The diary of DYP

    アマチュア無線、ライフ、農業、ガーデニング、車 等、since 20/Jan/2008

建物減失申出

2023年02月12日 09時36分19秒 | その他

相続手続きで残っていた案件がやっとクリアーになり、これで一段落です。

実は昔住んでいた建屋を昨年末解体して頂いたのですが、登記では大正時代に建てられた他人名義の建屋が残っていることになっているのです。さらにこの土地は大昔父が購入して我が家を建てたのですが、この土地の登記は行われているのですが建てた家の登記が行われていないのです。多分昔ですので登記費用が掛かるのでそのままにしていたのでしょう。ただ固定資産の方は役所が調べに来ていますので建てた家分と大正時代の他人名義の建屋分までこれまで取られていたようです。ただ大正時代の建屋で床面積が9.9㎡という小さな古い物なので安価な固定資産税だったのでどうも父は気が付いていなかったようです。

そこでまず解体する前に市の固定資産担当に来て頂き、該当の大正時代の建屋が無いことを確認していただき台帳から抹消作業を。続いて解体後に再度固定資産担当に来て頂き、父が建てた建屋分も無くなったことを確認頂き台帳から抹消をして頂いた。

で、残りは登記ですが、父が建てた家屋はもともと登記されていないので特に対応は不要で後は大正時代に建てられた他人名義の建屋の登記抹消です。この作業は他人名義なので面倒なのでプロの土地家屋調査士にお願いをしていたのですが、

「本件建物は、申出人の所有する土地に在するように登記されていますが、現実には同地に存在しておりません。本件建物はかって申出人の所有する土地に存在していたと推察され、何らかの原因により減失したものと想像されますが、前記の登記簿上の所有者から不動産登記法第XX条の登記申請義務が履行されないまま現在に至っております。申出人はこのため財産管理上の数々の不利益を被っておりますので前記の所有者に対して建物減失登記を勧告すべく現在の居所を調査いたしましたが、出来得る限りの努力にもかかわらず、その所在が不明であるため今般の申出に至った次第であります。何卒然るべき諸般の事情をご推察頂き、貴庁の職権における登記手続きをお願いします。」

との名文の申し出理由で法務局に申出書を提出いただき、提出後10日間ほどで無事処理済となった次第です。