天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画】「レミニセンス」@38作目

2021年09月23日 | 映画感想
「レミニセンス」

ヒュー・ジャックマン主演の近未来サスペンス。予告編観てめっちゃ楽しみにしてヤツー!
因みにタイトルの「レミニセンス」の意味は『記銘した直後よりも、一定時間が経ってからのほうがよく記憶を想起できることを表す(by Wikipedia)』
分かり易く言えば…恋人との甘い思い出が付き合ってる当時よりも別れて時間が経ってからの方がより鮮明に美しく思い出せる、みたいな感じだと思って頂ければ。

あらすじ
世界中が海に沈んでしまった近未来。他人の記憶に潜入する能力を持ったエージェントのニック(ヒュー・ジャックマン)のもとに、検察からある仕事が舞い込む。それは瀕死の状態で発見されたギャングの男性の記憶に潜入し、謎の多い新興ギャング組織の正体と目的を探るというものだった。男の記憶に登場する女性メイ(レベッカ・ファーガソン)が、鍵になる人物だとにらむニック。彼女を追ってさまざまな人の記憶に潜入していくが、その裏では巨大な陰謀がうごめいていた。(Yahoo!Movieから丸パク)

んー。↑あらすじを面倒だからいつもYahoo!Movieから丸パクしてるんですが…このあらすじの内容はかーなーりー映画の展開とはズレてる気がするんですが(滝汗)
と言うか、予告編観て勝手に自分で本作の展開を想像していたんですが、それすらもかなり衝撃的にズレてたんだな^^;
いや…敢えて言おう。本作の予告編は明らかに「骨太なハードボイルド近未来SFサスペンス」だと観客に誤解を与えようとした作りだったと!!

それこそ↑上のあらすじ読んでも「ハードボイルド感」煽ってるじゃないですか。でもちょーっとこのあらすじは説明不足過ぎるんだ。
そもそもギャング男性の記憶に潜入してメイを見つけた訳ではなく、先にメイの方からニックに近付いて来た訳です。家の鍵を何処かで落とした?みたいなので自分の今日の記憶を探って鍵の在処を見つけて欲しい、という割とどーでもいいような内容の依頼。
で、メイの1日の記憶を辿って行くと彼女がどうやらナイトクラブの歌手で、しかも彼女が歌っていた曲がニックにとって亡き祖父との大切な思い出の一曲だった事からニックは一気にメイに興味を持つ訳です。しかも都合良くメイがピアスを置き忘れて帰ってしまったのでニックは「ピアスを返す」という口実でいそいそとメイの働くナイトクラブへと足を運んでまんまと2人はラブラブ恋人同士に~♪

ま、↑の書き方で想像付くでしょうが、余りにも都合良く物事が進み過ぎますわね。そーですメイは最初からある目的の為にニック狙いで近付いて来ている訳ですよ。
それで当初の目的(あるモノをニックの元から盗み出す)を果たしたメイはある日忽然と姿を消します。突然彼女が行方知れずになってしまったニックは自分が何かマズい事を言ったのではないか、彼女がもしかしたら何か自分にシグナルを送っていてそれを見逃したのかも知れない…等とウジウジ考えて、以降延々自分の記憶の中に彼女の行方のヒントがなかったか探す為に記憶潜入を繰り返していきます。ここまでが上記のあらすじに書かれている内容に到るまでの「前提」なのです!

それで結局自分の記憶の中にどうにも彼女を見つけるヒントが得られずに悶々としていたある日、あらすじにあるように瀕死のギャング男性の記憶潜入の依頼が舞い込んできてその男の記憶を探っていくと、なんと彼の記憶の中に愛しのメイが登場して来る訳です!もう居ても立ってもいられないニックは直ぐさまこの男がメイと出会った場所に向かうのですが…と、こんな感じで話はずーっと延々「消えた彼女捜し」をして行く内容になっています。

メイが実は偶然出会った「ファム・ファタール(運命の女)」ではなく綿密にニックの過去をリサーチして計画された「仕組まれた出会い」だった、最初からメイはニックを騙す目的で近付いたのだ、と分かった以降もどうにもこうにもメイを諦めきれないニックは更にメイを追って深みにハマって行きます。
正直言ってメイのとのラブラブだった日々を何度も何度も回想してはいつまでもウジウジしまくっているニックにイラッと来ます^^;
周囲から「だからお前完全に騙されてたんだっつーの」と諭されてもまるで意に介さない、ほとんどストーカーの域ですよコレは。演じてるのがヒューだから「一途でステキ」って錯覚する女子も多いかもしれませんがどー考えてもコイツ頭おかしい(ヲイ

あー、それからさ、内容と全然関係ないけど…メイを演じているレベッカ・ファーガソン嬢のお顔がさー、もう日本人として理解不能な彫りの深さよねw
それでなくてもヒューもキリッとした彫刻のような美形なのにそれにレベッカ嬢のあのゴリッゴリの彫りの目鼻立ちが重なってチューチューしまくってる訳ですよ。
もう本当に一言で言って「絵ヅラのクセが強い!」

