冒頭の序論「中国の近代化をめぐって」(久保田文次)が傑作。第2次大戦後の日本の中国近代史研究は中国共産主義革命の成功を正当化するためだったと書いてある。
第1部「義和団研究から中国全体史の研究へ」(野沢豊)に至っては、日本の太平天国の反乱や義和団研究は「現代のわれわれ」が生きる日本の解放闘争、階級闘争、民衆運動を励ますために行うものであると明言している。
狂っている!
(汲古書院 1992年3月)
第1部「義和団研究から中国全体史の研究へ」(野沢豊)に至っては、日本の太平天国の反乱や義和団研究は「現代のわれわれ」が生きる日本の解放闘争、階級闘争、民衆運動を励ますために行うものであると明言している。
狂っている!
(汲古書院 1992年3月)