天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画】「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」@45作目

2022年07月21日 | 映画感想
ヤバいヤバいヤバいヤバい!
ここんとこ暑くてなぁーーーんもする気が起きず(要は引きこもってたわ)家でアマプラ見たりYouTube見てプラプラ過ごしてたらネタが溜まりに溜まってた!
お出掛けネタ2本溜めてる…あーもーどうしよう!!とりあえず映画レビューだけでも少しはUPせねば…

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「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」

という訳で、結構前に観たのにレビュー上げるの忘れてたし!
本作はフランス版シティー・ハンター作ったチームがまるっと再結成して制作したそうで、当然主人公を演じるのは監督脚本も兼任しているフィリップ・ラショー氏。彼は本当に何でも屋さんですなぁ!しかもなかなかなイケメンなんだよね♪^^

あらすじ
父の反対を押し切って夢を追い続ける売れない役者のセドリック(フィリップ・ラショー)は、晴れて新作映画『バッドマン』の主役に抜てきされる。憧れのヒーロー映画主演のチャンスを逃すまいと、彼は体を鍛え、武術をマスターして撮影に臨む。しかし、初日の撮影終了間際に父が倒れたという連絡が入り、動揺したセドリックは衣装の「バッドスーツ」を着たまま「バッドモービル」に乗り、病院へ向かう途中で事故に遭ってしまう。やがて意識を取り戻したとき、彼は自分の名前や過去の記憶を失っていた。(Yahoo!Movieから丸パク)

先ずタイトルからパロっている訳でして、読み間違えないようにしないといけないのです。「バットマン(BATMAN)」ではなく「バッドマン(BADMAN)」ですよ!
そしてポスター見れば納得のアベンジャーズパクリも盛大にやらかしてます。「DC×MARVEL」のオイシイトコロ全部載せみたいなヤツです。
更にフィリップ・ラショー氏のお約束「超お下劣下ネタ」の特盛り。下ネタのセンス的には「小学2~3年生辺りが大喜びするレベル」だと思って頂ければ(苦笑)
で、記憶喪失になってしまった主人公が自分は本当にスーパーヒーローなのだと勘違いして色々やらかしていくというトンデモ展開の話。

上映時間1時間半ない位の短い話で、テンポよく話が進むのでダレる事もなく…根本的に「くっだらない下ネタ」を嫌悪感なく「しょーもな!w」と受け入れられる大らかな人で本ちゃんのバットマンシリーズとアベンジャーズ(一部スパイダーマンの有名なキスシーン等も)を一通り観ている人なら楽しめる仕様になっていると思います。
特にアベンジャーズは「インフィニティ・ウォー」と「エンドゲーム」位はチェック済みでないとパロが分からないと思われ(指パッチンとか出て来るので)

個人的には…「シティー・ハンターの出来が良過ぎた」と思わざるを得ない(苦笑)
うんまあでもコレはコレで「版権問題とかクリアしてんのかコレw」と思いながらも元々MARVEL好きだしバットマンシリーズも一通り観てるから楽しめちゃったけど。
あと、映画冒頭で出て来た「元カノと別れて云々…」のネタ回収はお見事だったと思う。なかなかシャレが効いてておフランスのエスプリ感じましたわよw
そして…何故トム・クルーズだけ実名でパロってんのか!しかも尻に被弾…許可取れてるのマジでコレ(爆笑)
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【映画】「グレイマン」@44作目

2022年07月20日 | 映画感想
「グレイマン」

7/22からNetflixで配信される「ネトフリ映画(←って言っていいの?よく分からん)」を劇場先行上映。
自分ネトフリ契約してないから見れないし、それよりなにより本作のポスターを見掛けて何となく横目にポスターに書かれていたキャストを見たら、なんとライアン・ゴズリング、クリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマスのお三方のクレジットが!は?え?この神キャストでネトフリで垂れ流しちゃうの!?えぇーコレは完全に劇場向けやーん!

