矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

Case reportなどpaper突貫工事!

2014-02-28 22:58:25 | 感染症関連
3月の年度末に向けて、これまでの診療をまとめる意味で、case reportの突貫工事を開始しました。

隙間時間を利用して、clinical courseは本日まとめて、あとはdiscussionのみ。

日本語のご依頼原稿が4本あるのがつらい!

3月24日には日本医学教育学会のInternational sessionのabstractの締め切りもあります。

ほか2つpaper書き残しているものがあり、”火の車状態”となりますが、3月末の年度末までに終わらせます。

4月は5月の欧州での感染症学会のposter作成もあります。

不思議なんですが、この切羽詰まった感じでやっていても、”終わらせる”と決めていると全部終わっていることが多いんですね。

ともかく3月末にはすべてsubmissionしてすっきりした状況をイメージします~。潜在力ってすごく大きい力をくれる気がしています。

優先順位の決意

2014-02-26 22:45:44 | 感染症関連
4年間で、Maastricht大学のPh.Dコースを卒業することを目標にしています。

2017年にはstudy 1-4を終了して、International peer-review journalにすべてacceptされ、少なくとも2つはpublish済みであることが卒業要件です。

ここにすべてを集中します。




Case reportのススメ

2014-02-26 22:32:58 | 感染症関連
年度末も近づき、経験した症例をきちんと学術的に残すことを考えています。

日本で臨床教育の質を向上させるためには、診療システムの向上、診療の質の向上は大前提になると考えています。

臨床医学のイロハは、数学の九九にあたるhistory and physical、case presentation, chart writingにつきます。

それができて、clinical reasoningができるようになり、さらにcase reportという流れですね。

さらにそれが進化すると、エビデンスを自らつくる、というレベルになります。

Case series, retrospective study, prospective randomized study, systematic reviewです。

今後、自分の時間をかけたいことは、英語による情報発信とバイリンガルな医学教育です。

時間の大半をリサーチ、英語情報発信、臨床教育についやしたいと考えています。

優先順位をより明確にすべき時期にきました。

AMEE 2014 abstract upload終了

2014-02-25 23:27:04 | 医学教育
欧州医学教育学会AMEE 2014のabstractをuploadしました。

Maastricht大学のPh.Dプロジェクトstudy 1の一部です。もうひとつ共同で作成しました。大変でしたがなんとか
間に合いました。

8月末からミラノで学会ですが、学会前日と1日目に医学教育リサーチャー向けの集中セッション(グローバルコラボレーション)があり、Maastricht大学から4名行くことになっていましたが、4名のひとりに選ばれました!応募が早い者勝ちだったみたいですが、即時に返信していたためか、selectionを通過でき、とてもうれしいです!

いろいろな勉強をしてきたいと思います。

明日は、学生向け医学教育の今年度の総まとめの日になります。

著書:小林美和子先生著「ドクターこばどんの感染症道場」三輪書店

2014-02-23 21:40:14 | 著書紹介
感染症専門医仲間の小林美和子先生著、西原祟創先生編の新刊です。

美和子先生は、世界の健康を守るべく、米国、カンボジアなどでご活躍の新進気鋭の感染症専門医、パブリックヘルス専門家です。

個人的にずっと慕ってくださり、米国研修終了後は「世界の健康」「母国の医療に貢献したい」などのビジョンを共有できる方のひとりです。とても仲良くしていただき、本日ご献本いただきました。ぜひご覧くださいませ。

いま予約中のようです。

帰途、新幹線でDoctorコールあり。。

2014-02-23 13:03:53 | 日記
出来事が多いですが、帰りの新幹線で、急病人のためDoctorコールありました。

私もすぐに駆けつけました。

これまで、日米往復のフライト中に3回ぐらい、新幹線も2-3回Doctorコールにあったことがあります。今回は4人ものdoctorがかけつけて、対応となりました。幸い停車駅が近くで、下車する患者さんを抱えるお手伝いをさせていただきました。偶然ですが下車予定のdoctorの方が一緒に下車しました。よかったです。

またすごいのは、わずかおそらく1分ぐらいで、すぐon-timeの運行に戻る新幹線ダイヤです。
日本のPunctuality時間厳守のシステムは、世界に誇れる点です。

さすがに疲れましたので、自宅で休みます。

AMEE 2014のabstract、ドラフト段階でしたが、昨日の早朝に締め切りに遅れないように、ひとまずuploadしました。本番に向けて締め切りまで修正または、full paperの準備にかかります。

Fuguten Day 2 山賊、錦帯橋、岩国城ツアー

2014-02-22 18:51:46 | 感染症関連
旅行好きの私には、憧れであった”錦帯橋”に行くことができました!


