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坂本龍馬 もっと“貪欲”だったら、教科書から消されなかった!?

2017年12月03日 06時54分43秒 | 日記

坂本龍馬 もっと“貪欲”だったら、教科書から消されなかった!?

坂本龍馬 もっと“貪欲”だったら、教科書から消されなかった!?

 

 

《本記事のポイント》

  •  龍馬、松陰は「実際の歴史上の役割が大きくない」!?
  • 「英雄の精神的な影響力」を軽視する戦後の歴史学
  •  龍馬を消せば、学生はますます歴史を敬遠する

 

高校の歴史の教科書から、「坂本龍馬」「吉田松陰」「武田信玄」といった、英雄の名前を消すという案が発表され、波紋が広がっている。

 

案を発表したのは、高校、大学で歴史教育に携わる教員らでつくる高大連携歴史教育研究会(高大研)。

 

話の発端は、暗記すべき用語数が多すぎるために、授業が暗記中心となり、学生が歴史を敬遠する要因になっているという問題意識だ。用語数を半分に削るという動きの中で、上記の英雄たちが"リストラ対象"に入った。

 

 

「実際の歴史上の役割が大きくない」!?

"リストラ宣告"の理由は、「実際の歴史上の役割や意味が大きくない」というもの。

 

つまりはこういうことだ。

 

幕末において「薩長同盟」を実際に行ったのは、両藩の重役についていた人たちであって、龍馬ではない。「大政奉還」も、実際に行ったのは徳川慶喜であり、龍馬ではない。龍馬が行った、夢を語り、関係者の心を溶かし、鼓舞して回ったなどという仕事に、「歴史学」として大きな意義を見出すことはできない――。

 

なるほどそれならば、龍馬のあの有名な逸話も、見方が違ってくる。

 

龍馬は、新政府の役職名簿を西郷隆盛・大久保利通に提案した際、そこに自分の名前を書かなかった。そこで西郷が、「あなたの名前はないのか」と聞いたところ、「世界の海援隊でもやりましょうかな」と答えた。

 

その無欲さに、多くの志士たちも、後世の日本人も、心を揺さぶられた。しかし、そんなことも歴史学的には「ナンセンス」ということになる。

 

龍馬はそんなことをせずに、役職に自分の名前をしっかり入れておけばよかった。京都では暗殺されないように身の安全を最優先して活動すればよかった。明治まで生き延びて、一つでも仕事をしていればよかった。

 

そうすれば後世、学問的に証明できる、「実際の役割」を果たせたかもしれない。

 

吉田松陰も、同じだ。11歳で藩主にご進講できるほどの秀才だったのなら、長州藩の要職にでも就いていればよかった。罪に当たる、海外渡航など、考えなければよかった。藩の"認可"のない塾などやらなければよかった。将来の総理大臣や政治家を何人も育て、「命を捨てて正論を訴え、志士たちを鼓舞する」などという、後世の実証に耐えない仕事など、しなければよかった。それよりも、要職に就いて、分かりやすい立場で、「実際の役割」を果たせばよかった。

 

極端なようだが、彼らについて「実際の役割は小さい」と言うなら、こういう話になってしまう。

 

彼らは、「名」を求めなかったからこそ、多くの人の心を動かし、歴史を変えた。しかし逆に、「名」を求めなかったからこそ、歴史を教える先生方に、「実際の役割は小さい」などと言われてしまっているのである。

 

 

「英雄の精神的な影響力」を軽視する戦後の歴史学

何を言いたいかというと、今回の案を出した歴史の教師たちは、「歴史における、偉人の精神的な影響力」というものを、あまりにも軽視しているということだ。

 

だから、用語を半減させるという話になった時に、上記の偉人の役割を「歴史の流れにおいては、幹ではない」として、切り捨ててしまう。

 

これは、戦後の歴史学の弊害と言える。

 

戦後の歴史学は、「ある偉人が発信した思想や精神が、歴史を動かす」という見方を、敢えて嫌う。非科学的であり、思想の押し付けや、個人崇拝につながりやすいという理由からだ。

 

むしろ戦後、「歴史は、物質的な環境が変わることで、何らかの集団力学が変わることで、動くもの」と考えられるようになった。例えば、「農業技術の発達により、収穫高が増え、支配階級と被階級の力関係が変わる」といった具合だ。

 

まるで、気象学が「上昇気流によって、水蒸気が上空で冷やされて水滴に変わり、雲ができる」と分析するようだが、まさに歴史は「社会科学」と言われるようになった。この見方は、マルクスの「史的唯物論」と呼ばれる考え方の影響を大きく受けている。

 

こうした中で、教科書では坂本龍馬や吉田松陰のような個人が、「精神的支柱」としての役割を果たしたという側面を軽視しているのだ。

 

そして、そもそも「集団力学」である歴史の中で、もし個人名を出すとするならば、「日米和親条約」や「日米修好通商条約」の締結に幕府老中として立ち会った、阿部正弘や堀田正睦などを教科書に載せるほうが、まだ正当性があるという話になる。

 

 

龍馬を消せば、歴史はますますつまらなくなる!?

