世界的なベストセラーになった”Tiger Mother”の日本語訳が出たので購入しました。
中国系アメリカ人で名門Harvard大学の教授である母親が娘二人を英才教育した軌跡をつづったものです。
原書のほうがニュアンスが伝わりやすいし、著者の生の声が理解しやすいのですが、電車に乗ってリラックスしながら流し読みするのはやはり日本語のほうがラクなので、訳本を買いました。
親は、こどもに自分の夢を託してしまいがちで、自分がなしえなかったことを子どもにはぜひ、と思い執念を燃やすことも多いように思います。両親との格闘、確執はだれもが経験することとは思いますが、自分の経験と照らし合わせて読んでみたいと思っています。私は、16歳で”母親の傘下から出る”経験をしました。いまから思えば、親の人生と自分の人生は別物であると明確に意識した瞬間だったように思います。日本で心配してくれている両親に罪悪感を感じつつも、在米中もずっとその気持ちは変わりませんでした。
親子の適切な距離、teacherとlearnerの適切な距離(どこまで指導するのか)などは永遠の課題のようにも思います。
とても興味深いです。
ヒトの教育について深く学べば学ぶほど、その奥深さに感嘆します。
下記はいまの私の所感(学術的な記述ではありません)です。
過去1年間で学んだことは、結局、「成人教育 adult learning」の場合には、本人の学習内容をteacherがコントロールすることはできないし、teacherが教えたつもりでも、learnerは学んでいないことも多い、つまり”強制的に学習させることはできない”ということでした。
個人個人で、以前の経験や知識が異なり、同一セッションを受けたとしても、その解釈や取り入れ方は異なります。さらにどの部分を自分のなかで取り入れるかも個人の選択になります。自分に関連性(relevance)や必要性(need)が深い内容の場合にはより定着しやすいことはわかってきています。
一般的な言葉で表現すれば、”成人は自分の好きなこと・学びたいことしか学ばない”ということのようです。
そのためにカリキュラムをデザインするときには、learnerのバックグランドやニーズを知り、relevance, needを満たす内容にして、取り入れ方や解釈は異なっても、最終的な学習目標 learning objectivesを達成できるようにアセスメント(知識、スキル、態度)するということになります。あるいは、learnerのほうが、自分のニーズに合うコースを選択するというのも一般的です。
Feedbackのやり方も、とても難しいことを実感します。
コメントをこちらが一方的に言うよりは、相手に気づきを促すほうがやはり効果は高いでしょう。。
”reflection"(振り返り)の時間を確保することが大切です。
昨日、私のプロジェクトのプロトコールについてそのドラフトへ、オランダで3週間お世話になったグループチューターの先生からフィードバックがありました。誠実で真摯なコメントをとてもありがたく思いました。
Face-to-faceで議論したことや7人のクラスメートとのディスカッションを思い出し、もうすでになつかしいなあという気持ちになります。
すばらしい恩師、メンター、指導者(これは、時空、実年齢を超えます)との出会いは、人生の最大の財産ですね。
中国系アメリカ人で名門Harvard大学の教授である母親が娘二人を英才教育した軌跡をつづったものです。
原書のほうがニュアンスが伝わりやすいし、著者の生の声が理解しやすいのですが、電車に乗ってリラックスしながら流し読みするのはやはり日本語のほうがラクなので、訳本を買いました。
親は、こどもに自分の夢を託してしまいがちで、自分がなしえなかったことを子どもにはぜひ、と思い執念を燃やすことも多いように思います。両親との格闘、確執はだれもが経験することとは思いますが、自分の経験と照らし合わせて読んでみたいと思っています。私は、16歳で”母親の傘下から出る”経験をしました。いまから思えば、親の人生と自分の人生は別物であると明確に意識した瞬間だったように思います。日本で心配してくれている両親に罪悪感を感じつつも、在米中もずっとその気持ちは変わりませんでした。
親子の適切な距離、teacherとlearnerの適切な距離(どこまで指導するのか)などは永遠の課題のようにも思います。
とても興味深いです。
ヒトの教育について深く学べば学ぶほど、その奥深さに感嘆します。
下記はいまの私の所感(学術的な記述ではありません)です。
過去1年間で学んだことは、結局、「成人教育 adult learning」の場合には、本人の学習内容をteacherがコントロールすることはできないし、teacherが教えたつもりでも、learnerは学んでいないことも多い、つまり”強制的に学習させることはできない”ということでした。
個人個人で、以前の経験や知識が異なり、同一セッションを受けたとしても、その解釈や取り入れ方は異なります。さらにどの部分を自分のなかで取り入れるかも個人の選択になります。自分に関連性(relevance)や必要性(need)が深い内容の場合にはより定着しやすいことはわかってきています。
一般的な言葉で表現すれば、”成人は自分の好きなこと・学びたいことしか学ばない”ということのようです。
そのためにカリキュラムをデザインするときには、learnerのバックグランドやニーズを知り、relevance, needを満たす内容にして、取り入れ方や解釈は異なっても、最終的な学習目標 learning objectivesを達成できるようにアセスメント(知識、スキル、態度)するということになります。あるいは、learnerのほうが、自分のニーズに合うコースを選択するというのも一般的です。
Feedbackのやり方も、とても難しいことを実感します。
コメントをこちらが一方的に言うよりは、相手に気づきを促すほうがやはり効果は高いでしょう。。
”reflection"(振り返り)の時間を確保することが大切です。
昨日、私のプロジェクトのプロトコールについてそのドラフトへ、オランダで3週間お世話になったグループチューターの先生からフィードバックがありました。誠実で真摯なコメントをとてもありがたく思いました。
Face-to-faceで議論したことや7人のクラスメートとのディスカッションを思い出し、もうすでになつかしいなあという気持ちになります。
すばらしい恩師、メンター、指導者(これは、時空、実年齢を超えます)との出会いは、人生の最大の財産ですね。