勝地(かつち)ブログ

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NO.454 市民フォーラム

2010年02月23日 00時19分38秒 | Weblog
今日も「かつちブログ」にアクセスいただき、ありがとうございます。


養父市議会主催の「議会改革を進める市民フォーラム」が盛況に開催できました。ウィークデーでしたが午後1時半には会場のビバホール席も約300人とほぼ埋まり、少し熱いムードです。見た目の男女比は7:3くらいか、女性未来会議の皆さんの顔も。
議長あいさつ、経過説明の後に基調講演、講師は山梨学院大学教授:江藤俊昭氏、演題は「市民参加と議会の改革でまちを元気に」。
その講演資料レジメは、以下のような内容です。

はじめに
1.自治型社会の議会の役割
―国民的人気の「水戸黄門」主義を超えて―
(1)一人のひとに任せる発想は?
(2)「寄り合い」
(3)「寄り合い」から/とともに議会―どこでも議会が強い―
2.議会の今まで
(1)追認機関化
(2)自治体改革でも蚊帳の外
  ①住民・市民参加と議会(住民の意見に議会は反対するのか!)
  ②NPMによる行政改革(議会より外部評価委員会重視!)
(3)住民が満足していない地方議会
※地方議会の現状について「大いに満足している」1.1%、「ある程度満足している」31.4%と少ないのに対して、「あまり満足していない」46.9%、「全く満足していない」13.6%と不満派は60.5%となっている。「どちらとも言えない、無回答」7.0%。(日本世論調査のアンケート結果 2006.12実施)
3.議会のこれから
(1)総合計画をめぐる議会
―議会から修正提案:審議会メンバーとの意見交換―
(2)市町村合併をめぐる議会
―執行機関のイケイケ・ドンドンとは異なる情報提供―
4.新しい地方自治=地方政府を考える
(1)二元代表制(機関競争主義)=議会内に与党も野党もない→政策・監視機能の重視
 議決事件の追加、首長提案の説明義務、質疑応答の手法(一問一答(単発から議論を踏まえた上での)、反問)
(2)一院制、直接民主主義の導入→住民参加を積極的に導入=行政にも議会にも
議会報告会、意見交換会(会津若松市議会)、審議会メンバーとの交流
(3)議会の存在意義=討議と決定(政策立案、討議、議決、監視)
議員同士の自由討議(委員会から)
※住民に開かれ住民参加を促進し(閉鎖的ではなく!)、首長と切磋琢磨し(与党野党関係は存在せず監視と政策立案の役割を発揮しつつ議員の質問に対する執行機関からの反問権も認める!)、議会の存在意義である議員同士の討議と議決(質問の言いっ放しではなく!)を重視する議会。
5.自治型社会の議会のルールを ―議会基本条例の意義―
  ①自治体の憲法:体系性・透明性・最高規範性(住民自治は前提)
  ②従来とは異なる議会運営(爆発!):3つのポイント(住民参加、執行機関との切磋琢磨、討議の重視)の挿入
むすびにかえて ―市民の責任とは?―

その後、休憩をはさんでパネルディスカッション「議会基本条例を制定して変わることは何か」。パネラーは京丹後市議会議長:大同衛氏ほか、養父市区長会を代表して藤川氏、養父市連合PTA連絡協議会を代表して植木氏、養父市女性未来会議を代表して野崎氏、養父市議会を代表して水野氏の皆さんです。

条例中身の議論が無かったけど、また会場からの質問時間がとれなかったけど、どうだったんかな? わかりません。ず~と記録写真を撮ってましたけど結構講演内容も耳に入るもんです。

市民の皆さんの沢山の協力をいただき盛況のうちにフォーラム終了。その後、別会議室で江藤教授、大同京丹後市議長と養父市議員との「意見交換会」。養父市まちづくり基本条例に議会条文をもっと盛り込む必要性の指摘、京丹後市議会での基本条例制定後の議員活動の実際を聞き参考になりました。反問権条文が腰砕けに見えるという指摘に同感! 

夜は場所を移して反省懇親ご苦労さん会を議員みんなでやりました。さあ、次は長丁場の3月定例議会が待ち構えてます。「議員一人一人には何の力もない。議会は一つになって初めてそのパワーを発揮する」ということですが・・・試されてます。

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