Seasons

花鳥風月を撮りつづけると季節の移り変わりがわかるかも
でも風を撮るのはむつかしいので花鳥虫月だという噂も・・・

星の散歩道

2007-03-31 | まち歩き
エスプラナード・エトワール

フランス語では
いうらしい。

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東京メトロの
赤坂見附の駅を出て
弁慶橋へ行く地下道の
天井にあるギミックです。

夕方5時から点灯します。

人の通りが少なけりゃ
玄妙な趣も
なきにしもあらず
あはは
あはは








シダレヤナギ

2007-03-31 | 写真
シダレヤナギ(枝垂れ柳)=【Salix babylonica



ヤナギ科ヤナギ属

生活型:落葉高木

中国が原産です。
わが国へは奈良時代に渡来したといいます。
いまでは、広く各地の水辺や公園などに植栽されています。
高さは10~25メートルくらいになり、雌雄異株です。
枝先が垂れ下がり、細い葉がさやぎます。
3月から4月ごろ、花を咲かせますが
わが国には雌株は少ないそうです。

英名は Weeping willow


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新古今和歌集 巻第一 春歌上

百首歌よみ侍りける時
春の歌とてよめる
               殷富門院大輔
73
 春風のかすみ吹きとくたえまより
 みだれてなびく青柳のいと






シダレザクラ

2007-03-30 | 写真
シダレザクラ(枝垂れ桜)=【Prunus spachiana cv.Itosakura


バラ科サクラ属

生活型:落葉高木

「エドヒガン(P. pendula f. ascendens)」の園芸品種です。
別名で「イトザクラ(糸桜)」とも呼ばれます。
寿命が長く大木となり、名木と称されるものも多くあります。
3月から4月ごろ、葉に先立って開花します。
花色が紅色のものは「ベニシダレ(紅枝垂れ)」とも呼ばれます。

英名は Weeping Japanese cherry

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新古今和歌集 切出歌

題しらず
          西行法師
1845
 ねがはくば花のもとにて春しなむ
 その二月(きさらぎ)のもち月のころ


・ 


ヒュウガミズキ

2007-03-29 | 写真
ヒュウガミズキ(日向水木)=【Corylopsis pauciflora



マンサク科トサミズキ属

生活型:落葉低木

わが国の本州、石川県から兵庫県の日本海側と
台湾に分布しています。
やせた岩地に生え
高さは1~3メートルになります。
葉はゆがんだ卵形から広卵形で互生します。
3月から4月ごろ、葉の展開に先立って
淡黄色の花を下垂して咲かせます。
雄しべの葯が黄色いのが特徴です。
別名で「イヨミズキ(伊予水木)」とも呼ばれます。

英名は Buttercup winter hazel


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後撰集  恋歌

心のうちに思ふことやありけん
                     伊勢
825
 見し夢の思ひ出でらるる宵ごとに
 言はぬを知るは涙なりけり








ハナダイコン

2007-03-28 | 写真
ハナダイコン(花大根)=【Orychophragmus violaceus


アブラナ科ショカツサイ属

生活型:二年草

中国東部から朝鮮半島が原産です。
わが国へは江戸時代に渡来し
今では各地に帰化しています。
高さは30~80センチになり
根生葉と下部の葉は羽状に深裂します。
上部の葉は茎を抱きます。
3月から5月ごろ、淡い紫色から紅紫色の4弁花を咲かせます。
別名で
「ムラサキハナナ(紫花菜)」
「ショカツサイ(諸葛菜)」
「オオアラセイトウ(大紫羅欄花)」
などと呼ばれます。

英名は Chinese violet cress


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式子内親王集(萱斎院御集)  雑歌
                        式子内親王

 はじめなき夢を夢ともしらずして
 このをはりにや覚めはてぬべき







ツバキ

2007-03-27 | 写真
ツバキ=【Camellia japonica cv. Otome-tsubaki】


ツバキ科ツバキ属

生活型:常緑小高木

わが国の固有種です。
語源は「ツヤバキ(艶葉木)」が転じたもの。
豊富な園芸品種があります。
その原種は「ヤブツバキ」と「ユキツバキ」それに「サザンカ」です。
「サザンカ」が晩秋から初冬にかけて咲くのに対して
「ツバキ」はおもに早春です。
また「サザンカ」の花びらは散り
「ツバキ」はポトリと落ちます。

