めるため、戦争になってしまうことが多いからです

 

今のところ限定的に行われている攻撃ですが、この戦争が大きな戦争になる可能性は否定できるものではありません。

 

 

クラウセヴィッツが説く偶発的エスカレーション

このことを理解する手がかりになるのが、クラウセヴィッツの『戦争論』です。

 

彼の「戦争は、政治目的を達成するための『手段』である」との言葉は有名です。そして彼は、戦争は理性や合理性を超え、それ自体が暴力や破壊そのものへと目的が転化しやすい。実際、戦争はやってみないと分からない面があり、勝てると思った戦いが大敗北に終わることもあり、「偶然性の賭け」という要素が出てくると述べています。

 

このような戦争の有り様から、クラウゼヴィッツは戦争の本質を「政策の手段」、「暴力行為」、「偶然性の賭け」という3つの要素の間でバランスを取ろうとするものだと示唆しました。

 

つまり戦争とは、当初に構想したような、計算されたスマートな作戦とは程遠くなるものであって、為政者が政治目的の手段として戦争を始めたとしても、そのコントロールは難しいため、予想外の事態が重なって、意図しない大戦争へと拡大してしまうことを恐れるべきだということになります。極めて危険な局面にさしかかっているのです。

 

HSU未来創造学部では、仏法真理と神の正義を柱としつつ、今回の世界情勢などの生きた専門知識を授業で学び、「国際政治のあるべき姿」への視点を養っています。詳しくはこちらをご覧ください(未来創造学部ホームページ)。

 

【関連書籍】

 

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2023年11月26日付本欄 同時多発の戦火が連動し世界戦争の危機 イスラエル、ウクライナ、台湾情勢はどうなるのか? (Part 2)【河田成治氏寄稿】

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2023年11月19日付本欄 同時多発の戦火が連動し世界戦争の危機 イスラエル、ウクライナ、台湾情勢はどうなるのか? (Part 1)【河田成治氏寄稿】

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2023年7月16日付本欄 ウクライナ戦争の長期化 アメリカは本当に台湾を守れるのか? (後編)【HSU河田成治氏寄稿】

https://the-liberty.com/article/20756/

 

2023年7月9日付本欄 ウクライナ戦争の長期化 実はアメリカに「台湾有事」の備えがない? (前編)【HSU河田成治氏寄稿】

https://the-liberty.com/article/20745/


驚くべき中国の消費低迷と習近平政権の統計改ざん【澁谷司──中国包囲網の現在地】 2024.04.22

2024年04月23日 05時26分31秒 | 日記

驚くべき中国の消費低迷と習近平政権の統計改ざん【澁谷司──中国包囲網の現在地】

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アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師

澁谷 司

 

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

 

現在、中国のGDP(投資+消費+貿易黒字+政府支出)の中で1番大きな割合を占めるのは投資である。

 

西側の統計では、「投資」は「民間投資」だけに限られる。一方、中国の場合、「投資」は「民間投資+政府投資」の合計となっている。

 

かつて、中国では「民間投資」が全体の7割近くを占めていた。ところが、近年、景気の後退で、「民間投資」が減少している。そこで、中国政府はGDPを増やすために、「政府投資」に力を入れている。昨年、ついに「政府投資」(24.95兆元)が「民間投資」(25.35兆元)と肩を並べる程の大きさになった(*1)。

(*1)2024年1月17日付『国家統計局』

 

 

中国の消費低迷に追い打ちをかけた習近平政権

さて、中国のGDPのうち「消費」の割合はどのくらいなのか。

 

最近、単年度では30%から40%の間ということは計算上、分かっていた(ちなみに、我が国の場合、消費がGDPの5~6割前後だが、米国は消費がGDPを牽引し、今では7割近くを占める)。