矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

シンクロニシティ

2013-10-31 14:26:43 | 医学教育
本日は学会2日目ですが、ホテルで朝食を食べに行きましたら、夕方参加させていただこうと思っているフロリダ大学のStein先生とばったりお会いしました。

数年、お目にかかる機会はなかったのですが、覚えていてくださり、朝食のテーブルを奥様と3人でご一緒させていただくことになりました。

貴重な時間を頂き、今後医学教育をどのように改善していったらよいか、ざっくばらんに現在の課題について話しました。

私の教育のフォーカスは医学部の学生なのですが、Stein先生のご関心も医学生で同じであることもあり、とても有益なお話ができました。

日本の現場に年に2回来られ、研修医や学生などの症例プレゼンテーションを聞いていらっしゃいますがそのなかで、同じ観察をされていました。

初学者が困難に感じるのは、情報を分類し、再構築して、推測される病理に基づいて論理性を持ってプレゼンテーションすることです。

”情報のまとめかた” Organization of information ということになりますが、ここが、臨床推論や臨床医としての核となるスキルの一つです。

Subjectiveなhistoryのところで検査結果を言ってしまったり(他院からの転院などで経過を説明する場合には必要ですが)、physicalとhistoryの区別がついていなかったり、私も日ごろ見受ける
初学者がつまずくポイントを同じように観察されていました。

情報の”Organization”、つまり、経時的に起こった出来事、収集した情報を、解釈しながら病態生理を推理して、提示する、ということが臨床医学の最初の関門であり、繰り返しのトレーニングが必要です。ひとつの科のみで、例えば2週間や、2ヶ月などでおこなっても、継続性がない場合身に付きにくいのです。臨床トレーニングのすべての場面を通して、常に同じ思考プロセスで患者の評価ができるシステムをつくりたいと切に思っています。Stein先生が同じ問題意識を持っていらっしゃることがわかって、それを言語化してくださったおかげで、現場での私自身の教育上の葛藤が”見える化”されました。

ご縁ですね。朝食へ10分早く行っても、遅く行ってもお会いできなかったかもしれません。不思議なご縁に感謝しつつ、夕方のセッションに参加します。幸運にも会場が順天堂大学なので近くてよかったです。最近、すごく”運がいい”感じで、いろいろな素敵な出会い、再会に恵まれます。よい”波動”を出して、よい出会い、よい運気をひきつけたいと思います!

明日は、午前中最後のセッションに参加して、メディア関係の方とビジネスランチとなっています。おもしろい企画になればと思っていますが、そのご相談です。さらに夜は翌日帰国予定のシンガポールの親友たちのパーティと家族とでお食事会です。私が一番気に入っている場所(日本らしい庭園があるホテルですが)にお連れします。

都内で外国人の方などをお連れしたいところは決まっています。はとバスにも一緒にのったりしたので都内で外国人の方をご案内し観光できる場所もだいたいレパートリーをマスターして、私自身が楽しんでおります。

お食事も和食懐石、天ぷら、しゃぶしゃぶ、おそばなど、すし、鉄板焼き(これが人気です)、囲炉裏のあるところ、ビルの高層階、抹茶など、お好みを聞いて判断するようにしています。


おもてなしに感激:"Professional dining" 

2013-10-31 06:49:04 | プライベート
昨日、本当に"soul mate"で、13年前に米国テキサス大学に感染症診療の見学に来ていただいたことで知り合い、私の大好きな専門領域の感染症診療を通してご縁のある方と、食事会をしました。

プライベートでもとても仲良くしていただいておりますが、彼女と久しぶりにゆっくり食事ができて楽しいひとときでした。

彼女の選んだレストランは、開業10周年、都内の激戦区で10年営業続けるのは大変な地域だそうで、すばらしいフレンチのコースをいただきました。

特にデザートが我々女性には”圧巻”で、ふたりで感激しておりましたら、帰り際にも美味しかったフレンチのパンのセットとジャムまで頂き、エスカレーターの下でお見送りまでしていただきました。
私のその友人の自然な会話”10周年おめでとうございます~”と握手をした姿が、すばらしく、後ろからついていっていた私も、素直に表現する彼女の豊かなマインドに
感激していました!


