Seasons

reading Paul Theroux
and
listening to Jack Johnson

大般若経(安倍小水麿願経)

2006-01-31 | アート・文化
前上野大目(さきのかみつけぬのたいもく)であった
安倍小水麿(あべのこみずまろ)が
災害や悪疫の除去を願って
貞観十三年(871)大般若経600巻を
写経供養したものです。
埼玉県慈光寺に152巻が現存します。




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          安倍小水麿願経(部分)




国の重要文化財
東京国立博物館蔵。





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賀の花(30)

2006-01-31 | 写真
セントポーリア・ルピコーラ=【Saintpaulia rupicola】

イワタバコ科
東アフリカ(カロテニ)原産

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新古今和歌集 巻第十一 恋歌一

正月に雨降り風吹きける日
女に遣はしける
                謙徳公

 春風の吹くにもまさるなみだかな
 わがみなかみも氷解くらし


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中古三十六歌仙和歌

2006-01-30 | アート・文化
中古(ちゅうこ)三十六歌仙和歌
飛鳥井雅庸(1569~1615)筆
安土桃山時代。16~17世紀

飛鳥井雅庸は桃山時代の公卿。
蹴鞠(けまり)が巧みで
徳川家康から蹴鞠式の印章を授かり
家職を継ぎました。
歌人・能書家としても有名。

この中古(ちゅうこ)三十六歌仙和歌全一巻は
金銀泥で下絵をほどこした華麗な料紙に
「中古三十六歌仙」
の歌を一首ずつ揮毫したものです。

東京国立博物館蔵。


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巻頭の歌は
後鳥羽院のものです。

新古今和歌集 巻第一 春歌上
の十八番目に

   和歌所にて
   関路鶯といふことを

という詞書のあと

   太上天皇

という詠み人の名乗りがある

 鶯の鳴けどもいまだ降る雪に
 杉の葉しろきあふさかの関

という歌です。

ところで
中古三十六歌仙とは
藤原範兼が撰した「後六々撰」に名をあげられた三十六人の歌人
すなわち、
和泉式部・相模・恵慶・赤染衛門・能因・伊勢大輔・曾禰好忠・
道命・藤原実方・藤原道信・平貞文・清原深養父・大江嘉言・
源道済・藤原道雅・増基・藤原公任・大江千里・在原元方・
大中臣輔親・藤原高遠・馬内侍・藤原義孝・紫式部・藤原道綱母・
藤原長能・藤原定頼・上東門院中将・兼覧王・在原棟梁・文屋康秀・
藤原忠房・菅原輔昭・大江匡衡・安法・清少納言
をいうということになっています。

何ゆえに
筆頭が後鳥羽院?
わたくしは
解説文を
取り違えてしまったのでしょうか?


撰者が不明ですが

 「新三十六人撰」

というのもあるそうです。

これは
後鳥羽院、土御門院、順徳院、後嵯峨院、雅成親王、
宗尊親王、源通光、式子内親王、九条良経、九条道家、
西園寺公経、道助親王、西園寺実氏、源実朝、藤原基家、
九条家良、慈円、行意、源通具、藤原定家、八条院高倉、
俊成卿女、藤原光俊、藻壁門院少将、藤原為家、飛鳥井雅経、
藤原家隆、藤原知家、宮内卿、藤原有家、藤原信実、源具親、
源家長、鴨長明、藤原隆祐、藤原秀能。

もう一度飛鳥井の原本に戻ってみましょう。


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ほら
藤原定家の歌が
前中納言定家という名で
後鳥羽院の次にきてますね。

この歌は後鳥羽院の歌と同じく
新古今和歌集 巻第一 春歌上
に四十四番目に

   百首歌奉りし時

という詞書のあと

   藤原定家朝臣

という名乗りがある

 梅の花にほひをうつす袖のうへに
 軒漏る月のかげぞあらそふ

という歌です。

わたくしの
取り違いでもないみたいです。
なんだか
面白くなってきましたね。



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賀の花(29)

2006-01-30 | 写真
グレヴィレア バンクシー=【Grevillea banksii】

アマモガシ科
オーストラリアクイーンズランド東南部原産

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古今和歌集 巻第十四 恋歌四

               よみ人しらず

 紅のはつ花ぞめの
 色ふかく思ひしこころ
 われわすれめや

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黒門の閂(かんぬき)

2006-01-29 | うんちく・小ネタ
2005年10月24日の
黒門
という記事で
扉の閂(かんぬき)の開け方が謎だといってました。

その謎が
いま解き明かされようと
しております。

まあ
また出かけていって
じっくり観察した
ということですけどね。



Dscn3362
         これが黒門(2006年1月22日雪の次の日)



Dscn3357
         左通用門(邸内から見て)



他の扉の閂(かんぬき)も
構造は同じです。




Dscn3356
         開け方が謎であった閂(かんぬき)


閂(かんぬき)を
右へずらせれば開けられるようになるのですが
逆U字の金具が邪魔で
これでは抜き差しができません。

抜き差しならぬ状態
State of siege
閉塞状況であります。

Dscn3358
         U字金具の拡大写真


近くに寄ってよく観察しましょう。

U字金具の右側の薄黄色の物体は
偶々はさまっていた銀杏の葉っぱです。
気にしないでね。


Dscn3360
             U字金具の左側の下側に鍵穴?



