矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

来年は”感染症ワールド”アラムナイ 同窓会したいです。

2014-12-27 21:57:20 | 感染症関連
日本全体で、感染症診療の基本も少しずつですが根付いてきました。10年前に比べれば、格段に進化、向上、飛躍している印象です。全国的にみんなで一丸となって努力した成果ではないかと思っています。

着任して7か月が経過しました。少しずつペースにも慣れてきました。1-3月は国際学会とオランダの大学院でのリサーチ会合出席で、はたまた慌ただしい状況です。充実した時間を過ごすため、着実なタイムマネージメントでクリアしたいところです。

加えて、ここのところ、他人のpaperのreviewerの仕事がひっきりなしに入ってきており、自分のpaperが書けない状況。さすがに今日、欧州系?の雑誌からreviewerのinvitationがあり、正直辟易しました。1月5日締め切り??と”効率主義的なシステム”にも参りました。OffはOffで、On and Offはクリアにするほうです。2014年はこの10年でももっとも多かった年です。今日の入れて18編。これまでの最高数は13編でした。

来年は、”感染症科”として忘年会もしてみたいです。同志が増え、診療レベルがさらに進化することを目標にしています。”矢野晴美の感染症ワールド”として学内外の方がたとアラムナイ同窓会したいですね。

やはり臨床は基本が第一

2014-12-27 21:47:06 | 感染症関連
クリスマス頃から、感染症科コンサルトで重症な患者さん数名診療しています。

今日も帰りがけに、思いがけずコンサルトさせていただき、重症化しうる症例の診断とマネージメントに関わることができよかったです。

日々、臨床をするなかで、やはり、”過信”と”思い込み”は避けること、常に基本を忠実に行うことの重要性を新ためて思いました。加えて、思考プロセスをタイムリーにチャーティングすること、ともかくリアルタイムで着実に記載して記録を残すこと(これは米国で徹底教育された賜物で、よい習慣として体にしみついています)。

そのほか、医療者間で方向性をリアルタイムで共有すること、など、
”基本の徹底は奇跡を生む”というフレーズを私の親友の先生の著書から学んで、なるほど、と思っています。

着任して7か月が過ぎました。あっという間でした。少しずつ研修医の方々と親しくなり(怖がられていることが多い?と思いますが)ました。

プロフェッショナルとしての、自分自身の診療に対するパフォーマンスへの厳しさは緩めてはいけないと本日改めて自覚しました。どのくらい精度高くしたのかは自分以外には見えにくいため、自己コントロールにつきると思います。そして他の人のパフォーマンスを見ながら、”リフレクション振り返り”が重要ですね。