千葉正史 「清末における電奏・電寄諭旨制度の成立 清朝政治體制への電氣通信導入をめぐって」 2012年10月04日 | 東洋史 リヴァディア条約交渉において崇厚が独断で調印したのは特命全権大使として当然の職権を行使したまでで、本国からの電報による訓令の位置づけがまだ確立していなかったことに、事態紛糾の原因のすくなくとも一斑は求められるらしい。それにしても曽紀澤はその言動を観るに物のわかった男のようで、俄然興味が湧いてきた。 (『東洋史研究』64-4, 2006.3, pp. 73-102) #雑誌(レビュー感想) « 侯外廬 『中国思想通史』 ... | トップ | 濱田正美 「『鹽の義務』と... »