折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

できるかなぁ・・・

2023年11月13日 | 果物

渋柿




時々立ち寄るカフェ、と言っても中で何かをいただいたことはありません。看板に小さくCaféとありますが・・・入口を覗いても鉢植えの植物が茂っていて、よくわからない店です。通りかかりに店先に無農薬の野菜や花の苗が並んでいる時にだけ寄ってみます。先日は店の外に置かれた箱の上に「ご自由にどうぞ・5個100円」とあり横に招き猫の貯金箱が置かれていました。箱を覗くと形はいびつで傷ついたナスと細いニンジンが沢山あり私はナスを5個いただいて招き猫に100円。郊外や里山などではよく見かける無人販売ですが、街中では見かけることはありません。

先日は紅と白の大きな蕪が3個袋に入って100円、葉は切ってありましたが根っ子が細いひげ根まで残っていて、絵のモデルにいいかなと買いました。その横にはヘタに小さな枝の付いた柿が「干し柿用・渋柿です」と書かれて山盛り。手作り干し柿・・・作ってみたいと思っていました。以前、5個ほど試しに干してみたら、初めはまぁ美味しかったのに次第に固くなりカッチカチ・・・あの時は干し過ぎたようです。



左端にあるように1個ずつ丁寧に袋に包まれていました
包丁で皮をむき、ヒモでしばり、熱湯で5秒消毒して吊るす


ちょうど暑い秋が終わって寒波到来の予報。チャンスです!今回は練習用に30個買いました(その中で数個は絵のモデルに貰われて行ったので残りは26個)。ネットで作り方を検索して、皮をむき紐をかけて2階の物干しの竿に吊るす。今朝はこの秋1番の冷たい風に揺れていい感じ、この先数日は晴れの予報です。日当たり具合もいいなぁと下から眺めているとお向かいの屋根から「カァーカァー」とカラス。「これは渋柿だからねっ!」と言ってみても聞こえたかどうか。街中で干す柿は近くを走る高速道路からの排気ガスの影響もあるかも、それだって干し柿を食べ続けるわけではないし、自分で作って自分で食べるのですから気にしないことにします。
先ずは毎日眺める楽しみが増えました。もし、もし、うまく出来たらうれしいですし・・・。





「変化朝顔」咲きました

2023年09月15日 | 果物

いただいたイチジク




ブログアップしないままの1週間でした。13、14日と予定がありその前の12日にアップするつもりで何とか書き上げてプレビュー画面をチェックしようとしても表示さず何度か試すうちにタイトルだけ残して記事がすべて消えました。何がどうなったのかわからず、ガッカリ・・・もう一度初めからと言う気になれずにそのまんま。

パソコンの機嫌が悪い日はあっても、私はいつも程度には元気でした。
先日、兄嫁さんが「ちょっとお喋りさせて」とイチジクを手土産にやってきました。それが今日の見出しの絵。6月に兄が逝ってから時々電話でもおしゃべりしていますが「聞いて欲しい事があって・・・」と尋ねてくることも度々。以前は滅多にないことでしたから、寂しくてたまらないのだろうと私は「うんうん、そうねぇ」と。そのほとんどは時間が経って気持ちが落ち着けば解決するだろうことばかりです。

しばらく話して帰り際に、玄関前の鉢植えの「変化朝顔」に気が付いて「これ いい花だよね」と眺めていきました。この花は兄が倒れる数日前に「おまえが好きそうな花だぞ」と沢山の苗の中から選んでくれたものです。枝の仕立て方などは分からないので伸び放題に延ばしてとにかく花だけは咲かせたいと気を付けて8月下旬から咲くようになりました。確かに私の好みの花もあるのですが、花とは気づかず撮り忘れてしまった何とも奇妙な花もあります。ほとんどの変化朝顔は種が出来ないらしいのでこの花たちも今年限りで思い出の花になります。




「正木姫」花の直径4センチほど


「黄柳葉 撫子咲」


「黄針葉」花は桔梗のよう





よいお顔の人

2023年08月22日 | 果物

黄瓜と梨
キウリは戦後の焼けあとの畑で父が作ってくれた想い出のウリ
甘いものに飢えていたのでこのキウリとサトウキビは夏の楽しみでした



先日お墓参りから帰って玄関のカギを開けている時、後ろから「お帰りになったばかりのところすみません」と声を掛けられました。若い女性と連れのシニアの女性、ともに優しそうなとても良いお顔の方達でした。そのうえ丁寧な言葉使いと、聞きやすいトーンの話し方。首には身分証らしいネックストラップ。「〇〇の証人の者ですが・・・少しお話を」と。私は今墓参りから帰ったばかりですし他の宗教に全く興味がないことを伝えてお断りしました。お二人はそれ以上無理押しされることも無く帰って行かれました。

