北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

朝田千佳子染織展 いつくしむもの(6月20日まで)

2006年06月18日 07時22分18秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 シンプルなデザインが持ち味の、札幌の朝田さんの染織展。
 今回は、さいきん続いている、子どもをめぐる悲惨な事件にインスパイアされた作品が目立ちます。
 写真で見えるのは「抱く(1)」「抱く(2)」。
 子どもを抱きしめる母親の愛情が表現されています。
 その向こうにある「編み物」「階段」「夢いっぱい」も、子どもの夢があふれた作品。
 「絵ならちょっとむりのある構図でも、染織ならいいかな、と」
 いずれも目の粗い麻で織られています。影の部分には木の皮がつかわれています。
 個展のタイトルになった「いつくしむもの」は、沖縄のお墓にヒントを得た作品。たいせつなものを取り囲むようにしている、抽象的な作品。
 「丸と三角」と題した4点もありました。
 「約束の時間 約束の場所」は、来世占いをしてもらったのを機に制作したタペストリーです。
 会場では、草木染めのストールなども販売しています。 

 朝田さんは札幌大谷短大卒。2002年の「草木染ビエンナーレ inあいち」で大賞を受賞しています。

6月15日(木)-20日(火)10:00-19:00(最終日-17:00)
アートスペース201(中央区南2西1、山口中央ビル 地図B

□札幌アーティストクラブのページ
□Aira Styleの紹介ページ
■03年4月の個展


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。