あらすじ
グレイマンの名で呼ばれる、正体不明の工作員コート・ジェントリー(ライアン・ゴズリング)。CIAからの仕事を請け負ってきた彼だったが、所属する組織の重要な機密を知ってしまったことから追われる立場になる。(Yahoo!Movieから丸パク)

なんだろうこの投げやりなあらすじ↑って。もうこのあらすじの扱いからネトフリ映画だからどーせ劇場に足運んでまで見るヤツなんていないからどーでもいいよな、感がね💢
もーちょっとあらすじを捕捉するとさ、そもそも「グレイマン」ってのはCIAの正規エージェントではなくて、基本的に犯罪者(刑務所で服役中のヤツ)をCIAが素性とか調べて逆にスカウトして、シャバに出してやる代わりにCIAの裏組織として名も素性も捨ててCIAからの指示通りに動けよ…という「暗殺専門殺し屋」な訳です。
で、CIAも日々新陳代謝している訳で、グレイマンを重用していた上役も歳を取って来ると下から新たな勢力が台頭して来て追い出されて行く訳で…そーなると、新興勢力にとっては以前の上役が重用していた「グレイマン」達がムダに内部情報に熟知した邪魔者でしかなくなる訳ですよ。よって積極的に排除される立場になる、というね^^;

そんな訳である暗殺ミッションを命じられたシックス(ライアン・ゴズリング。↑あらすじではジェントリーと記載されていますが劇中でこの名で呼ばれていた記憶はありません。あくまでも彼の役名はシックスでした)は暗殺対象者と対峙した際に対象者から「お前の事を知ってるぞ。お前はシックスだろ?俺はフォーだ」とコードネームで呼ばれ、更に何故フォーがCIAから暗殺対象になっているかのネタを「受け取ってくれ(でも受け取ったら今度はお前が暗殺対象になるけどな、という注釈付で)」と言って渡された事で、お約束通り主人公のシックスがまた新たな暗殺対象になって行く…という展開。
後はもう怒濤のアクション満願全席です!アクションファンの皆さん諸手を挙げて快哉を叫ぶターンです!!

いやいやいや。それじゃー私達のエンジェル「アナ・デ・アルマス嬢」の立ち位置説明が何もないぢゃないかと小一時間っ!←すいません今酔っ払って記事書いてるので色々w
えーと、アルマス嬢はCIAの正規エージェントでたまたまシックスに下された暗殺ミッションの補佐を指示されて動いていただけの女子。ただ、その後シックスがフォーから機密情報を受け取り姿をくらましてしまったので彼女にもシックス失踪に関与していたのではないか?という嫌疑が掛けられてしまい、逆に嫌疑を掛けられた事で最初は自分の嫌疑を晴らす為には先ずはシックスを確保せねば!位の気持ちで動き出したものの、いざシックスと接触してみると「何かきな臭い話だなコリャー」みたいな感じになって来て…な。
あ?ではもう一人のメインキャストであるクリス・エヴァンスは?…えーと、CIAがシックス暗殺用に新たに雇ったキチ系殺人サイコパスDEATH!(キャー♪

もうね、クリス・エヴァンスのサイコパスキャラがハマり過ぎてて萌える!
アベンジャーズでは「キャプテン・アメリカ」として正統派の正義の味方だったけどさ、自分はあの頃の彼には全くハマらなかったんだよね…むしろその後観た「ナイブズ・アウト」で彼が演じたキャラにキラリ✨と光るモノを見出したんですわ…彼が光るのは正義の味方ではなくてむしろ「コッチ側のキャラ」だろうと!
そしたら本作で自分が彼に期待してた通り…いや期待以上のキチっぷりを発揮してくれていて、もう「そのゴリマッチョ+童顔+チョビ髭」のキチ感最高だよクリス!ですわw

まあ、内容的には「あるある007系」で、ぶっちゃけアクションパターンも「あるある007系」
コレ否定されちゃうとアクションファンは泣くしかない…でもね、本作のアクションは本当に色んなパターンを網羅していて本当に見応えがあった!
正直自分は「カンフーアクション&ノースタント&ガチ勢」推しなんだけど、ハリウッドあるある007系だって役者さんがどんだけ頑張ってるかは分かってる!だから推す!

たださ、もうコレは映画と全然関係ない話だから映画ファンは以降華麗にスルーでお願いしたいんだけどw
本作舞台が目まぐるしく変わっていくんだけど(ネトフリドラマでこの予算って凄いすなー)、舞台がタイから始まりトルコからドイツ、オーストリア、チェコ、途中ネタで香港もはさみクロアチア、あとモロッコもあったっけ?…と次々と世界旅行レベルに移動していくんですが、本作で登場する全ての国に自分滞在経験があるんですよね…もうね、このコロナ禍で海外旅行なんて夢のまた夢よなぁ…と思っていた自分は本作でなんか「自分の旅行人生おさらい」が出来て感無量っすわ!