ずっと昔、近くにある新興宗教の教会へ通われる一家が毎朝家の前を通られました。いつもニコニコ話しながら仲良く歩かれる姿を見て夫と「あんないい顔でいられるならあの宗教もいいのかもしれんね」と言い合ったものです。でも私たち夫婦は信じ切ることができない性格もあってそこへ入信する気等はまるでおきませんでした。それから幾十年も過ぎてあの時の子供らしい方が優しい顔のおばあさんとなり一人で通われるのを見かけます。きっと心穏やかな暮らしをされて来たのだろうと勝手に想像しています。

色々問題もある宗教もあるけれど、誰もが心が穏やかに暮らしたいという願いは同じはず。穏やかで優しい顔をしていられる暮らし・・・それなら私は?と、鏡をのぞくとそこにいるのは・・・随分歳をとったおばあさん。シワやシミは仕方がないけれど少しは良い顔をしてなくちゃねぇと鏡の中の私に言いました。若い時はしょっちゅうイライラと気持ちが尖っていたので古い写真を見ると優しくない眼をしています。今は特に深刻な悩みも無いのですから、せめて顔だけでも穏やかでカワイイババさんでいなくっちゃ!ならなくちゃ・・・と。


健康記事の切り抜き

2023年08月18日 | 果物

「ワッサー桃」



昔々クーラーのない時代には夏になると食欲がなくなり毎年3キロ近く痩せました。ですから食欲の秋が来て少々食べ過ぎても1年を通してみればそんなに体重は変わりませんでした。が、エアコンの登場で冷房の快適さに食欲は落ちず体重は積み上がり・・・今の体形?となりました。


新聞に「フレイルを防ぐ ずっと健康に」という3回続きの記事があり3回目は「桜えび入りのチヂミ」です。「加齢とともに食べる量が少なくなるため、一日三食で必要な栄養を取れない場合は、間食で補いたい」とあり、チヂミをおやつにも勧めています。加齢により食べる量が少なくなるって…そんな~と言うのが私の感想。私にとっては毎日毎食が食欲との闘い(ちょっと大げさか)。肉も魚も揚げ物も御飯も麺も甘いものも何でも好き!別腹もいくつもあっていくらだって食べられるけれど健康の事を思えば控えて押さえて、我慢して。でも、歯も胃腸も丈夫で食べられることは有り難いことだと思っています。年をとっても必要なのはたんぱく質にカルシュウムそれから・・・あれとこれと推奨されるものを食べたら、カロリーは多過ぎるかもねぇと、悩みながら美味しくいただいています。




新聞に特集される沢山の健康記事「フレイルを防ぐ ずっと健康に」「100歳まで歩ける足活」「スロトレとストレッチ」等など、切り抜いて気が向いた時にファイルから引っ張り出して気が向いただけ続けています。きっちり決めて行うという几帳面さは無いけれど古くなった身体は多少でも動かせばそれだけでも長持ちするような気がします。朝の散歩と切り抜きを見ながらのストレッチ、続けたいと思っています。



ワッサー桃をカット
長野県須坂市生まれの桃とネクタリンの自然交配種で優しい甘みと果肉はサクッと歯ごたえがある




カエルの声とおしゃべりと

2023年06月11日 | 果物




少し前のこと、隣の市に住む高校時代からの友人Sさんのご主人に「枇杷の食べ放題に来ませんか」と誘われて出かけました。Sさんの家の前は水田が広がり、前回訪れた時は稲刈りが始まった日でしたが今回は田植えが終わったばかりで田には青空が広々映っていました。水田の脇の畑に日よけのパラソルを立ててお昼をいただきながらおしゃべりしていると、突然聞こえた「ケロケロケロ」に「あらっ、ちょっと静かに・・・カエルが鳴いてるっ!」と言う私に「カエルが珍しいの~?」と笑われました。長閑なカエルの声と田を渡ってくる涼しい風。ご主人が枝から採ってくださった枇杷もお昼もいただいてよく食べよくおしゃべりしてSさんは元気でした。少しずつ記憶が消えてきているSさんは前回はお喋りの途中で「あなたどなたかしら?」と聞かれたのに今回は会った時から「ネコちゃん」と分ってくれました。高校時代の想い出は消えずにはっきり残っているので卒業アルバムを開いては話が弾み、いつもの電話での長話とは違って顔を見ながらの会話は話に広がりがありました。