共通の友人も多く(同業者はもちろんですが、それ以外にも)、何か”共感”の輪が広がる感じです。。

お互いに、家族・家庭の話をしたり、公私とも進化して成長しているね~、と確認したりしました。

バラのデザート、シェアします~!


今日は、9時からガイドラインに関するシンポジウムです。貴重な機会をいただいておりますことに深く感謝しております。4年越しで改訂委員会の皆様と週末の8-9時間に及ぶ会議を何度も繰り返した
結果なので、心してプレゼンテーションしたいと思っております。


本日から東日本合同学会です。。。

2013-10-30 10:57:34 | 医学教育
本日より、都内で東日本感染症・化学療法学会の合同学会です。

昨日、母校の大先輩にあたる麻酔科の先生よりご連絡いただきました。このBlogを偶然見つけたので読みます、とのご連絡でした。。Internetの時代ならではのご縁で、とても光栄に思いました。

日本の医学教育に心を砕いていらっしゃるご様子で、私もぜひご一緒になにか母国の医学教育に寄与できれば、といつも願っています。

午後は抗菌薬生涯教育セミナー。今年からの試みの文献アップデートを担当しました。自分が一番勉強になりました。

明日は朝一番のガイドラインシンポジウム。急性胆道感染のガイドラインの概要、課題、今後の展望につきお話させていただきます。

特に国際ガイドラインの側面から、国内事情にどのように活用するか、疫学・感受性パターンなどについても言及させていただければと思っています。

アカデミックに、同じ専門性の先生がたとの交流を楽しみにしています。

お昼、夜とお食事会が目白押しですが、体重をキープするのに運動するかな~と思っております。

久しぶりにmentor とskype meetingでした。

2013-10-29 22:33:07 | 医学教育
8月末に学会場で、リサーチプロジェクトのことを相談して以来、まったく手を付けられずにいました。

10月末の2回目のmeetingまでにagendaをつくらねばならず、無理矢理にagendaをつくって安心してしまい、週末もつい自宅でゆっくりしてしまったため、
先に進まないまま本日のmeetingを迎えてしまっていました!

"Social meeting”に終わってしまうかな、と思っていたのですが、話し始めるとすぐに1時間ぐらい立ってしまいました。

会話の流れを読みつつ、さすがリサーチの達人、そして教育(ファシリテーション)の達人たちです。私の方向性を見極めるため、"questioning" (質問)を
つかってくださり、私自身がStudy 1で、やりたいliterature review (systematic review)のpaper inclusion, exclusion criteriaのサポートをしてくださいました。

Main mentorのTimは、後半30分を、抽象的なopen questionはやめて、実践的なタスク主体の会話にしようと提案してくださり、
1時間のセッションの後半は、具体的に次のmeetingまでに何を、どのように私がすべきかを3人の合意のもとに決めました。

"Assessment drives learning." 締め切りや試験がないと、学ばない。。Human natureで、やっぱり休んでしまう、さぼってしまう、ので、期限を決めてタスクを具体化することで
少しでも、私がPh.Dコースから脱落せずに卒業できるようにサポートしてくださっています。

できれば卒業したい、いえ、”卒業します”とフレーズするほうが前向き、現実化しやすいですね。

明日から、都内・宮崎と連泊しつつ、お昼や夜にビジネスおよびプライベートで、友人・知人(シンガポールの親友との会食もあり!!)との会食など楽しいイベントも続きます。

出会った当時、研修医だった方の披露宴でご一緒した方とも5年ぶり?ぐらいにビジネスランチ予定です。

盛りだくさんな週が始まりました~~。

11月はBurn outしないように、。。。と思っています。

Medical School Online 立ち上げました。

2013-10-28 23:25:25 | 医学教育
今日、facebook siteで、"Medical School Online (MSO)”を立ち上げました。


https://www.facebook.com/medicalschoolonline?fref=ts

これから、最新の教育理論を駆使したmedical education, especially, "pre-clinical," "clinical reasoning," "case discussion"などを中心にコンテンツをつくっていきたいと思っています。

Coursera, Edx, Khan Academyなどのmodelを参考に、と思っています。

Contentsは、メインは英語、日本語も、Bilingualに活動を広げたいと思います。

シンクロニシティの1日でした!

