アベマキ
2007-09-30 | 写真
森の中を歩いていたら
何やらコルクみたいな樹皮をした
大きな木がありましたがな。
その木の根元に表示板
なんやて
アベマキ
てゆうんかいな
おお
やっぱり
コルク代わりにしてたんやな
コルクも
コルク樫ゆて
仲間みたいなもんやからなあ
おぉ~っきい木ぃ~やな
樹皮は触るとやはりコルクでっせ
アベマキ(阿部槙)=【Quercus variabilis】
ブナ科コナラ属
生活型:落葉高木
わが国の本州、中部地方以西から四国・九州
それに中国やインドシナ半島に分布しています。
樹幹は直立して
樹皮のコルク層がよく発達します。
コルク層が厚いために
薪、木炭、椎茸のホダギとしては
クヌギに劣ると言われています。
葉は長楕円形で互生し
縁には鋸歯があります。
4月から5月ごろ花を咲かせますが
雄花序は黄褐色で垂れ下がり
雌花序は葉腋につきます。
外皮からはアベマキコルクが製造されます。
ワインの栓などに使用するコルクは
地中海沿岸に生育するコルクカシから採取したものですが
アベマキのコルク層はそれほどは発達しません。
第二次世界大戦中から戦後しばらくの間は
アベマキのコルクで代用しました。
多くは一度砕いて糊で固めた粉コルクとして使用しました。
名前は「あばたまき」の意味で
岡山の地方名が標準和名になったと言われています。
英名は Oriental oak, Chinese cork oak
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新古今和歌集 巻第五 秋歌下
題知らず
寂蓮法師
361
さびしさはその色としもなかりけり
槙(まき)立つ山の秋の夕暮
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