中学生ごろから、一度は言ってみたい岩国の観光地です。念願がやっとかないました。

また歴史を感じる素晴らしいお食事処で、和牛をいただき、おもてなしに感激しました。

岩国城では、梅が咲いて、春の気配を感じる1日でした。


もし外国人の友人が日本に来たら、ぜひおすすめする場所になりました。

さらに、自治医大のかつての”教え子”だった先生がたと、さらに再会があり、錦帯橋で”自治医大reunion記念写真をとりました。感動でした。


参加している若手の多くの方とsmall talkの話で盛り上がり、感動しました。


"Fuguten" 徳山セミナー & サプライズの自治医大Reunion!

2014-02-21 22:30:28 | 感染症関連
徳山での”IDATEN" 日本感染症教育研究会"Fuguten"がはじまりました!

私は、夜の懇親会から参加しました。その懇親会で、うれしいサプライズがありました。

なんと、数年前にご卒業された”教え子”であった方々が、セミナーに数名も参加されていました。数年ぶりに再会して、感激しました。

かつて教え子であった方がご成長され、現場の医師となり、そのなかでいろいろなキャリアプランを考えている方、感染症診療や総合内科診療の勉強の場を求めている方、それに加えて自治医大で初期研修をされた方、いましている方、などプロフェッショナルとして現場で懸命にやっている方の姿を拝見し、9年間の歳月を感じずにはいられませんでした。感無量でした。

感激の自治医大Reunionです!




日本縦断JR新幹線1700 kmの旅

2014-02-21 19:00:18 | 日記
昨夜は、オリンピックで真央ちゃんらのすばらしい演技をTVで見ながら寝ていました。

4時ごろまで全部ライブで見てしまって、2時間ぐらい休んで出発となりました。新青森あたりは雪で交通が少し渋滞していましたが、8時30分ぐらいの”はやぶさ”で、東京まで一気にのぼって、その後、「のぞみ」で新大阪まで、さらに「さくら」で
徳山まで無事に到着しました。名古屋で珍しく10分ぐらい遅れて、乗り換え時間が新大阪で足りるかなと心配しましたが、
さすがに、スピードをあげて調整しているようで、十分間に合いました。

調べたら距離は、1700 kmぐらいだそうです。九州の終点、鹿児島中央駅まで行くと2170 kmだと書いてありました。
夜8時ぐらいには到着できるみたいで、おおよそ12時間ぐらいで、新幹線の北の端から、南の端まで行けてしまう日本の新幹線のすごさを実感する1日でした。結局、ずっとサックスフォンの音楽を聞きながら休んでいました。

地元の岡山を素通りしたのは残念でした。両親に一声電話しました。

帰りは、徳山から東京へそのまま「のぞみ」で帰り、栃木に向います。日曜日に家族に会えるのが楽しみです。

初めての徳山、周南市という名前に変わったのですね。ふぐが有名な場所だそうです。

弘前大学にて楽しいひとときでした。

2014-02-21 00:38:44 | 感染症関連
本日無事に、弘前大学にて講演させていただきました。

若手教育にご熱心な先生にお目にかかれ、また素晴らしい若手の方々と再会、新たに出会いとてもワクワクする時間でした。

”眼力めちから”というのでしょうか、志が高い若手の先生の目にとても力があるのを感じて、すごく勇気づけられました。

幸い雪は少ない年だそうで、雪は降っていませんでした。積もってはいましたが、スムーズに移動できました。

今年度の初めに当院で研修した先生もかけつけてくださり、近況をおしえていただいたりできたのはとてもよかったです。

このご縁を大切に、また青森に、そして弘前に、弘前城やねぶた祭りを見に来たいです。歴史が好きな私としましては、
由緒ある建物などを見ることができて、感激しました。やはり日本文化の重厚さと深さを感じました。

雪が積もった日本庭園の石の灯籠は、日本らしい風景で、よかったです。

AMEE 2014 abstract追い込みです!

2014-02-19 23:47:36 | 医学教育
昨日、日本時間の22-23時でskype meetingしました。

本当に優しいmentorに感謝しています。自己批判しなくてよい、というメッセージをいただきました。

みんな当然忙しく、タイトなスケジュールのなかで一緒にリサーチしていますので、期日に遅れないように約束したタスクをこなしてないとみんなに迷惑がかかります。アカデミアの厳しい状況で、プロとしての責任ですよね。

2月、思いがけず、本当に時間がタイトでかなり苦戦しています。Blog書いている場合じゃない?とも思いますが、緊張が続くタスクを複数こなしていると”頭が沸騰”している感じで、リラックスしないとよいアイデアがわいてきません。

つかの間のリラックスと、仕事以外のことを考える瞬間ですね。

なんとか間に合わせます!8月、AMEEミラノが待っている!

明日、弘前大学医学部にて講演します。

2014-02-19 23:26:59 | 医学教育
大変、光栄ですが、弘前大学にて明日、講演させていただきます。

若手向けセミナーです。雪がどんな感じかわかりませんが、お時間ありましたら、近隣の方お待ちしております!

