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藤袴(ふじばかま)が咲き始めた

2014年10月01日 | Weblog
これは、菊(きく)科、フジバカマ属の藤袴(ふじばかま)という花である。この藤袴は、言わずと知れた秋の七草のひとつである。この花のネーミングは、花の色が藤(ふじ)色で花弁の形が袴(はかま)ににているからという。よく、藤袴という花を、よく観察して付けたものだと
感心する次第である。ところで秋の七草とは、萩(はぎ)、尾花(おばな)→ 薄(すすき、葛花(くずばな)→ 葛(くず)、撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)、朝貌(あさがお)→ 「朝顔」ではなく「桔梗」であるとの説が定説である。「春の七草」は、「七草がゆ」にして食べるなど、”食”を楽しむものであるが、「秋の七草」は花を”見る”ことなのだそうである。
 

藤袴(ふじばかま)・菊(きく)科。
・学名 Eupatorium fortunei
   Eupatorium : フジバカマ属
   fortunei : 植物採集家の
     「フォーチュン」さんの
 Eupatorium
 (ユーパトリアム)は、
 紀元前1世紀の小アジア地方の
 「ユーパトール王」の
 名前にちなんだもの。
 「ユーパトール王」は、
 フジバカマ属の植物を
 薬用にしていたらしい。
 
・開花時期は、10/ 1 ~ 11/25頃。
・小さいピンク色の花が
 たくさん咲く。
・花の色が藤(ふじ)色で、
 花弁の形が袴(はかま)のようで
 あることから、この名前に。

・全体に桜餅のような香りがする。
・平安時代の女性は、
 これを干した茎や
 葉っぱを水につけて髪を洗った。
 また、防虫剤、芳香剤、
 お茶などにも利用した。
・葉が3深裂するのが特徴。
 ほとんど
 別の葉っぱのように見えて、
 元は一つの葉っぱ。

・秋の七草のひとつ。

・「藤袴 きて脱ぎかけし 主や誰
  問へどこたへず 野辺(のべ)の秋風」
              金槐和歌集 源実朝

  (季節の花300から引用)

   今日の誕生日の花:キンモクセイ   花言葉:謙遜、初恋

  今日の一首:父に似る人のうしろをついてゆくキンモクセイのにおう角まで  鳥海昭子

  (NHKラジオ深夜便から引用)