なんだろう、この虚無感。
何かさー自分は本作をたまたまだけど映画館で鑑賞出来たからある意味ラッキーだったと思うんだよ。
数日後にはこの大作がご自宅の小さなモニター超しに鑑賞されて「まあ、そこそこイケてるアクションドラマなんじゃね?」みたいに言われちゃうんだよね?
…そんな扱いされるクオリティレベルじゃないんだけどな…もっともっと評価されるべきアクション大作なんだけどな。出てるキャストの格も相当のレベルだと思うしな!

これって、コロナ禍のせいなの?本作はもっともっと世界的に評価されてもいい作品だと個人的に思いましたよ!
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【映画】「キングダム2 遙かなる大地へ」@43作目

2022年07月15日 | 映画感想
「キングダム2 遙かなる大地へ」

原泰久氏著の大ヒット同名タイトルコミックの実写映画化Part.2です。前作観て結構ツボって続きが気になってたんだよね♪
という訳で、原作コミック&アニメ版共に未読&未見。アニメさーアマプラで観ようかめっちゃ迷ったけど我慢した。続編映画化されるの分かってたから映画で楽しみたくて。

あらすじ
春秋戦国時代、中華の西方にある国・秦。身寄りのない信(山崎賢人)が若き王・エイ政(吉沢亮)に協力し、玉座を奪還して半年。隣国の魏が秦に侵攻を開始する。秦軍に歩兵として加わった信は、子供のような姿の羌カイ(清野菜名)らと共に伍(5人組)を組むことになる。
決戦の地・蛇甘(だかん)平原に到達した信たちだったが、戦況は絶望的な惨状だった。(Yahoo!Movieから丸パク)

とりあえず映画冒頭で前作のおさらいがサラッと口頭で説明されるので、基本前作観てなくても話に着いては行ける。けど前作は絶対に事前に観ておいた方がいい。
映画冒頭で王宮内部に暗殺者が入り込んでいきなりエイ政が襲われるトコロから始まりますが、暗殺者を仕留めて事無きを得るといきなり話が魏国から侵攻を受けたネタに切り替わる。え?今のこの暗殺者のくだりってコレだけのネタなん?と思いきや…コレは多分次回の「Part.3」への伏線だった模様(映画の最後にこの冒頭事件の事が取り上げられます)

前作でやたらイキり散らして無鉄砲だったアホの子(コラコラ)・信ですが、今作になって段々こなれて来た感がある。
まあ無鉄砲キャラは続行なんだけど、前作よりも「自分勝手感」が若干薄れてチームワークとしての自分の役割も少しずつ考えて動けるようになってきたと言うか。今にして考えるとこれも計算されたキャラ作りだったんでしょうね。一作目から段々主人公が肉体も精神も成長して行く過程を見せられているのか、と。
スクリーン観てる間は「前作はぎこちなかった山崎賢人君の演技も本作でちょっと板に付いてきた感あるな」と思ってたけど、コレは敢えての演技プログラムだったんだなと。

前作は弟王のクーデター事件がメインだったのでアクションシーンも1対1が多めで割と規模が小さかったけれど、本作でいよいよ他国との合戦がメインになってバトルシーンの規模がドドーンと大きくなってアクションシーンかなり多めになりました!個人的にアクション映画大好物なのでワクドキが止まらない~♪ご馳走アザース!だったけど、アクション映画に全く興味のない人にはもしかしたら退屈なシーン多めだったのかもしれません。
ただね、個々のキャラの接近戦のシーンもふんだんに盛り込んでいるので(ワイヤーアクション多用ですが)見ドコロは多いと思います。特に本作から登場の清野菜名さん演じる羌カイのアクションは本当に惚れ惚れする程カッコ良かった!彼女、身体能力本当に高いんだよね…それにしてもあのアクションは女子が出来るレベルではないですよ。コミックではどういう説明のキャラなのか知りませんが、まるで優雅に舞うような流れるような美しい動きであれよあれよと敵をなぎ倒していく…カッコ良過ぎですっ✨
勿論山崎君演じる信も相変わらず高い身体能力を存分に生かしたアクションシーンの連続…本シリーズ、撮影すんの本当に役者さん大変なんだろうなぁ~

