矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

母校岡山大学大学院講義&恩師と感激の再会

2014-12-02 11:33:40 | 感染症関連
昨日は、母校岡山大学で客員教授を務めさせて頂いており、毎年1回、大学院講義をさせていただいております。

学生と研修医の方も対象にオープンセミナーにしていただいております。

昨日は、「グローバル化する感染症」というタイトルでエボラ出血熱患者への対応、熱帯医学ケーススタディで
一番自分が好きな分野の内容でした。

滞在中に、ご関係者の方のお心遣いにより、数年ぶりに私がもっとも感謝している恩師、母校の恩師青山英康先生と再会できました。異動のご報告も恩師が雑誌を見てご連絡してくださるなど、こちらからのご連絡が後手になっており、直接お会いしてご報告と御礼ができましたことがなによりもうれしかったです。

私の医学教育に関するPhilosophyの原点、原体験とも言えるのは、青山先生が私を”自由にさせてくださった”ことです。日本の医療、予防制度などにつき、学生時代からいろいろなおもしろいお話を講義で聞かせて下さっていました。そして米国臨床留学も肯定的に捉えてくださり、さまざまに応援してくださいました。私がNew York在住中に、ご出張中にお声をかけて頂き、当時のWorld Trade Centerの最上階のレストランでお食事をご一緒したのも思い出のひとつです。”一千万ドルを越える?夜景”ともいう見事な夜景でした。


恩師の功績は、国外でも高く評価されており、4年前ぐらいですが、同じく同門のJohns Hopkins大学からは、史上初の米国人以外での受賞と伺いましたが日本人で、Bloomberg School of Public Healthを越えて, 全学レベルで、Distinguished alumniのAwardの受賞もされていらっしゃいます。

その恩師に、お会いできて、直接お話できましたことは、何よりもありがたく、うれしい瞬間でした。
異動をとても喜んでくださっているご様子に、あたかも両親に会ったような懐かしさを覚えました。

さらにうれしかったのは、母校の研修プログラムで、数年後輩にあたる先生がとても斬新な試みを次々と取り入れて進化させていることでした。今後もいろいろなコラボレーションしたいと思います。