![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/31/eb73c516de80f8c90d773468a6f52c96.jpg)
中間弥生さんといえば、師匠にあたる故砂田友治さん譲りの、あるいはそれ以上に大胆な、太~い(!)輪郭線を縦横に走らせた絵画を描きます。
全道展会友をはじめ、各種グループ展や個展にわりあい積極的に出品している方だと思います。
冒頭画像、手前は「What a wonderful world」。三角帽子をかぶった2人の人物を中心にした、にぎやかで楽しい作品です。
筆者としては、これまで見た中間さんの個展で、なんだかいちばんすーっと見る側に入ってきたなあと感じました。
生意気な言い方になってしまいそうですが、たぶん、なんでもかんでも色を突っ込んで配置するというよりも、主調色がけっこうはっきりしてきたのではないかと思うんです。
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たとえば、これ。
手前は「だんだん好きになって」。アジサイをテーマに、青や青紫が目立って、にぎやかな線のリズムはそのままに、うまいことまとまってきています。
そのとなりは「今年もごちそうさまでした」。こちらは、コーヒーミルがモティーフでしょうか、暖色が多いです。
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今度の個展には、「森で」(写真手前)などの銅版画も8点並んでいます。
彩色は手で行ったように見えますが、それとも多色刷りでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/c5/1f1604d979316bc4d7fa52f0cfecc7b1.jpg)
「雨の歌~冬の日の前の日」。水玉模様がポップです。森の楽しい感じが画面にあふれているようです。
そのほかの出品作は次の通り。
泣かないクジラ
故郷をさがすクジラ
今日からの道連れ
心は緑色に白いしましま
もしもあえたなら
荒地に臨むホリーホックの皇女
尽くしすぎるドクダミの少女
ナノハナ娘は元気いっぱい
望みはないのですが告白します
勝利するキンレンカの王女
(以下、銅版画)
カチューシャ
森で(同題2点)
チョウとトンボとそれからあのね
たくさんのドアーとスイカ
ハープとピアノ
スズダリで
モスクワの朝食
(このほか「ミニフレーム」が4点)
中間さんは北広島在住。
2013年9月16日(月)~22日(日)午前10時~午後10時(土日曜~午後7時)
カフェギャラリー北都館(西区琴似1の3)
関連記事へのリンク
■中間弥生個展 (2006)
■金山当子・中間弥生二人展(2004)
■中間弥生個展 Ⅵ (2003)
■自由美術北海道グループ(2003)=画像無し
■中間弥生個展(2001)=画像無し
・地下鉄東西線「琴似」駅5番出口から約270メートル、徒歩4分
・JR琴似駅から約720メートル、徒歩9分
・中央バス、ジェイアール北海道バス「西区役所前」から約1キロ、徒歩13分
銅版画は森ヒロコ先生の作品が好きで小樽に通っています。意欲とは反比例で月に1度ほどなのでなかなか思うようにいきません。
北広島から小樽はけっこう通うのが大変ですね。
今回は、静かなお店でゆっくり鑑賞できて良かったです。