U字金具の左側の下側を覗いてみると
四角い穴があいている。
これは鍵穴ですね。
多分
U字金具は錠になっているんです。


Dscn3359
         U字金具右部分を上から


U字金具右部分を上から見ると
穴が大きくて
U字金具が動けるようになってます。

 ははあん
 鍵を入れて錠を外すと
 こうなるんだよね

というのが
下の想像図です。

絵が下手っぴいなのは
堪忍してね。



Dscn33582
             U字金具開錠想像図


U字金具が上に撥ねて
閂(かんぬき)が右に抜けるようになる。

 間違いない (C) by 長井秀和  










追記(2006年7月23日)
 閂(かんぬき)の錠の構造について調べました。
 こちら(黒門の閂-錠の構造)
 もご覧ください。


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賀の花(28)

2006-01-29 | 写真
イングリッシュ・ラベンダー=【Lavaendula angustifolia】

シソ科
地中海沿岸原産

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古今和歌集 巻第十五 恋歌五

物思ひけるころ
ものへまかりける道に
野火の燃えけるを見てよめる
                     伊勢

 冬枯れの野辺とわが身を思ひせば
 燃えても春を待たましものを


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大般若経(神亀五年五月十五日長屋王願経)

2006-01-28 | アート・文化
Dscn33252


奈良時代
神亀五年(728)五月十五日に
長屋王(686~729 天武天皇の孫)が
文武天皇の冥福を祈り大般若経一部六百巻を
書写供養したときのもので、写経生の筆致になります。

個人蔵
国の重要文化財です。

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賀の花(27)

2006-01-28 | 写真
ローズマリー(マンネンソウ)=【Rosmarinum offisinaris】

シソ科
地中海沿岸原産

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古今和歌集 巻第十三 恋歌三

題しらず
          よみ人知らず

 むば玉のやみのうつつは
 定かなる夢にいくらもまさらざりけり

そうですか
そうではない
と思いますけど。



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足利尊氏書状

2006-01-27 | アート・文化
書状
足利尊氏(1305~1358)筆
南北朝時代・14世紀

東京国立博物館蔵



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きっちりした書もいいですが
手紙は
墨が次第にかすれていくところが
書いている人の息遣いのようで
これもまた
いいものはいいです。

ときに
生年と没年を書き写していて気がつきましたが
一時代の寵児足利尊氏も
早死にだったのですね。
五十そこそこで亡くなっています。

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賀の花(26)

2006-01-27 | 写真
ワダンノキ=【Dendrocacaria crepidifolia】

小笠原固有種
キク科

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古今和歌集 巻第十一 恋歌一

 夢のうちにあひ見む事を頼みつつ
 くらせるよひは寝んかたもなし


あなたを想い
大滝詠一の「夢で会えたら」を歌っていたら
眠れなくなっちゃいました
という感じかな

 ♪夢でもし会えたらぁ~
 ♪素敵なことねぇぇぇ~


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吉野切

2006-01-26 | アート・文化
吉野切(よしのぎり)
伝後醍醐天皇宸筆
鎌倉時代・14世紀

東京国立博物館蔵



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 なへしより
 ひかけもをそき
 心地して
 たのむるくれそ
 しつ心なき

猛々しき事跡にもかかわらず
なんと優美な墨蹟であることか。

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賀の花(25)

2006-01-26 | 写真
ベゴニア”マーガレット・デ・コーラ”
=【Begonia ’Marguerite De Cola’】

シュウカイドウ科
園芸品種

木立です。
かなり大きい。


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古今和歌集 巻第十一 恋歌一

 春たてばきゆる氷の
 のこりなく
 君がこころはわれにとけなむ


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朝顔狗子図杉戸

2006-01-25 | アート・文化
朝顔狗子図杉戸
円山応挙(1733~1795)筆
江戸時代・天明四年(1784)


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遅まきですが
戌年なので
こんなワンコはどうですか。

応挙の持ちキャラの中でも
人気を博したようで
しばしば描いているそうです。

元は愛知県の明眼院の障壁画でした。
いまは東京国立博物館蔵。

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賀の花(24)

2006-01-25 | 写真
ハイドウン(ベトナム椿)=【Camellia -】

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ベトナムは中国名は南越です。
下のうたは越つながりで再掲。


古今和歌集 巻第十八 雑歌下

越なる人につかはしける
                きのつらゆき

 思ひやる越の白山(しらやま)
 しらねども
 ひとよも夢にこえぬ夜ぞなき







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Kona Coffee (2)

2006-01-24 | 食・レシピ
頂戴した
Kona Coffeeは
駄豆と半々にブレンドして
頂いておりました。

強いカフェインのせい(?)で
半ば中毒。
なくなってきたので
今度は自分で買いました。


Dscn3310
       Kona Mauka Meadows


買ってみて驚きましたが
Konaって高いのね。

店にもよるのでしょうけど
買ったところでは
キリマンより高かった。

先日贈って下さった方には
あらためて感謝。






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