
巨大なインスタレーションで見る者を圧倒してきた札幌の楢原武正さんが、ことしも「大地/開墾」と題した個展を、ギャラリー大通美術館の全室をつかって開いています。ここ数年は、くぎを集めてつくった塔をメーンに据えるなど、造形への意思が感じられたように思うのですが、今回は、長さ10メートルを超える防風柵のような、トタン板の巨大な山が展示空間を貫いており、衰えを知らない楢原さんのエネルギーには脱帽させられます。
その量はトラック5台分にもなるそうです。
会場には、黒く塗ったトタン板を角材に巻いたもの、針金を棒にぐるぐる巻きにしたもの、空き缶をつぶした物体などが、どっさり置かれています。
いずれも楢原さんが仕事の合間にこつこつと作ってきたものです。
黒い色が、「生まれ故郷の十勝管内広尾町の土の色を思わせる」(楢原さん)という面もあるでしょうし、これらの日常の積み重ねが、大地をたゆみなく開墾していく行為に通じるものがあるともいえるでしょう。
下の写真は、インスタレーションの一部分です。

楢原さんはここ数年、1月か2月に個展をひらいていますが、使用する「部品」は1年かけてつくり、全体像はだいたい9月か10月ころ、頭の中に見えてくるのだそうです。
もちろん、搬入時の体調などにもよるのだそうですが、27日の搬入はうまくいったと話していました。
メーンとなるインスタレーションのほか、くぎなどを使った立体、平面も十数点展示されています。
どの作品も黒い塗料で覆われており、会場は重々しい雰囲気です。
2月28日-3月5日 10:00-19:00
ギャラリー大通美術館(中央区大通西5 大五ビル 地図A)
その量はトラック5台分にもなるそうです。
会場には、黒く塗ったトタン板を角材に巻いたもの、針金を棒にぐるぐる巻きにしたもの、空き缶をつぶした物体などが、どっさり置かれています。
いずれも楢原さんが仕事の合間にこつこつと作ってきたものです。
黒い色が、「生まれ故郷の十勝管内広尾町の土の色を思わせる」(楢原さん)という面もあるでしょうし、これらの日常の積み重ねが、大地をたゆみなく開墾していく行為に通じるものがあるともいえるでしょう。
下の写真は、インスタレーションの一部分です。

楢原さんはここ数年、1月か2月に個展をひらいていますが、使用する「部品」は1年かけてつくり、全体像はだいたい9月か10月ころ、頭の中に見えてくるのだそうです。
もちろん、搬入時の体調などにもよるのだそうですが、27日の搬入はうまくいったと話していました。
メーンとなるインスタレーションのほか、くぎなどを使った立体、平面も十数点展示されています。
どの作品も黒い塗料で覆われており、会場は重々しい雰囲気です。
2月28日-3月5日 10:00-19:00
ギャラリー大通美術館(中央区大通西5 大五ビル 地図A)
取り上げるモチーフが独特のものですが、
月夜に映し出される、三日月とバイオリンを
モチーフとした「夜」が良かったですね。
http://blog.goo.ne.jp/h-art_2005/e/5efc00d4a67c12d656e0862d444bf9d4
のほうがいいです。
すごい時間に起きてるんですね。ねむくないですか。