そして魅力的なキャラ続々…前作でも異彩を放っていた大沢たかおさんは本作でも光り輝いていたし、秦と魏の双方の将軍を演じられた豊川悦司さんと小澤征悦さん(←顔面ペイントがエグ過ぎてしばらく誰が演じてるか分からんかったわw)も共にクセ強過ぎたしw
それから…呂不韋を演じられた佐藤浩市さん、段々お父様の三國連太郎さんに目付きが似てきましたね。もっとお若い頃はそんなに似てると思わなかったけど、本作で顔真正面からアップでスクリーンに映し出された際に「うわぁ…三國連太郎さんのあの凄みのある目に物凄く似てる」と思った。
本作、若手から中堅~ベテランまで日本の名優が老若男女勢揃いという感じで、とにかくキャストが豪華過ぎる!!チョイ役でもとにかくいい面子揃えてる本当に凄い!
あー…ただ、本作現場に居なかったエイ政(吉沢亮君)と河了貂(橋本環奈ちゃん)は出番が少なかったのでファンの方はちょっと消化不良だったかな?^^;

原作コミックやアニメのファンの方にはこの実写版がどう見えているのか分かりませんが、映画だけを楽しんでいる自分にはお腹いっぱい満腹になれるシリーズですよ!
日本のアクション作品としては「るろ剣」と本作が二大巨頭だと言って差し支えないでしょう。そして本作はるろ剣に比べて時代背景のスケール感が更にデカいので、今後ももっともっと面白い絵を見せてくれるんじゃなかろうかと期待は膨らむ一方です!
…あ、そんな訳で、本作はラストのスタッフロールの終わった後に「Part.3」の特報映像が流れます。慌てて席を立たないようにしましょう!
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【映画】「ソー:ラブ&サンダー」@42作目

2022年07月08日 | 映画感想
「ソー:ラブ&サンダー」

MCU(マーヴェル・シネマティック・ユニバース)のメンバー「マイティ・ソー」シリーズ第4作。
監督は前作「マイティ・ソー バトルロイヤル」から引き続きのタイカ・ワイティティ氏。

あらすじ
壮絶なバトルの末、宇宙に旅立ったソー(クリス・ヘムズワース)は、すっかり戦いから遠ざかっていた。ある日、神殺しをもくろむ強敵ゴア(クリスチャン・ベール)が出現し、ソーと新たに王となったヴァルキリー(テッサ・トンプソン)が応戦するものの、ゴアの前に全く歯が立たなかった。そこへマイティ・ソーのコスチュームをまとったソーの元恋人ジェーン(ナタリー・ポートマン)が現れ、ソーとヴァルキリーに協力する。(Yahoo!movieから丸パク)

先ず、自分ソーのシリーズを前作の3作目からしか観ていないんですね。
んで本作のキーキャラである元カノ・ジェーン(ナタリー・ポートマン)は前作出演していないので(どうやら1~2作目まで登場で別れてしまったらしい?)最初ナタリー・ポートマンが出て来た時に「え、この人どういう立ち位置のキャラ?」って全然分かってなくて(←て言うか、いい加減1~2作目おさらいに観ておこうという気は無いのか自分w)ちょっと焦ったんだけど、ちゃんとその後ソーとどういういきさつがあったのかという邂逅シーンがあるので本シリーズの過去作全く観ていない人でも分かるようになってます。

いやそれよりも、映画冒頭のゴアが神殺しを決意するまでのシーン!
て言うか、ゴアを演じているのがクリスチャン・ベールなんだけど…最初観てて全然気付かなかったし!(いやまあ特殊メイクしてたけれどさ)、いやそれにしても役者さんて凄いわーて言うかクリスチャン・ベールが凄いのか…本作のゴアの鬼気迫る演技の凄みたるや!DCではヒーローのクリスチャン・ベールがMCUで悪役に回るというのも面白い。
本作にはゼウス役でラッセル・クロウも出演してるんだけど(ラッセル・クロウ久し振りに見たな)、MCUは本当に色々と配役が豪華だから出演俳優の錚々たる面々をスクリーンで観るという事だけでも楽しめるシリーズだと思いますよ。因みにカメオでマット・デイモンもチョロッと登場してましたね。まあ観れば直ぐ分かるヨ

タイカ・ワイティティ氏らしく相変わらずコメディ路線強め進行。
そう言えば特に説明が無かったけど、アスガルドは地球の何処かの海辺の町に土地貰って再建させる事になった、という事だよねアレは^^;
そしてどうやら星の運営(既に星ぢゃねーけどw)の為に観光誘致しようという政策らしい?色々と緩いんだよね設定がw
で、とりあえず元カノ・ジェーンがある理由から粉々になったムジョルニアと対峙し、どうやらムジョルニアと気持ちが通じたらしくて(そもそもムジョルニアには意思がある…のか?)ムジョルニアを手にする事が出来るようになった事から「レディ・ソー」となる訳です。
昔の文献に「ムジョルニアを手にすると健全な身体になる」的な事が書かれていたからな訳ですが…「健康体」を手に入れる代わりに失うモノもある訳ですな。それは神殺しの剣「ネクロソード」を手に入れたゴアにとっても同じ…タダ単に欲しいモノが手に入るわけではない。何かを得る為には何かを犠牲にしなければならない、というがキモだったりします。

