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中原悌二郎記念旭川彫刻美術館ステーションギャラリーがオープン

2012年04月21日 12時37分00秒 | 情報・おしらせ
 先日の記事のとおり、JR旭川駅の構内に、「彫刻のまち旭川」を発信する拠点となる「ステーションギャラリー」が2012年4月21日、開設され、午前11時からオープニングセレモニーが行われた。

 西川将人旭川市長が「市民の方、旭川においでになる大勢の方に見ていただき、ここから市内を散策していただいく観光ルートなんかもできてくるのではないか。大きな期待をもっています」とあいさつ。



 引き続き、テープカットが行われ、関係者や来賓らがさっそく鑑賞していた。





 上は、砂澤ビッキ「カムイミンタラ」、下は中原悌二郎「若きカフカス人」


 なお、同ギャラリーのとなりには、アイヌ文化情報コーナーが設置され、同時にオープンした。
(ただし、こちらは展示物などは少なく、ステーションギャラリーに比べると、かなり狭い)





 オープンを記念し、アイヌ民族の古式舞踊が、駅構内で披露された(写真は、ムックリの演奏)。

 常設展示されているのは、中原のほか、砂澤ビッキ、ロダン、加藤顕清、荻原守衛の計13点。
 さらに、5月25日までのオープン記念特別展示として、台東区立朝倉彫塑館所蔵の「手」(高村光太郎、1918年作)もある。

 このほか、図録や絵はがきの販売コーナー、資料閲覧コーナーもあり、列車を待つまでのひとときを有意義に過ごせそうだ。

 なお、駅構内には、やはり同館所蔵の、江口週と若林奮の作品が展示されていたので、別記事で紹介したい。

 高村光太郎以外の展示作品は次の通り。
・中原悌二郎 若きカフカス人(1919)、女の顔(1910)、老人(1910)、乞食老人像(1918)、石井鶴三像(1916)、平櫛田中像(1919)、憩える女(1919)
・オーギュスト・ロダン ジャン・デールの裸体習作(1886~89ころ)
・荻原守衛 抗夫(1907)
・加藤顕清 コタンのアイヌ(1941)、人間(1951)
・砂澤ビッキ 樹蝶・樹鮭(1977)、カムイミンタラ(1977)


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