天網恢恢疎にして漏らさず

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【映画2023】「沈黙の艦隊」@50作目

2023年09月29日 | 映画感想
「沈黙の艦隊」

かわぐちかいじ氏著の同名タイトルコミックを実写映画化。自分原作コミック未読です。
本作、主人公「海江田」を演じている大沢たかおさんがプロデューサーも兼務しているそうで、彼は今後演者だけでなく制作の方にも進出していく、という事なんでしょうかね?

あらすじ
海上自衛隊の潜水艦がアメリカ軍の原潜と衝突し、艦長・海江田四郎(大沢たかお)ら全乗員76名が死亡したと報じられる。だが乗員は生存しており、事故は彼らを日米極秘開発の原潜シーバットに乗務させるための偽装工作だった。シーバット艦長に任命された海江田は、シーバットに核ミサイルを搭載し、潜航中に許可なくアメリカ艦隊の指揮下から離脱して姿を消す。アメリカがシーバット撃沈を決める中、海自のディーゼル艦たつなみの艦長・深町洋(玉木宏)はアメリカより先にシーバットを捕獲しようと動く。(Yahoo!検索情報から丸パク)

先ずさ、この日米共同開発の原潜に乗り込むのに何でわざわざ海江田達が死亡した事にしなくちゃあかんのだろ?と思ったんすけど。
別に自衛隊員が全員何処で何やってんだかなんてマスコミ常に追ってる訳じゃないっしょ。コソッと任務に就けばええだけなんちゃうん?って思った段階で私の方に問題があるのか原作コミックの設定がおかしいのかそれとも脚本に齟齬があるのか。
だってさー、この極秘任務が終わった後は海江田達どーすんの?自衛隊辞めさせてアメリカの証人保護プログラムみたいに別の戸籍とプロフィールを与えて全員違う国にでも逃す手筈だったのか?ちょっと意味分かんないよね(苦笑)

ま、小さい事は置いといて(え、コレって小さい事?まいっか)
本作防衛省と海上自衛隊が全面協力しているそーで、潜水艦の内部も実際の自衛隊の潜水艦でロケっているそうでして、潜水艦独特の閉塞感とかコクピットの臨場感が…て言うかだからガチの本物の潜水艦内部だからそりゃー迫力と言うか画力がありますわね。
それから音を聞き分けたりするの、アレも実際そういう隊員がいるという事なんだよね?潜水艦の事ってほとんど知らないから本作の色々分析しているシーンを見て初めて知った事も沢山ありました。勉強になるなぁ~

で、まあシーバットを潜水艦ジャックした海江田達に対してアメリカは「撃沈せよ」、日本政府はキョドりつつも「アメリカよりも先にシーバットを捕獲」という選択をする訳ですが…まあ緊迫感あるっちゃーあるんだけど、シーバットを巡る米軍との攻防シーンと日本政府の極秘会議の様子が交互に出て来るんだけど、どーにもこーにも間延びすると言うか…日本の総理大臣がさー、もーちょっとピリッと出来ねーかな、明らかに海原の院政がミエミエなのはヨシとしてもそれにしても余りにも威厳がなさ過ぎるというか(苦笑)

そしてキャストの3番目にクレジットされている上戸彩ちゃんの出番が短過ぎて衝撃w
コレ、要するに「キングダム方式」って事ですよね?続編ありきで終わっているんだけど、それにしても中途半端過ぎるわ流石に。なんでも本作は「Amazon」が手掛けているそーで、本作の興収によって次回作も映画館で公開するか、それともAmazon Prime Videoのみの公開になるか、はたまた永遠に続編はお蔵入り化するかが決まるらしいんですわ。
まあ、いいですよ自分アマプラの会員なので次作がもしもアマプラONLY公開になってもちゃんと観られますしねw

大沢たかおさんの怪演が…キングダムと重なって見えるわーこの人不気味な雰囲気醸してる役がハマるわね。
本作では独特の威厳を見せつける演出なのか?ほとんど動かず歩きもせず手を後ろで組んで不敵な笑みを浮かべながら指揮を姿がとても印象的でした。モーツァルトの交響曲の荘厳さとシンクロしているのもなかなか面白い絵ヅラでしたね。あーちょうどこれから!ってトコロで本作終わっちゃってるので…続編是非に!楽しみにしてますよー^^;

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