幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

VIVANTのバイオレンス

2023-08-21 23:59:41 | テレビ・芸能
 この夏のドラマでダントツの話題作となっている『VIVANT』。豪華なキャストに金のかかったロケ、派手なアクションと複雑なストーリー。他のちまちましたドラマに対して内容で圧倒的な差をつけています。謎解きも面白く、しかもあまりにも謎が多すぎて、毎週どんどん謎が解明されていくのに、まだまだわからないことがたくさんあり、ネットでの考察も盛り上がるばかりです。

 そんな『VIVANT』では近年日本のテレビドラマではほとんど見られなくなった凄惨な暴力シーンや殺人シーンが頻繁に登場します。最新の第6話ではテロ組織「テント」のメンバーを会議中に役所広司が日本刀で斬殺するシーンがありました。まるで『ゴッドファーザー』です。先週の第5話でも最終的には助けたものの、子どもたちを絞首刑にするシーンもありましたし、日曜夜9時のファミリー層が見る時間帯のドラマとしては随分と思い切った演出だと感じています。

 今のところ特に大きなクレームがついたりしていないようなので良かったですが、見ていてちょっとヒヤヒヤしたのも事実です。個人的にはこういうバイオレンスなシーンもあった方が、ドラマもグッと締まって見応えが増すのでむしろ高評価なのですが、炎上が怖くてエロとバイオレンスを遠ざけ続けている日本のテレビで、よくここまで踏み込んだものだと、その勇気に感心しています。

 『VIVANT』で今のところこうしたシーンが問題視されていないのは、作品自体の評価が高いからでしょう。バイオレンスなシーンを売り物にしているわけではなく、ドラマとして必要だから見せているということを視聴者がわかっているんだと思います。それくらい日本の視聴者のリテラシーは高いし、もっと言えば、子供騙しのようなオブラートに包んだ演出のドラマに飽き飽きしているんだろうとも思います。

 『VIVANT』がヒットすることで、今後こうした妙な忖度のない本格的なドラマがもっと作られることを願ってやみません。そして二階堂ふみ演じる薫の裏の顔はなんなのか、単なる善意の医師ではないだろうと思っていますが、答え合わせが待ち遠しいです。

 
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基本はバントの構え

2023-08-20 23:19:44 | テニス
 今日の山本麻友美プロのレッスンで相変わらず上達が遅いフォアボレーを教えてもらいました。上達が自分でも遅いなと感じるのは、理屈は完全に理解しているつもりなのに、どうもこれまで身につけてきた癖が修正できないせいです。さすがに40年以上テニスをしていると、癖も千鳥のノブが言うような「大癖」になっていて、癖が強いのです。

 フォアボレーで山本プロにダメ出しをされているのがラケットが前後に動く、後ろから前に振っている、ということでした。なので、ラケットを体の前にセットすることによって振らないようにする、ということをアドバイスされました。ところが自分では体の前にセットしているつもりでも当たりが悪いことが多く、タイミングもうまく取れていません。山本プロ曰く「ラケットが止まっていない」と言うことで、ずっとラケットが動いているから当たりがブレるんじゃないかと指摘されました。

 で、ラケットがどう動いているかなんですが、一度セットしたところから、ボールに合わせてラケットの高さを動かしているらしいのです。自分では無意識でしたが、言われてみればそうやってボールを打つタイミングを取っているような気がしました。ボールがフォア側に来たと思って右側にラケットを出すのですが、そこからずっと右手が動いてボールの打点までラケットを持っていっています。ちょうどボールが打点に飛んできたところでラケットもその打点にくるので、それはラケットが動いているから「振っている」状態と同じになります。

 山本プロによれば、そうではなくて打点に先にラケットを出して構えておくのがミスをしないボレーのやり方だそうで、なるほど野球で言えばバントをする時のような形かと勝手に納得しました。そのためにはなるべく早く打点のところでラケットを構えて動かさないようにして待っていなければなりません。僕のラケットが打点にいくまで動いているのは、構えに入るタイミングが遅いからで、もっと早くフォアかバックか判断して、ボールがネットを越える前にはラケットを打点に置いて待つ態勢を作るべきでした。

