折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

サクランボとバラ

2022年04月27日 | 

サクランボ




若葉の良い季節なのに何となくぼんやり過ごしてしまい久しぶりに街に出たら、並木のハナミズキやヒトツバタゴにツツジも満開になっていました。新緑もモクモク、サワサワ湧き上がるようにと美しい。

家の植木鉢にもちゃんと初夏はやってきて、ずっと待っていたバラが咲きました。27日朝に出かける時はまだ少ししか開いていなかった花が、夕方帰ってみると写真のようにちょっと微笑んでくれました。
たった二鉢、茶系の花「空蝉」と薄いピンクの「シェアリング・ア・ハピネス」小さくても嬉しい開花記念日 です。風の強い日にうっかりしていたら隣の鉢の椿が倒れ込んで「空蝉」の枝がいくつも折れました。それからは気を付けて風の日は鉢を抱えてうろうろしています。
もう一鉢増やしたいのですが、害虫や病気に気を揉むことが増えて、場所もないのにと踏み切れないまま。私はぱっと衝動買いしないと決められないようです。



左が「空蝉」


もう一つ数年前に衝動買いした鉢植えの「サクランボ」は「2品種を混植しなくても実はなります」と書かれていたのに買った翌年からほとん実が付かず虫ばかりつくので捨てようかと思いながらも試しにと昨年肥料を足して植え替えたら今年は沢山花が咲いて実が付きました。肥料もやらずに水だけでは実は付かないのは当たり前のことでした。
紅い実は可愛くてモデルにしたいのですが、枝を切って持ち歩くとすぐ実が落ちる。落ちるほど熟した実は甘くておいしいけれど食べてしまうのは惜しくて、鳥に狙われないようにネットをかぶせて眺めています。




今朝2枝切ってしまった後の姿です


今日出かけた帰り道の花屋さんで「お待たせしました!花と野菜の苗入荷しました!」という看板につい自転車を止めてみたものの、「植える場所はない」とぐっと我慢して帰ってきました。我慢が続きます。


青いドレスで

2022年04月25日 | 孫ちゃん



娘の手作りの花飾り




昨日、孫も参加の「コンツェルトの夕べ」に行ってきました。
「コンツェルト(協奏曲)はオーケストラとソロの楽器による演奏のこと」だとか、音楽音痴のババちゃんはこっそり検索して知りました。孫が習っているピアノ教室のグループで毎年秋に開催されるコンクールの受賞者記念コンサートです。

2019年のコンツェルト、まだ7歳だった孫ちゃんは大きな花柄のドレスで登場し、ニコニコ顔で演奏を楽しんでいる様子でした。
その時、上の学年の方が印象的な青いドレスで弾かれた「海の風景」という曲がとても素晴らしく、孫ちゃんもあの曲が弾けるようになったらいいなぁ・・・青いドレスが着られるほど大きくなるのはいつのことだろうと思っていました。

そして10歳になった今年、孫ちゃんは青いドレスでギロック作曲「海の風景」を弾きました。
パンフレットには顔の写真と共に「海の風景をコンツェルトで弾くことをずっと夢見てきました」とあったので、同じ思いだったことも嬉しい事でした。演奏は・・・私は緊張していて聴くというより身を乗り出して見てばかりでしたから、無事に弾き終わればそれだけで大拍手。
7年前とは違ったのは「出演前にだいぶ緊張していてね」とは付き添っていた娘の話。「緊張するようになったのは成長したって事ねぇ~」と言えるようになったのは娘も成長したって事。私は「そうねぇ~」と。


歌にダンスに水泳と忙しい孫ちゃん、5年生なら少しは勉強も…、ピアノは続けられるのかしら。
コンツェルトの帰りにはいつも来年はもうこんな機会はないかもしれないと思っています。






