折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

白馬へ(4)

2018年06月02日 | 信州旅行
  4日目朝 最後のスケッチ


白馬旅行最終日の朝、昨夜の天気予報から雨に決まっていると思ってカーテンを開けると
空はどんより曇っていても山は見えました!
またまた、大急ぎで身支度して7時の朝食までお出かけです。

低い山の雲の向こうから、ぼんやりした朝日が昇ってきました。
あぜ道にはカメラを構えて水田を覗いているカップルさん。
水鏡に映るアルプスを狙っているようです。
「おはようございます」声を掛けて近くで今回の旅行最後のスケッチ開始。
空気も湿って風景も少し霞んでいます。
若いカップルさんが近づいてきて、身振りで写真を撮ってもいいかと聞いてきます。
「ああ いいですよ どうぞ」言いながら見ると外国人。
「お国は?」と聞くと「マレーシア」ですって。
日本語はダメなようです。私も英語はダメなので一緒に笑うしかありません。

朝食のバイキングでまた出会うと小学生くらいの男の子と一緒です。
「子供さん?」「そう、向こうにいるのが父です」と言ったような。
私は日本語だけ、後は笑顔と身振りだけで、ただ黙っているよりはいい空気が流れた
気がしました。こんな時英語が話せたら…何度思ったことでしょう。


道端で休業中のハンバーガー屋さん 


絵を描きに外に出かけて、座っていると話しかけられることが多く結構面白い。
道端に絵具やカバンを広げているので「こんにちは」「おじゃましてます」と挨拶だけは誰にでも
します。
白馬で生まれて都会に出て、地元で暮らしていた親が亡くなり何かと用があって
戻ってくるとこのホテルに泊まるのですとか、子供の頃の白馬村の話だったりとか・・・
「ここはいいところでしょう」と言われるので地元の方かと思ったら九州小倉の方。
白馬が好きだから時々、名古屋まで新幹線であとは乗り換えて来るのだそうです。
私は名古屋からでも遠出のつもり、九州からねぇと思いますが、時折大きなリュックを背負った
外国人を見かけます。それだけ魅力的な場所なのです。
私は絵が仕上がるまでは座っているわけだし、話しかけても何の問題もないオバアチャン。
色々お話が聞けました。

  ホテルの前で 

滞在型のツアーに初めて参加した私は皆さんがどう過ごされるのかも興味がありました。
何人かにお話を聞くと皆さんこのホテルの環境が好きで、もう何度も来ている方達でした。
泊まったホテルは周囲が水田と川だけの静かな「ホテル白馬」です。
滞在してなにをされるのかと思ったら、散策と温泉でのんびりの方、
ご夫婦で100名山を制覇して今は花を見に歩いているのと、言われる方も。
1人参加のシニア男性は食事の時には焼酎の瓶をテーブルに、楽しんでおられる風でした。
朝夕バイキングなので、私はついつい食べ過ぎて、体重がかなり増えました。

 朝夕窓辺に来る小鳥

最終日ホテルを出る頃から雨が降り始めましたが、滞在中は傘もいらず充実した時間になりました。
滞在型で自由に過ごす旅行が今の私にはぴったり。
また、こんな旅行が出来ますように・・・

「白馬へ」は終ります ご覧いただき有難うございました 

白馬へ(3)

2018年06月01日 | 信州旅行
 F3


描けなかった田んぼに映る山 


白馬3日目は 半日のミステリーツアーに参加しました。
ホテルからマイクロバスで白馬マイスターのガイドさんお勧めコースを回ります。


最初は大町市の小高い山の上にある「霊松寺」
京都清水寺の舞台と同じ工法で組まれたという木組みの庫裡は間口10間、奥行き20間と大きく
広い三和土(たたき)は雪の中を来た人が雪を落とす場所だったとか。
維新後の廃仏毀釈令に異を唱え寺を守った偉い住職がおられた寺でもあるそうです。
今は春夏の2週間だけ公開されてあとは無住のお寺です。