 最終的な高さの微調整はラケットを動かさずに構えたまま膝の上下で高さを合わせ、後はボールが速ければそのままブロックボレー、遅くて余裕があれば足を送ってより強くボレーをするということで、何より大事なのはまず早く構えて待つことだとわかりました。ラケットを振らない、ラケットを前に出す、ラケットを早く構えて待つ、言葉は違えどもやろうとしていることは同じです。同じ動きをするにしても、どの表現なら自分でしっくりくるかということを追求しないと、なかなかできるようにはならないみたいです。まあ今回のアドバイスも本当に自分に合っているかは今後のボレーの結果次第ですけど。
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中国恒大ショック

2023-08-19 23:59:52 | マネー
 中国の不動産開発大手・中国恒大集団が、ニューヨークの連邦裁判所に米連邦破産法15条の適用を申請したと報じられました。恒大は2年ほど前から経営危機が噂されていたので、いよいよかという感想ではありますが、これが中国のみならず世界経済にどれほどの影響を及ぼすことになるのかが心配です。僕は全く経済の素人ですから専門家の解説などを見聞するしかありませんが、中国不動産バブルがはじけて、いよいよ中国経済が大減速するとなると「恒大ショック」となって株価が大暴落することもあるかも知れません。

 これまで何度も「〇〇ショック」をくぐり抜けてきたので、ちょっとやそっとでは狼狽したりはしませんが、過去の「ショック」の時には正社員現役バリバリでしたから、株式投資はあくまでも小遣い稼ぎ程度でした。大暴落したら気分が悪いので放置して見ないようにしておけば済みました。しかし今は低賃金の再雇用の身の上ですから、株価が大暴落したとなると大きく自分の資産運用に影響します。今後どういう戦略を取るのか熟慮する必要があります。

 日本はいま30年分のデフレを一気に取り戻そうとインフレが進んでいる最中です。物価がどんどん上がり、それに伴って賃金も少しずつ上がってきています。まだ大企業が賃上げを始めたばかりなので、物価上昇に伴うだけの賃上げが中小企業まで及ぶにはそれなりの時間がかかることでしょう。賃上げが期待できず年金生活まで間もなくという我々のような立場の人間は、自分でインフレ対策を講じるしかありません。そしてインフレに強い資産と言えば株式、金、不動産と相場が決まっています。

 つまり恒大ショックが襲来しようとも株式相場から撤退するわけにはいかないので、大波をうまく乗り切るしか手がありません。定石としては現金を多めにしておいて、大暴落がきたところで割安になった株を買い集めるということになるのですが、果たして本当に大暴落が来るのかどうか。インフレはどの程度で収束するのか、株価はいつ回復するのか、タイムマシンに乗って3年後くらいの未来へ行って見てきたいものです。 
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また腰痛悪化

2023-08-18 23:59:05 | 健康・ダイエット
 最近はテニスをすると腰が痛くなります。特にサービスを頑張った時がひどくて、テニスをしている間にもう痛みを感じ始め、終わってから3日間は腰が痛くて普通の生活が困難になります。それがわかっているので、あまりサービスを頑張らないように、頑張って打つのはここぞの時だけにしています。引退前の江川のピッチングと同じで、気を抜いたサービスを打って痛烈なリターンを食らうこともしばしばです。

 サービスが腰に悪いのは捻り戻しを過度にするからです。なので最初から体の捻りを使わずに、手だけで打てばそれほど痛くはなりません。ついでに言うと、フォアハンドストロークも体をしっかり回して打つと痛くなるので、こちらもなるべく手打ちで打つようにしています。せっかく覚えた運動連鎖を使ったフォームを封印しているのですから、本当に嫌になりますが、かと言って丸3日も腰痛に苦しむのはQOLが大きく下がるので避けたいです。

 腰痛で困るのは、ずっと座って仕事をしている分には大丈夫なところです。だからついつい動かずに2時間くらいPCの前に座っていたりすると、いざ動こうとしたら完全に腰が固まってしまっていて「アイタタタ」と言いながら、恐る恐る妙な恰好で動く羽目になります。かと言ってずっと動きながら仕事をしているわけにもいかないので、どうしても1時間くらいは座りっぱなしということが多くなります。

