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■加藤宏子展 (4月29日で終了)

2008年05月13日 21時00分43秒 | 展覧会の紹介-彫刻、立体
 加藤さんは札幌の若手彫刻家。
 作品は、ご本人は「そんなたいしたもんじゃないですよ」と控えめにおっしゃるのですが、筆者の目には、立体と平面の境界を考察し、揺さぶり続けるものに映ります。
 今回は、喫茶店を兼ねた会場ですが、壁には、紙でできた立体を掛け、その手前の卓には、それらに対応するかのように石の彫刻をならべています。
 こうしてみると、彫刻の存立にあたって、かたちは同様でも素材が違えば大変な違いがあるということもできるし、その反対に、素材はついに二次的なものだということも可能だと思います。
 とくに「spread」は、石と、紙の作品が、上下に交響しあい、ふしぎな空間を成立させていました。

 出品作は次のとおり。
「イ・タ・リンI」250×300 紙
「イ・タ・リンII」250×300 紙
「イ・タ・リンIII」250×300 紙
「トーリン」120×750 紙
「spread」650×350×600 石、セン 06年
「huntin'」175×220×250 03年
「ダイヤリン」290×380 紙
「セリリン」290×380 紙
「無題」
「Improvisation VIII」07年
「Improvisation VI」06年
「鼓動」02年
「Spread」07年
「Spread」00年



08年4月17日(木)-29日(火)10:00-18:00(最終日-17:00)、水曜休み
ギャラリー喫茶風樹(空知管内南幌町栄町4)


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