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越後妻有・小白倉いけばな美術館 06夏休み(15)

2006年09月12日 00時25分09秒 | 2006夏 越後妻有など
 「越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭」は10日閉幕したが、ヤナイの日記はまだまだ続く…。さて、ナカゴグリーンパークを出たツアーバスは、おなじ旧川西町エリアでもかなりの山あいにある小白倉(こしらくら)地区へと向かう。ここは、民家を利用した「いけばな美術館」を中心に、今回のトリエンナーレの特徴のひとつである現代いけばなが多く展示されている集落なのだ。
 途中、坂上田村麻呂が手植えしたという伝説が残る「赤谷大けやき」を車窓から見る。戦地での無事を集落の人々が祈願したという話を聞くと、やはり北海道とは歴史の厚み(和人の歴史ですが)が違うと思う。
 冒頭の画像は、芸術祭の会場ではなく、集落にある普通の民家。めったに見られなくなったかやぶきの屋根の家がまだ何軒かのこっている。ふつうは「郷愁を感じさせる風景」というべきなのだろうけど、北海道の都会育ちの筆者にとっては、ものめずらしさが先に立つ。

 小白倉では、2軒の民家で、21人の作家が1週間交替で作品を展示。
 ほかの1軒を「常設館」としていた。
 筆者たちがそのうちの1軒に入っていくと、ちょうど松本司さんが設置作業の最中だった。
 上の画像は、粕谷明弘さんの作品だと思う。

 北海道人には、竹もエキゾチックな素材だったりする。



 次の画像は、常設館。
 ここは赤のトタン屋根である。
 30年ほど前は、札幌の民家も半分以上は赤いトタン屋根だったから、ちょっとなつかしい。
 でも、やはりかやぶきのほうが合ってるなあ。
 ちなみに、家の前に立っているのも作品。


 以下、常設館の中の作品。
 作家名とタイトルはメモしてきたのだが、どの画像がどの作品なのかわからない(なさけなくて、すいません)。




 これは、太田光「石の花」だと思う。




 最後の画像は、常設館ではなく、伊藤底花「裏白№10」。
 展示が1週間単位なので、週初めは作業中の見学、ということになる。


 じつは、それぞれの展示会場をむすぶ小道の道端にも、いろいろな作品が設置されているのだが、写真の枚数が多いので、つぎのエントリで紹介する。

□小白倉いけばな美術館


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