弘前大学医学部のコミュイケーションセンターという場所です。

「抗菌薬はじめの一歩2014」です。18:30から19:30まで講演させていただきます。

あこがれの弘前城、一度満開の桜を見てみたいですが今回はかないません。

翌日、日本縦断JR新幹線の旅です。。。新青森から山口県徳山市まで。

Teaching round day

2014-02-18 21:22:21 | 医学教育
だいたい火曜日はteaching round dayにしています。

読み込む文献が多くて、なかなか時間が取れないことが増えていますが、本日の午後はラウンドしました。

いま大量の文献で、workplace learningについてreviewしているので、そのtheoryをapplyするにはちょうどよい感じです。

理論と実践が同期して初めて質の高い教育が実現できると思います。

明後日から青森ですが、大雪の予報みたいで心配しています。

無理なときは動かないことが一番ですね。

Priorityを誤らないことが一番と思います。

英語力と質問力

2014-02-17 19:46:08 | グローバリゼーション関連
Facebookで、思わぬことに、英語力のdebateになってしまっています。

日本人のメダルを獲得したオリンピック選手のインタビューが、CNNなどでカットされているそうです。
(インタビューされないこともあるようです)
日本人メダリストのインタビューが世界ネットで流れないのは残念なことです。

英語なんか、ツールなので、どうどうとbroken Englishで話せばいいと思います。場数の経験値がものをいうと思います。

普段接する若手の方にはよく話しますが、英語というツールの前に、話す内容そのものの”コンテンツ”力と、”質問力”を磨く必要があります。これは自分自身にもいつも問うています。

世界のいろいろな人が集まるカンファレンスや会合で、”質問できること”、”なんでもよいので意見をいうこと”が大切で、それによって”自分はここにいるよ”というアピールをすることがとても大切です。意見を話さないと、考えていないか、わかっていないか、興味がないか、その場での存在価値がなくなってしまいます。仲間として認知されない、ということも起こります。“変なこと”と思える?ことでも、言ったほうが、この人はこういうユニークな人なんだと、かえって認められます。

国際会議やバックグランドが多様な人が集まっている会合では、率直に(はっきりいって)、”どうでもよいようなこと””一度言われたこと”などを、とうとうと繰り返す人も多いのが実情です。”わざわざ自分の言葉で言い直す人””1回で理解できないので同じことを繰り返す人”などたくさんいろんな人がいて、それもOKとなるのが国際場面ですかね。

日本人は、あまりに遠慮しがちで、こういう人たちに混じって、”どうでもよいこと””自分に納得いく言い方”などで、なんでも発言する経験を積むことが大切と思います。たいてい、多様な人が集まると、いつも話す人、とどまり無く話す人というのはいるので、そういう人がやはり高く評価されたり、意見をあてにされたりする現実があるので、図太く自己アピールする”習慣”を身につけることが大切と思っています。私もこういう状況を知っているので、意図的に発言するようにしています。

このあたりの”戦略的自己表現”は、Culture-sensitivity(文化対応力)になるのかな、と思っています。

私はそれほど器用でもないので、個人的には、どのような人たちと接するときも、基本的には”自分らしく”ということを軸に状況判断しています。ただ、グローバルセッティングでは、少しモードをアップして、"expressive”(意図的に表現するモードにしています)に振る舞うようにしています。はっきり表現しないと”わからない” かえって”誤解のもと”になるからです。

日本での立ち位置は難しい場合もありますが、私は普段でも、ストレートに、要点を明確に、率直なコミュニケーションを取るようにしています。言葉の選び方が難しいです。

本日は仕事キャンセルして休養とお昼寝、買い出し。

2014-02-16 21:13:26 | 日記
JRの動きも不透明であるため、今日は仕事キャンセルして、終日家族と自宅で過ごしました。

来週末の仕事の準備のためDVDを見たり、服装の予定を立てたりしました。

お昼には、ゆきの庭にふとんを干して、気持ちよい日差しでした。

タイカレーをつくってランチを食べた後、ものすごい睡魔で、家族も眠そうで、”お昼寝タイム”となりました。

気がついたら夕方で、冷蔵庫がからっぽとなっているのに気がついて、さっそく買い出しに。

歩道の雪山は雪かきされて、かなり歩きやすくなっていました。
買い物かごいっぱいに買い込んで、後半不在のため、夕食の献立を考えました。家族がすぐにたべられそうなものを中心に冷蔵庫にいれました。

帰り道、尻餅をついてしまった交差点に、私のものと思われる、無くしてしまった取り付け式のスパイクが落ちていました!
雪が溶けて出てきたので、みつかってよかったです。なくしたときにも一度は戻って探したのですが、足元がさすがにわるくて
さらに転びそうだったので、1回でやめときました。やはり無くした場所の感覚は正しかったです!
すぐさま拾って持ち帰り、後半の青森県弘前大学での講演に持って行きます。

夕食を食べて、もう寝るモードになっています。めちゃくちゃ眠いし、疲れていますね。

1本だけ仕事用のDVDを見て、寝ます。明日からまたかなりタイトなスケジュールで、精密さと学術的な厳格さを要求される仕事が待っているため、体力と集中力勝負です。