練習の時は全員マスクして、本番ではオーケストラの弦楽器の方だけはマスク姿で。



青いドレス

今年は開催 ♪

2022年04月23日 | 彩青展


「早春の上高地」ハガキサイズ

ほんとうに開催できるか心配していましたが、やっと準備を進めることにしました。
少し早めの「第20回彩青展」のお知らせです。



「彩青展」は会員22名の彩青会(さいせいかい)の発表会。
ハガキサイズの絵を中心に、小品ばかりですが各人4点ずつ、楽しく自由に描いた作品を展示します。
2020年に開催予定だった展覧会がコロナのために延期となり、続いて2021年も延期。「もう今年は開催しましょう」と意見が一致して久々の開催です。
第1回の展覧会が2001年、1年に1回なので西暦と同じ2020年には20回展のはずでしたが・・・コロナでは仕方がなかったです。長いコロナの間には身体の不調のために退会された方、休会されている方と会員にも色々ありました。私だってもう何年も待ってはいられない。5月の連休が明けたら、開催です。
お近くの方、お近くにお出かけのおついでにでもお立ち寄りいただければ嬉しいです。遠くの方はまたブログにアップしますのでどうぞよろしく。日にちが近くなりましたら私が会場にいる日をお知らせする予定です。いよいよ本当に開催できそうなのでご案内のハガキの宛名書きも始めようと思っています。


開催できるとなればなったで、感染拡大が無いように…とか、早めの梅雨入りなんてことが無いように…とか、別の心配と神頼みばかり増えてしまって・・・。


以前の案内葉書を見ていたら「第3回彩青展」も上高地の同じような場所を描いていました。
描き方はずいぶん変わってきていますが、大好きな場所は何度も描きたくなるのです。

友人たちの誕生日

2022年04月16日 | 





このところ私なりに忙しい一週間でした。人に話せば「それくらいで忙しいの~?」と言われそうな事ばかりなのに、何をするにも時間がかかり、準備に気を使ったり、やり直したり気ばかり忙しくその成果は?大したことも出来ていない。まっ、元気で自分なりに予定を立てて動いていたのですから、これで良しと思うことにしています。

この一週間の間に昔のクラスメートで今も親しいMさんとTさんが相次いで80歳の誕生日を迎えられたので、「おめでとう!」とメールしました。
Mさんは病気で倒れて4年半近く今も車椅子生活ながらご主人とご家族に支えられて自宅で暮らしています。この春も桜を見にあちこち2人で出かけたと、幸せそうな写真付きの返信が来ました。Mさんはメールも電話も無理なのでご主人からの返信です。

Tさんは磨いた技術を生かして今も現役で活躍中。「この頃身のまわりを整理中です」と返信があって、いったいどこを整理するのかと思うほどいつもきちんと片付け上手なTさん。彼女は夜も忙しいことが多いので、電話は控えてメールでお祝いです。

一足早く80歳になった友人達、状況は違っても今この時が幸せそうなのが嬉しいことでした。
もう一人の親友のSさんは・・・もう自分の年齢が分からなくなったのでいくつになっても変わらない!
私はといえばあと数ヶ月は70代でいられます。だからどうと言う事でも無いのですが・・・なんとなく80代かぁ…と。だから幸せそうな80代の方を知ると私の未来も明るくなりそうな気がしてくるのです。




京都の桜と鴨川を見に(それから・・・)

2022年04月09日 | 京都

八坂の塔





3月末の京都旅行から帰り、4月に入って例年通り春休みの孫ちゃんを預かり、小学校の新学期が始まってホッとしていたら今日はもう9日。桜も花吹雪となっています。
半月余りも過ぎると京都の想い出もずいぶん以前のことだったような気になってしまいました。


見たかった京都の桜、私の中ではずっと昔に見た東山魁夷さんの丸山公園の枝垂れ桜「花明り」の印象が強く一度観たいと思っていました。訪れた日はちょうど満開でしたが、時間が違う。絵の中の桜は東山を背に登った月に照らされた桜です。昼間の明るい光の中でざわざわと人がいて・・・雰囲気が違い過ぎました。時間も方角もちゃんと合わせなくちゃ、です。



花明り


昼間の枝垂れ桜



もう一つの目的鴨川と川沿いの桜は満開には少し早かったけれどいいなぁと思って、見ていただけ。トンビにお握りを取られないよに気を付けながらでしたが、あの風景の中にいられただけで満足でした。
見どころいっぱいの京都、何が見たいのか絞って行かないとウロウロするばかりだと今回つくづく思ったのも収穫の一つです。