本作、テーマはズバリ「愛」
て言うか、ソーはずっと愛の為に戦い続けてきた神様だよね。でも大切な人や故郷まで、ソーはずっとずっと自分が愛を注いできた者・物を失い続けて来た。それでも愛の為に戦い続けてきたからこそ、の、クライマックスあの門の前でゴアにあのセリフが言えたんだろう…あのシーンにはちょっとウルッと来ましたわ。

まあ、とは言うものの、思うトコロは色々ある。
ぶっちゃけ自分は本作よりも前作の方が好きだったかなー…なんかなー「子供達の誘拐騒動」ってのがあんまピンと来なかったんだよな^^;
ソーをおびき寄せる作戦?にしちゃーなんかネタが小さくない?みたいな。あとさ、ソーの力ってあんな簡単に分配出来るモノだったんかいっ!って脳内ツッコミまくったわw
あんな裏技あるならアベンジャーズにも分けたれや!って多分誰もが思ったハズ…ま、でも女の子が持ってたウサちゃんぬいぐるみの目からビーム出てたのは笑ったけどさ!

後…ヤギつえーな!(笑)
鳴き声がすげーのずーっと「あ”ーーーーーっ!」って叫んでてワロタわ。そしてクライマックス戦闘要員としてちゃんと役に立ってて拍手喝采w
それから音楽のセンスいいよねこの監督さん。前作でも映画冒頭からツェッペリン使ってて「ワーオ♪」だったけど、本作ではガンズ結構多用されてて萌えでした!
あ、でも…ソーの生い立ちを説明するシーンでエンヤ流れて来て笑ったわ…うんまあ神様の御幼少のみぎりシーンですから合ってますわなぁ~

それにしても…今後のアベンジャーズには「ラブちゃん」もセットで登場するという事?子役って直ぐ成長しちゃうから作品毎に子役変えていくのかな???
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【映画】「神は見返りを求める」@41作目

2022年07月01日 | 映画感想
「神は見返りを求める」

吉田恵輔監督作品…多分この監督さんの作品って初めて見るんじゃないかな?脚本も監督さんが手掛けていらっしゃいます。
主役格の2人…イベント会社に勤める「田母神」をムロツヨシさん、YouTuberの「ゆりちゃん」を演じるのは岸井ゆきのちゃん。岸井ゆきのちゃん最近目にする機会多いな。

あらすじ
イベント会社で働く田母神尚樹(ムロツヨシ)は、YouTuberの川合優里(岸井ゆきの)と合コンで出会う。再生回数の少なさに頭を悩ませる優里に同情した田母神は、彼女のYouTubeチャンネルを見返りを求めることなく手助けする。人気が出ないながらも彼らは前向きに努力を続け、お互い良きパートナーになっていくが、あることをきっかけに二人の関係が大きく変化する。(Yahoo!Movieから丸パク)

凄い事に、本作には1人も「いい人」が登場しない。全員胸糞悪いヤツらばっかりってどーなんだいっ!w
主人公の田母神も、最初は無償でゆりちゃんの手助けしていて一見「いい人」そうに見えるんだけど、ムロツヨシさんの表情がいいんだよねぇ。なんて言うか、「色のない表情」とでも言うのかな?きっと下心満載のハズなんだけどそれをおくびにも出さないというスタンスを貫いている。その感じが逆にいやらしいんだよねぇw
観ていて「この田母神という男は気の毒な人に【施し】をしてやる事で承認欲求を満たしているタイプなんだな」と思わせた。実際そういうキャラなんだと思う。会社の元同僚で今は引きニートでゲームとパチンカスに落ちてるヤツにも散々集られていて、集られるがまま金を渡したり借金の保証人にまでなってやっている。

