天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画2023】「コーポ・ア・コーポ」@59作目

2023年11月17日 | 映画感想
「コーポ・ア・コーポ」

岩浪れんじ氏著の同名タイトルコミックを実写映画化。自分原作コミック未読です。
予告編を一度も見た事がなかったんだけど、映画館のタイムスケジュール見てなんとなく気になったので観る事にしたわ。たまにはこういう事もある~

あらすじ
フリーターの辰巳ユリ(馬場ふみか)が暮らす大阪の安アパートには、女性に貢がせて生きる中条紘(東出昌大)、女性に対する愛情表現が下手な日雇い労働者・石田鉄平(倉悠貴)、怪しい商売をしている初老の宮地友三(笹野高史)といった訳ありの住人が集まっており、ユリ自身も家族のしがらみから逃げてきた過去があった。ある日、アパートで住人の山口が首をつって死んでいるのを宮地が見つける。自分たちと似た境遇にあった山口の死をきっかけに、ユリらはそれぞれの人生を見つめ直す。(Yahoo!検索情報から丸パク)

イマドキこんな古いタイプのアパートはもう流石に存在しないんじゃないか?レベルの風呂無し・ガス給湯器なし・玄関で靴脱いで上がる(各自靴は自室に持ち込むルール)という昭和初期の下宿か?と思わせるようなレトロな「コーポ」という看板だけが出ている安アパートの住人達の様子をオムニバスに見せている、ただそれだけの話。
一時流行った「何も起こらない系」と似てるっちゃー似てるんだけど、何も起こらないわけではなくそれぞれのキャラに様々な出来事が起こるんだけど…だからどうした!みたいなオチは特にない。オチも無ければ主張も啓蒙もカタルシスも特に何もない。

住人達それぞれのエピソードが一応チャプターみたいになっていて、黒字に白抜き文字で住人の名前が出て来てそこからエピが始まるというルール。どのエピソードにも住人全員登場するんだけど、なんとなくだけど本作の主人公的立ち回りなのが一番最初のエピソード…は、住人の「山口さん」が自室で自殺しているのを宮地が見つける話があって、そこから始まる最初のチャプターの「辰巳ユリ」がまあ主人公っぽいかなー?って感じ。

ユリちゃんはこのコーポのマスコットキャラ的な存在で住人皆んなから愛されている感じ。あ、マスコットキャラとか言っちゃうと色白でフワフワ系のアイドルっぽいキュルンッ✨とした女の子を想像しがちだけど、ユリちゃんはパツキンロン毛ほぼスッピンで目的もなくたら~んと生きてるぷちやさぐれてる系キャラ(ヲイ
でもすっごくいい子なんだろーなーってのは観ていて感じる。そうそう…本作に出て来る住人の皆さんが、まあ何というか貧乏ならではでの廃退的な空気感は持っているものの全員決して嫌な感じはしないんですよね。廃退的ではあるものの善良な清涼感を感じる。真逆なんだけど不思議な感じなんですね。

で、各々の住人のチャプターエピがオムニバスに流れるんですが、ところどころイミフな…多分原作コミックを読んでいる人には自動的に脳内補完がされている情報なんだろうけど、原作コミック未読の自分にはちょーっと着いて行けない部分もありましたね。例えばー、石田が彼女に手を上げてしまって彼女の実家に頭下げに行っているシーンがあるんですが、石田と一緒に頭下げてその後石田をボッコボコにするおっさんが居るんだけど「お前誰だよ」状態でしたね。
それからオンナのヒモやってる中条のエピで…自分の生い立ち話(嘘か本当かよく判らない)からのー、結局どうして中条は自分で働こうとせずにずーっとヒモ稼業を続けているのか?特に主張もなかったし信念もなさそうだったし、本当に「だから、何?」て感じのエピだったなとw

