昔上司が若い者の黒く日焼けした貌を見て、オッ若いのにゴルフ焼けかと言ったら、いえ脱ぐとランニング跡くっきりの土方（今は放送禁止用語）焼けですと照れていた。先日は今年初めて半袖で釣りに出掛けた。晴れたり曇ったりでそれ程暑くはなかったのだが。これまで顔だけは少し日焼けしていたがこのままでは腕だけが白いままでパンダのようになってしまう。早めに斑なく焼いておこうと思ったからだ。夜風呂に入るとき腕が少し赤くなってヒリヒリした。効果は即現れてきたのだ。焼けすぎると健康感を通り越して老けて見えるから焼き具合も注意しないと。漁師の方が年齢より老けて見えるのは日焼けのせいだろう。遊牧民は皆黒くて老いて見えるがウランバートルに住む人は殆んど白い。これも日焼けだろう。釣れなくても日焼けという別の目的もある。
釣り場で久し振りに顔見知りに遭った。クロダイ釣りの名人だ。今年も既に同じ場所で45ｃｍのクロダイ1枚と30㎝を上げたとのこと。30㎝はリリースしたという。勿体無い。殆ど毎日釣りに出て居るようだが行く所が無いんですよと自嘲気味に言う。先日は砂浜を歩いていて蛸3匹と伊勢海老2尾を素手で捕まえたとのこと。海が荒れた後は弱った蛸や伊勢海老が波打ち際を漂うことがあるという。写真を見せてくれたが結構なサイズである。今年は東京湾でも蛸が大発生しているようです。蛸なら疑似餌で幾らも釣れるところがあるよと教えてくれた。この話は信憑性がある。この前大きなハマグリを抱いた蛸が釣れたことを思い出した。晴れて行けるチャンスは少ないので今日も出掛けてみよう。日焼け？いや、ついでに海岸を歩いてみて先日聞いたことを確認したい。結構人の言う事を信じる質である。おいしい話は特にだが。