更にゆりちゃんのキャラも秀逸でw、バカでセンスもなければ才能も無いという「なんでアンタYouTuber目指したん?」って小一時間問い詰めたくなるような子なんだけど、男に媚びていいように使う術はちゃんと知ってるんだよね。いわゆる「同性に一番嫌われるタイプ」(だけどこういう女は男ウケが妙にいいw)
で、田母神とゆりちゃんの間を調子良く渡り歩いてる田母神の同僚「梅川」が更にいい!いるんだよなぁ~こういう「アチコチでテキトーな悪口吹き込んで人間関係引っかき回しといて自分はちょっといい人でみんなから人気があるって勘違いしてる性悪」なヤツ。大学で「サークルクラッシャー」とか言われる手合いなw

で、序盤は「いい人仕様」の田母神がフォロワーが少な過ぎて困っているゆりちゃんを助けてやる事で2人はなかなかいいバディ関係を構築して行きます。
それがひょんな事で人気YouTuberを紹介されてコラボ動画を撮らせて貰える事になると(たまたま田母神が都合が悪くて撮影に同行していなかったのも運のツキ)、話はどんどん胸糞展開に突入して行きます。コレさ…ナニゲにイマドキのYouTuberさんの事をDisってるのか?(滝汗)
コラボ動画がバズってフォロワーが劇的に増えて動画再生回数も増えてくるとゆりちゃんの周囲にどんどん人が集まってくる→もっとイマドキな編集にしないと動画再生回数上がらないよーってんでシャレオツな編集が出来るデザイナーがゆりちゃんのスタッフになってくれる→遂にはすっかり人気YouTuberの仲間入りをしたゆりちゃんはもうダセェ田母神には用がないのでけんもほろろに田母神を袖にするようになる。
ゆりちゃんの表情がいいんだぁ~心底田母神を馬鹿にしたような顔でちょっと横向いて舌打ちすんの!岸井ゆきのちゃん、傲慢で嫌なオンナの顔作るの上手いなぁ~♪

ココで「ああ田母神可哀想に~あんなアホオンナに引っ掛かっていいように使われた末に捨てられちゃって~」展開ならまだお気の毒ラブストーリーって感じに仕上がったんだろうけど本作はそんな簡単なもんじゃない。なんとブチ切れた田母神が「暴露系YouTuber:God T(ゴッティー)」となってゆりちゃんをDisり始めるという暴挙に出る訳です。
ただ、以前某ひろゆきさん(某でも何でもねーぢゃねーかw)が「YouTubeの再生回数上げる為に何が必要ですか?」と質問されて「炎上」って即答していたので、この展開はあながち間違っている訳でもないのだろうと思われます。もしかしたら実際こんな展開のYouTuberも世の中には結構転がっているのかもしれません。
そんな訳で周囲も「ゴッティー vs ゆりちゃん」の炎上ネタに食い付いてどんどん煽り動画を作っていくという泥沼展開に^^;
映画序盤の仏のようなムロツヨシさんの表情が一変してすんごい大声で怒鳴り散らしてブチキレまくってるのがとにかく凄かった。ムロさん病んでない?大丈夫か?w

と、どんどんと坂を転げ落ちるように泥沼にハマって行くものの、その炎上ネタすら次第に飽きられて行くんですね。YouTube恐るべし!^^;
今色んな分野のYouTuberさんがそれこそ星の数程居て、その中にはかなり稼ぎ出している人もいる訳でしょ。その人達、10年後何やってんだろう?って本作観ながら思った。
結局ゆりちゃんは人気YouTuberのオモチャにされて、それがバズって自分も人気YouTuberの仲間入りを果たすものの、結局周囲に煽られて言われるがまま動画を撮ってUPしてるだけで(しかも微妙にエロい方向の動画がやっぱりハネてる訳でw)、本人は相変わらずバカでセンスなしで空っぽのアホオンナでしかないのよね。
企画や撮影・編集をしてくれているデザイナー(←コッチは本当に才能ある系)に「お前の代わりなんていくらでもいるんだぞ」みたいな事バシーッと言われてるシーンがありましたが、正に「使い捨てYouTuber」って感じのキャラで…こういう子、実際にいるのかな?いるんだろうなぁ~ってイヤぁ~な気持ちになりましたわね^^;

話は最後で更に急展開を迎えますが、とにかくとことん清々しい程胸糞の悪いお話でしたw
人間のいやらしい心の内を煮詰めて熟成させてこれでもかと投げつけられたような、誰の心にもきっとある「負の感情」をYouTuberの炎上騒ぎというイマドキなアイテムを使って表現している…コレマジで監督さんYouTuberに恨みでもあるん?って思いたくなる一作。これから稼ぎたい!野望のあるYouTuberの方は観ない方がいいのかもしれませんw
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