そんな訳で、本作は敢えてカテゴライズするとすれば「ハードボイルド(風)・ラブ・ファンタジー」というジャンルになるのではないかと(四苦八苦)
なんかさー一々説明が多くてまどろっこしいと言うかテンポが悪いと言うか。
事件の全容がハッキリしてもなーんかカタルシスがないっつーかずぅーっとグダグダしてる感が残ってめっちゃモヤりましたわ。
それと…根本的に本作って近未来設定必要なのか?あ、そもそも「記憶潜入出来る」という事がデフォルト設定にあるから近未来じゃないとダメなのか。それにしても地球温暖化による海面上昇でマイアミ(というか地球全体か?)が水没しているという設定も余り必要性を感じない…コレも地主がどーのこーの問題の為だけにある設定?
まあビジュアル的に面白いなーとは思うものの(映画冒頭のマイアミを俯瞰する絵ヅラとか近未来感モリモリでカッコ良かったしな!)この設定が大して生かされていたようには感じなかったんだよなー折角面白い設定なのに何だか勿体ないな、この設定はまた別の作品で使い回し出来そうだな、とかモヤモヤしながら考えてたヨw

まあそんなこんなで…ヒューが観られたのにこんなに吠えるの珍しいかもしんない!絵はいいのに内容が自分と合わなさ過ぎたのっ!ファンの皆さんごめんなー(滝汗
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【映画】「マスカレード・ナイト」@37作目

2021年09月22日 | 映画感想
「マスカレード・ナイト」

東野圭吾氏著、木村拓哉さん+長澤まさみさんW主演のミステリーシリーズ第二弾。
前にも書いたと思うけど、ここ10年位東野圭吾氏の原作小説は読まなくなりました。彼の作品はほとんど実写映画化されるので本好きと映画好き天秤に掛けて映画優先したw
(勿論映画観て面白かった、気になった作品は鑑賞後に本買って改めて読むようにしてますよ!💦)

  ※本作は犯人捜しミステリーなので以降を読むと犯人の目星が簡単に付く可能性が高いです。未見の方は以降絶賛スルー推奨します!

あらすじ
ある日、警察に匿名の密告状が届く。それはホテル・コルテシア東京で大みそかに開催されるカウントダウンパーティー“マスカレード・ナイト”に、数日前に起きた殺人事件の犯人が現れるというものだった。パーティー当日、捜査のため再びフロントクラークとしてホテルに潜入した刑事・新田浩介(木村拓哉)は、優秀なホテルマン・山岸尚美(長澤まさみ)の協力を得て任務に当たる。しかし、500人の招待客は全員仮装し顔を仮面で隠しており、二人は殺人犯の特定に苦戦する。(Yahoo!Movieから丸パク)

今回も大物役者を惜しみなくバンバン登場させて観客を翻弄させるスタイル。
とりあえず映画冒頭キムタクが中村アンさんと2人ですんごいカッコいいタンゴを踊ってて(中村アンさんのダンスの美しさに目がクラクラする!)何やら色っぽくなりそーでならなさそーな会話が繰り広げられるので「うほほ!この後この2人どう絡むの~♪」と思ってたらこのシーンだけだった。そーだよこのシリーズ小ネタ祭りだったわ(滝汗
ただ、このシーンでの会話が後のクライマックスシーンで生きて来るので…まあコレも本シリーズの特徴か。余り意味のなさそうなカットや会話シーン(に見せかけていてちゃんと観客に印象に残るように演出されている)が犯人への糸口だったりクライマックスのオチの伏線だったりするパターンね。
まあコレは文章で読ませる推理小説でも王道のやり方なので…流石「新本格派の旗手」と呼ばれて久しい東野圭吾氏作品の映画化だけはあるな、と思わされます。

という訳で次から次へとコンセルジュとなった山岸の元に無理難題が持ち込まれたり、いかにも怪しい動きをしている客の裏取りをしたりと忙しくエピソードが流れて行きつつも時間が刻一刻と迫ってクライマックスの「マスカレード・ナイト」に向かって行く訳ですが…今回色々モヤモヤしたかなー。あー前作もモヤったっけ?^^;
とりあえず本作最大の「モヤモヤ」は種明かしがあった後も犯人像が自分の中でしっくり来なかった、という事でしょうか(苦笑)
何と言うのか…先ず「コレは犯行動機としてどーなのよ?」と思ったかな。彼女達を積極的に殺害する動機として何か納得いかないと言うのか。
自分達を救ってくれなかった警察組織に復讐をしたい(一泡吹かせたい)、という思いからだったとしても何の関係もない女性達に手を掛けますかね?なんかな…
それと付随している事柄なんだけど…犯人の生育環境や性癖(でいいのよね?)等の情報も後から取って付けたように観客に提示されるので「え?え、ちょっと待って」って感じで若干観客が置いてきぼり食らったような気持ちになるのもちょっとなー、と。

後、真犯人は警察の捜査を攪乱される為にわざわざトラップ(となるキャラクター)を仕掛けているんだけど、ここまでする必要ってあるのかな?と。
若干ムダと言うか…あーでも警察の目(人員)を他に向けさせている間に自分が自由に動き回れるようになって犯行を完遂させようとした、という事だったならまあ存在意義はあったのか。それにしても余りにもトラップ役の方が挙動不審過ぎてスクリーンで観てるコッチには全くトラップにもなってなかった訳ですが(苦笑)

と、まあなんだ文句ばっかりタラタラ書いてますが、見せ場は多くてやっぱり主役2人は華があってスクリーン映えするなぁ!と。
なんやかやでキムタクと長澤まさみさんがスクリーン出て来るとワクワクするんだよね。それを作り手もよく分かってるのか(だろうな)やたら2人の顔のアップショット多い演出だったと思うし。
脇を固める役者さん…小日向文世さんや石橋凌さん、渡部篤郎さん他、前作から続投のメンバーから石黒賢さんや沢村一樹さん他本作で登場のクセの強いキャラ等も多彩で魅力的だし明石家さんまさんの友情出演ネタとかフジテレビ系は一々芸が細かいわねw
という訳で、原作を読まなくてもちゃんと楽しめる…でも出来れば実写映画版の前作「マスカレード・ホテル」は事前に観ておいてからの鑑賞の方が楽しいだろうと思います。

