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2009年3月22日は6カ所(4) …新十津川・続き

2009年03月25日 23時58分29秒 | つれづれ日録
承前)

 終点は、役場の前の道路ではなく、役場の敷地の中にバス停があり、バスも乗り入れるのであった。

 雨がふりだした。

 目的地の町農村環境改善センターまでは歩いて数分だ。

 なぜ新十津川まで来たかというと、道展に何度も入選している人が町農村環境改善センターの町民ギャラリーで個展をひらいているという情報を得たからであった。
 しかし、個展は、道展で見るような独特のタッチの油絵は1点もなくて、水彩の習作ばかりが並んでいた。勝手に期待していたこっちが悪いのだが、「遠路はるばる来たのに…」と、ちょっとガッカリした。

 ただし、来月のほうが、期待できそうだ。
 滝川のベテラン書家・東志青邨さんが1-20日にここで個展を開くのだ。
 もっとも、会場が小さいからなあ。

 この手の公共施設には、油絵の大作などが展示されている場合がある。

         

 小樽ゆかりの洋画家ウヌマ・マユミ・リンクさんの作品。


 そんなわけで時間が余ったので、昼食をとる。
 国道275号が近く、飲食店もある。

          


 実は小学生のころ、新十津川に来たことがある。
「汽車の長旅に慣れる」
という趣旨の旅行を父親が企画し、わたしたちきょうだいを連れて札沼線で往復したのだ。
 駅前に古びた大衆食堂があり、ラーメンが130円だった。
 当時、札幌ラーメンは300円か400円していたから、これは驚異的な安さだった。味も素朴で、悪くなかった。
 この故事(?)に倣い、昼食はみそラーメンに決めた。

          

 個人的には玉ネギはこんなにいらない気がするが、ショウガが効いていて寒い日や疲れたときには、力になってくれそうな味だった。

 ちなみに、新十津川ではクジラの化石が出土したらしく、お店の名もそれに由来するのだろう。
 2階にある店の前は吹き抜けになっており、巨大なクジラ化石のレプリカが吊り下がっていた。

          

          


 新十津川役場から中央バスで滝川にもどる。
 こんどは客はふたり。ひとりは途中でおりて、筆者だけになった。

 滝川から特急に乗る。
 ほぼ全席が埋まる混雑である。


この項続く)


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