 霊松寺山門

ガイドさんお薦めの見晴らしの良い場所でアルプスと里を眺めて、100体観音へ。
ここは山国の人が行くことが難しい観音霊場巡りが一度にできるように作られた場所。
坂東、西国、秩父の観音様が並んでいました。
ぐるりと巡るとご利益もありそうです。
林に囲まれて一面に群れて咲く黄色の花は「ウマノアシガタ」、石仏の横に咲く
白い花は「ギンラン」と、ガイドさんのおかげで即、疑問解決です。

お昼は蕎麦と山菜の天ぷらをいただいてホテルへ、5時間のツアー終了。
雪の北アルプスと水を張った田んぼの風景、これが何よりの想い出になりました。

まだ午後1時半、夕食までには間があるので、少し休憩してまたテクテクお出かけ。
同じツアーで1人参加の方が「お茶でもしませんか」と誘っていただけたけど、部屋にいるのは
もったいなくて「ごめんなさい」と。



右手の道路は「安曇野アートライン」F3


思いがけずに3日目も一日中、山は見えているし、道の脇にも畑にもアヤメや
ジャーマンアイリスが沢山植えられていて、オオデマリや野の草花もみんなきれいです。
時折、カッコ―やホトトギスかと思う鳴き声も聞けて、幸せな散策でした。


アヤメ 


 F3

テクテク歩いて13,600歩、私にしてはよく歩いたと・・・
夜、絵のお仲間からのラインで上高地で連日35,000歩 歩いたと、私なんて
軽いものでしたね~。
 

3泊4日の旅行だったのでブログも明日まで続きます。
もう一日お付き合いくださいませ。

白馬へ(2)

2018年05月31日 | 信州旅行


鹿島槍ヶ岳と小屋の上の方に少し見えるのはオリンピックのジャンプ台 F3


白馬2日目の朝4時過ぎに目覚めてカーテンを開けると「山が見える!」
昨夜は今にも山を隠してしまいそうな雲が広がっていたのに、今朝は少しだけ青空も見える。
大急ぎで身支度して外へ。

ゆっくり鹿島槍ヶ岳が明るくなり、あとは五竜岳、白馬三山が暗い曇り空にそびえていました。
残念ながら期待した朝焼けとはなりませんでしたが、憧れの山は目の前。
朝5時過ぎ、農家の方は早起きで田の見回り中。あぜ道でスケッチするのは、おじゃまでした。


朝食後、空は明るくなってきました。
一日自由に過ごせる日です。
ホテルのレンタサイクルを申し込み、出発!・・・のはずでした。
ところが自転車のハンドルが安定せず、ユラユラとして真っすぐ走れない。
いつも乗っているのになぜかしら? 年齢だとは思いたくないけど・・・
でも、高原の道でこれを乗りこなすのは無理とあきらめて歩くことにしました。




晴れてきた!左から五竜、八方尾根、白馬三山(白馬鑓、杓子、白馬)F3


ホテル近くの道端に座って眺めると、風景が広すぎてスケッチブックに収まらない。
贅沢な悩みです。
空は晴れて山がくっきりと見えてきました。
バスセンターの案内所で聞くと地域巡回バス、沢山あるゴンドラはお休み中、リフトも1ヵ所以外は
運休中とのこと。
1ヵ所動いている北尾根リフトまでは山道を1時間ほど登るのだとか、シーズン前の白馬は車でなければ
ただ歩く・・・若い方は颯爽とレンタサイクルで追い越して行きます・・・私はただ歩く・・・
案内所でお勧めの「白馬大橋」までテクテク・・・歩く・・・
白馬岳から流れ下る松川に架かる橋の上から見る白馬三山は絵ハガキそのままの風景です。
ニセアカシアの花の香りとハルゼミの鳴き声に包まれた河原に降りてちょっと一息。
誰もいない、クマは出るのかしら? 後で聞くと早朝には出ることもあるとか、あらまっ。

 松川の河原で F3

ホテルまでテクテク戻り休憩。

午後もテクテク近くを歩いてスケッチして夕食・・・外は少し夕焼け。
夕食を切り上げて夕焼けを待ちました。
田面に映るアルプスとほんのり少しだけの夕焼けでしたが、ただ見とれるばかりでした。


