北海道美術ネット別館

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2022年10月29日は17カ所・その2

2022年10月30日 13時21分10秒 | つれづれ日録
(承前。その1の続き)

 この日9カ所目は富士フイルムフォトサロン札幌 (宇田川哲夫写真展「ネパールヒマラヤの高峰と山の子供たち」。~11月2日)

 いまどき貴重な4×5 の大判フィルムカメラで、ヒマラヤの山容をとらえた写真と、デジタルカメラで現地の子どもたちを撮った写真展。
 高山は、じつはスケール感を出すのが意外に難しいのですが、さすが大判カメラだけに山々をきっちりととらえています。
 こんなでかいカメラを、外国の6千メートル級の土地まで運ぶことを考えただけで、目が回りそう。


→ビストロカフェ+ギャラリー オマージュ (山下かさね展。~31日)

 在廊していたことがなく、案内状のはがきを見たこともない、筆者にとっては謎の画家なのですが、会場でたまたま会ったフォトグラファーのY岸さんによると、ふつうの明るい女性だとのこと。
 絵はやっぱりどこか不思議です。


 西8丁目から路面電車に乗車。
 市電乗り放題きっぷを買ったら、いつの間にか400円に値上げしていました。

 西15丁目で降りて、「O」で中もりそば。
 ここも値上げしていました。


市教育文化会館ギャラリーで「若林浩樹写真教室 作品展」(~30日)。

 60点を超す写真展。
 どの受講生も心象を映し出すような作品を出していて、この教室が人気があるのもうなずけます。


市資料館(第25回フォトメイトやまぶき写真展/札退教「作品展」/ルミエール(写真2人展)/「これから」佐藤靖彦 押し花作品展/情報労連札幌協議会 書道サークル「清心書研」開講45周年記念会員作品展。~30日)

 札退教はたぶん教職員OBの集まり。書、写真、ひとこま漫画など何でもありの中、坂元輝行さんがパリを描いた小品の油絵4点を出品していました。

 「ルミエール」は、今村義立・村田伸一2人展。
 今村さんは一部小樽? の街角を写したものもありますが、村田さんはじつに精力的に「女の子写真」を撮り続けています。こんな若くてかわいい女の子モデルをどうやって見つけてくるんだろう。

 「清心書研」開講45周年記念会員作品展は、甲地清山さんが指導するサークルで、甲地さんは漢字の軸「平常心是道」や詩文書の小品を賛助出品していました。
 筆者はつい余計なことをするのですが、展示作の漢詩の「山石」が図録で「岩」となっているのではないかと、会場の人に指摘してしまいました。


→コンチネンタルギャラリー(北海道植物画協会展。~30日)

 「中央区役所前」から市電で「山鼻九条」へ。

→ギャラリー創(熊谷文秀 “RUSTY MACHINES~錆びついた機械たち。” 30日まで)

 女性の鑑賞者たちでおおにぎわいでした。
 時計に赤丸が20個以上ついていたのにもびっくり。
 筆者は大半の作品を既に西興部室蘭で見ているので、さらっと見て出てきたところ、ふたたびフォトグラファーの山Gさんにばったり。
 山Gさんは1996年に初の個展を札幌・ギャラリーユリイカで開いていますが、それ以前の94年に、札幌駅北口にあった「R-Box」で、熊谷さんとグループ展でいっしょに展示したとのことで、当時の案内状の画像を見せてもらいました。出品者が20人以上いましたが、いまも活躍している人が多いです。


 三たび市電で行啓通へ。

→CAI03 (端聡個展「言葉からなる6つの表現」。30日まで)

 言葉をテーマにした平面作品のほか、ここでも室蘭「鉄と光の芸術祭」の発表作。
 後者のうち「生命の循環」は、もともとあいちトリエンナーレ2016の出品作だそう。

(ところで、筆者はあいトリ2016のトートバッグを持ち歩いていたのでした)


 幌平橋から地下鉄でバスセンター前へ。

 市民ギャラリーで第8回 高樹会書展。30日まで。
 羽毛蒼洲さんらが出品。淡墨の大字書と、古典の臨書。


 ギャラリー犬養で「カミシバイズム展」を見て、本日のギャラリー巡りは終了。

 1日17カ所回ったのはおそらく2015年以来7年ぶりです(道外の芸術祭やトリエンナーレをのぞく)。


 豊平橋停留所から中央バス「清田団地行き」に乗り、月寒中央通11丁目で降車し、焼き肉を食べました。


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