絵のモデルにしたいとお願いして枇杷やブラックベリーの枝を切っていただいて、昔彼女が作ってくれたハーブティーが美味しかったと言えば畑からレモングラスやアップルミントを摘んできて爽やかなハーブティーがテーブルに並ぶ。動かれるのは全てご主人で彼女はお喋りしているだけ。亭主関白だったわが夫と比べても・・・これは仕方がないことですが、優しいご主人に包まれて彼女は少し元気になったのだろうと思えました。帰りの電車の中で、まだまだ・・・この先もずっとおしゃべりしたいから、私を忘れないでよねと思っていました。




ブラックベリー

竹・花から実へ

2022年10月15日 | 果物

秋の実



新米も果物も美味しい季節になりました。それは大歓迎ですが、家の小さな庭に植えた10本ほどの細い竹(トウチク)に花穂がついてい実になり「豊作」のようで眺めてはこれはどうしたものかと。春に花が咲いた後の穂が伸びて熟した穂はバラバラと散ります。これを蒔いたら竹が生えるのかどうかはわかりません。子供のころから実家にあって私が結婚した時株分けして持ってきたのもですが、こんな実を見たのは今回が初めてのこと。昨年も3本に花が咲き、夏ごろには幹が色あせてきてタケクマバチが丸い穴を開けたりしていました。この竹は葉もみすぼらしくなって秋の枝打ちの時に根元から切っていただきました。今年は全ての竹に花が咲いて穂が実っています。いつもの年なら夏には覆いかぶさるほど葉が茂るのに今年はさっぱり伸びませんでした。竹は根っこが庭中全て繋がっているということなのでどれも同時に花が咲くのだとか。脇から出た低い笹のようなのにも花穂を付けています。少々葉の色が変わってきた部分もありますが、あまり葉の色も幹の色も変わらない。この先はどうなるのでしょう。秋の枝打ちをお願いした日はもうすぐ。切ってもらうしかないのか・・・復活はやっぱり無理か・・・。




長く伸びた竹の穂


風が吹くと実はバラバラ散る

この竹の親元、私の実家の竹はもうありません。「どこへでも根を張るから、竹は止めた」とのことで竹のあった場所は駐車場になってアスファルトに覆われています。



2度目が本番 咲き始めたキンモクセイ 10/15






思い出のイチジク

2022年09月27日 | 果物





イチジクを1パック買いました。8月中も売り場を覗いては買いたかったイチジク。結構高価なのでためらったまま過ぎてしまい季節が終わってしまいそうに思えて小さな実を4個。小さくても一口食べれば香りも種のプチプチも懐かしいイチジクです。

私の記憶にあるイチジクは子供の頃の朝一番に桶を抱えて畑でイチジクを摘んだこと。何本あったのかかなりの数が採れました。
白い汁で口元がかゆくなるほどいっぱい食べられた夏の楽しみ。その朝の一番形が良くて美味しそうな実は姉の嫁ぎ先へ持って行くのが私の仕事でした。その頃の姉の家は子供の足でも1時間はかからないで行けるのですが「転んだらいかんよ」と言われているので菓子の空き箱に詰めたイチジクを大事に持って行きました。姉の嫁ぎ先は黒い塀に囲まれて暗い感じの家で、母にはいつも「大きい声でちゃんと挨拶しやぁよ」と言われるのを思い出して緊張しながら玄関を開けると大抵姉はいなくて、「よういりゃぁたな」と迎えてくれるのは怖そうなお姑さん。帰りにはちょっとしたお土産をいただいき、外に出ればあとは家までスキップしたくなる気分でした。

イチジクを食べながら思い出すのはもう亡くなった人ばかり。夏の日にイチジクを収穫した焼け跡の畑は今はマンションが建っています。あれから70年も過ぎたのですから・・・。小さな特売のイチジクは昔をたくさん思い出させてくれました。



同い年の人

2022年08月30日 | 果物

ぶどう「紅伊豆」




パソコンの動きが悪くなったころから時間がかかり過ぎてチェックしなくなったFacebook、新しいパソコンになったら今度は様子が変わってしまいそれを直す気も起らないままほとんど見ないでいました。でも、スマホにお知らせは来るのでスマホで見ればよいのにそれもしないままでした。ところが今朝は「富士山登頂しました」と同級生のY君がFacebookアップのお知らせがスマホに届いて、えっ~~!

