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渡辺行夫「四角い波」 紋別・ガリヤ地区(2)

2012年06月10日 21時38分47秒 | 街角と道端のアート
(承前)

 渡辺行夫さんは、小樽在住の彫刻家。
 石を素材とすることがほとんどです。

 洞爺湖畔にある「ぐるっと彫刻公園」の大作「風待ち」で、本郷新賞を受賞するなど、道内を代表する彫刻家のひとりといってよい存在感の持ち主でしたが、昨年の大規模な野外展「ハルカヤマ藝術要塞」の仕掛け人として、知名度がぐっと上がったように思います。
 


 高さ4.55メートル、幅6メートルの大作です。

 1996年に設置されました。

 渡辺さんは紋別出身なので、大山山頂園などに数多くの野外彫刻がありますが、市内でも最大の作品です。
「風待ち」とタイプが似ていますね。

 表面のゆるやかな凹凸が、端正なリズムをうんでいます。

 アシンメトリーな部分がないので、非常にまじめな感じがします。



 沖合のほうに、オホーツクタワーが見えますね。





 なお、この作品は、先の「カニの爪」から100メートルほど紋別市街寄りにあります。
 さらに、市街地寄りには、大きなカリヨンも立っています。


石の彫刻家 渡辺行夫

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