３月 ３日
最後の枝落とし。
こないだの林業ボランティア、この冬最後の枝落としでした。杉の木に
登っての枝落としは冬だけの作業です。
煙と〇〇は高いところに登る。てなことをいいますが、アタイは割と高い
ところは好きです。直径20ｃｍぐらいの木を10ｍも登ると、けっこー揺れ
るんです。揺れるから怖いというのはないんだけど、フワンフワンと揺れる
ので、船酔いみたいになって、それがイヤです。
んで、作業開始。
杉林の中には雪の重みで曲がったり折れたりした木が何本もありました。
細くてしなやかな木は地面に届くぐらいに曲がっていたり、それより太く
なっている木（幹の直径10ｃｍぐらい）は途中で折れたり割けたりしていま
した。もっと太い木は先端のほう5ｍぐらいが曲がっている木もありまし
たが、雪が降ってから日にちが経っているので、先端が曲がっていた木は
自力で元に戻ってきています。（まだ曲がっているけれど、降雪直後より
曲がりが少なくなってきていた）
アタイは枝落とし作業だけをしていましたが、別の人は曲がって元には
戻れない木や途中で折れてしまった木を除伐していました。木材として使える
ようになるまでには何十年もかかる。自然災害で倒れたり曲がったりする
木があるし、鹿に皮を食べられたり、蔓系の植物に巻きつかれて渦巻状に
溝が出来てしまい木材としては使えなくなってしまうこともある。
昼休憩。ボランティア仲間のベタさんが「おれ、NHKのみんなの歌に
出るんだよ」（ベタさんは70歳代なので、とても幼児向けの歌番組に出演
できるとは思えない）
「孫かひ孫でも連れていくんですか？」
「違うよ。オレは別のところでも林業ボラをやっているんだけど、ソッチに
NHKが取材にきて、撮影した動画をみんなの歌の中で使うんだよ」
「そうなんですねぇ。アッチの世界に逝ったときに土産話ができますね」
「バカやろーまだいかねぇよ」(笑)
枝を落としたので林が
明るくなりました
この日は晴れていて風もなくて、作業するには良い日でした。アタイは
杉の木5本の枝落としをやりました。(^^)/