しかし、まさにこうした歴史の捉え方、描き方こそ、「学生が歴史を敬遠する」原因となるのではないか。

 

そもそも、坂本龍馬も吉田松陰も武田信玄も、小説、映画など、数々のエンターテイメントの元になっている。歴史に興味を持ってもらう入り口となる人々である。

 

問題の案を発表した高大研は、こうした英雄を削除する代わりに、「共同体」「史料批判」「グローバル化」といった語句を加えることを提案している。ますます、授業がおもしろくなくなりそうに思えて仕方がない……。

 

 

「人物伝」が消えたのも、歴史がつまらない理由

また、歴史を「集団力学」のように捉えることは、こうした英雄の功績を軽視するのみならず、戦後の歴史教科書から、「人物伝」が消えることにもつながった。これも、「学生が歴史を敬遠する」原因となっている。

 

戦前の教科書には、「仁徳天皇が民のために税を減らして、倹約した逸話」「二宮金次郎が、貧しい中勉強し、各地で財政再建を成し遂げた話」など、人生の教訓になったり、手に汗握るドラマが多く掲載されていた。

 

20世紀のアメリカにおける代表的な教育思想家ジョン・デューイも「歴史的教材は、ある英雄的人格の生活と行為という形でまとめられる場合に、最も完全に、最も生き生きと子どもに訴えるものであることは、疑いのないところである」と述べている。

 

しかし、こうした人物伝も、「集団力学を科学するもの」である歴史の中では軽視されるようになった。

 

 

歴史の「精神的遺産」をあえて無視する教科書

歴史を学ぶ意味は、「集団力学の分析」をする以上に、先人がその生き方を通して遺した精神的遺産や教訓を、人生の糧にすることにある。

 

今回の騒動は、その精神的遺産や人物伝を、あえて無視する歴史教科書の問題点を浮かび上がらせている。

(馬場光太郎)

 

【関連記事】

2014年2月号 吉田松陰からマンデラまで貫く思想

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1年半でサブスリーを達成した40代中年男のマラソン奮闘記(3)マラソンランナーへの体づくりと食生活

2017年12月03日 06時51分56秒 | 日記

1年半でサブスリーを達成した40代中年男のマラソン奮闘記(3)マラソンランナーへの体づくりと食生活

1年半でサブスリーを達成した40代中年男のマラソン奮闘記(3)マラソンランナーへの体づくりと食生活

 

 

しばらく運動から遠ざかっていた40代中年男が、1年半のトレーニングでサブスリーを達成するまでのストーリー(全5回)。3回目は、マラソンのための体づくりについて。

 

◆          ◆          ◆

 

ハーフマラソンへの2回目の挑戦となった「神奈川マラソン」は、日本陸連公認コースだ。

 

陸連登録していないため、公式記録認定とは関係ないが、参加ランナーが10,000人を超える規模の本格的な大会で、青山学院大学を始め、東洋大学や早稲田大学等、箱根駅伝常連校の学生ランナーも参加する。ゲストに青山学院大の原晋監督が来ておられ、テレビで見たことのある著名な学生ランナーの姿もちらほら見える。

 

ウォーミングアップや着替えをする会場にもサロンパス臭が漂い、レース色が濃い大会である。天候は曇り、ときどき小雨。そんなに寒くはない。ロングTシャツに短パン、左腕にはiPhoneをつけて出走した。

 

結果は、1時間25分5秒。

 

目標としていた1時間30分は切れた。15キロまでは快調なペースで走れていたが、最後はガス欠で失速してしまった。

 

しかし収穫もあった。諸説あるが、フルマラソンのタイムはハーフマラソンのタイム×2+10分だという。今のタイムなら、「3時間のボーダーライン」ということになる。サブスリーも夢ではない。「神奈川マラソン」をきっかけに、フルマラソンの目標をサブスリーに設定した。

 