 そして腰痛になると当然ながら運動量がガクンと減るので体重が増えます。3日も動かなければ簡単に2kgくらいは太ってしまいます。食べる量を減らせれば良いのですが、むしろ動けないので間食も増えるという悪循環に陥ります。3日間おとなしくしていればとりあえず痛みはなくなるのですが、その後にまたハードにテニスをすると痛くなるので、しばらくは徐行運転のようなテニスになります。楽しくないです。とりあえず今日で腰痛2日目です。土日ともテニスするのはきついから困りました。
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ネイマールの移籍

2023-08-17 23:21:35 | サッカー
 近年、サッカーのヨーロッパ4大リーグ(イギリス、イタリア、スペイン、ドイツ)から選手が流出していて、フランスのパリSGに一時期スター選手が集まっていましたが、ここのところさらにヨーロッパからサウジアラビアリーグへと選手が移動しています。最近話題になったブラジル代表のネイマールがパリSGからアルヒラルへ、昨年C.ロナウドがアルナスル、今夏ベンゼマがアルイテハドに移籍しました。

 そしてこの3人が世界年俸トップ3だそうです。クリロナとベンゼマは2億ドル、ネイマールが1億ドルだとか。桁が違い過ぎて驚きます。さらにサッカー選手の年俸トップ10のうち8人がサウジアラビアリーグ、1人(メッシ)がアメリカ、1人(エムバペ)がパリSGということで、4大リーグにはゼロということになっています。サウジアラビアおそるべしです。

 かつてJリーグが創設されて間もない1993年~96年頃には、世界のトップクラスの選手がJリーグにたくさんやってきました。ジーコ、リネカー、リトバルスキー、ストイコビッチ、スキラッチ、ドゥンガ、ストイチコフ、ブッフバルトなど 各国の代表でW杯の得点王やMVP選手が続々と集まってきていました。それだけJリーグが注目を集めていたということもありますが、やはり当時の日本にはお金があったのです。国の経済力とサッカーへの注目度が重なるとスター選手が集まります。

 その後、日本経済が低迷するにつれて代表クラスの選手は少なくなってきましたが、日本サッカーは30年かけて強化されました。それにはJリーグ初期に日本に集った世界のスターたちが日本選手に与えた影響の大きさもありました。サウジアラビアリーグは今後レベルが大きく上がることでしょうが、それがサウジアラビア代表の強化にどこまで役立つのか注目したいと思います。
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ベテランテニスの難しさ

2023-08-16 23:38:41 | テニス
 30代の頃、テニスの大会に出るとジュニアの頃からやっている人とか、学生時代にインハイやインカレ出場経験がある人とかにコテンパンにやられていました。僕のようなテニスブームに乗って大学時代にミーハーで始めた人間とは明らかにレベルが違うので仕方ないと思っていました。しかし40代になると少しずつそういう人たちも体力が衰えてくるし、こちらは技術も上がって経験を積んできているし、なにより練習量が違うので良い勝負になるようになってきました。時々は運良く勝てることもあって、この調子なら50代60代とベテランになればもっといけるんじゃないかと考えていたものです。

 しかし、いま60代になってわかったのは、ベテランはテニスの上手い下手以前に、健康で体力があって元気な人が強いということです。もちろん学生時代からの経験者はテクニックがあり試合に勝つコツも知っていますが、細かいテクニックよりも最後まで走り回れる体力、そして痛いところが少なくて100%に近いコンディションを保っている人が断然有利です。年を取れば取るほど人間として、生物として強い方が強いというのが結論でした。

 体力があって故障が少ないというのは、もちろん試合で実力を発揮する上で大事ですが、そもそも日頃の練習量に差が出ます。ベテランは若い頃のように何も考えずに毎日ハードな練習ができるわけではありません。少しテニスをすると腰が痛い、肘が痛い、膝が痛いとなってしまい、その痛みがおさまるのに中2日とか3日とか、時には中6日ということになってしまいます。週一のテニスでは技術的に向上するのは難しいですが、それ以上やると体が耐えられないのでは仕方ありません。

 60代になったら同世代のインハイやインカレ経験者にも少しは勝てるようになるのかと思っていましたが、1試合だけならともかくワンデートーナメントで何試合も戦うこと自体が自分も厳しくなってしまいました。多分やれば何とか最後までやれるかも知れませんが、恐らくその後数日は寝込むことになりそうで、とてもチャレンジする勇気がありません。なにせサークル内の遊びのゲームと、大会での真剣勝負とでは、同じゲーム数をしても体にかかる負荷が全然違います。