 道端のアカツメクサ


温泉で手足を伸ばし、疲れたけれど自転車では無く歩いて良かったと思いました。
山や花を見ながら、スケッチしながら、テクテク14,000歩でした。




白馬へ (1)

2018年05月30日 | 信州旅行
   最初の一枚 ホテルの裏から鹿島槍ヶ岳 F3

5月27日から3泊4日のツアーで長野県白馬へ行きました。
このツアーは往復の交通費と3泊の宿泊だけであとは自由行動です。
参加者28名、名古屋駅で切符を受け取るとあとは列車に乗るのもホテルのチェックインも各自。
乗車するホームや車両を探してウロウロしてこれもツアーなのかとビックリでした。

名古屋駅からJRで塩尻まで後はホテルのマイクロバスで白馬までドライブです。
乗換駅の塩尻では説明書の場所にバスの迎えの方がいなくて・・・
でも、無事2台のバスに乗れました。

安曇野に出かけると、よく晴れた日には雪の山並みが北の方に向かってはるか遠くまで
続いているのが見えます。
あそこへ行きたいなぁとずっと思っていました。
青春18切符での日帰りは無理ですし、昨年夏に申し込んだ白馬ツアーは台風のためにキャンセル。
やっと実現した白馬旅行です。

雨が降ったら山は見えない、なのに私は雨女・・・
4日間のうちせめて1日だけでも山が見えたらラッキー!と思っていました。
それが、なぜだか、空は曇っていても4日間ずっと山は見えていました。

塩尻から安曇野、白馬へと続く道の左手には残雪の北アルプスが聳え、ふもとの村では田に水がはられ
早苗が揺れて私が夢見た風景です。
ホテル到着は4時半、夕食は6時・・・温泉はもちろん後回し。
明日からの天気がどうなるか、見えるうちにとホテル近くからスケッチ。
山の襞と残雪、難しい・・・時間に追われて四苦八苦しているのを田んぼのカエルに笑われているよう
でした。

ホテルの庭で 


部屋からは茂みの向こうに雪と岩の山が見えます。何だろう?知らないまま4日は過ごせない。 
タブレットで撮ってフロントで聞くと鹿島槍ヶ岳と五竜岳、右端に覗くのが八方尾根。
昔、遠くから眺めていつかは登ってみたいなと思った山々です。 

初日は期待した夕焼けはなくて山は見えているのに空は曇ってきました。

  部屋の窓から左 鹿島槍ヶ岳  F0


明日も山は見えるかしら・・・

ミステリーツアーに参加して

2018年02月22日 | 信州旅行
  1日目のホテルで  F2

2泊3日のミステリーツアー 初めて申し込んだのでどうなるのか少し心配していました。

1日目の夕食時、1人参加の女性4人が一つのテーブルになりました。
心配ははじめだけ、女性陣はバイキングのお皿を抱えて座ればもう仲間。
60代後半から80代前半の方まで4人あれこれ話がはずみます。一番年配の方がグラスビールを
飲まれるだけで、後の3人はお酒が入らなくてもよく食べよくしゃべり・・・
お隣のテーブルは1人参加の男性4名、1日目は静かにお食事されてました。

昼食後に近くの山を F0

1人で参加するのは気楽です。
好きな時に好きな事をして、集合時間に遅れなければよいのです。
でも、ホテルで鍵を受け取ってしまえば後はほんとに1人。
部屋の電気のスイッチ、ヒーターの調節、ポットの沸かし方・・・お湯は沸いてもカップに注げない。
えっ、どこかを押せばいいはずなのに分からなくて、フタを取ってやっとお茶が飲めました。
飲みながら見ると中央にプッシュボタンが・・・なんてことも。
部屋から大浴場やレストランへ行くにも迷路のようなホテルの廊下を登ったり曲がったり・・・
頭も身体もほどほどには元気でないと参加できないなと思います。