そう言えば前作はラストで2人がグラスワインを傾けて食事をするシーンで終わっていましたよね?
ああだからなのか…今回は「次回の食事の予約」をして話が終わります。そして次回は更に「2人がまた食事をする」シーンから始まる、という予告という事でしょうか?
コレはなかなか粋な演出だと思います。本シリーズを大切に育てたいという監督さんの心意気を感じました。
コメント (2)
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【映画】「総理の夫」試写会@36作目

2021年09月21日 | 映画感想
「総理の夫」試写会

試写会当たった~♪
本作は原田マハ氏著の小説「総理の夫 First Gentleman」を実写映画化したものだそうです。自分原作小説未読。
女性初の総理大臣役を中谷美紀さん、彼女の夫で超セレブの御曹司にして鳥類学者(キャラはのほほん系)を演じるのは田中圭さん。田中圭さん出ずっぱりですなぁ~

あらすじ
少数野党の党首を務める凛子(中谷美紀)を妻に持つ、鳥類学者の相馬日和(田中圭)。もし総理大臣になったら不都合はあるかと凛子に尋ねられた日和は、それを気に留めることもなく野鳥観察の出張に向かう。電波の届かない孤島で彼が10日にわたって野鳥観察をしている間、凛子は日本史上初の女性総理大臣に選出される。突如、総理の夫となってしまったことに戸惑いつつ、妻を全身全霊で支えようとする日和だが、夫婦の愛と絆を試されるような問題が次々と降りかかる。(Yahoo!Movieから丸パク)

田中圭さんのキャラがいかにも田中圭さんにピッタリな役ドコロ。てか、そもそも田中圭さんを当て込んで書かれた話なのか?と錯覚するレベルw
そんでもって中谷美紀さんが恐ろしく美しくて目眩がする。あの「大階段」から降りて来るシーンとかガチでため息モノですよーはぁー眼福ぅ~♪
…と、そんな訳で「日本で史上最年少にして初の女性総理大臣」が誕生した、という架空のお話なんですが…現在めちゃタイムリーなネタですわね。狙った訳じゃないだろうけど余りにも公開のタイミングがドンピシャ過ぎて観るコチラ側も「コレは決して有り得ない架空のお伽話ではないのだ」という引き締まった気持ちで観れますよw

という訳で、総理大臣が交代した後に起こり得る様々な「総理の足ひっぱるパターン」、そして「女性総理ならではのあるある(であろう)リスクパターン」を割とキッチリ網羅して来ている、更に言えば「初の女性総理大臣(しかも夫婦共にビジュアル良好)」な場合に想定されるであろう社会現象まで描いていてなかなかにリアルw
大物政治家(見るからに腹に一物あるヒール系タヌキオヤジ)との丁々発止から政治的駆け引き、マスコミの使い方からハニトラまでとにかくエピソードが一々「有りそう」感出ていて本当に自民党の皆さん本作是非一見される事を強くオススメしますよw
あ、違うのか…本作では「少数野党がクセモノ大物野党と連立する事で第一党を取った」というネタなので…あー、コレは現段階の日本ではファンタジーでしかないのか^^;

当然ですが「総理の夫」というタイトルなので夫婦関係に最もスポットが当てられている訳ですが(そしてその部分の描写もなかなか手堅くて上手い)、個人的には女性首相の凛子が掲げていたなかなかドラスティックな政策部分も「今このネタぶっ込んで来るのもある意味タイムリーで面白いな」と感じましたね。
漠然とした貧困問題だったり女性の社会進出と少子化問題だったり「福祉政策に寄ると経済活動に支障を来たす」ジレンマというのはいつの時代も抱えている問題で、正に今のこのコロナ禍に於いて「医療を優先すべきか・経済活動を優先すべきか」という踏み絵に非常に似通っている問題なのではないかと感じましたね。
この問題について劇中でサンプルとして存在していたのが広報担当をしていた貫地谷しほりさんが演じていたキャラクターですね。彼女のキャラもとても良かったです😊

勿論上に書いた政策問題部分よりも「それに伴う夫婦の形」にドラマ部分はフォーカスされている訳ですが、要するに本作は色んな事が「バランスが良かった」
人間ドラマとしても、ポリティカルサスペンスとしても、ふんわりホッコリするコメディとしても、どの部分もきちんと立っていて秀逸な作りでした。
こういうドラマ性の高い作品って多分邦画ならでは…なんじゃないかな?いかにも日本人らしいキメ細かい作りの作品だと思いましたよ。
敢えて煽って「日本人ならば必見☆」みたいなキャッチフレーズ付けちゃってもいいかもねw
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【映画】「シャン・チー/テン・リングスの伝説」@35作目

2021年09月09日 | 映画感想
「シャン・チー/テン・リングスの伝説」

はいはい待ってた待ってた予告編観てすんげーーー楽しみにしてたよーマーヴェルのNEWキャラキタコレ!
とりあえず重要な情報としては、主人公のおとーちゃん役を私のトニー・レオン様が演じていらっしゃるという事ですよ!ここテストに出ますから皆さんメモ取ってネッ!

