折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

親切にされるのは嬉しいけれど

2022年06月16日 | 




先日の日曜日、絵の同好会に出かけた街でのことです。
コロナが収まって来て、街には若い人があふれていました。同好会の会場はパルコの近くなのでその周辺は特に賑やかです。会場近くの駐輪場に自転車を止め、歩き始めてから水筒を忘れたことに気が付きました。目の前のコンビニで水を買おうと入ってみると中は人がいっぱい。なんとかペットボトルの水だけ買って手に持ったまま外に出ました。レジの前でモタモタと財布やペッとボトルを仕舞っていたら睨まれそうな気がして、とにかく外でと思ったのです。

肩には絵具の入った大きな袋、手にはモデル用のバラが二束入った袋と財布とレシートとペットボトルと小さなバッグ。さてしまおうと思ったら手が滑ってバラの花束が落ちて歩道に飛び出して います。「あらっ!」と思った瞬間、コンビニの出入り口脇に座りこんでいた若者二人がパッと立ち上がって拾ってくれました。袋に入れ直してくれたので「ありがとう」と言って受け取ろうとしたら「先ず財布をしまって」と。確かに小さな手提げバッグの口は開いたまま。私が手提げに財布とレシートとペットボトルを収めるまで若者は待っていてくれました。
「ありがとう」と言って花束を受け取るとニコッと笑って「・・・」なんか返事をしたような、揃ってコンビニに入って行きました。
金髪ともう一人はピンク色の髪、穴あきジーンズの若者でした。
ちょっと敬遠したい見かけでしたが、親切なんだなぁとうれしくなって心も軽く会場へ。

同好会の会場はビルの4階、エレベーターホールの脇にある扉が鏡のようになっていて、エレベーターを待ちながらふと見ると、写っていたのは大荷物を抱えた白髪頭のオバアサン。あら~これじゃぁ若者も手伝わなくちゃと思うよねぇと、鏡の自分に言いました。
春に出かけた京都でも道を聞けば若者は皆親切でした。
親切な若者が多いのか、ほっておけない程のオバアサンに見えるのか、親切にされたのにちょっと複雑な気持ちの私です。





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