安曇野を飛ぶコハクチョウ 



最後の昼食時、お仲間になった最年長の方が「3日間どこ行ったかね?」と。
そこにいた4人とも意外に思い出せないのです。
「寒天食べたのは」「あれは2日目でしょ」とか「いや初日でしょ」とか。
ツアーで幾つも名所旧跡を回ったとしもこんな感じかしらと思います。
気楽なお任せ旅行は、自分で計画して下調べして予約して出かける旅行とは違うところかも。
価格的にも有難くてほんとに気楽で、また参加したいと思うツアーでした。

 湖畔の道

3日間のバスで2日間は一番前の席でした。通路を挟んでお隣は添乗員さんの席。
時々チラチラ眺めて、まぁ、なんて大変なお仕事なんでしょう。
観光地ではもちろん、ホテルではいつもロビーやレストランで気配りされて、バスの中では電話連絡や
事務処理?その他・・・遊びに行っている私が疲れたのに慣れておられるとしてもこれは大変。
そのお陰で参加者は安心。1人参加の女性たちは「この添乗員さんのツアーにまた行きたいわね」と。
お天気に恵まれて良い方達と充実した3日間の旅になりました。

また 良いツアーがあれば出かけたいと思います。 


私の旅の友            「ミステリーツアー」終

ミステリーツアー 2泊3日 (3)

2018年02月21日 | 信州旅行
 部屋から3日目の朝焼け F0

ミステリーツアー3日目。
朝は5時から入れる温泉に一番乗りと思ったら、先客が・・・
まだ真っ暗な空に星がきれいでした。

部屋の窓から見ていると暗い林の向こうの山際が白み始めてゆっくり黄からオレンジへ
さっと薄紅色に染まると金色の光と共に太陽が、今日は快晴!


朝食のレストランからは間近に蝶ヶ岳がそびえていて、この向こうは上高地かな、・・・
飛んで行けたらいいなぁ~。私の部屋の窓からは林の間に別荘らしい建物が点在しています。
膝の調子が良くない私にはこの急斜面に建つ別荘は持っていたとしても使えない。
車が無いのだからここ迄こられないし、などと思いながらの写生です。



部屋の窓から F2

ホテルを出発して山を下りると、青空に常念岳の雪の頂きがくっきりと輝いていました。
常念岳と有明山、あと名前を知らない山々がずっと北の方まで見渡せました。
バスは「大王わさび農園」へ。何度も来ている場所ですし農園前からの山の景色が素晴らしので
添乗員さんに「農園外の土手にいますから」と断って、農園から流れてくる清流の土手に座って
見上げると、あら、白鳥の群れが飛んで行きました。なんて素敵!
スケッチには絶好の天気です。



大王わさび農園の前の土手から F0 2ページ続けて

わさび農園の次は?「近くです」とだけの説明で着いたのはこれまた来てみたかった「白鳥湖」
友人から聞いて、いつかは見たいと思った所です。
自然のままの風景の中で鴨とコハクチョウが集まっていました。水に浮かぶ姿は絵のように美しい。


コハクチョウ
 

 白鳥湖つづく水辺

この後はシルクミュージアム、養命酒工場見学、どこも結構面白くて周りの風景がまた素晴らしかった。
北アルプス、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳から富士山まで見ることが出来る好天、
ほんとに幸せな旅でした。
バスの窓からも写真を撮り続け居眠りしたのは名古屋に近づいてから、ツアーに予約して出発までの
期待感、旅行中はもちろん、帰ってから振り返ってブログにアップしたり、この後はスケッチをもとに
写真も参考にして絵を描こうと思います。なので私にとってこの旅行の楽しみはまだまだ続きます。

明日はツアーの番外編の予定です。

ミステリーツアー 2泊3日 (2)

2018年02月20日 | 信州旅行
 ここ迄で中止の蓼科山 F0

ツアー2日目は暗いうちに朝風呂を済ませて6時半過ぎの夜明けを待ちます。
昨夜は雪が舞っていたので今日は山が見えないだろうと思っていましたが、良かった~
晴れました。
9時出発までに食事は後にしてまた、女神湖スケッチへ。