あらすじ
犯罪組織を率いる父親(トニー・レオン)に幼いころから鍛え上げられ、最強の力を持ったシャン・チー(シム・リウ)は、組織の後継者とみなされていた。だが、彼は自らの力を封印し、過去の自分と決別してサンフランシスコでホテルマンとして平凡に暮らそうとする。だが、伝説の腕輪"テン・リングス"を操る父親が世界を恐怖に陥れようとしたため、シャン・チーはついに封印していた力を解き放つ。(Yahoo!Movieから丸パク)

映画冒頭からずぅーーーっとトニー・レオン様がカッコ良過ぎます!もうあんまりカッコイイから映画館で興奮し過ぎて過呼吸起こすかと思ったわー!
て言うかもうトニー様が主人公でいいジャンだって誰が見たって主人公よりトニー様の方がクッソイケメンで存在感ぶっちぎりバリッバリなのよ!?
…はぁはぁはぁ。いかんまた興奮して来たぢゃないか!ちょっと落ち着こう自分^^;

という訳で本作のヒーローであるトニー様の息子君シャン・チーを演じているのは「シム・リウ」さんという役者さんなんですがごめんなさい自分全く記憶にない方だわ。
ちょっとモッサリ系で大人しそうな好青年って感じ。正直…今までのアベンジャーズメンバーの中では結構浮きそーなビジュアルだけど(滝汗)、まあそもそもメンバーの中に緑色の巨大モッサリ系とかタヌキとか木片みたいなのもいるし、うん大丈夫か?w
それにしても…アレですかアベンジャーズも人種差別問題とかで色んな人種メンバー揃えないといけない縛りでこのキャラも登場したって事ですかね?

でもね、いいよ全然イイ!
だって中華系キャラだったからアクションが大大大好きガチカンフーアクション満願全席だったもーん♪やっぱ中華アクションって言うとコッチ系になるよね😊
とりあえず予告編で見せてくれたあのバスのアクションシーンからキレッキレで最高!シム・リウさんなかなか身体のキレがあっていいですよイイデスヨー!
それからシャン・チーの妹役の方も(ごめんなさい彼女も見覚えなかったかな)めっちゃ動きいい!いきなりガチファイトシーンとかカッコ良かったなー(ウキウキ
あとシャン・チーのバディ、と言うか学生時代からの腐れ縁の仲良し女友達(彼女じゃなくてあくまでもJUST FRIENDなのもちょっといい感じ)のケイティー役を「フェアウェル」でゴールデングローブ賞の主演女優賞受賞したオークワフィナさんが演じられてましたが、彼女の味のあるコメディエンヌっぷりが実にこのキャラにマッチしていてところどころでクスリとさせられて良き良き♪しかもどうやらこの展開を見ると…もしかしたら彼女もまさかのアベンジャーズ入りを果たすのか!?
それに…ちょっと2人の雰囲気変わったじゃないですか!JUST FRIENDからググッと恋人方向に寄った感ありますよね!そこら辺の展開も今後気になるトコロ♪

クライマックスの「ター・ロー村決戦」以降はカンフーアクションよりももっと大掛かりなCG博覧会系になっちゃうんですが(←何このいかにもイヤイヤな感じw)
でもね、カンフーアクションの流れは決して消える事はありませんから!私が消させませんからっ!(謎)
それに…トニー様が愛する亡き妻を思うが故の強行だったと思うと、もう何もかもが私の中で昇華されて行くのです…ほら、アナタの息子のシャン・チーがアナタのカンフー的な才能も、そしてアナタが愛した妻イン・リーの龍の加護も両方をちゃんと受け継いで成長しているではないですか!(ウルウル
ああダメだトニー様を思うと泣けて来てしまう!やっぱりトニー様が主人公じゃダメですかぁー?←しつこい^^;

これからガッツリとアベンジャーズに絡んで行きますよー、という前振りとして色んなちょいキャラが登場したり会話の中に色んな小ネタを仕込んで来ています。
そもそもがこのトニー様が作った「テン・リングス」という悪玉組織は最初にトニー・スターク(アイアンマン)を襲った集団ですからね。
他にもバスの中で動画撮ってたヤツとか妹のバトル会場でファイトしてたアイツらとか…本編終了後のスタッフロールの途中に更に今後を匂わせる映像も挟まれてますし。
あ、そういえば、本作上映前にちゃんと「本編終了後におまけ映像がありますからちゃんと最後まで席立たずに見てろよ」ってテロップ入るんですが、何故かこのスタッフロール途中の映像を観て勝手に「おまけ映像終わった」と勘違いして席立って行った人がまだこの期に及んでいらっしゃいましたね。
アンタこのシリーズ観た事ないのかよ?てか毎回こんな感じで途中で早合点して席立ってて今まで結局一度もおまけ映像観た事ない人な訳?意味分からんわアレは(溜息

ま、そんなこんなで大変楽しませて頂きました。
それにしても…中華資本恐るべし、ですよね。最近のハリウッド大物作品って何やかやで中華絡んで来るじゃないですか。
政治的には中華に超強気パフォーマンスをくり広げるアメリカさんですがエンタメ業界はすっかり中華に尻尾振ってますよね。アンバランスだよなぁ~今後どーなるのかしら
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【映画】「恋の病~潔癖なふたりのビフォーアフター~」@34作目

2021年09月08日 | 映画感想
「恋の病~潔癖なふたりのビフォーアフター~」

2020年製台湾映画。最近台湾映画がマイブかもしんない!