英名は Camellia



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       これは「乙女椿」(cv.Otome-tsubaki)
    淡い桃色の千重咲き、中輪で、12~4月が花期
         1892年の『本草図譜』に載る
            ユキツバキ系





新千載集  恋歌
              式子内親王

 君ゆゑやはじめもはても限りなき
 うき世をめぐる身ともなりなん









シデコブシ

2007-03-26 | 写真
シデコブシ(四手辛夷)=【Magnolia tomentosa


モクレン科モクレン属

生活型:落葉低木

わが国の伊勢湾周辺の岐阜県と愛知・三重県に分布しています。
湿原の周辺や渓流沿いなどに生え
高さは5メートルほどになります。
3月から4月ごろ
淡いピンク色から白色の花を咲かせます。
花弁と萼片の区別が難しく
12~18個の花びらがあるように見えます。
系統的には「コブシ」と「タムシバ」の交雑種と考えられています。
名前は、たくさんある花弁を神事に使う御幣(ごへい)に喩えたもの。

英名は Star magnolia


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   花弁が6枚の普通のモクレンとは明らかに違います


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新古今和歌集 巻第十五 恋歌五

題しらず
             女御黴子女王
1383
 ぬる夢にうつつの憂さも忘られて
 思ひ慰むほどぞはかなき





レオナルド・ダ・ヴィンチ          ―天才の実像

2007-03-25 | まち歩き
レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像
という展覧会が
東京国立博物館で開催されています。


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目玉は
レオナルド・ダ・ヴィンチ作の
受胎告知
です。

ダ・ヴィンチの作品が日本で公開されるのは
1974年の
モナリザ
以来33年ぶり。

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 どんなんかな~
と行って来ました。

入場前には
手荷物検査とか
金属探知機とかを
クリヤーしなくてはなりません。

なかなか物々しい警備ですが
作品の価値を考えれば当然でしょう。

受胎告知の展示は
本館1階です。
遠くから段々近づいていくときにもよく見えるように
アプローチがスロープで蛇行するように
うまく考えられていました。

20歳の若描きですが
卓越した技量であることは
素人の私にも感じ取れます。


さあこんどは
平成館
に場所を替えて
何があるのかな


ところが
入場料金が
大人当日券で1,500円
 なんだかちょっと安いなぁ
と思っていたら案の定
本物は最初の受胎告知だけで
あとは写真とか模型とかCGとかばかりです。

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            こういう風に



それなりに興味深くはありましたが
 なぁんだ
と拍子抜けした感じを抱いたまま
はいさようなら
と送り出された春の好日

あはは
あはは





タチイヌノフグリ

2007-03-25 | 写真
タチイヌノフグリ=【Veronica arvensis


ゴマノハグサ科クワガタソウ属

生活型:二年草

西アジアからヨーロッパが原産です。
わが国へは、明治の中頃に渡来しました。
今では各地に帰化しています。
茎は根もとで分枝して、途中から直立し
高さは10~30センチになります。
葉は広卵形で対生し、縁には鋸歯があります。
4月から6月ごろ
上部の葉腋に小さな青紫色の花を咲かせます。
花冠の先は4裂しています。
果実は小さな蒴果です。

英名は Corn speedwell

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新古今和歌集 巻第十五 恋歌五

題しらず
             赤染衛門
1379
 いかに寝て見えしなるらむ
 転寝(うたたね)の夢より後はものをこそ思へ





ボケ

2007-03-24 | 写真
ボケ=【Chaenomeles speciosa


バラ科ボケ属

生活型:落葉低木

中国原産の「マボケ」系統の園芸品種です。
わが国へは平安時代に渡来し
江戸時代から広く栽培されるようになりました。
高さは2~3メートルほどになります。
葉は楕円形から長楕円形で互生し
縁には鋭い鋸歯があります。
3月から4月ごろ
緋赤色やピンク色、白色などの花を咲かせます。
名前は「木瓜(もっけ)」が訛ったものともいわれています。