まあ、全部ほぼ「だから、何?」だったんですが(コラコラ)、とりあえず猫がもっそい可愛かったから癒されたかなーって←は?
いやマジでー猫好きさん本作必見だと思うんだなぁー。先日観た「マーベルズ」も猫好き必見だと思ったけど、本作の方がダイレクトに猫ちゃんの魅力が全開に溢れ出てましたねーコレ撮った人間違いなく猫好きさんだろーなーって思えたよ。
猫だけじゃなくてさ、なんか…説明難しいんだけど観ていて優しい気持ちになれるって言うのかな。いや内容的に全然「愛溢れてる感」ないんだけど(ヲイ)、だから何度も書くけど基本「廃退的」なハズなんだけど、でも不思議と癒されると言うか…なんなんだろうね?自分でも良く判らないけど、でもいい気分になるんですよねw
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【映画2023】「法廷遊戯」@58作目

2023年11月11日 | 映画感想
「法廷遊戯」

小説家であり弁護士でもあるという(頭いいんやねぇ~♪)五十嵐律人氏著の同名タイトル小説の実写映画化。毎度おなじみ原作小説未読です。
本作の原作小説は第62回メフィスト賞受賞作だそうです。おめでとうございました!(ぶっちゃけ知らん賞だったけど💦)

あらすじ
セイギ(永瀬廉)、彼の幼なじみの美鈴(杉咲花)、馨(北村匠海)らの通うロースクールでは、「無辜(むこ)ゲーム」と呼ばれる模擬裁判が行われていた。あるときクラスメートに過去の出来事を告発されたセイギは、異議を申し立てるために美鈴を弁護人に指名して模擬裁判に臨む。ロースクール卒業後、セイギは弁護士、馨は法学の研究者になっていたが、ある日、セイギは無辜(むこ)ゲームを再び開くという馨に呼び出されるが、そこで彼が目にしたのは馨の死体と、その隣でナイフを手にした美鈴の姿だった。(Yahoo!検索情報から丸パク)

予告編見て「ほー。法廷モノか。それにしちゃー面子が若過ぎぢゃねーか?大丈夫か?」と思ってたんだけど、この若さだからこそ!な話でしたね。
本作観ながら先ず思ったのがさー「コレ、多分活字で読んだら(活字で読んでも)相当面白いヤツだな。文章の描写表現にも興味出て来たわ。原作小説読んでみたい」です。そして、更に言えば本作は最近長尺映画多めの傾向にある中100分弱という割とコンパクトな作りで、だからだろうけど脚本がかなり練られていたんだろうと思います。短い時間で重要なヒントを散りばめながら、でも登場人物のバックボーンや色んな枝葉を付けていかなければならない…なかなかの手練れの仕事っぷりだったと思います。
でも…それもこれも根本的に面白い原作小説の描写あってこそなんだろう、と思いましてね。だから原作小説読みたいなーと。

同じ学び舎でかつて学んだ3人が、1人は事件の容疑者(加害者)になり、1人は被害者(死亡)になり、そして1人はこの事件の弁護士になった。
先ずこの関係性が斬新で面白い。くだんの殺人事件が起こる前段階で3人それぞれの個人的事情が少しずつ開示されて行くんだけど、事件前までは当然だけどまだ「彼らの超個人的事情」には触れられていなくて、事件後起訴→裁判になって以降に少しずつ過去の事情や事件の概要がつまびらかにされていく→するとある段階から事件の形がガラリと変わっていく、という展開になっています。

容疑者となった美鈴と美鈴を弁護しているセイギは共に同じ児童養護施設出身だという事はかなり前段階から提示されている事実で、2人は長らくお互いを庇い合い支え合う関係性だった事も判っていますが、何故か美鈴は逮捕後から警察だけでなく弁護士であるセイギに対しても完全黙秘を貫いていく。コレには理由があって、それこそがこの事件の形をひっくり返すキーにもなっています。
自分も長らくミステリ小説好きで読み倒して来たタイプなので、大体事件の大枠部分が提示された段階で「少なくとも事件概要としては犯人が○○なのはほぼ間違いない。ただ動機がよく判らんなぁ~」って感じだったんですが、この辺りの情報の見せ方は上手かったと思います。事件は更に最後の最後でややひっくり返っていきますが、正直コレに関しては過去のシーンを断片的に覚えていれば何となく予想のつくオチだったと思います。