きのう少し歩いた道も今朝はガリガリに氷つき、道の両側は除雪された雪と積もったままの雪。
静かな中で女神湖氷上ドライブコースを作る作業車の音だけが響いていました。

蓼科山の向こうの空がオレンジ色から少し赤味を増してきます。
道端で立ったまま昨日と同じ蓼科山をF0のスケッチブックに大急ぎスケッチ。
簡単に色を付けようと思って、また、絵具の寒さ対策を忘れたことに気づきました。
水彩は水で溶くので気温が低いと凍るのです。
案の定、パレットに溶いた絵具ははシャーベット状になりました。
いったいマイナス何度だったのでしょうか。

携帯用の貼るカイロをパレットに張り付けると溶けるのですが、溶いた絵具を画用紙の上に置いたとたん
凍り付く。今度来る時はスケッチブック用にもカイロを用意しとかないとダメだなと…
一つずつお利口になります。
あとはスケッチペンだけでちょっと描いて、まだ、7時あと1時間、新しい場所探しに歩きました。

女神湖 

どこを歩いてもバリバリ、ガリガリ氷の道。土曜日の朝のせいか車が良く通ります。
雪も降り出して絵を描くどころではなくなり白樺高原スキー場前でUターンしてホテルに。
林の向こうに白い湖が見え隠れして、軽い雪が舞う中を歩くのは夢のような時間でした。




バスはホテルを出発して工場見学と試食、お寺の天井画の鳴き龍の下でポンと手をたたいて鳴き声に
耳を澄ませて …聞こえたような…

午後は松本城へ。なぜかここへも私は来たことが無いのです。
晴れて周囲の山が見えれば天守閣に登らずに山とお城をスケッチしたかったのに、雪雲が流れて山を隠して
時々雪に。
それならと入場した天守閣は何層もの階段があまりにも急傾斜で私には攻め落とすことが出来ませんでした。
3層目で・・・引き返す勇気かな。
外から描いたお城は、ややこしくて形にならず失敗。私の松本城は失敗続きでも長いこと眺めた時間は
とても有意義だった気がします。

 松本城


松本城からどこへ行くのか?
バスは大好きな安曇野を走り抜けてどんどん山奥へ、山は近すぎると見えなくなるのに・・・
広告にあった「雄大な自然に包まれたホテル」確かにすっぽりと包まれていました。
ここでもホテル周辺の地図をもらって外へ、でも、ここは急坂ばかりで雪と氷の道。
融雪剤がまかれているのは車道なので歩くのは危険過ぎです。

ホテルの窓から 

外の散歩はあきらめて部屋の窓からスケッチ。
あとはテレビの羽生選手と宇野選手の映像を繰り返し見て、その度に感激の夜でした。

ミステリーツアー 2泊3日 (1)

2018年02月19日 | 信州旅行
 立石公園から諏訪湖を望む F0

2月16日から「温泉リゾートホテル ミステリー3日間」のツアーに参加しました。
新聞広告で見た「ホテル滞在16時間以上、1人1部屋でも同料金」が魅力的。
宿泊するツアーに自分で申し込んだのは今回が初めてなので、どんな方が集まるのだろうか
ちょっと心配でしたが、参加者は33名でそのうち8名が1人参加(男4、女4)。
大型バスに1人参加の人は2座席を1人で座ってゆったり、何度も参加されている方によると
「こんなことは珍しい。たいていは隣に知らない方が座ってますよ」と。

広告に山岳リゾートホテルとあったのでこれも決め手です。
雪の山に温泉・・・いいなぁ・・・と。


ミステリーなので旅行予定は一切説明なし、高速道路は中央道に入ったので信州方面かな?
配られたお弁当もいつ食べるのか?
「次の休憩は短いので車中で食べられた方が良いのでは・・・」という感じです。
春霞のようにもやっていましたが、雪のアルプス、八ヶ岳、遠くには富士山も望めて私は
ルンルン、どこまでも走ってゆきたい気分でした。

全面凍った諏訪湖に御神渡りの跡があるのをチラリと見て降りて見たいなぁと思いながら
着いたのは諏訪大社上社。ニュースで見たことが有る「御柱祭り」の柱が雪の中にそびえて
いました。私は初めての場所なので興味津々、雪で滑りそうな境内をヨチヨチ歩いて参拝。

