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紅葉した夏椿(なつつばき)

2014年10月29日 | Weblog
これは、椿(つばき)科、 ナツツバキ属の夏椿(なつつばき)である。その夏椿が、紅葉をしていたのである。普通の椿は、葉っぱが厚く紅葉しないが、この夏椿は、花は椿によく似ているが葉っぱは全く別である。この夏椿は、お寺さんに多いと聞くが、この辺では、庭木として植えているところが多いようである。この季節、庭木としての夏椿が紅葉するというのも、なかなか乙なものである。




夏椿(なつつばき)・椿(つばき)科。
・学名  Stewartia
  pseudo-camellia
   Stewartia : ナツツバキ属  
 pseudo-camellia :ツバキに似た

 Stewartia
 (スチュワーティア)は、
 18世紀のイギリスの
 「Stuart(Stewart) さん」の
 名前にちなむ
 
・開花時期は、 6/ 5 ~ 7/10頃。
 「椿」の名だが、
 梅雨の頃に開花する。
・すっきりした白色のきれいな花。
 5枚の花びらの縁(ふち)には、
 こまかいギザギザあり。

・花の形が椿によく似ていて、
 夏に開花することから「夏椿」。
・幹はすべすべしている。

・お寺によく植えられている。

・「沙羅双樹(さらそうじゅ)」
 と呼ばれることもあるが、
 お釈迦(しゃか)様が
 亡くなったときに
 近くに生えていたことで有名な
 「沙羅双樹」は、
 全く別の熱帯樹のこと。
 「沙羅双樹」は
 日本の風土では育たない。

 では、なぜ夏椿が
 この「沙羅双樹」に
 間違われたのか・・・。
 昔、ある僧侶が、
 「仏教にゆかりのある沙羅双樹の
  樹は、日本にもきっとあるはず」
 と、
 山に入っていろいろ探したところ、
 夏椿の木を見て
 「これが沙羅双樹だ♪」
 と思い込み、
 それを広めたため、
 との説がある。
 (ちなみに、釈迦が悟りを
  開いたことで有名な木は 
  「インド菩提樹」)

・別名 「沙羅の木」(しゃらのき)。
   沙羅双樹とまちがえたため
   この別名がついた。

  (季節の花300から引用)

   今日の誕生日の花:ナギナタコウジュ   花言葉:匂い立つ魅力

  今日の一句:ナギナタの術を学びし少女期はナギナタコウジュ知らずに過ぎき   鳥海昭子

 (NHKラジオ深夜便から引用)