下賀茂神社の参道を歩いていて、糺の森の隣にあるマンションを見ました。ずっと以前に我が家にもパンフレットが来ました。その時、ここにマンションを建設してもいいのかと思ったものです。今回ネットで見て見るとかなり反対運動もあったとのこと。世界文化遺産の環境維持と神社の経済とを両立させる方法は無いものかと、これはどこにでもあることだろうに、ただ思うだけなのですが・・・文化財の保護、なんとかできないものでしょうか。



スマホのこと。ほとんど知らない街でも乗車するバス停と下車する駅をスマホに入力すれば時刻表も乗換駅も表示されて、こんなことも出来るんだとスマホ初心者の私は感激しきりでした。バス路線の系統番号も出てくるので向こうから来るバスを見て「17番、あれだっ!」と急いで乗ったら反対方向へ行くバスだった、なんてこともありましたが・・・。バス停の地図を画面表示したはずなのに歩いている間に妙な画面になっていて元に戻らない、困って焦って、近くでずっとおしゃべり中の若者3人に聞くと「ちょっといいですか」と言ってパパッと元の画面に戻して、別の1人は「次の京都駅行きのバスは46分発ですからゆっくり歩いても間に合いますよ」と時間も調べてくれて、ババちゃんは大感激。途中で道を聞いた若い方もとても親切、これも白髪頭のせいかしら等と思いながらテクテク歩いた2日間でした。
往復ともがら空きの新幹線、私には有難いことでしたが、まだ皆さん動いていないのでしょうか。帰っても体調に変化が無いのでオミクロンにもあわなかったようです。
多分大丈夫、でもちょっとは感染を心配しながらの旅でした。


京都に行って鴨川と桜を見たいというだけの節約ひとり旅、なので特には美味しいものも食べず1泊5500円のビジネスホテルと市バスと地下鉄でまわり、唯一新幹線だけがちょっと贅沢、元気でこんな旅をまだまだ続けたいなぁと思っています。

京都の旅 おわり。




遠くに八坂の塔

京都の桜と鴨川を見に(5)

2022年04月04日 | 京都


出町柳近くの賀茂川




真如堂前から市バスを乗り継いでい出町柳へ。
法然院で知り合った方にここから上流の鴨川がきれいだと教えていただいたので早速となりました。
出町柳は高野川と鴨川(賀茂川)がここで出会い一つの鴨川になる場所。その二つの川に挟まれて下賀茂神社があることに、行って見て初めて気が付きました。地図でざっと見た時には上賀茂神社はもちろん下賀茂神社もかなり遠い所だと思っていましたから。


高野川

テクテク歩いて高野川の橋を渡り賀茂川の河原でスケッチ。
ここは川幅が少し狭くなっていて、遠くの山も近づいた感じで、堤の桜もきれいです。
1枚は何とか描けたので、そろそろ帰ろうかと片付けていると「ここまで来たのだから、時間もあるのだし、下賀茂神社もお参りして帰ろう」と行きたがりの心がささやきます。一方では「もうすでに1万歩を超えて歩いているのだから止めた方がいい」という声も聞こえて高野川の河原に座ってしばらく迷いながらネット検索。すぐ近くの南の入り口から本殿まで約1キロとあり、往復2キロ。多分行ってこられるはずと・・・行くことに決めました。

下賀茂神社というと私は「葵祭」と周囲の「糺の森」が難しい文字だという程度しか知らなくて、他にはブロ友さんの記事で見どころが沢山あったような記憶だけでした。
パンフレットには「糺の森(ただすのもり)は樹齢200年から600年の樹木が多数生い茂り、平安以前の原生林の植生を伝える森として本殿などと共に世界文化遺産に指定されました」とありました。森の中には清らかな水が音たてて流れてすべてが清められる気がしました。



糺の森


下賀茂神社 朱い楼門


君が代に歌われた「さざれ石」



長い参道途中で度々休憩してやっと鳥居をくぐり、ご本殿で参拝してから干支のお社も回って子供や孫や私の分までお参りしました。
参拝してゆっくり見回すと「水みくじ」の看板。ここの変わったおみくじのことを思い出して御手洗(みたらい)授与所でおみくじをいただきました。台に並べた中から自分で1枚を選んで持って行き300円お支払い。自分で選ぶのはコロナ時代のせいらしい。
「水みくじ」はおみくじを御手洗池の水に浮かべると文字が浮かんできます。