2013-10-28 22:47:45 | 日記
”思考は現実化する”という本やそのほかでもよく言われていますが、”思っていることが現実”になりました。

不思議ですが、運がよくなってきている!兆しかなと喜んでいます。

8月末に欧州出張中にも、なんとなくこうなりたいなあと思っていたら、願ってもない思わぬうれしいことが現実に実現したりしました。

またEmailアドレスがわからなくなってしまっていた方に、数日前からお会いできないかなあ、と思っていたら、偶然、お会いする機会があったり(それも2名!)して、
うれしいシンクロニシティの1日でした。

夕方の重要会議も、つつがなく終了しほっとしました。

今日は、ゆっくり座ってBlock timeが取れなかったため、思考をまとめることはできませんでしたが、これから3月までの間にすべきことの優先順位を考えるきっかけがつくれました。

3月のAbstract dueが2つあるので、それを意識しつつ、やりかけになっているpaperを仕上げ、学会発表後のプロジェクト3本をpaper化することに集中することにしました。

いままでペースでは、おおよそ8週間で2500-3000 wordsのものを3本は書いていたので、週末さえblockできれば仕上がると思いタイムラインを組むことにしました。

明日mentorとも相談する予定です。

さらに、家族にもヒントをもらいながら、立ち上げるプロジェクトがあります。実行に移すことにしました。

来年夏のSummer Medical Summit 2014 for Students and Residents (SMS 2014)と、Medical School Online です。以前から構想していることですが、
カリキュラムデザインをしつつ、実行しながら、改善していく、すなわちPrototypeをつくります。Cyber and Face-to-faceで実行予定です。

本日は、晴天なり。。。

2013-10-27 10:06:16 | 日記
私は、太陽が出ていると本当にうれしいです!晴天の日になり、なんだかそれだけで元気になります。

自宅の芝生と前の緑などがとてもきらきらしていて元気をもらいます。

さっそく起きて洗濯物を干しました。好きなapple teaをのみながら、新聞を数日分に目を通しました。TVで、民放のサンデーモーニング、BBC、CNNのトップニュースを確認しSmooth jazz聞いています。

お庭の草とり、散歩、掃除、お買い物したいと思います。

来週は、月曜日は夕方に重要会議、インフルエンザの世界的権威の先生の学内講演、火曜日は診療・会議、夜にskype、翌日から4連泊にて東日本合同感染症学会 followed by 宮崎で講演会です。
宮崎は好きな県のひとつで、南国のゆったりした感じがとても心地よいです。以前、タイガーウッズが来たというゴルフ場隣接のホテルに泊りました。トンボ帰りだったので景色を楽しむ時間がなく残念でした。。今回は、自治医大で初めての”教え子”卒業生の方で、いつもリーダーシップを発揮して勉強会などを企画してくださる方にお招きいただき、勉強会にお伺いさせていただく予定です。

時がたつのは速く、すでにその先生ももう8年目の方です。来年で義務年限も終了する時期になりました。すごいことです。

週末に少し、パッキングをしなければ、と思っています。学会では重要な講演を2つさせていただくことになっており、こういう時にはスーツなどしわにならないように持って行きたいですし、
一番自分が気にいっている服装で講演したいです。今は亡き沖縄県立中部病院の遠藤先生が、自分の”一張羅”を着ていく、くつもお気に入りで、とおっしゃっていたのが心に深くしみています。

慌てると思わぬ忘れ物が出ることがありますので、十分に時間を取って準備します。周囲の若手の先生にも強調していますが、アイコンタクト、聴衆に語りかける感じで講演するように、
内容のラインをいま一度、明確にして、言い回しの最終確認と、take-home messageをしっかり伝えることにフォーカスします。
(レクチャのmemory retention 記憶に残るは、低いですが、何かinspiration, ハートに届くメッセージを、と)