あらすじ
翻訳業で生計を立てる青年ボーチン(リン・ボーホン)は、極端な潔癖症で普通の社会生活が送れず、周囲から“偏人”扱いされていた。
ある日電車に乗っていると、自分と同じく防塵服に手袋、マスクを着けた女性ジン(ニッキー・シエ)と出会う。彼女も重度の潔癖症で、さらに窃盗癖まで持ち合わせていたが、他人と分かり合えず疎外感を抱えた二人は交際を始める。ジンはボーチンの苦手なタイピングが得意で、互いのことをカバーできる理想の関係だったが、彼の潔癖症が解消されたことで二人はすれ違っていく。(Yahoo!Movieから丸パク)

映画見始めて「おや?」と先ず思ったのがスクリーンサイズ。珍しいスクエアサイズなんですわ。
「スクエアとは珍しいな」と思いながら観ていたんですがコレは敢えての演出で、話が進んできてボーチン青年の潔癖症がある日突然何の前触れもなく治ってしまうとスクリーンが通常サイズになった。コレで今までのちょっと閉塞的だった絵が一気に広がって晴々とする。要するにボーチンの「心の視界」を表していたんですね。

という訳で、映画冒頭からボーチンの独り語りで「強迫神経症にして超潔癖症な自分」の日常を見せて行くんだけど、自分のこの変態性潔癖症な体質を「悩んだってしゃーねー」と言わんばかりに当たり前のよーに受け入れて粛々と生きている。
そんなボーチンが自分と同じ超潔癖症の女性「ジン」と出会った事で新しい世界が開けてくるんですわね。でもそれはジンだって同じ。
むしろボーチンに比べてジンの方が今の自分の状況に悲観的で「いつか自分はこの体質に絶望して自殺を選んでしまうのではないか」位にはネガティブ思考になっている。
ただ、そんなネガティブだったジンだけどボーチンと付き合う事になって今まで自分が体験出来なかった・しようとも思わなかった「冒険」に果敢にチャレンジするようになるし(それはボーチンにとっても同じ)、潔癖度合いはどっちもどっちレベルなのでお互いが協力して部屋の掃除をしたり食事の管理をしたりする事が苦ではないどころか「丁度いい」とお互いが感じて、正に「運命の二人」状態のウフフキャハハ状態に突入する訳です。

ここまでが最大のハネムーンクライマックス!って感じですよね。またこの辺りのエピソード等も秀逸で観ていてコチラも楽しくて仕方がないw
あとコレは「1秒先の彼女」を観た時にも思ったんだけど、台湾映画って凄く色調がPOPで可愛らしいですよね。独特の色彩感と言うのか。

さて、そんなこんなでボーチンの潔癖症が解消された中盤以降、話の様相がガラリと変わって行く。
絵ヅラ的には先程書いたけど画面が広がって晴々したんだけど…それはあくまでもボーチンの心の視界であって、ずっとそのままの状態のジンには苦痛と焦燥しかなくなる。
映画前半はボーチンの独り語り、そして中盤以降は語り手がジンにバトンタッチして以降ジン視点の物語になって行きます。コレもなかなか上手い演出だなーと思った。
語り手がジンに移ったのにもちゃんと理由がある訳です…が、コレを語るとオチバレになってしまうので(苦笑)

ボーチンの潔癖症が劇的に解消されてしまう前日の夜に2人がベッドに寝転がって「もしどちらかの潔癖症が治ったり状況が変わったらどうしよう」みたいな会話をしているシーンがあるのですが、ある意味このシーンで語られている事が本作のオチでもあったな、と後になって思うのです。
そして本作の最後の方でジンが「愛し合っている時は相手の欠点すら魅力に見えるが、愛が冷めると致命傷になる」と語ります。正に恋愛の真理がココにっ!!

最後に映画の内容についてではないのですが気になった事2つ…
1つは↑のベッドでの会話シーンで2人が「指切りげんまん」するんですが、その仕草が凄く可愛かった!アレは台湾では一般的な指切りなんですかね?
もう1つ、ボーチンがシャワーを浴びるシーンが何度か出て来ますが…この役者さんスタイル良過ぎぢゃね!?めっちゃ逆▽のキレッキレ細マッチョなんすけど!!
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ウォーターサーバー

2021年09月06日 | 駄ネタ
PCでブラウザ立ち上げるとよく画面上部だったり横だったり下部に広告バナーが出ますわな。
最近自分のPCの広告バナーが全部ウォーターサーバーのクチコミ比較サイトだったりウォーターサーバーの新規入会キャンペーンのサイト誘導だったりする。
それと言うのも、最近ずーーーっとウォーターサーバーの比較サイトや公式サイトばっかり閲覧してるから。

これはかれこれ1年位前から旦那とグダグダ話し合ってるネタなんだけど、我が家もウォーターサーバーを導入しようじゃないか、という話になっていて。
それというのも、今現在我が家は旦那とおかん用に富士の天然水のペットボトル、そして自分用にコントレックスをAmazonで定期購入している。
ペースとしては2ヶ月毎に2リットル(コントレックスは1.5リットル)ペットボトル×9本の箱を2箱(計4箱)を購入するペース。
ペットボトル4箱ってまあ結構な場所取りますわね、で、ある日旦那が「段ボールの処理とかも面倒臭いしさ、こんだけ場所取るならウォーターサーバーの方が便利ちゃう?」と言い出したのがきっかけ…それと自分が毎晩晩酌するのに焼酎のホット烏龍茶割り作ってるんだけど、ホット烏龍茶を淹れるのに毎晩電気ポットでお湯沸かしてて、アレもなんだかんだで結構面倒臭い作業だったりするんだよね。ウォーターサーバーがあれば電気ポット捨てちゃえるしなw