Y さんはいつも若い方のグループとボランティアや登山もして、お元気だとは思っていました。今回は富士登山とお鉢巡りに続いて滝行にも参加されたとのこと。Yさんは同級生なので80歳、で、富士山登頂!…すごいことだと思ったら「今年登頂した最高齢は98歳」とあって80歳はまだまだなのだそうです。

月に2回、5階である集まりにも階段を上って来られるし、帰りにはエレベーターを待っている私たちに「お先に」と言って階段を下りて行かれる。体力は人によって違うとは思うけれど、この違い。
この先富士登山は無理でもとりあえず平地は歩けるように、早朝散歩と自分なりのストレッチは続けなければと思った朝でした。

あの日も暑かった

2022年08月10日 | 果物

義母の好きだったブドウ




2015年の8月は連日の猛暑、夫の入院中も通夜も葬儀も暑かった。あれからずいぶん経ったような、ほんの数年前のことだったような・・・。暑がりで汗かきで、ビールを飲むときの一番幸せそうな顔。夏は高校野球と巨人戦に夢中(地元は中日なのに)。今ではいろいろ思い出しては言いたいことを愚痴っても涙もこぼれず、お供えのスイカもさっさと下げてパクパク食べる。7年の時間は気持ちを落ち着かせてくれました。

もうすぐお盆。13日の夜にははるか十万億土の彼方から帰ってこられるのは「おしょろいさん・お精霊さん」。30歳で戦死された軍服姿の義父、64歳だった小柄な義母、夫は髪も薄くなった77歳とだれが親だか子供だかわからないような3人がそろって・・・などと思いながらお迎えする準備を始めます。
真菰(まこも)で編んだ茣蓙、お供え物を乗せる経木(木の皿)、箸にするおがら(皮をはいだ麻の茎)おがらは迎え火にも使いますが火が付きにくいのが難点。13日夜のお迎え団子から15日夜の送り団子までの間にお供えするものは本当は決まっていますが、わが家は私流。私の実家風と我流と両方混ざったお迎えの仕方ですが、夫の育った九州ではどんなだったのか・・・聞かないままでした。これでバチが当たることも無く過ごしてこられたので、おしょろいさんたちも納得して頂けているのだろうと勝手に思っています。義母さんには「よかたい そいでよかろうもん」て言ってもらえているかな、なんて。





命日10日の朝散歩、公園を行くお二人に、あんな日もあったなと
8/10 5:10


ジョギングする人も多い外周道路 5:38


何でもピッピッと操作して・・・

2021年12月05日 | 果物

いただいたレモン




銀行のATM、ユニクロの籠ごとの計算、回転ずしの注文・・・画面を操作しなければならないことがどんどん増えてきました。
怖がらずに慣れるしかないと、人の少ない時間を見計らって機械の前に行きます。

先日、めったに利用しない(いつもは郵便局)クロネコさんで小包を送ることになりました。近くの営業所へ小包と住所のメモを握りしめて行ってみると、荷物を抱えたお客さんが並んでいます。並んでいる間に送り状を書けばいいわと、思ってカウンターに行くと「送り状はあちらで順番に」と言われたのはパソコンのような機械。若いお客さんがスマホをかざして操作すると印刷機から送り状が出て来ます。「スマホがあればピッピっと早くて便利ですよ」前に並んだお姉さんが振り返って言うのですが・・・私にとってスマホは決して早くはないのです。ピッピッと動かせるまでにどれだけ悩むことか、若い方にはきっと分からないこと。
困ったなと思っているうちに順番が来てしまったので覚悟を決めて画面の前に座ってゆっくり指示を読みながらの入力、背後に待つ人のイライラパワーが迫ってくるのを感じながら、ほぼ入力を終えた頃クロネコの方が来てくれて私のメモと画面を確認して「じゃ、次にを押してください」と言われて完了。ジジーと出てきた印刷された送り状にちょっと感動でした。
画面をピッピッとで便利かもしれないけれど、私にはボールペンを握りしめて書く複写用紙が重なった手書の送り状がいい。書く時はちょっと面倒でも時間をかければ良いのだし、後ろに待たれることも無い。次にクロネコさんを利用するのは分からないほど先だと思うのでスマホに登録の必要もないし・・・やっぱり手書が安心だわと思いながら帰りました。これからも進化しながら増え続ける器機、ぼんやりしていては暮らしていけなくなりそうです。


ブロクをお休みしていても片付けはちっともはかどっていません。
はかどってはいませんが、元気ですのでなんとか努力します。


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