御手洗川(みたらいかわ)


水みくじ



私は熱田神宮の初詣以外におみくじを引くことはほとんどないのですが、せっかく来ることが出来た下賀茂神社の珍しい水みくじを引いてみたくなったのです。石段を下りて池の水にそっと浸したら浮かび上がった文字は「大吉」!今年は初詣の時も「大吉」だったので、この後も良い年になると思えました。
大吉を引いた所でやっと気分良く帰ることにしました。

出町柳からバスで京都駅へ。バスに乗るまでには少々のトラブルもあって大汗をかいて、ともかく京都駅に着きました。
ここで新幹線の特急券とお土産を買ってさっさと帰ればよかったのですが、京都駅の威容に見とれてしまいちょっと見学となってしまいました。




コンコースから大階段を見上げる


1番上から見下ろせばコンコースはずーっと下の方



コンコースから見上げる大階段はイルミネーションが切り替わってはキラッキラ、ここはいったい何?あんな階段を人が登り降りしている!予備知識ゼロの私です。あとで調べると199段だとか。脇にあったエスカレーターで9階か10階だったか…へ。吹き抜けの一番上から見下ろすとエスカレーターでも手すりにつかまった手に力が入ります。屋上庭園から四方をながめるのも時間を忘れそうでした。他にもドーム型の天井近くを走る「空中経路」の存在を知っていたら新幹線の列車を遅らせても歩きたかったのですが、知ったのは帰ってからのことでした。次には是非!古都の駅がこんな新しいことになっていたなんて、私は知りませんでしたし、帰り着いた名古屋駅が暗くて「大きな田舎」に見えてしまいました。

家に帰り着いたのは7時過ぎ、テクテク歩いた1泊2日の京都旅行でした。
2日目は歩いてばかりであまりスケッチするゆとり無のないのは行程の詰め込み過ぎと反省です。

2日目 歩行距離12・7キロ 歩数20,107歩

少し用があって、しばらくしてから番外編…?
ここまでお付き合いいただき有難うございました。

京都の桜と鴨川を見に(4)

2022年04月03日 | 京都

2日目朝の鴨川 四条大橋下から下流の方
ねむそうな絵になって・・・



2日目の朝、いつもの旅なら夜明け前に目的場所に出かけて日の出を待つのですが、今回はそんな気にはなれず、小さな窓から外を覗いては「曇ってるし・・・どうせ朝焼けはないし・・・」と理由を付けて寝直しました。でも7時からの食事には早めに出かけてお腹いっぱいいただき、この時初めて思ったよりたくさんの方が宿泊されていたのを知りました。若いグループ、シニアカップル、おひとり様の方も男女ともに年齢も様々なビジネスホテルです。
部屋に戻って朝ドラが終わってもまだゆっくりしたがる自分を叱って出発しました。鍵も無く(ナンバータッチで)料金は前払いなのでチェックアウトも必要なし。これは便利です。

2日目はバスで八坂神社近くまで行き、参拝。朱色が印象的なこの神社に来たのは初めてでした。
準備中の露店が立ち並ぶ中を丸山公園へ。絵にもよく描かれたここの枝垂れ桜を見たかったのです。なぜか私は描く気にはなれませんでしたが、満開の桜を見られただけで満足でした。



丸山公園の桜

この後の予定では混みあいそうな清水寺や八坂の塔はパスして法然院へ向かうはずでしたが、人が多くてもやっぱり「寧々の道」をちょっとは行って見ようかと、予定変更。

「高台寺」
歩き始めてすぐにまだ入ったことのない高台寺の前に出て、急に寄ってみる気になりました。思い付きで行き先変更はいつものことです。
高台寺は秀吉の正室寧々が秀吉の菩提を弔うために建立した寺院です。
寺までは長い石段を登らなければなりません。一段一段登りながら、どのお寺も石段の多いこと、昔の人は足腰が丈夫だったのだな等と感心して、途中休憩しながらやっと山門へ。