という訳でー、杉咲花ちゃんのイカレた演技は凄かったな!クライマックスの咆吼(←と言って差し支えないだろう)するシーンのヒリヒリするような張り詰めた空気感、裁判の判決文を読み上げている裁判長を前にイッちゃった目でヘロヘロと笑い出す姿には鳥肌が立ちましたよ。それからキンプリの永瀬廉くんが弁護士って…と正直思ってましたが、過去の回想シーンでダッセー眼鏡掛けて完全にキラキラオーラ消した姿はなかなかなもんでした。彼は今後もコツコツと色んな役にチャレンジして欲しいな~いい役者さんに化ける可能性あるね!
北村匠海くんはもう演技もすっかり板に付いて若手役者の牽引者と呼んで差し支えないよね。彼の「必ず断罪する!」という決然とした目ヂカラにはハッとさせられます。

それから脇を支える大御所役者さん達…柄本明さん、大森南朋さん(←法廷証人のシーンとかパワフル過ぎて怖ぇーわw)、それから馨の父親を演じた筒井道隆さんが昔から好きなんですよねぇ~!静かな役が多いんだけど彼の実直な感じのキャラが大好き♪今作ではその彼の真面目で真摯な姿が返って美鈴の変なスイッチ押しちゃった、という皮肉な展開でしたが…こういう「誰かの無垢な善意が誰かの心を殺す」という話って、実は世の中に普通にありそうで空恐ろしい感じがしました。

主役にジャニタレさん使ってるからって偏見持たずに良質のミステリを楽しみたい方、是非劇場に観に行って欲しい一作です。
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【映画2023】「マーベルズ」@57作目

2023年11月10日 | 映画感想
「マーベルズ」

MCU(マーヴェル・シネマティック・ユニバース)のアベンジャーズメンバー「キャプテン・マーベル」シリーズ第二弾…だけどタイトル変えてきたな。
それというのも今作キャプテン・マーベル単体ではなく3人でチーム組んできたからなんだけどー…

あらすじ
キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)への復讐を計画する謎の存在が現れる。キャプテン・マーベルのみでは手に負えない危機を前に、彼女と、彼女を慕う敏腕エージェントのモニカ・ランボー(テヨナ・パリス)、彼女に憧れる高校生ミズ・マーベル(イマン・ヴェラーニ)が入れ替わってしまう。そしてこの出来事をきっかけに、3人は新たなチームを結成する。(Yahoo!検索情報から丸パク)

先ずさ、もうコレも耳タコだろうけどでも書いちゃうけどさー、MCUはコロナ禍以降アベンジャーズの個々のメンバーのシリーズを劇場版だけでなくDisney+(ディズニープラス)での独占配信ドラマとしてチョイチョイ流しているんですね。で、その独占配信ドラマで登場してきたメンバーを劇場版で公開している他のメンバーのシリーズにも当たり前のように何の説明もなく登場させてるんですよね…もうコレってDisney+加入してない人はMCUシリーズは観るな、という踏み絵だと考えた方がいいんでしょうか…(溜息)
そんな訳で、本作でもキャプテン・マーベルと絡む敏腕エージェント・モニカと「自称:ミズ・マーベル」のカマラの2人はDisney+のドラマ「ワンダビジョン」と「ミズ・マーベル」を見ておかないと本作の劇中で彼女達の背景の説明が一切ないので(モニカの方は回想シーンとか出て来るからまだ判るけど、カマラの方は特にね)スクリーンを観ながらずぅーっと「で?結局お前誰なん?」ってなりますわ。