医学部入学試験の国際シンポジウム 参加しました。

2013-10-26 22:56:22 | 医学教育
本日、医学部入学試験の国際シンポジウムに参加しました。

日本、米国、カナダ、英国、台湾からのスピーカーがそれぞれの国の事情、各演者の大学での取り組みも紹介され、非常に興味深くて、勉強になりました。

今日初めて学んだのが、Multiple Mini-interview (MMI)という入学面接のOSCE版のようなやり方でした。カナダのMcGill大学で導入され、その効果もすでに学会発表されて、publication待ちだそうです。

さすが北米のquantitative なやり方に感銘を受けました。伝統的な面接とMMIによって、医学部でのパフォーマンスが比較されていました。
こういうデータを出してくるのはやはり北米が主体ですね。

一方で、英国は伝統的な面接は重視、国家試験もない制度なので、興味深い医学教育のあり方です。

台湾は、北米でファカルティを23年?ぐらいしていた方が台湾の医学教育学会の統括者として来日されており、非常に感銘を受けました。

”生け花”のように、根がないものを、付け焼き刃的に移植しても、持続できないし、根付かない、というメッセージが最後にありました。

もうひとつ、私のフォーカスにとって大きなヒントになったのが、10代ぐらいの若い世代へのアウトリーチでした。

英国では、経済格差によって、医師になる人が限られるのを改善するために、医学部学生が高校生や中学生へメディカルプロフェッショナルとしての
仕事がどんなものかを伝える活動をしているそうです。すばらしい!!特別な入学制度とカリキュラムが用意されているそうです。diversityへの対応ですね。

中高生への働きかけは、名付けて"Taste of Medicine"というそうです。これは、私も一度、どこかですぐにやってみたいと思いました。

身近なところでは、甥が12歳のときの経験から、非常に明確なキャリアゴールを設定して動いていることです。10代の経験は、人生に決定的な影響を与えることを身を持って経験しました。
自分も16歳のときには、医者になりたい、という揺るぎない希望がありましたので、このくらいの年代は本当に大切ですね。。

医学部教育に携わる場合、医師になりたい(少なくとも、なりたい、という意思・希望がある)という人材を育てたいと切に感じます。

エンジニアなのか、サイエンス一般なのか、芸術なのか、哲学なのか、自分のやりたいことがまだ不明瞭な段階で医学部に入学するのは、ある意味、社会資源の浪費につながらないかと懸念しています。本人も、学習のファシリテータとしての教員も、エネルギーが集中できない感じがします。

医学・医療のどの分野かはわからなくても、医療に興味があり、医療に携わりたい人が入学できるのがよいのでは?と私見では思います。

Cognitive skills (いわゆる知力)は、必要条件としても、十分条件ではないことは、これまでも言われてきたことかと思います。

私は個人的には、さまざまな経験、だれも経験したことがないようなことをしたことがある人材、ひとつの分野でユニークさがある人材など、
そういう若手とかかわりたいです。自分がそのようでありたいとも思います。教員も一律でなくて、いろいろな人が集まれば、いろいろな学生を集め、彼らが自立的に育つのをサポートできる、と思います。

やりたいことがどんどん膨らみますが、将来的なビジョンに大きな示唆をいただいたシンポジウムでした。


最後に、やはり使用言語の大切さです。11月から3月まで東京大学に客員教員として滞在される先生は、17歳まで日本に在住していらしたので、日本語がぺらぺらです。
日本語で話すのを聞くだけで、すごく親近感が湧きました。逆に、日本で英語がオランダみたいにみんなに普及したら、いろいろな情報の伝達や改革が急速に広がるのでは?と感じた出来事でした。

ご自身でおっしゃるには、日本語は発音はいいのだけれど、医学用語がわからないので、英語でプレゼンテーションしました、と。いま毎日日本語の勉強をしているそうです。

フランス語力が下がるだろうなあ、といっていました。ケベックにいらっしゃるので、フレンチで診療しないといけないそうです。フランス語は発音は悪いけど、医学用語は問題なくわかるし、診療には支障なレベルだそうです。興味深いですね。。

私も好きな北京語をまたやりたいなあ、、と。World historyの勉強もあるし、本業の医学教育学のリサーチも進めないとね。。。Smooth Jazzも聞きながら、リラックスしたいし。。。

今度行きたい旅行の場所を考えるだけでも、すごく楽しいです。アイスランド、ブルガリア、ペドラの遺跡、これらが次の目標です。

明日は、お天気がよいそうなので、洗濯、お掃除、買い物などして、お勉強します!