英名は Japanese quince, Flowering quince

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新古今和歌集 巻第十五 恋歌五

千五百番歌合に
              皇太后宮大夫俊成
1388
 あはれなりうたたねにのみ見し夢の
 長き思にむすぼほれなむ





サクラソウ

2007-03-23 | 写真
サクラソウ=【Primula sieboldii


サクラソウ科サクラソウ属

生活型:多年草

わが国の各地をはじめ
朝鮮半島や中国東北部それに東シベリアに分布しています。
山地や河原などのやや湿ったところに群生し
高さは20~30センチになります。
葉には長い葉柄があり根生して
表面にしわがあります。
4月から5月ごろ、花茎を伸ばして散形花序をつけ
紅紫色や白色の花を咲かせます。
わが国のサクラソウ類の代表です。

英名はありません

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新古今和歌集 巻第一 春歌上

千五百番歌合に
春歌
                宮内卿
76
 薄く濃き野辺のみどりの若草に
 あとまで見ゆる雪のむらぎえ





国立新美術館(2)

2007-03-22 | まち歩き
乃木坂にできた
国立新美術館
にでかけました。

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本来の用事は
これ
でしたが
都知事選挙に立候補した
黒川紀章先生のデザイン見物も兼ねています。


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        中へ入った1階ロビーはこんな感じ
        外側の窓ガラスの掃除は大変そう

というのが建築デザインに対する感想で
ここからは
また
別の話。


上の写真に左手に見える
コンクリート打ちっ放しの倒立円錐台は
ここに三つあるカフェの一つです。


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         カフェの名前は Vogue です

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    メニューにないけどカフェ・ラテを作ってくれて

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  天然酵母のパンで作る生ハムのサンドウィッチはおいしいよ



所蔵作品を持たない美術館ですから
企画が勝負。

それに花を添えるのが
ここに挙げたカフェとか
混んでて入れそうになかった
ミシュラン三ツ星のレストラン
ポール・ボキューズ。

近隣の美術館との連携もいいアイデアです。

がんばってね
国立新美術館
あはは
あはは


クリスマスローズ

2007-03-22 | 写真
クリスマスローズ=【Helleborus niger


キンポウゲ科ヘレボルス属

生活型:常緑多年草

ヨーロッパのアルプスやバルカン半島の北西部に分布しています。
冷涼な気候の森の中や林縁に生え
高さは20~40センチになります。
ヘレボルス属の中では早咲きで
イギリスではクリスマスの時期に咲くことから
「クリスマスローズ」の名前がつけられました。
またキリスト生誕の日に
ベツレヘムはこの花で広く被われていたといわれます。

英名は Christmas rose


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新古今和歌集 巻第十八 雑歌下

題しらず
              賀茂重保
1771
 さりともとたのむ心の行末も
 思へば知らぬ世にまかすらむ





ヒイラギナンテン

2007-03-21 | 写真
ヒイラギナンテン=【Mahonia japonica


メギ科ヒイラギナンテン属

生活型:常緑低木

中国からヒマラヤ、台湾が原産です。
わが国へは江戸時代のはじめに渡来しました。
高さは3メートルほどになり
葉は奇数羽状複葉で「ヒイラギ」に似ています。
生活型では常緑ですが、赤や黄色に紅葉します。
3月から4月ごろ
茎頂から総状花序を数個だし黄色い花を咲かせます。
果実は腋果で
6月から7月に黒紫色に熟し粉白を帯びます。

英名は Japanese mahonia


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新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 

題しらず
            大僧都覚弁
1774
 老らくの月日はいとどはやせ川
 かへらぬ浪に濡るる袖かな





天賞堂のキューピッド

2007-03-20 | まち歩き
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銀座4丁目の天賞堂
晴海通りの歩道の角に
キューピッドが
半身隠して
狙っています。

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       お尻は皆さんがなでるのでピカピカです

このキューピッドのことについては
既に色々取り上げられていますが
このサイト
が詳しいです。

天賞堂の企画広報部の方に
取材していらっしゃいますから
間違いない (C) by 長井秀和

あはは
あはは