だから映画始まってどうしてこの3人のパワーがリンクしてパワー使うと3人が入れ替わっていく事になったのかサッパリ判らないんだけど(この3人だけがリンクしている理由の説明なかったよな?)なんか判らないけど3人がグルグル入れ替わっていく様子をボーッと眺めている事になります。意味分かんないけど絵ヅラ的にはまあ面白いかな。
そして映画冒頭から出て来る「今回のヒールチーム」との絡みも割とイミフなんだけど(いきなりキャロルの事を【殺戮者】とか呼んでるし)、この件に関しては後にキャロルご本人から説明があったので「あ、ソーナンデスネ」とはなります。

そして更にイミフな水の星のミュージカル。そして何故かその星でプリンセスになっているキャロル。この件はDisney+でも登場しないエピなん?
もうさー、何がDisney+からの引き継ぎネタで何が本作での初出しネタなのかが見ていて判らないからイライラするんですよね。自分だけが判っていない事情でDisney+からの人達には判っていて当たり前のネタなんですかコレは!?みたいな…常に疑心暗鬼になっているから、正直本編を素直に楽しめないんですよ。

そんな訳で、多分今後アベンジャーズにこの「チーム・マーベルズ」も追加される…いや、最後にカマラは新規メンバー募ってたし「アントマンの娘も誘う」って言ってたし(前回アントマン&ワスプの新作観た時に娘が随分活躍してたからこりゃーアベンジャーズメンバーに入りそうだな、とは思ってたけどやっぱりな)今後更にどんどん裾野が広がって行きそうだな、という事だけは理解したわ。
ただね…もう何か疲れたわ。流石にここまでDisney+独占配信ネタが絡みまくってくると劇場版だけで楽しんでいた勢は着いて行けなくなっちゃうよね。正直MCUシリーズを今後も劇場版だけで追い掛けて行くのに限界を感じていて…Disney+に加入する気は今のところないので、もうここらでサヨナラするしかないのかもな、と悲しい気持ちでいっぱいです。

なんか、ネガティブな事ばっかり書いちゃって申し訳ないので、最後に本作最大の魅力をお伝えしておきましょう。それは…猫好きさんなら間違いなく本作を楽しめますので是非劇場に足を運んでみて下さい!MCUの作品を1作も観ていなくても大丈夫です。勿論キャプテン・マーベルもニック・フューリーもだぁーれも知らなくても大丈夫。確実に楽しめます!!



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【映画2023】「ゴジラ -1.0」@56作目

2023年11月07日 | 映画感想
「ゴジラ -1.0」

今年でゴジラ生誕70周年なんだそうです。おめでとうございます!←誰に言ってんだ?^^;
そして本作で「実写版ゴジラ映画」としては30作目という節目の作品でもあるそうです。まあ色々な思い入れを持って制作されているという事なんでしょう。さあそんなこんなでメガホンを取ったのはVFX大好き!つーかVFX職人と呼んでもいいでしょう!山崎貴氏(脚本もだね)

あらすじ
第二次世界大戦末期の1945年、大戸島の守備隊基地に着陸した特攻兵の敷島浩一(神木隆之介)と、守備隊基地の整備兵・橘宗作 (青木崇高)らはその日の夜、島民らに「ゴジラ」と呼ばれている謎の巨大生物が現われ襲われる。島で唯一機銃が扱える敷島は零戦に装備されている20ミリ砲でゴジラを撃つ様に進言されるものの恐怖で身体が動かず、みすみす整備兵達を見殺しにしてしまう。戦後焼け野原になった東京に戻った敷島は両親が空襲で亡くなった事を知る。その後闇市でたまたま出会った大石典子(浜辺美波)と彼女が行きずりで預かっていた戦争孤児の赤ん坊と3人で奇妙な同居生活を始めた敷島だったが…(wikiのあらすじを参考)

えー、先ず初めに申し上げなければならないのは…自分は全くゴジラに興味が無い、という事です。
多分世間的には大ヒットした(んでしょ?)「シン・ゴジラ」も観ておりません。ただ2021年に公開したハリウッド製ゴジラシリーズの「ゴジラ vs コング」は観ております。コレはゴジラじゃなくてコングに興味があった…訳では無く、小栗旬君がハリウッドデビューしている作品!という事でウキウキしながら観に行ったんですが、覚えているのは小栗旬君の白目だけ、というていたらくであります(滝汗
では何故本作をわざわざ観に行ったのか…それは、神木隆之介君が主演だからですただそれだけです!神木君が好きなんです!!