 と言うことで、あくまでもテニスは健康第一ですから真剣勝負の大会に出ることは最近避けています。化け物みたいに元気で体力のある高齢者って時々いるので、もしそんな人と対戦して「技術では負けていないのに」と思いながら打ちのめされるのも悲しいですし。もちろん僕に体力オバケを一蹴できるだけの技術がないのがいけないんですけど、そもそもそういうテクニシャンを練習量と体力で打ち負かそうと思っていたのに、そうなれませんでした。

 
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お盆直撃の台風

2023-08-15 23:50:08 | 日記
 台風7号が今日朝から夕方にかけて日本列島を縦断していきました。当初は関東から関西のどのあたりに上陸するかわからなかったのですが、結局和歌山に上陸してから兵庫へと向かっていったので、主に近畿地方に大きな影響を与えましたが、名古屋も台風の東側だっただけに、それなりに風雨が強くなった時間帯がありました。

 日本の大動脈である東海道を寸断していったせいで、多くの交通機関が止まりました。お盆直撃だったので旅行や帰省などで移動していた人がたくさんいましたから、高速道路も新幹線も飛行機も動かずに立ち往生を余儀なくされた人もさぞかし多かったことでしょう。

 近年は鉄道各社は早めに計画運休を発表するので、以前ほど駅に人が溢れるということは少なくなったようですが、商業施設や観光施設も多くが閉場したりしていて、稼ぎ時だったにも関わらず各方面での損失は大きかったと思います。中国人観光客の団体旅行が解禁されたばかりで、外国人も多く日本に滞在しているのに、彼らも予定が大幅に狂って困惑していることでしょう。

 僕は例年お盆はテニス以外の予定はほとんど入れていないので、今年も昨日今日と家にいるだけでしたから、今回は特に困ったことはなかったのですが、少しずれたら唯一の予定であるテニスができなくなるところでした。一昨日と明日の夜にテニスの予定なので、うまくその間に台風が抜けていってくれて助かりました。相変わらずテニスの運だけは良いようです。
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暑さに負けていた

2023-08-14 23:57:43 | 健康・ダイエット
 先日のテニスで全然調子が上がりませんでした。と言うか、自分ではさほど調子が悪いとは感じていなかったのですが、試合をすると負け続けるのです。それほどミスが多かったわけでもなかったので、たまたまかなと最初は思っていましたが、連敗を続けるうちに、どうもテンションが上がってこないなということに気づきました。テンションが上がらないから、ラケットを振り切れていないし、ボールを追いかける足も止まりがちで、テニスに勢いがありません。ミスはそれほどしなくても、相手にプレッシャーをかけるようなボールも打っていませんでした。

 家に帰って風呂に入りながらつらつら考えたのですが、どうも暑さでバテバテになっていたのではないかと思いいたりました。気持ちが上がらないから体も動かないのかと思っていましたが、実は逆で、あまりの猛暑に体が動かないから、気持ちも上がってこなかったのだと思います。62歳が37℃超えの日に午後2時からテニスをして元気なはずがありません。むしろ元気に動きすぎたら倒れてしまいますから、自然と防御反応で体が動かなくなっていたのかも知れません。

 昨日のテニスは夕方4時半からだった上に、雨が降るかもという予報で曇っていたので暑さもあまり気になりませんでした。気温が3~4℃低いだけで体も気持ちもかなり楽になります。テニスもずっと内容が良くなり、試合をしてもちゃんと勝てました。前回は自分が急に下手になったのか、変なものが憑いたのかと思いましたが、そういうわけではなく、単に暑さに心身がバテていただけのようでした。

 昔は炎天下でのテニスも平気だったのにと思い返してみたところで、60代が20代や30代と同じように動けるはずがありません。気持ちは30年前と変わっていなくても、体は確実に経年劣化を続けているのですから、いつまでも若いつもりでいるのも実は健康には悪いというか、危険なようです。体の発する声にきちんと耳を傾けることが大事だなと改めて感じました。
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中日の「なんて日だ!」