諏訪大社上社 


次はに着いたのは「立石公園」映画「君の名は」に登場する糸守湖のモデルと言われる場所だとか。
映画を見ていない私には初めて聞く名前です。
何も知らなくても山々に囲まれた諏訪湖を一望にできる素晴らしい公園でした。
休憩時間に10分間スケッチ…雄大すぎて0号サイズのスケッチブックには収まらない。


 蓼科山


バスは雪が舞い始めた山の中へ、白樺湖を過ぎていくつかのスキー場を過ぎて着いたのは「女神湖」
1泊目は女神湖畔のホテルでした。
全面結氷した湖は氷上ドライブコースになっているのだそうです。

早めのチェックインなので夕食まで早速スケッチへ。
ホテルで湖を一周する散歩コースの地図をもらいましたが散歩等とても無理!
道はツルッ ツル~
雪のない場所で夕暮れ近い蓼科山を1枚。


雪の原の女神湖 雪が降りそうな空 



氷の上に雪が積もって真っ白な女神湖を1枚、夕食時間が5時半なので大急ぎです。
温泉リゾートでも温泉は後回し、夕食後は部屋でオリンピックも見なければ・・・

春の安曇野 穂高あたり(3)

2017年05月03日 | 信州旅行
 F3


穂高川の堤でスケッチしてまだ時間があるので、わき道に入ったり、戻ったり
風景を楽しんでサイクリング。
水を引いた田と麦畑の緑がとてもきれいでした。



万水川(よろずいがわ)「大王わさび農場」近く



万水川(よろずいがわ)


15:40発のJRに間に合うようにレンタサイクル店へ。
普通の自転車なので4時間借りて800円。
電動自転車なら1時間 300円、次回はネット予約しなくちゃ。
自転車は借りる時も返す時も順番を待つほどの人気です。で、見回すと若い方ばっかり。
途中でも自転車のシニアの方には出会わなかった・・・転ぶと危ないから・・・かしら。
しかしこの自由さは自転車ならでは、もうしばらくは自転車でと思います。

JRは穂高から名古屋まで乗り換えなしの臨時特急。
山々を見ながら列車の旅を楽しもうと帰りは窓際の指定席、一両に10人ほど ガラガラ。


ふと気がつくと「松本・・・」と、いつの間にか松本だわ と。
うつらうつらして次に気がつくと「木曽福島・・・」え、うそ…もう木曽福島!
時々目を開けると木曽の谷あいの緑と花桃の紅や薄桃色、山吹の黄色が車窓を流れてゆきました。
すっかり眠ってしまい目覚めたのは列車が愛知県に近づいたころでした。
ガッタンゴットン 列車の響きを聞きながら時々山を見ながらの最高に贅沢な居眠りでした。

夕暮れの名古屋に着いて、思い切って出かけてよかったなぁと、幸せな一日になりました。


1975年NHKテレビ小説「水色の時」のために造られて寄贈された道祖神。

春の安曇野(終)  木金曜日はブログお休みです

春の安曇野 穂高あたり(2)

2017年05月02日 | 信州旅行
「有明山」 F3


堤に上がると少し先の大王わさび農場の駐車場にはキラキラ光って沢山の車。
GW前半の4月30日日曜日 幹線道路は車が続いていました。


「麦畑と水を張った水田」


風は強かったけれどわき道を自転車で走る・・・転ばないよう注意しながら。
穂高川の堤にある「早春賦の歌碑」を目指しました。
八重桜や水仙が咲きたまにウグイスの声も聞こえ川の水は澄んで勢い良く流れていました。

 ♪ 春は名のみの 風の寒さや
   谷のうぐいす 歌は思えど

「早春賦」は1913年に発表され文化庁、PTA全国協議会の「日本の歌百選」にも選定。
今年も5月4日には「あづみの公園早春賦音楽祭」が開催されます。

歌碑の近くでちょっとスケッチ・・・と思ったら近頃は見かけないほどの大きなヘビがいて
あわてて移動、離れた所でまわりをよ~く見回して ちょっとスケッチしました。


 歌碑



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