と、毎度毎度前振り長いんですが…コレがですね、神木君抜きにしてもなかなか面白かったです!いや神木君抜きには語れませんがw

先ずね、自分の中で【ゴジラ】のイメージって、ちょっと人間の味方ちっくなキャラだという事なんですね。これは多分元々のお子様向けシリーズが、最初の頃こそゴジラは日本を脅かす悪の枢軸みたいな存在だったものの、その後ゴジラのキャラクター自体が子供達に人気になった事で後に「ゴジラちょっといいヤツ化」していったという経緯があった為だと思うんですが…本作は初期のゴジラキャラに立ち返っていて、あくまでも「日本を脅かす巨悪」として描かれています。コレが良かったですね。完全に「人間 VS ゴジラ」の対立構造が出来上がっていたので観ていてスッキリしました。

そして…コレに関しては人によって意見がパッキリ分かれそうですが、本作はタイトルは「ゴジラ」ですが、ゴジラが主人公ではありません。
あくまでもゴジラを巡る人々の人間ドラマが主軸になっていて、ゴジラの存在はある意味「人が生きていく上で乗り越えていかなければならない葛藤やトラウマ、障壁の象徴」だったように思います。だから…ゴジラの大暴れシーンやゴジラとのド派手なバトルシーンを楽しみにしていた層はいささか拍子抜けしてしまうかもしれません。
自分は先に書きましたがゴジラに愛着も思い入れも何もない手合いなので、むしろ人間ドラマが主軸の方が話に入り込みやすかったです。

ま、そんな訳で…神木君の演技力は控え目に言って ネ申
本作の神木君演じる主人公の「敷島」という男は凄く演じるのが難しいキャラクターだったと思うんですね。決して卑怯者でもなければ姑息な人間でもない、ただ出兵する時に親に「必ず生きて帰ってくれ」と言われて自分もその気持ちを強く持って生きて来ただけ…ど、この時代は「お国の為に死んでナンボ」「仲間をかばって死んでナンボ」が美徳とされていた、ただ「生きたい」と思う事が罪ですらあった。その葛藤の狭間で敷島は揺れ動きまくる訳です。
自分のせいで仲間が死んだ。生きて帰ると約束した親すら失ってしまった。自分は生きていてはいけない人間だったのだ、というトラウマから抜け出せずに何度も何度も悪夢を見て苦しみ続ける主人公の苦悩の表情を本当に神木君はリアルに、リアル以上に演じ切っていたと思います。神木君の慟哭する姿に何度も涙が出ました。

本作、脇を固める布陣も盤石でしてね…ああ、今作神木君と絡むヒロインをNHK朝ドラ「らんまん」で夫婦役を演じた浜辺美波ちゃんがまたしても再共演していますが、もうすっかり「神木×浜辺コンビ」も息がピッタリという感じで見ていて安心感すらある…どーでもいいネタですが、本作の浜辺美波ちゃんの髪型が(銀座でお勤めする時の)サザエさんちっくで地味に笑えましたワw
他にも若手枠からはこれまた安定の演技力で定評のある山田裕貴君、敷島を大らかに支える大御所ドコロで佐々木蔵之介さんや吉岡秀隆さん、敷島のトラウマ脱却の鍵となる整備士役に青木崇高さん等、要所要所を名優がキッチリ押さえてドラマに厚みを持たせていたと思いますね。

本作のキャッチコピー「生きて、抗え。」が正しく体現された名作だったと思います。ゴジラに興味の無い方も絶対に感動出来ます!是非是非!!
コメント (2)
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