TBの大家 自治医大訪問記

2013-10-26 00:18:18 | 感染症関連
待望の結核TBの世界的な権威、大家である先生が自治医大を訪問されました。

予定よりも少し早くご到着で、一通り、病院内をご案内した後、当科のフェロー、レジデント数名とケースのteaching round. 


わずかなhistoryからも非常に広範な示唆に富み、教育的なコメントをしてくださり、感動的でした。自分自身がレジデント、フェローだったころを彷彿とさせる素晴らしい内容で、
やはり”本当に臨床医のなかの臨床医”という感じのシャープで、深淵で豊富な知識からコメントくださる内容は、並大抵ではできない内容でした。

結核の大家なので、結核症例を中心に3例を題材にディスカッションしました。Non-Tuberculous Mycobacteriumについても1例、腑に落ちない症例があったので、相談してみました。
やはりContaminantだろうということで、臨床症状にも合致しているようでした。判断に非常に迷った症例でした。

日本には11月中旬ぐらいまで滞在され、ご帰国されます。来年は、PhiladelphiaでIDSA 米国感染症学会があるので、現地で合流、Department of Healthなども見学させていただけることになりました。自身も生涯学習で、知識、スキル、判断力を維持、向上させる努力は常に必要で、かけがえのないネットワークです。

すばらしい時間に感謝しています。

昨年は、非常に読みやすいClinical Infectious Diseaseという教科書に自筆サインをいただきましたが、今年は彼が編者のTBの本。一生ものの宝物になりました。TBもしっかりとさらに勉強したいと思います。








一期一会 出会いは大切にしています。

2013-10-24 23:23:52 | 日記
昨日、Global health の会合で、仕事上もっとも尊敬する方のおひとりの先生に私の家族を紹介する機会に恵まれました。

私の家族は本当に柔軟なので、直感的に決断して、行動を共にしてくれることが多いです。

逆に私も、家族とは守備領域が異なるのですが、家族の会合にはなるべく同伴させてもらって、コンピュータ業界の方と出会ったり、世界が広がってたのしいひとときを過ごしています。
”突き抜けている人”は、守備領域も、広範囲で、哲学、歴史、政治、経済、エネルギー、心理学、物理、精神医学などなど、お話がどんどん飛ぶし、切れ目がなく、飽きなくてずっと
聞いていたい感じで、時を忘れます。

偶然というか、必然というか、家族はやはり自分の基本単位なので、知的に楽しい会合などで大切に思うものを共有できると、それが何十倍にもappreciate できる感じがします。

夕食やランチなどで、私の交友関係でのプライベートな会にも一緒に出かけて行くようにしています。

私のビジネスの先生の言葉で、

出会いは偶然かもしれないけれど、おつきあいを維持するのは努力、というのを本日facebookで読みました。

出会いは本当に大切で、必然的なところもありますが、それ以降は、大切に育てて行くことが必要と思っています。

自分のmentor, 恩師、同僚、同期、後輩、mentee、友人、などなど前後左右たくさんいろいろな関係性がありますが、すべて自分の鏡と言えますし、すべての交流はinteractiveなので
give, given双方向性です。

余談ですが、尊敬する教育者の方と雑談する機会がありましたが、その先生 (私は同僚or menteeになりますが)も、いつも対等に扱ってくださるのでフラットな関係で
しかし、プロフェッショナルには的確に、softに、フィードバックを下さるので、非常にありがたいと思っています。