そんなこんなで何度となく話が立ち上がっては消え、そして2ヶ月に1回段ボール箱が玄関に積み上がるとまたぞろ思い出して話が持ち上がる、を繰り返している。

何度も何度も話し合って比較サイト等を読み漁っている内にいよいよ自分の中でウォーターサーバー導入が現実味を帯びて来て(←時間掛かり過ぎやろw)
きっと次回の定期購入か次々回の定期購入の水が届くタイミングではウォーターサーバーに切り替えたいな、位にはなってきた。え?遅過ぎる?^^;
なんだけど、なんだけど…どのメーカーのウォーターサーバーにしようか、まだどうしても決め切れなくて、それでずーっとグダグダしてる状態なんですわな。

最初に「ココのが良さそうかな?」と思ったのはアンジャッシュの児嶋さんがCMしてるP社のサーバー
先ずサーバーのデザインがオシャレだし、配送料とか諸々無料なのはまあどこのメーカーさんも今は横並びだから比較対象にもならないけど基本ラインかな。
あと個人的なポイントとして水の入ってるボトルがワンウェイ(使い捨て)なのと水を使っていくとボトルが縮小していく(空気がボトルに入らない作り)なのがいいなと思ったんですよね。エターナルボトルの方がSDGs的には正しいのかもしんないけどボトル回収するまで自宅で保管し続けるのも場所取ってウザいし水が減ってくるとボトル内に空気が入っているのって…衛生的にどーなん?という不安も正直あるので。それと仲良しの友達が確かココのサーバー使ってたんだよね。それが一番大きい理由かも?
でも1つ不安材料というか不満点?があって、それがボトルをサーバーの上部に乗っけないといけないという事。水12リットルですよ重たくないっすか?
下部に格納出来るタイプのサーバーもあるにはあるんだけど、そのサーバーは無料貸出してなくて月に1000円程度取られるんですよね。コスパ悪いわー。

で、対抗馬として浮上してきたのがC社。
C社のグッドデザイン賞を受賞しているサーバーは貸出無料のサーバーだけどボトル下部収納型で水の交換が楽々なのが魅力。P社と水の値段も大して変わらない。
しかもボトルはワンウェイ型で使用していくとボトルが縮小していって空気が入らないようになっているのもP社と同じ。
じゃあC社で決定じゃーーーん♪…という所まで来て、ふと思った。「下部収納の方が絶対に使い勝手がいいのに、ではなぜしつこく上部格納型が圧倒的に多いのか?」
きっと下部置きにはそれなりにデメリットがあるからこそ敢えての上部置きが主流になっているのだろうと。

それで更にクチコミを調べて行ったんですね。特に下部収納型のサーバーのデメリットについて語っているクチコミを中心に抽出。
そうすると、いくつかの点が指摘されていて…最も多いのが「サーバーの音がうるさい」という事。
下にある水を上の取水口までモーターで引き上げて行くのでモーター音が結構うるさいという指摘が多かった。「寝室には置けない」と書いている人も結構いる。
でもまあ音に関しては我が家は余り気にしないかな。サーバー置くのはLDKの何処かになるだろうから寝る時に障害になるとは思えない。

もう1つのデメリットとして挙げられていたのが「停電すると使えない」という事。
上置きタンクは電気の力で水を取水口に持って来ている訳ではないので停電しても水は出る(冷水や温水にはならないだろうけど)
でも下部置きはモーターで水を引き上げるので停電したら当然だけどモーター動かないから水は出なくなりますわな当たり前ですわな。
んー。確かにコレは不便かもしんないけどー…ココは電力供給が不安定な東南アジアの小国という訳でもないし、実際年に何回停電します?何分停電します?
それこそ東日本大震災級の災害を想定して語っているとしたら…その状態になってウォーターサーバーの水がどーのこーの言ってるレベルか?(滝汗)
一応メーカーさんは別売りでボトルから直接水を飲めるようにボトルを直置き出来るキャスターのような物も販売しているようですし。まあそんなもんなくても本当にそんな超ド級の災害が起こったら何としてでもボトルがあればそこから水飲むわ文句言ってる場合ちゃうやろw

でも個人的にはここまで調べてちょっと不安にはなった。
要は下部置きはモーターありきなので、使用頻度によってはモーターの劣化が早くてサーバーの耐久年数が意外に短かったりするのかな?とか。
サーバーのレンタル料は無料と謳っているものの、サーバーの交換にはどうやら結構なお金が掛かるような事が書いてあるし、そこがネックになるのかもしれないなと。
そうすると、やはり上置き型の方が無難だしメンテナンスが楽だから圧倒的シェアになっている、とも考えられる…うーーーむ(悩)

と、まあこんな感じでどーにもこーにも決め切れなくて今日に至っている(苦笑)
ウォーターサーバーをご利用中の方、かつてウォーターサーバーを使っていたけど訳あって止められた方、今正にウォーターサーバー導入をご検討中の方、何か決め手になるような又は有益な情報等がありましたらご教授頂けると有難いですよろしくお願いします!(゚゚)(。。)ペコッ