石段の途中で一休みして下を見る、登ったらその分降りねばならない
下りの方が膝には負担が大きいです




高台寺の桜


庭園の枝垂れ桜はちょうど見頃、白砂に薄紅色の桜の花が映えていました。「感染防止のため座らないでください」との注意が繰り返されて、そうかもしれないけど・・・せっかく靴を脱いであげていただいたのに・・・と。ゆっくり見たかった高台寺蒔絵のあるお霊屋も横目に見て茶店に座ってしまいました。目の前の美しい竹林も歩かずに・・・お抹茶をいただいてただながめていただけ。とは言え今回の旅の目的の桜は見たのですから、良しとしましょう。
本当はこんな駆け足ではなくて、一所をゆっくり楽しむ旅がいいなと思いながらもいくつになっても忙しなく移動する、この性分はまだなおりません。




八坂の塔




寧々の道を清水寺の方に歩き、細い路地から八坂の塔を見て(人が少なければスケッチしたかった)バス停へ。
混雑するに決まっている清水寺は止めて次の目的地「法然院」に向かいました。ここもブロ友さんの記事から行ってみたかったお寺です。




法然院山門









法然院も山の中、坂を登って石段を登って・・・茅葺の山門が優しく迎えてくれました。石段に散った椿も美しかった。
この寺は鎌倉時代に法然上人が弟子たちと六時礼讃を唱えた草庵に由来。その後、松虫、鈴虫事件によって法然上人は讃岐に流されて寺は荒廃し、江戸時代になって再興されたとのこと。
谷崎潤一郎など著名人の墓もあるとのことですが、見ないまま参道脇に座って一枚。
この時話しかけてこられたシニアカップルが「鴨川は上流ほどきれいなんですよ。出町柳あたりからは特にね~」と。
この方たちはこれから銀閣寺へ向う予定で「銀閣寺は混んでいるでしょうね」と迷われているようでした。





哲学の道



法然院から哲学の道へ出ると桜は満開、人も多くて道は狭い。スケッチする場所もありません。さてこれからどうするか・・・人の少なそうな所、真如堂あたりへ行って見ようかと思いました。
で、どういう道筋かスマホで確かめようとしてもなぜだか地図が受信できません(格安通信会社利用のせいか?)。仕方がないので適当に歩いて行くと消防署の前に地図がある。近づいて見ていると中から制服姿の署員の方が出て来て丁寧に説明していただけました。「この坂を下って・・・真如堂はだいたい今いるくらいの高さなのでそこまで登りになります」ですって。もう登りは無理!
坂を下って真如堂前のバス停で「出町柳」をスマホ検索。先ほど薦められた鴨川の上流方面へ行くことにしました。川のそばなら階段はないだろうと思ったのです。また予定変更になりました。

京都の桜と鴨川を見に(3)

2022年04月02日 | 京都

四条大橋の下から三条大橋方面



四条河原町で市バスを降りたとたん歩道いっぱいの人人人!平日なのに・・・若い人が多いのは春休みのせい?レンタルらしい着物姿のカップルやグループが多いのも驚きでした。

あこがれの鴨川は思っていたより人が多いとはいえ河原は広くて、座る場所はいくらでもあります。朝ドラの風景とは少し違うような気もするけれど鴨川に来たことには間違いない。
流れには小さな段差が川の中に変化をつけていて、遠くの山は紫がかった明るい青。川の東側から対岸を見ると夏には納涼床が張られる先斗町の家並が面白く、描くには難しそうだなと思いながらスケッしたら・・・やっぱり難しかった。



ここで夕日を待つつもりでしたが、まだ3時半なので四条河原町近くのホテルにチェックイン。
部屋に入ったら靴から足を開放して横になってしばらくの休憩。
でも、あまりゆっくりすると動きたくなくなりそうで早めにホテル出発して先ずは祇園見物へ。と言っても人の多さは変わらないので花見小路をちょっと覗いてみただけ、門口に名札をいくつも掲げてあるのは舞妓さんや芸妓さんの置屋さんかなと思っているとすぐ横を日本髪に赤い帯が可愛い方が足早に通り過ぎてあっという間に祇園一力に消えました。南座前で見かけた日本髪のお二人も脚が速くてカメラを取り出す間もなかった。








