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恩知らず

2024-03-15 21:20:40 | ニュース
今朝の日本経済新聞は在日米軍が輸送機オスプレイの運用を再開したと報じた。昨年11月に屋久島沖の墜落事故以降全世界でオスプレイ全機種の飛行を停止したという。米軍は普天間基地と横田基地に、自衛隊は木更津駐屯地、目達原駐屯地(佐賀県)と高遊原分屯地(熊本県)に置く。

屋久島沖の墜落事故は米軍横田基地に配備されている機体で、乗員8人が死亡した。事故の不具合の具体的な部位や内容は公表されていないが、運用再開に当たり再発防止に向けた安全対策を講じたうえで安全確保を最優先にオスプレイの運用を段階的かつ慎重に進める方針という。

沖縄県の玉城デニー知事は「強い憤りを禁じ得ない」と運用再開を非難し、「事故原因や対策の具体的内容は明らかにされず、十分な説明があったとはいえない。強く抗議する」と訴えたという。屋久島民では説明不足を訴える声と、国防や災害対応を考えると反対するのも難しいとの声があった。

複雑な声が聞えて来るのは当然だと思う一方で、私はそれは身勝手過ぎないかと感じた。亡くなった8人の乗員を悼む声が全く聞こえてこないのはどういうことだた。彼等は住民を守るために命を懸けて職務を果たしたのに、事故の文句を言うだけで人の命を何とも思ってないのか。

私にはどうにも理解できない。先ずは命を失った隊員や家族を思いやる気持ちがないのだろうか。その上でオスプレイの事故で危険な目に会うかも知れない住民を思い、今後どうあるべきか主張すべきではないのかと考える。

普段から住民の生命財産を守る為に任務を遂行している米軍や自衛隊員に対して感謝する気持ちはないのか。阪神淡路大震災や東日本大震災、能登半島大震災で彼等は何をしてくれたか、中国海警局の圧力に対応してくれているのか。米軍や自衛隊なくして対応できるのかと。

彼等が命を懸けて国民を守ってくれているのを理解できないのか、先ずは8人の乗員の命を悼む気持ちを伝えて欲しい。我々はそれ程恩知らずだったのか、それ程恥知らずだったのか。命を懸けて我々を守ってくれる諸君にまずは礼を言いたい。私達は恩知らずではない。■

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