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渡辺行夫「空中分度器」? 釧路の野外彫刻(14)

2008年10月04日 21時10分28秒 | 街角と道端のアート
承前

 ぬさまい公園からすこし南にある市立図書館の前庭に置かれた小さな作品。旗を掲揚するポールの真下にあります。
 なぜ、タイトルに「?」がついているかというと、作品の前に置かれた板に、かつてはタイトルなどが刻まれていたのではないかと思うのですが、すっかり摩耗して読めなくなっているからです。

 題と作者は、札幌彫刻美術館が発行した「野外彫刻ガイド」によっています。

 だけど、これ、まずいですよ。

 何十年かたって、図書館改築工事なんかがあったとき…
「なんだろう、これ」
「さあ…」 
「じゃまだし、取っ払っちゃうか」
なーんてことになりかねないんじゃないですかね。

 これとおなじ感じで、北大通の彫刻も消えてしまったんじゃないかと想像しちゃうのです。 

 渡辺行夫さんは小樽在住の彫刻家。
 野外彫刻は道内あちこちにあり、とりわけ洞爺湖畔の「風待ち」は、本郷新賞を受賞するなど、有名な大作です。




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