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■下田敏泰&ひろ子と仲間達 風景画と深雪アートフラワー「絵と花展」 (2017年6月1~6日、札幌)

2017年06月06日 06時06分06秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 会場の道新ぎゃらりーのサイトに紹介文が載っていたので、全文を引用します。

 下田敏泰とひろ子は、10年前の2007年結婚35周年を記念し「下田敏泰風景画展」として水彩画展を行ない、深雪アートフラワーも随所に展示した展示会を開催しました。5年前の2012年には、道新ぎゃらりーで結婚40年を記念して風景画と深雪アートフラワーの二人展を開催致しました。

 今回は、それぞれの仲間達に呼掛け協力を仰ぐことにしました。札幌市内や江別などに住む方々にお願いしたところ快く引き受けられ、表記の展示会を開催することになりました。

 展示内容は絵画が30点程度、深雪アートフラワーが10点程度になる予定です。

 絵画は、道内をはじめとした風景画が大部分で、油彩画が中心ですが水彩画もあります。深雪アートフラワーは布を手作業で絵画の様に花びら一枚一枚を染めて作り組み合わせて作品にします。ひろ子と仲間達の深雪アートフラワーは会場内の壁面は使用せず床面の一部に台などを使って展示致します。

【絵画】 下田敏泰(示現会会員・衆樹会会員)
     〈協力〉示現会札幌会員・準会員・会友7名、衆樹会会員4名
【深雪アートフラワー】
     下田ひろ子(深雪アートフラワー教授、道新文化センター講師)
     〈協力〉深雪アートフラワー道新教室7名


 筆者としては、これ以上付け加えることはあまりありません。

 ただ

「下田さん、充実した人生を送っているなあ」

という感嘆の念がわいてくるばかりです。

 絵を描くだけではなく、ゴルフをプレイし、英国の「美しい村」を旅し、近郊の冬山に登り、(今回の展覧会では触れられていませんが)四国八十八カ所を巡る―。

 そして、そういった日々を題材に、絵筆を執り、展覧会を開いているわけです。
 「もう後期高齢者なんですよ」
と笑う下田さん、とても75歳以上には見えません。

 作品そのものは、正直に言うと、北海道の美術史を塗り替えるとか、そういうものではなく、平明でよくある写実なのですが、日々の充実ぶりが画面に反映しています。
 退職後は抜け殻になってしまうような人より、何倍もすてきだなあと思います。


 少しだけ作品について。

 「藻岩山 冬だけの道」は、慈恵会コースの近くに、冬期間だけ毎年できる小道がモチーフ。遠くに円山や石狩湾を望むこんな道があるんですね。

 「湖畔の宿から」は、南区の空沼岳中腹にある真簾沼に実際にある木を描いていますが、手前に、実際にはない宿の窓辺のテーブルと、コーヒーカップや手紙、カーテンなどを配しているのがミソ。高峰三枝子の歌「湖畔の宿」に引っかけているようです。

 ショーウインドウ(上から2枚目の画像)に飾られた「薔薇の村 ジェルブロア」は、英国の風景だと思います。



2017年6月1日(木)~6日(火)午前10時~午後7時(最終日~午後5時)
道新ぎゃらりー(札幌市中央区大通西3 北海道新聞本社1階「道新ぷらざ」内)

過去の記事へのリンク
第16回 示現会北海道作家展 (2015)
第14回示現会北海道作家展 (2013)
第10回示現会北海道作家展
第8回
2006年(画像なし)
2003年(画像なし)

下田敏泰風景画回顧展(12月20日の項、画像なし)
北海道示現会展(2001、画像なし)

下田敏泰風景画展&ひろ子のアートフラワー (2003、画像なし)
衆樹会秋展 (2003、画像なし)




※時計台のななめ向かいから入るのが分かりやすいです


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