前項より続き。
朱熹は、某人の「植物には知はないがそれ以外の動く物(動物)にはあるか」という問いに、「万物には性が内在するから、動物はむろん有り、植物にも有る」と答えている。黄百家はこの個所に注を施して、「西洋人は万物を人間・動物・植物の三種に分け、人間のみ霊魂を有し、動物には本能知覚があり、植物は生命力があるだけとしている。じつに妥当な見解である(頗諦當)」と記している。第2冊(下参照)、1521頁。
(中華書局版 全4冊 1986年12月)
朱熹は、某人の「植物には知はないがそれ以外の動く物(動物)にはあるか」という問いに、「万物には性が内在するから、動物はむろん有り、植物にも有る」と答えている。黄百家はこの個所に注を施して、「西洋人は万物を人間・動物・植物の三種に分け、人間のみ霊魂を有し、動物には本能知覚があり、植物は生命力があるだけとしている。じつに妥当な見解である(頗諦當)」と記している。第2冊(下参照)、1521頁。
(中華書局版 全4冊 1986年12月)