11.17 ドゥテルテ大統領、露中が「新秩序」構築ならフィリピンは真っ先に支持
フィリピンのドゥテルテ大統領は自国もロシアに倣い国際刑事裁判所に関するローマ規程を脱退する可能性を明らかにした。ロイター通信が報じた。
報道によればドゥテルテ大統領はペルーのAPECサミットへの参加をコメントした中で、麻薬撲滅キャンペーンでおよそ2000人を越す麻薬密売者が殺害されたことに対して西側諸国からの批判が相次でいるため、フィリピンもロシアに続いて国際裁判所を脱退する可能性があると語った。
ドゥテルテ大統領はまた、ロシアと中国が「新秩序」の構築を決めた場合はフィリピンは他に先駆けてそれを支持すると語っている。
前日、ドゥテルテ大統領はペルーサミットでのプーチン大統領との会談を求めたことを明らかにし、フィリピン、ロシア両国が「最良の友人」になることを望んでいると語っている。
プーチン大統領はロシアの国際刑事裁判所に関するローマ規程への参加を拒否する命令書に署名を行なっており、これに対応する文書は法律情報を載せた公式ポータルに掲載されている。
◎ (コメント) 国際刑事裁判所なんて所詮は欧米が有利になる様な構造になっている裁判だから脱退した方が自分達が有利になるのは当然だ。
国際と言う言葉は最早、欧米世論を形に変えたものに過ぎないから、ドゥテルテ大統領は離脱して成功だし、ロシアも離脱して欧米秩序を崩壊させるんだ。
11.17 米国のTPP拒否にタイ、ベトナムが立場を表明
タイのソムキット・チャトゥシプヒトハク副首相経済問題担当は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について、これはタイに損害を与えるものであり、米国が批准を拒否すればタイには好都合との見解を表した。一方のベトナムも米国の変化に反応してTPP批准を一時停止する決定をとった。
TPPは特に農業、製薬分野の生産、製品販売で加盟国にあまりに過酷な条件を強いている。
ソムキット副首相はTPPによって国内でこうした産業分野に従事している中小規模の生産者は危険にさらされると指摘し、「TPPがあることでこの合意に加盟しない国への輸出に問題が生じることになる。このためTPPを拒否するほうがタイには好都合かもしれない」と語っている。バンコク・ポスト紙が報じた。
一方でベトナムでもグエン首相は議会でTPP合意の批准を一時停止する考えを明らかにしている。
「米国はTPP合意を議会に提出する作業を一時停止することを明らかにした以上、ベトナムが合意の批准作業を行なうための十分な条件は今やないことになる。」グエン首相はこのように語っている。
米現政権は先週、議会でのTPP合意の批准作業を一時停止し、同テーマについてはトランプ次期政権内で討議を続行するという決定を採択している。
☆ 日本がTPPと走るのは、もはや 米の圧力ということは通用しません。 田布施 天皇財閥の利益のためです、実は、米の圧力とは、それを隠す役割もあった。 田布施は 最強です。
11.17 アルメニア大統領、ロシアの「イスカンデル」配備は必要に迫られた措置
ロシアの戦域弾道ミサイル複合「イスカンデル」のアルメニア配備について、同国のセルジ・サルグシャン大統領はスプートニクからのインタビューに対し、必要に迫られた措置だったと語った。
「私はこれ(イスカンデルのアルメニア配備)は、何らかの形で我々の地域での軍事状況のバランスをとるために必要に迫られた措置だったと捉えている。」サルグシャン大統領はこう語った。
大統領は「ここ数年、アゼルバイジャンが定期的に最新の兵器を購入していることは隠し立てようのない事実だ」と述べたうえで、アルメニアは「アゼルバイジャンが持つような(金銭的な)可能性」は有していないと指摘した。
サルグシャン大統領はさらに、ロシアはアルメニアにおいて「平和と安定の維持も含め」て「主要な役割を演じている」と語った。