夜になればこの辺りで舞妓さんに会えるのかも・・・でも、もう待つだけの体力はありません。






鴨川に戻って夕焼けを待ちながら対岸の家並をスケッチ
日が暮れ始めたのでここで中止



少し夕暮れの四条大橋と中華料理の東華菜館

ここまでで1日目のスケッチはおしまい。


どの店も混みあっていて予定していた夕食は諦めて、高島屋の地下ですでに割引になっていたお弁当を買いました。
ホテルのウエルカムバー(単に食堂ですが)に寄って梅サワー(自分で作る)1杯、部屋でデパ地下弁当。
時間制で男女入れ替えの温泉大浴場は22:50までに入ればいいので食事も入浴もゆっくりのんびり・・・
朝までぐっすりの夜でした。

1日目 歩行距離11・6キロ  歩数18,685歩

つづく・・・


京都の桜と鴨川を見に(2)

2022年04月01日 | 京都

御所の長ーい築地塀・ハクモクレンの下で休憩しながら



3月29日7時20分に家を出て新幹線ひかりで京都へ、京都駅から地下鉄で京都御苑に着いたのは9時半過ぎ。あっけないくらい早く着きました。
私が京都へ電車で出かけたのは40年近く前のこと、その後はバスツアーで数回だけなので自分で交通手段を考えるのはちょっと不安でもありました。でも、着いてみると地下鉄も道路も表示がきちんとされていてほとんど迷うことがありません。それに今はスマホがあります。スマホは正しく聞けばほとんど瞬時に答えてくれて大助かり。




御苑の桜


「京都御苑」
東西700m、南北1300mという広大な公園。
第一の目的の近衛邸跡の枝垂れ桜は期待通りに見事でした。周囲の整備がされたばかりとの事でしたが、歴史のある場所だと思うだけでも古木の曲がり具合や優しい花の咲き具合まで雅な気がしてきます。
御苑の桜は種類が多そうでまだこれからという桜が沢山あり、どんな花が咲くのだろうか、またいつか見て見たいものと思いました。
天皇の住まいだった御所、公家の邸宅もこの中にありましたが東京遷都後に整備されて国民の憩いの広場になりました。
整備された美しい公園が入場無料、年中無休って羨ましいことです。


御所の長い塀の脇を自転車が走って行くのも、なんだか不思議な光景に見えました。ここは御所だったのに・・・と。
とにかく広い、長い長い築地塀、中央に門があってその先も続く塀。その塀の北東角(鬼門)はへこませて猿の木造を安置して祀ったことから「猿が辻」と呼ばれることなり、鬼門除け、家相として今の家造りにも伝えられているのだそうです。



東北角「猿が辻」


「御所」
参観には手荷物検査をして検査済みのネックストラップをかけて順路に従って進みます。

いくつもの門、御車寄、朱い回廊から見る紫宸殿、蹴鞠の庭、どこも手入れが行きドラマの中にいるような気持で回りました。途中の小さなくぐりの門の脇に見慣れない木の花が咲いていて、掛かりの人が立っておられたので「この花初めて見るのですが」と聞くと「オガタマノキです。秋になるとマスカットくらいの実がなってこれを乾燥させて振ると音がするのです。昔は巫女さんが鈴の変わりに振ったとも言われていますよ」とのこと。ここではもうほとんど散っていましたが、外の公園には大木が何本かあって花も咲いていました。写真を撮っていると中年のご夫婦が近づいてきて「何の木かしら」等と言われているようなので、さっそく受け売り披露しました。












オガタマノキ


公園の中の売店でお弁当を買ってベンチで食事。食べながらスマホをチェックしていたらブロ友さんの「27日の近衛邸の桜」の記事を発見!今見て来た所なので、2日違いのすれ違いだったようです。
まっすぐ歩いても南北1・3キロの公園をぐるぐる歩いたのでここまででもグッタリでしたが、まだまだこれから・・・
閑院宮邸跡で休憩を兼ねてちょっとスケッチしてからバスで四条河原町へ、そして鴨川へ。





閑院宮邸跡


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