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【映画】「フリー・ガイ」@33作目

2021年09月02日 | 映画感想
「フリー・ガイ」

お盆辺りに公開になった作品なので、一瞬「もう旬過ぎたしスルーしちゃおうかなー」って迷ったんだけど…結果的に観ておいて良かったな。
実は先月は敢えて映画鑑賞を見送っておりました。コロナ感染者数が激増した事、それから新規感染者の年層比率がどんどん若年化している事を鑑みて「ガキの溜まりやすい遊興施設や映画館はしばらく避けた方が良さそうだな」と思ったので。この度自分もワクチン2回接種終了したしガキの夏休みも終わったので映画鑑賞再開させてみた訳でw

あらすじ
銀行の窓口係ガイ(ライアン・レイノルズ)は、平凡で退屈な毎日だと感じる一方で、連日強盗に襲われていた。疑問を抱いた彼は、襲ってきた銀行強盗に反撃を試みると撃退でき、さらに強盗から奪った眼鏡を掛けると、街の至るところにこれまで見たことのなかったアイテムやミッション、謎めいた数値があった。やがてガイは、自分がいる世界はビデオゲームの中で自身がモブキャラであることを知り、愛する女性と街の平和を守ろうと正義のヒーローを目指す。(Yahoo!Movieから丸パク)

最初本作の設定が良く分かってなくて何が現実で何がVR世界なのかごっちゃになって混乱したわ^^;
主人公のガイ(ライアン・レイノルズ)が住んでいるのは「フリー・シティ」というVRゲームの中。要するにゲーム内のモブキャラ(プレイヤーではなく背景のようなモノ)
ゲーム世界に焦点が当たった作品は既に過去いくつも作られていますが、それらは全て「ゲームを楽しんでいるユーザー(←リアル人間)」があくまでも主人公、またはリアル人間が操っているゲーム内のアバターが主人公だったと思います。
本作が画期的なのは主人公が本来意思を持たぬゲーム内モブキャラという事。だからこそ自分は最初何が現実で何がVR内の出来事なのかがゴッチャになったんですが^^;

…と言うわけで、本来モブに焦点なんて当たる事はないのでwモブキャラの日常を映画冒頭から写していくんですが、当たり前のよーに毎日同じ時間に起きて同じ服を着て同じコーヒーショップで同じモノを注文して同じ職場の同じ仲間と落ち合って同じ職場に行く。そしてゲームプレイヤーがこの街の中で常に大暴れして破壊したり銀行強盗に来たりやりたい放題やっていて、たまにプレイヤーに殴られたり殺されたりしている。でも死んでも翌朝はまた同じ時間に起きる、を繰り返している。
で、VRゲーム内の「背景」だったモブキャラがある日あるきっかけでプログラム暴走が始まって自我を持つようになり…という、アメリカさんお得意展開デス。
AI暴走ネタは先にも書いてるけど過去何度も作られているけど、あくまでも視点は「ゲームプレイヤー(リアル人間)」サイドで、暴走してるAIキャラサイドからの視点を描いた作品というのは珍しいと思います。

後は、まあ~ひたすら映像が楽しい。映画冒頭からラストまでずーっとずーっと楽しい。
そして「リアルとVRワールドとの融合」がどんどん進んできて遂にここまで来たかー!って感じがする。
一昔前はこの手のネタの話になると大概「ロボット三原則とは」みたいな話になったモノだけど、令和の今となってはそんなルールはとっくの昔にどこぞのコンピュータの谷底に落ちて行ってしまって「AI暴走は基本中の基本」になって来ましたわなw
という訳で、遂にリアルの人間「ミリー」が操っているアバターとVR内の自我を持ったモブである「ガイ」が恋愛にまで発展したのです!(パチパチ

いや、でもよくよく考えてみると、ガイには「理想の彼女を捜し求めている(けれど出会えていない)」という設定が付帯していて、このゲームの設計者キーズは共同開発者だったミリーに「君を参考にして…」と語っている訳です。
要するにミリーの好きなモノを参考にガイの理想の女性像を設定しているのでミリーの操っているアバターと出会ったらガイは恋に落ちるのは必然と言えるのでは?
あ、いやまあだからAI暴走が起こった、というのはちょっと乱暴ではありますが、まあそんな暴走の仕方するのも面白いぢゃねーか、というねw
ただこの会話はやっぱり後のオチの伏線になっているので…洒落てますな♪

まあ後は楽しい映像でハラハラドキドキを満喫すればいい、という作品。
最近よくタイカ・ワイティティさんをお見かけしますが…彼、ぶっ飛んでますなぁ!なんかノリにノッてる感じ!いいぞもっとやれw
それから本作のヒロインを演じたジョディ・カマー嬢、ごめんなさい全く記憶に引っ掛からない女優さんでしたが、なかなか味のあるCUTEなキャラクターでした。
正直、映画冒頭ではさほどの魅力は感じませんでしたが(すまぬ!)話が進んで来るとどんどん魅力的になっていった、という感じかな。
ライアン・レイノルズはまあ相変わらずだよな。デップーで悪乗りキャラは見慣れた感あるけどモブがいい人にシフトしてレベ上げしていくっていう設定は面白かった!
ゲーム好きの人だったらハマる事間違いなし、ゲーム好きでなくともVRやAIの知識は勿論ありますよね?ちゃんと楽しめますからご安心を♪
後、映画好きさんならニヤニヤするよーなカメオシーンもいくつか…なかなかサービス精神旺盛な演出だったと思いますね!

