書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

『岩波講座日本文学史』8「一七・一八世紀の文学」(岩波書店 1996/8)を読んで

2017年11月18日 | 思考の断片
 谷脇理史氏の「西鶴と西鶴以後」。野間光辰氏の説を「通説」とし、同氏と暉峻康隆氏の諸研究とを紹介している。中村幸彦氏と森銑三氏の説および関連研究には両氏の名も含めて触れていない。評価を伺いたかったので個人的には残念に思った。