2023-08-13 23:59:20 | 野球
 リーグ最下位を独走する中日ドラゴンズ。ファンはチームの順位よりも若手の成長だけを楽しみに見ていますが、その筆頭株である岡林勇希が今日も初回にあっさりヒットを打ちました。これで26試合連続安打。球団記録を更新しました。これまでの球団記録は初代ミスタードラゴンズの西沢道夫が持っていました。永久欠番の西沢の記録をあっさり塗り替えた岡林の成長ぶりは頼もしい限りです。目指すは高橋慶彦の33試合連続安打の日本記録更新です。

 さて初回に快挙があった中日ですが、先発の柳裕也がその後も淡々とゼロで広島打線を抑え続け、なんと9回をノーヒットノーラン。ところが味方打線もゼロ行進だったため記録達成とはなりませんでした。昨年も大野雄大が10回2死まで完全試合をしながら味方打線の援護がなく、快挙を逃しました。2年連続でこんなことが起きるのはいかに中日打線の得点能力が低いかということで、ヒットを打てなくても何とか点を取る落合監督時代のような野球の巧さを身につけてほしいものです。

 そして10回から登板した絶対的な抑えの切り札マルティネスが、なんと広島の堂林に先制ホームランを打たれてしまいました。今季開幕から自責点ゼロの投球をここまで続けてきたマルティネスが、まさかノーヒットノーランを引き継いだ試合で失点をするとは、なんという巡り合わせでしょう。よりによってこんな場面でホームランを打たれなくてもと思いますし、打った堂林が地元中京大中京出身だけに、地元で張り切っていたんだろうなとも思いました。

 ここまでいろいろなことが起き続ける試合は、最後まで何が起こるかわかりません。なんと10回裏の攻撃で石川昂也&宇佐見真吾が2者連続のホームランを放ち逆転サヨナラ勝利を収めたのです。岡林と並ぶ期待の若武者石川の同点ホームランも、今季途中で日本ハムから移籍してきた宇佐美のサヨナラホームランも劇的です。そして延長回に2者連続本塁打でサヨナラ勝ちしたのは、今回の中日がプロ野球史上初めてだそうです。長打力がないことで知られる中日がホームランが出にくいナゴヤドームでそんな史上初の記録を作るというのも不思議な巡り合わせです。

 本当に「なんて日だ!」と小峠のように中日ファンも叫びたいような数々の出来事が凝縮された試合でした。こんなエキサイティングな試合が続けば最下位に低迷していなくても済みそうですが、明日からはまた通常運行に戻ってしまうんでしょうか。 
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撤去されるストリートピアノ

2023-08-12 23:39:49 | 音楽
 この10年くらいで爆発的に増えたストリートピアノ。発祥は2008年にイギリスからということらしいのですが、近年では各地の駅前とか公共施設に置かれていて演奏を楽しむ人が増えています。ストリートピアノを弾く動画から売れたハラミちゃんのようなYouTuberも登場し、「弾いてみた」系の動画は再生回数も爆発的に伸びています。

 ピアノ歴12年の僕もいつかストリートピアノを弾けるくらいになってみたいと思っていましたが、これだけ腕自慢が弾くようになると、ヘボいピアノはとても恐れ多くて弾けません。そもそも日本は子どもの頃からピアノを習っていた人が多く、ストリートピアノがあれば順番待ちになってしまう場所も多いみたいです。

 そんな巷で人気のストリートピアノが最近は次々と撤去されているということで驚きました。いくつか理由があるようですが、ひとつは騒音問題。公共の場所で遅い時間帯まで爆音で弾いたら、そりゃ迷惑でしょうし、歌まで歌う人もいるそうで、苦情が多く寄せられているとか。利用できる時間を限っているところも多いらしいのですが、守らない人もいるようです。

 次にYouTubeで配信する動画を撮影している人たちへの苦情もあるようです。動画撮影をずっとしていて独占して他の人が弾けないということや、弾いている本人だけではなく周りの見物人も撮影して勝手に動画にあげてしまうという苦情もあるみたいです。さらにはSNSで事前告知やチケットの販売をしたり、投げ銭といった営利利用をすることも禁じられているのにマナー違反が目立つということもあるようです。

 ストリートピアノ自体は街中に音楽があって素敵なことだと思うのですが、そうしたいろいろな事情からせっかく置かれたピアノが撤去されてしまうというのは残念でなりません。数が減っていってしまうと、僕がいつかこっそりストリートピアノを弾くという秘かな野望もますます遠ざかっていってしまうので、何とかならないものでしょうかね。
  
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