明日、Dr. David Schlossberg先生 自治医大で講演

2013-10-24 22:54:38 | 感染症関連
結核 TBの世界的権威であるDr. David Schlossbergが自治医大に来られます。

1年ぶりですが、Davidの来日を楽しみにしてきました。

学生向けに19時からTravel medicineに関する講演予定です。

学生向け講演の前に2時間ぐらい当科のfellow, resident向けにcase conferenceとteaching roundを予定しています。

Global health educationの一貫で、今後も北米、欧州、アジアの臨床医の先生を日本にお招きしてteaching roundなどができれば、と思っています。

逆に自分も国外でdual appointment などでpractice, teaching, researchなどが将来的にできればというのが理想です。

自宅は日本の文化圏、職場はグローバル環境などがおそらく実現する日が来ると直感しています。

特に北米はflexibleなので、日本の大学人でdual appointmentを持っている方はいらっしゃいますよね。iPSの山中先生などもオフィスが日米両方に持っていらっしゃいますね。

要求されるのは、professionalism, 確かなexpertiseなので、トレーニングを続けます。

Global Health Networking

2013-10-24 01:00:34 | グローバリゼーション関連
本日は、都内のGlobal healthに関する会合に参加しました。家族とも会場で合流しました。

領域を越えた方がたと有益な交流と出会いがありました。積極的な方も多くびっくりしました。

共通の知人もおり、今度お食事会の方向になりました。Small worldで、意外なところで共有の知人がいるものですね。。

本日のSpeakerの方は、Johns Hopkins MPHのalumniの方で、11月末に本学主催で各degree, schoolの合同同総会なので、楽しみです。

日本を世界でいかにアピールできるか。ヘルス分野でも、戦略的な国家アピール力は、世界の動向を大きく左右することを学びました。

個人個人が国家の広告塔であるような国際活動をする時代、ということも大きなメッセージでした。

私自身も、学生時代からの”世界とつながる仕事がしたい”という点から、ずっとぶれておらず、逆にその軸はますます強く太くなっていく感じです。

一番やりたいことにフォーカスして、すぐに始めること、という鉄則は改めて大切だと思います。

What is the goal of education??

2013-10-22 23:35:18 | 医学教育
本日、東京大学の福武ホールで、教育全般のシンポジウムがあり参加しました。

偶然、開催を知ることができ、急遽、参加することになりました。

星さ大学(さの漢字が出てきません)のファカルティの方々などが中心にされていました。東京大学のグローバルリーダーシッププログラムも関係者となっていました。

Nobel賞のAlfred Nobelの大甥にあたるMichael Nobel氏と、全米でNational Teacher of the Year (NTOY)という賞を受賞した高校の先生が世界講演などで飛び回っていらっしゃるのですが、
その一貫で来日されていたようです。

お二人の講演とパネルディスカッションでしたが、おふたりとも素晴らしいお話で感動しました。

自分自身の、”よい教育を提供できる環境をつくりたい”とのコミットメントと情熱の根底である”なんのために??”ということを改めて考える機会になりました。

自分の原体験は、自身が国内の医学生や研修医のときに、体系的なサポートがあったらよりよいトレーニングが受けられたのではないかと常に思ってきたからです。

Self-directed learning 自主学習はもちろん大切ですが、さらにそれを伸ばすシステムがあれば、より楽しく、より効果的に、より短期間に、より明確な到達点を目指して、トレーニングできたのではないかと思うからです。患者の安全性を確保しながら、学習者の自律性も担保し、必要充分なsupervisionがある、そして全員一律でなく、個人個人のニーズに応じたフレキシブルなシステム。
こんな環境で、自身が北米でトレーニングを受けることができましたことは、ぜひ母国にも、と強く思う原体験です。

今日の全米のbest teacherだった方のお話では、教育の目的は、"Overcome obstacles" 課題(障害)を乗り越えること、でした。
そのためには、学生が自信を持つこと、自己認識ができること、が教育のゴールである、と話されました。

ご自身は、化学と物理と技術を教えている高校の先生なのですが、"content"(科目)自体は本質的な目標でなく、上記のような人生における哲学的なところがゴールということでした。

それは、私も共感、同感で、なるほど、ととても納得しました。

一度、こういう学びをすると、”content”は無関係に学んでいけると思います。


自分のリマインダーにメモをdigitalにして持ち歩くことにしました。