そうそう字幕監修で「ゲーム用語監修:ファミ通」ってクレジット入ってたゾ…え?そんなマニアックなゲーム用語使ってたっけ?←自分がゲーマーだから分かんねー^^;
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【映画】「オールド OLD」@32作目

2021年09月01日 | 映画感想
「オールド OLD」

M・ナイト・シャマラン監督最新作。
し・か・も!メインキャストに私の大大大好き!ガエル・ガルシア・ベルナル君のクレジットがっ!がっ!きゃー!(大歓喜)

あらすじ
バカンスを過ごすため美しいビーチを訪れ、それぞれに楽しいひと時を過ごすキャパ一家。そのうち息子のトレントの姿が見えなくなり、捜してみると彼は6歳の子供から青年(アレックス・ウルフ)へと成長した姿で現れ、11歳の娘マドックスも大人の女性(トーマシン・マッケンジー)に変貌していた。不可解な事態に困惑する一家は、それぞれが急速に年老いていることに気付く。しかしビーチから逃げようとすると意識を失なってしまい、彼らは謎めいた空間から脱出できなくなる。(Yahoo!Movieから丸パク)

本作は予告編を観てからの鑑賞の方が飲み込みが早くていいのかなぁ?自分は少なくとも予告編観て大体の概要が分かった上での鑑賞でしたが。
という訳で、あらすじにも書きましたがあるホテルのプライベートビーチにやって来た数組の家族がこのビーチの異変に気付いたきっかけは「子供の異常な成長の早さ」からだったという…コレさ、劇中でもちょっと話題になってたけどもしこのビーチに居たのが大人だけだったらかなり時間が経つまでこのビーチの謎に気付かなかっただろうなと。
大人の10年と子供の10年は決して同じ時間軸ではないのだな、と改めて気付かされる。
成長仕切った大人が10年掛けて老いて行く事と、小さな子供が10年掛けて成長して行く事、同じ10年でもその「10年の重み・長さ」はまるで違う。
思えば、子供の頃の1年って途方もなく長かったなーと。それに比べてここ10年いや20年の過ぎ去る事の早い事と言ったら(苦笑)

このビーチに辿り着くまでに主人公ファミリーの横顔がそれとなく提示されている。
先ずこのファミリーバカンスは夫婦の離婚前の最後の「家族」としての思い出作りでやって来たものらしい、という事が直ぐに提示される。
後の会話でどうやらこの離婚の原因は妻が不倫した上に病気になった事で「だったらどうせだから好きな人と一緒になりたい」みたいな身勝手な理由らしい。そして私のガエル君はそんな嫁のワガママを何故か諾々と受け入れるつもりでいるらしい(ヘタレ過ぎだろー!お前イケメンなんだからそんな嫁とっとと捨てちまえ!)

ま、他にもてんかんの持病持ちの家族だったり医者ファミリーだったり、このリゾート地で知り合った彼女と離ればなれになってしまって困っているラッパー?ミュージシャンだったり、様々な生い立ちの数組の家族やカップルがこの「異常なスピードで時間が進んでいくビーチ」にやって来た。
やって来た、と言うよりもホテルの人に勧められて連れて来られた、が正解。

で、しばらく観ていて自分は本作の意図をずっと勘違いしてた事に気付いたのな。
てっきり「何故このビーチは異常なスピードで時間が流れていくのか、という理由を探るミステリー」だとばっかり思いながら観ていたんですが、そーではないんだ。
「このビーチは異常なスピードで時間が流れていく」という設定はデフォルト事項であり、問題は「何故この人達はこのビーチに連れて来られたのか」なのです!
実はずっとヒントは提示されてたんだけど、まあそれを察するのはちょっと難しい。でも後に種明かしがあったトコロで「なるほどなー」となる仕掛け。
コレはなかなか良く出来た設定だなーと思いましたよ。なんでも本作はシャマランには珍しく原作があるみたいで(コミックらしいですが)原作も見てみたいなー。

ま、でもミステリーとしては上記の内容なんですが、それよりも本作はこの「異常下における人間の精神状態の変遷と人間ドラマ」が刮目すべき点だろうと。
離婚が決定事項だった夫婦は「妻の腫瘍摘出」という大仕事を経て健康な身体を取り戻すと、憑き物が落ちたように平穏な夫婦の形を取り戻す。
「急速な老い」を目の当たりにして(自分の老親を目の前で喪うという悲劇に直面し)錯乱した医師は理由を他人に求めて発狂する。
子供達は心と身体の成長が明らかにアンバランスになりながら「私達、プロムも体験せずに歳を取ってしまうの」と嘆く。心の思春期を迎えずに性の兆しだけ体験する。
特にこの「プロムも体験せずに~」のくだりは個人的にちょっとしんみりしてしまった。このコロナ禍で修学旅行も体育祭や文化祭も何も青春らしい思い出を体験する事なく中学や高校時代を過ごさなければならない今の学生達の姿とちょっと被りましたね。彼らの心の成長がこの先心配になりました。

まあ、色々ツッコミどころも満載なんですが(例えば死んだ細胞は時間軸に影響されない、的な会話が登場しますが、だったら何故死体が急速に朽ちて行くのか、とかな)
それを補って余りある、なかなか見応えのある作品だったなーと。クライマックス以降の「え、そーだったん!?」からの展開もなかなか気が利いてたし。
映画冒頭からのさりげない会話だったりホテルスタッフの様子、大して意味のなさそうなシーンが全てオチの伏線になっているのは見事でした。
そして…本作のシャマランはいつになくガッツリと重要な役ドコロで登場していましたなー。もうひっそりカメオ出演とか面倒臭くなって来たのか?w
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