書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

土肥祐子 『宋代南海貿易史の研究』

2017年05月01日 | 東洋史
 出版社による紹介。

 おもしろい。本編ももちろんだが、斯波義信氏の「前言」がまた、私個人的には非常に興味深い。そこで言及される方法論が、氏と私は研究対象も研究視角も実際・具体的の研究手法も異なるにも関わらず、そのさらに根本の思考様式において期せずして一致する部分がある。

(汲古書院 2017年2月)