その後、4月までの月間走行距離は、2月71キロ、3月111キロ、4月121キロ。2月は神奈川マラソンの疲労回復も兼ねて距離を落としたが、次に出場する大会が決まっていなかったこともあって、ほどほどに走っていた時期だった。

 

 

マラソンランナーの体へ

こうして、日々練習を重ねていくうちに、体もシェイプアップしてきた。もともと身長175センチ、体重は70キロ弱で、肥満体ではなかったが、約10カ月のトレーニングを通じて、脂肪が落ちつつ、足腰の筋肉がつき、体重は60キロまで絞れてきた。

 

ランニングで消費するカロリーは、体重×距離が目安とされる。例えば、体重60キロの人が10キロ走ると、60×10=600キロカロリーの消費となる。20キロ走れば1,200キロカロリーだ。

 

43歳成人男子の基礎代謝(何もしなくても一日に消費するカロリー)が、1,500~1,600キロカロリーだとすると、20キロ走は、一日の約3/4のカロリーを消費する運動に相当する。なお、脂肪1キログラムは約7,000キロカロリーに相当するため、体重60キロの男性が脂肪1キロ分を燃焼させるためには、116キロ走る必要がある。

当時の月間走行距離が100キロ前後であることを考えると、1カ月に1キロ程度ダイエットしてきたことになる。

 

もともと軽いぎっくり腰がきっかけで始めたランニングだったが、その後、一度も腰痛を発症していないことを見ると、血行が良くなり、体を支える筋肉もついたと思われる。

 

また、最初のころに痛めた左膝もほぼ治ってきた。一時期、膝サポーターやタイツを着用してランニングしていたが、ほぼ要らなくなった。いろいろと模索してみたが、どうやら左股関節に原因があると分かり、ストレッチや体操などで柔軟性を高めたところ、痛みが消えていった。膝周りの筋力も付き、安定性が増したということもあるだろう。さらには、これまで座ると足を組む癖があったが、膝や股関節によくないことを悟り、足を組む癖もなくした。

 

 

体づくりのための食事

食事面でも変化が現れた。これまでは夜遅くに仕事から帰り、寝る前に、妻が作り置いてくれていた夕食をとっていたが(妻に感謝)、夜にランニングするようになってからは、食事のスタイルを変えた。

 

食べた直後には走れないので、ランニング後に少量か軽めの食事をとるにとどめ、代わりに、朝に、夕食で食べていたような重めの食事を取る習慣に変わった。それまでは朝はコーヒーのみだった。夕食を軽くすることで、夜間、寝ている間に内臓をできるだけ休ませようという意図もあった。

 

食事の内容にも気を遣い、特にたんぱく質の摂取を心がけた。これまではたんぱく質の量など全く考えてなかったが、筋力強化には欠かせない。

一日のたんぱく質摂取量の目安は、体重1キロあたり1グラムとされるが、トレーニングをしている場合は、体重1キロあたり1.5グラム以上必要らしい。体重60キロの場合、90グラム以上のたんぱく質が必要となる計算だ。

 

肉で換算すると、ひれステーキ400グラムに相当するが、牛肉は値が張るので(お値打ちな「いきなりステーキ」でも3,400円になる)、安価で手軽な卵がお勧めだ。卵1個当たりのタンパク質は約7グラムだという。

さすがに、ロッキーのようにゴキュゴキュと生卵10個を一気飲みはできないので、妻にお願いして、食事の度に、ゆで卵や木綿豆腐などたんぱく質の多い食品を1品プラスしてもらうことにした。

 

特に20キロ以上走った後は、運動後30分以内に、「飲むヨーグルト」などでたんぱく質をすみやかに補給するとともに、BCAA(筋肉のエネルギー代謝に深く関与する3種類の必須アミノ酸、バリン・ロイシン・イソロイシンの総称)が入っているアミノ酸サプリを採り、早期回復に努めた。(続く)

 

【関連記事】

2017年11月18日付本欄 1年半でサブスリーを達成した40代中年男のマラソン奮闘記(1) 青春の心と体を取り戻せ!

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2015年6月号 コツコツ働き続けるための疲れにくい体をつくる!

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アメリカが中国の「市場経済国」認定に反対 通商分野で圧力

2017年12月03日 06時49分53秒 | 日記

これだけ知っトクNews(12月2日版) アメリカが中国の「市場経済国」認定に反対 通商分野で圧力

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用下さい。

 

  • (1) アメリカが中国の「市場経済国」認定に反対 通商分野で圧力
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  • (3) フリン前大統領補佐官が訴追 メディアは騒ぐが「ロシア疑惑」とは無関係