「イスカンデル」がアルメニアで初めて公開されたのは9月21日、首都エレヴァンで行なわれたアルメニア独立25周年記念パレード。
ところが複数の情報では「イスカンデル」はこれより以前にアルメニア軍に軍備されており、4月にナゴルノ=カラバフで紛争がエスカレートした際の戦闘軍備体制に入っていたとされている。
露軍がアル・カイダ系部隊などへの攻撃を再開、そうした集団を訓練する米特殊部隊員が殺された
(ベトナム シリア)
ヨルダンにあるファイサル王子空軍基地の近くでアメリカの特殊部隊員3名がヨルダン兵に殺されたと報道されている。
CIAと特殊部隊が共同で作戦を遂行することは珍しくない。例えば、1964年1月にスタートしたMACV-SOG(ベトナム軍事援助司令部・調査偵察グループ)。さまざまな秘密工作を実行するために編成され、メンバーは陸海空軍の特殊部隊やCIA、さらに海兵隊の偵察部隊も含まれていた。
CIAは実働部隊として、1967年7月にPRU(地域偵察部隊)という傭兵部隊を組織している。この部隊を構成していたのは殺人やレイプ、窃盗、暴行などで投獄されていた囚人たちが中心で、フェニックスは「ベトコンの村システムの基盤を崩壊させるため、注意深く計画されたプログラム」だ。
1968年3月にソンミ村のミ・ライ地区とミ・ケ地区で住民が虐殺される。これはフェニックス・プログラムの一環で、ウィリアム・カリー大尉の部隊が実行、犠牲者の数はアメリカ軍によるとミ・ライ地区だけで347人、ベトナム側の主張ではミ・ライ地区とミ・ケ地区を合わせて504人だという。
この虐殺は現場の上空にいたアメリカ軍にヘリコプターが下に降り、ヒュー・トンプソンという乗組員が農民を救出するまで続けられた。
その際、トンプソンは同僚に対し、カリーの部隊が住民を傷つけるようなことがあったら、銃撃するように命令していたと言われている。(Oliver Stone & Peter Kuznick, “The Untold History of the United States,” Gallery Books, 2012)
その後、1999年にCNNはアメリカ陸軍の第4心理作戦群の隊員が2週間ほど本部で働かせ、アメリカがイラクを先制攻撃する際には政府の意向に沿った偽情報を発信しつづけた。
今でも中東、北アフリカ、ウクライナ、東アジア、アフリカ、南アメリカなどへ破壊と殺戮を広げる手助けをしている。
MACV-SOGは1964年3月からダ・ナン沖のフェニックス島を拠点とし、北ベトナムに対する攻撃を始めた。
この作戦は失敗したのだが、北ベトナム軍は報復として8月2日に情報収集活動をしていた米海軍のマドックスを攻撃、アメリカ国内では米艦船に対して北ベトナムが先制攻撃したということにされ、好戦的な雰囲気を強めている。これがいわゆるトンキン湾事件だ。(Douglas Valentine, "The Phoenix Program," William Morrow, 1990)
オバマ大統領が育てた「テロリスト」を攻撃するためにロシア政府は重航空巡洋艦(空母)クズネツォフ提督を中心とする艦隊をシリア沖へ派遣したわけで、「テロリスト」が拠点にしてきたアレッポなどを攻撃するのは当然のこと。勿論、「トランプの反応を探っている」わけではない。
アメリカで大統領選挙が展開されていた時期、西側の有力メディアなどはロシア軍が学校や病院を攻撃して死傷者が出ていると宣伝していたが、その間、ロシア軍は攻撃を休んでいた。
そのため、宣伝に迫力はなかった。これは「クリミアへのロシア軍侵攻」と似たバターン。
「予定稿」に基づいて「報道」したが、ロシア軍が動かなかったということだろう。つまり、西側支配層の描くシナリオ通りに物事は進んでいない。
フリン中将の動向に注目したい。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201611170000/