幹事クリタのコーカイブログ

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不甲斐ない横綱大関陣

2024-05-13 23:31:36 | 日記
 夏場所初日は関脇以上の8人が全員黒星という前代未聞の酷いスタートでした。横綱大関が5人以上出場して初日全員黒星というのも昭和以降の大相撲で初ということで、まさに異常事態と言っても良いでしょう。考えてみれば先場所の尊富士の110年ぶりの新入幕力士の初優勝というのも、快挙の裏には上位陣の不甲斐なさがあるわけで、現在の横綱大関陣は昭和以降で最弱な上位陣だと言われても仕方ありません。

 今日の二日目、横綱照ノ富士と大関貴景勝が早くも休場。琴桜と霧島は勝ちましたが、豊昇龍は連敗を喫しています。照ノ富士と貴景勝は怪我が長引いていて、かつての大相撲ならとっくに引退していてもおかしくないような状態ですが、頻繁に休場を繰り返しながらも現役を続けています。簡単に引退できない諸事情があるんだろうとは思いますが、ファンにしてみれば納得がいくような状況ではありません。

 霧島、豊昇龍、琴桜はまだ大関昇進後それほど時間が経っていないので、実力と地位が釣り合っていないのかなという感じです。関脇以下の幕内上位陣とそれほど力の差がないので、どうしてもまだ安定した星を残せないのでしょう。一番安定感があった霧島は首の故障もあるようですが。ただ大関に上がった以上は平幕力士とは格が違うという強さを見せてほしいし、照ノ富士の現状を考えると、早く横綱に上がる力士が出てきてほしいところです。

 関脇以下では23歳の小結大の里が一番の有望株です。今の上位陣の顔触れからすると、簡単に大関まで昇進してしまってもおかしくはありません。前頭筆頭の熱海富士はまだ21歳と若いですがすでに相撲の巧さを見せていますし、これからの成長が楽しみです。いまひとつ期待の割に伸び悩んでいるのが24歳の王鵬で、大鵬の孫ということで注目を集め過ぎてしまったのかも。これに24歳の平戸海、今場所休場している25歳の尊富士あたりが注目の次世代ということになります。

 ただこうした伸び盛りの若手の壁になるような強い横綱大関がいない状態はファン目線で見ていても面白くないですし、全体の底上げにもなりません。このままでは大相撲の人気が下降するばかりですから、大谷翔平や藤井聡太のようなスーパースターの登場を心待ちにしています。
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